Location : Home > SC Resolutions > 2010
Title : S/RES/1945 : The situation in Sudan

安保理決議第1945号
スーダン情勢に関する決議

採択日:2010/10/14
会合:第6401回会合
投票:賛成14;反対0;棄権1(中国)
プレスリリース:SC/10056

安全保障理事会は、

 スーダンに関する過去の決議及び議長声明を想起し、
 同国全土にわたる和平という目標、同国の主権・独立・統一・領土保全、統一を魅力的なものとする努力及び民族自決の権利の行使となるスーダン南部の民衆による将来の地位を決定する住民投票を含む包括的和平協定(CPA;the Comprehensive Peace Agreement)の最終段階の全面的かつ適時な履行に対する強い責務を再確認し、善隣・非干渉の原則及び当該地域諸国間の協力の重要性を想起し、
 2010年9月24日にニューヨークで開催された同国に関する高官級会議後に提出されたコミュニケ(SG/2165)を歓迎し、
 ダルフールにおける紛争に関する包括的かつ網羅的解決に達するための努力への全面的支援を繰り返し、ダルフール和平協定(the Darfur Peace Agreement)、政治的プロセス完了の必要性、ダルフールにおける暴力及び虐待の終結に留意し、
 ダルフールの平和と安定の回復への政治的プロセス推進の重要性を繰り返し強調し、交渉に参加することに合意していない勢力に対し即時に参加すること並びに紛争当事者に対しプロセスに全面的かつ積極的に関与すること及びアフリカ連合=国際連合合同主任調整官のジブリル・バソレ(Djibril Bassole)氏に協力することを強く要請し、
 両者の関係を正常化するための2010年1月15日のチャド・スーダン政府間合意を歓迎し、チャド・スーダンに対し、この協定を履行し、反政府勢力及びあらゆるその他の武装集団への支援停止を継続することを強く要請し、
 暴力の増加、部族間戦闘の増加、継続する性的暴力・ジェンダーに基づく暴力、免責に深い懸念をもって留意し、人道支援活動者・平和維持活動者への攻撃、文民の保護に対する深い懸念を繰り返し、ダルフールの全勢力に対し即時に攻撃的行動を停止し、人道支援状況が悪化し、支援が必要な人々への人道アクセスを制限することになるさらなる暴力的攻撃を停止することを要請し、
 紛争当事者が自制し、空爆を含むあらゆる武力行為を停止することを要請し、
 あらゆる紛争当事者に対し、決議第1325号(2000)・第1820号(2008)・第1888号(2009)・第1889号(2009)に従い文民に対するあらゆる性的暴力を、決議第1612号(2005)・第1882号(2009)に従い子どもの徴用及び使用を、決議第1894号(2009)に従い文民に対する無差別攻撃を即時かつ完全に停止することを要請し、
 アフリカ連合合同調整官・事務総長・事務総長特使・アラブ連盟諸国・地域指導者のダルフールの安定化に対する努力を賞賛し、彼らへの全面的支援を繰り返し強調し、アフリカ連合/国際連合ダルフール合同平和維持活動(UNAMID)の全面的かつ迅速な展開を期待し、アフリカ連合及び国際連合の仲介の下、政治的プロセスへの強い支援を表明し、
 平和維持活動局の指針によるUNAMIDと専門家パネルとの間の協力拡大及び情報共有、武器禁輸に関する専門家パネルとの情報共有を促進する窓口を設置するとのUNAMIDの決定を歓迎し、
 決議第1591号(2005)第3パラグラフ(b)に基づき事務総長により任命され、後続の決議により任期を延長された専門家パネルによる2010年7月2日付の中間報告を想起し、その最終報告に留意し、委員会を通じて提出された専門家パネルの勧告を検討し次段階の適切な措置を検討する意図を表明し、
 積極的な進展に留意する一方で、移動の自由を含む、活動委任期間中における専門家パネルの活動への障害に対する懸念を表明し、
 国際連合の活動及びそのような活動への参加者に適用される特権及び免除に関する国際連合憲章の条項及び国際連合の特権及び免除に関する条約(Convention on the Privileges and Immunities of the United Nations)の尊重の必要性を強調し、
 同国の情勢を当該地域における国際平和と安全に対する脅威とみなし、
 国際連合憲章第7章の下に行動し、

  1. 当初は決議第1591号(2005)に基づき任命され、過去に決議第1651号(2005)・第1665号(2006)・第1713号(2006)・第1779号(2007)・第1841号(2008)・第1849号(2009)によって延長された現在の専門家パネルへの活動委任期限を2011年10月19日まで延長することを決定し、事務総長に必要な行政手続をとることを要請する。
  2. 制裁の一般的問題に関する非公式作業部会(the Informal Working Group on General Issues of Sanctions)の報告(S/2006/997)の、専門家パネルを含む監視メカニズムに関する方法論的標準を明らかにするための可能な段階を検討する第21・第22・第23パラグラフを含む最良事例・方策に関する部分を想起する。
  3. 専門家パネルに対し、遅くとも2011年3月31日までにその活動に関する中間報告を、本決議採択後遅くとも90日以内に決議第1591号(2005)第3パラグラフ(a)に従い設置された委員会(以下「委員会」と記す)への中間報告を、活動委任期限の遅くとも30日前までに安全保障理事会に見解と勧告を含めた最終報告を提出することを要請する。
  4. 専門家パネルに対し、必要に応じてUNAMIDの活動並びにダルフールにおける政治的プロセスを促進する国際的努力を調整し、中間報告・最終報告において、決議第1556号(2005)第7・第8パラグラフ及び決議第1591号(2005)第7パラグラフにより導入された措置に対するあらゆる関係者による違反の削減に向けた進展、政治プロセスへの障害除去並びにダルフール及び当該地域における安定に対する脅威、性的暴力及びジェンダーに基づく暴力、その他上述の決議の違反を含む国際人道法・人権法の違反またはその他の残虐行為の削減に向けた進展を評価することを要請する。
  5. あらゆる国家・関連する国際連合機関・アフリカ連合・その他関連する機関に対し、特に決議第1591号(2005)・第1556号(2004)により導入された措置の履行に関して入手できる情報を提供することにより委員会及び専門家パネルに全面的に協力することを要請する。
  6. あらゆる国家、特に地域諸国に対し、決議第1591号(2005)及び第1556号(2004)により導入された措置の履行の処置に関し委員会に報告することを要請する。
  7. あらゆる国家、特に当該地域諸国に対し、決議第1591号(2005)・第1556号(2004)に含まれる義務、特に武器及び関連物資に関する義務に注意を喚起する。
  8. 決議第1556号(2004)第7・第8パラグラフにより導入された措置に対する例外を示す決議第1591号(2005)第7パラグラフを繰り返し強調する。すなわち;
    1. 決議第1556号(2004)第9パラグラフにおいて列挙された支援物資及び関連する技術的支援
    2. 包括的和平協定の履行の支援のために提供される支援 または
    3. 同国政府の要請に従い、決議第1591号(2005)第3パラグラフ(a)の下に設置された委員会により事前に承認されたダルフール地域への軍事装備・物資の移動
  9. スーダンを含むあらゆる国家は、決議第1591号(2005)第7パラグラフに含まれる例外をついて、北ダルフール・南ダルフール・西ダルフールの各州において包括的和平協定の履行の支援のためにダルフール地域へ支援の提供及び搬入に先立ち、委員会に連絡すべきことを決定する。
  10. あらゆる国家は、決議第1556号(2004)・第1591号(2005)により禁止されていない同国への武器及び関連武士の販売・供給は、それらの決議により導入された措置に従って実施されていることを確認できるよう、必要な最終利用者文書が条件付けられていることを保証することを決定する。
  11. 中間報告に従い、全面的遵守を保証するとの観点から決議第1591号(2005)において導入された措置の全面的かつ効果的履行に対する障害を含む、履行状態を見直す意図を表明する。
  12. 関係する加盟国、特に当該地域諸国に対し、措置の履行について討議するために委員会にそれらの国家の代表を招聘することを含め対話を奨励するために委員会への活動委任内容を再確認し、さらに委員会に対しUNAMIDとの対話を継続することを奨励する。
  13. 専門家パネル報告を活用し、他のフォーラムにおいてなされた活動を活用し、紛争の影響を受けた地域における民間部門活動者の責任に注意を払った委員会の活動を歓迎する。
  14. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

分野:
地域:S/RES/1935スーダン情勢
採択順:S/RES/1944S/RES/1946
Updated : 2010/10/25