Location : Home > SC Resolutions > 2010
Title : S/RES/1938 : The Situation in Liberia

安保理決議第1938号
リベリア情勢に関する決議

採択日:2010/09/13
会合:第6383回会合
投票:全会一致
プレスリリース:SC/10028

安全保障理事会は、

 リベリア及び地域情勢に関する過去の決議及び議長声明、特に決議第1885号(2009)・第1836号(2008)・第1626号(2005)・第1509号(2003)を想起し、
 2010年8月11日付事務総長報告(S/2010/429)を歓迎し、その勧告に留意し、
 更なる国民和解・経済復興に向けた、不正と戦い、効率と良い統治を促進するための、特に同国の天然資源全体に対する当局の管理の確立及び重要な土地改革への改革における同国政府の努力を歓迎し、
 同国国民に国民和解へ向かい、同国紛争の根本原因に関する建設的な国民対話を促進する重要な機会を与える真実和解委員会の活動の最終報告に留意し、
 同国及び地域における永続的安定は保安・法の支配を担当する部署の十分な機能と持続可能性を要求することを認識し、リベリア武装軍及びリベリア国家警察の展開と専門化における継続的進展に留意し、
 リベリア国家警察及び国民保安戦略に関する主要な指標を含む国際連合リベリアミッション(UNMIL)の撤退フェーズにおける指標を想起し、達成された進展を歓迎し、依然として進展が遅い分野について懸念をもって留意し、
 UNMILから同国当局に保安の責任を移管する準備に注力するために選挙後、同国に技術視点ミッションを展開するとの事務総長勧告に留意し、UNMILの軍事部門のさらなる削減への予定を推奨し、
 保安部門改革・法の支配・国民和解に関する平和構築委員会(PBC; Peacebuilding Commission)の活動に対する同国政府の要請を歓迎し、
 継続する暴力的犯罪に関する問題を含む、あらゆる分野に横断する重大な課題が山積していることを認識し、
 緊密な見直しの下、UNMILを含むあらゆる平和維持活動を維持する事務総長の努力を歓迎し、安全保障理事会が平和維持活動の展開に関する綿密な戦略的アプローチを追求する必要性を強調し、
 国際社会・西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)・アフリカ連合の継続的支援に対し謝意を表明し、
 薬物取引・組織犯罪・違法武器取引により引き起こされる同国を含む地域の安定への脅威に懸念をもって留意し、
 事務総長特別代表の指導の下、同国の平和と安定の維持に対する継続的かつ重要な貢献に関する国際連合リベリアミッション(UNMIL)の活動を賞賛し、UNMILと国際連合コートジボアールミッション(UNOCI)及び国境地帯及び地域における保安活動の調整における近隣諸国政府との緊密な協力に満足をもって留意し、
 UNMILが2009年6月10日付事務総長報告(S/2009/299)において事務総長が勧告した撤退の第3フェーズを完了したことに留意し、UNMILから同国当局への保安責任移管の計画プロセスが開始されたことを歓迎し、
 2011年10月の大統領・議会総選挙の準備に遅れが生じていることに懸念をもって留意し、選挙の準備及び実施の責任は国際社会の支援の下で同国当局にあることを強調し、
 女性と平和・安全に関する決議代第1325号(2000)・第1820号(2008)・第1888号(2009)・第1889号(2009)を想起し、いかなる性的暴力をも非難し、さらに文民、特に女性と子供の権利を保護・促進するためのUNMILと同国政府の継続的努力を歓迎し、ジェンダーに基づく暴力、性的搾取及び虐待の深刻な問題に対処するにあたり山積する課題があることを認識し、加盟国に対しこれらに対処する政府のへの努力を要請し、
 人権独立国民委員会(the Independent National Commission on Human Rights)を設置するための努力を歓迎し、全面的に機能した人権委員会は公的にアクセス可能な主要人権機関として、また真実和解委員会の勧告履行の監視及びフォローアップのためのメカニズムとしての役割を果たすことに留意し、
 特別法廷の活動の進展の定期的見直しに従い、シエラレオネ特別法廷(the Special Court for Sierra Leone)の安全に対するUNMILの継続的支援の必要性を繰り返し強調し、
 同国における情勢を当該地域における国際平和と安全に対する脅威とみなし、
 国際連合憲章第7章の下に行動し、

  1. 国際連合リベリアミッションへの活動委任期限を2011年9月30日まで延長することを決定する。
  2. 物資的支援、特に遠隔地域へのアクセスを促進し、国際的選挙支援を調整し、平和的な選挙実施にみけた生産的な雰囲気を醸成するために同国機関・政党への支援を提供することによりUNMILが2011年の大統領選挙・議会選挙について同国政府を支援することを承認する。
  3. 同国当局に対し、選挙枠組みに関する残余の課題は選挙の適切な準備促進において解決されることを保証することを要請する。
  4. 更に自由かつ公正で平和な選挙の実施をUNMILの将来の撤退のための主要な指標とするとの事務総長の勧告を承認する。
  5. UNMIL及び同国政府に対し、移行計画プロセスの進展、特に包括的な情勢評価を実施し、移行成功を促進するために満たすべき重要な乖離を特定を継続することを奨励し、事務総長に対し、同国政府と調整し、UNMILから適切な同国当局に国内治安の責任を移行することに関する合同移行計画を策定し、履行可能であればその進展について定期的に説明を行うことを要請する。
  6. 事務総長に決議第1609号(2005)の条項に従い、必要に応じてをUNMILとUNOCIの間で暫定的に部隊を再配置することを承認する意図を再確認し、この観点から部隊派遣国に対し事務総長の努力を支援することを要請する。
  7. 和平・平和維持・平和構築の間の一貫性と統合性確保並びに紛争後状況への効果的な対応の達成実現の必要性を強調し、事務総長に対し、平和構築委員会(PBC)との協力と協同を要請し、平和構築委員会に対し、同国政府との緊密な協議に従い、,最近のミッションに関する報告を行い、第一に保安部門改革・法の支配・国民和解の進展を加速化させる最良の方策を勧告することを奨励する。
  8. 活動の軍事的コンセプト・活動規則を定期的に更新し、本決議の条項に従う重要性を強調し、事務総長に対しそれらについて安全保障理事会及び部隊派遣国に報告することを要請する。
  9. 更に事務総長に対し、主要な指標について、特に2011年の選挙に向けた準備における進展、リベリア国家警察の能力構築に向けてなされた進展について監視を継続することを要請し、その観点から、事務総長に対し、UNMILの警察部隊が、その活動委任内容に従い、民間の専門知識を含む、特化した必要な専門化を保証すること要請し、更に現在の指標の見直しに移行のための指標を含むことを要請し、 安全保障理事会にその進展について定期的に報告することを要請する。
  10. 同国政府に対し、UNMIL・国際連合現地駐在チーム・国際パートナーと協力し、全面的に独立して活動する国家保安・法の支配を司どる機関の設置への努力を倍化することを要請し、この目的のためにリベリア国家警察及びあらゆる保安・公正開発計画の履行に関する調整された進展を奨励する。
  11. 更に事務総長に対し、同国が次に重要な段階に入るまで定期的に現場の状況を報告し、第2・第5・第9パラグラフに示された問題について2011年2月15日までに中間報告を、2011年8月15日までに報告を提出することを要請する。
  12. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

分野:
地域:S/RES/1903リベリア情勢
採択順:S/RES/1937S/RES/1939
Updated : 2010/09/19