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Title : S/RES/1937 : The situation in Middle East

安保理決議第1937号
中東情勢に関する決議

採択日:2010/08/30
会合:第6375回会合
投票:全会一致
プレスリリース:SC/10017

安全保障理事会は、

 レバノンに関するあらゆる過去の決議、特に決議第425号(1978)・第426号(1978)・第1559号(2004)・第1680号(2006)・第1701号(2006)・第1773号(2007)・第1832号(2008)・第1884号(2009)並びに同国情勢に関する議長声明を想起し、
 2010年7月20日付事務総長宛レバノン外相書簡において記された、修正無く1年間UNIFILの活動委任期限の延長を要請するレバノン政府の要請に答え、この延長を勧告する2010年8月11日付議長宛事務総長書簡(S/2010/430)を歓迎し、
 決議第1701号(2006)の全条項の全面的履行への責務並びに、同決議において記された恒常的停戦と長期にわたる解決を保証する責任の認識を再確認し、
 あらゆる関係勢力に対し決議第1701号(2006)のあらゆる条項を履行するための努力を強化することを要請し、
 決議第1701号(2006)に関連した違反、特に2010年8月11日付議長宛事務総長書簡において強調された、2010年8月3日の深刻な違反に深い懸念を表明し、将来におけるこのような事案の再発を防止するとの観点からUNIFILの調査の迅速な完了に期待し、
 決議第1701号(2006)により定められた武器及び関連物資の販売・供給禁止の全面的遵守の重要性を強調し、
 あらゆる勢力が撤退ライン(the Blue Line)を尊重することの最大の重要性を想起し、各勢力に対しUNIFILと調整し、撤退ラインを可視化するための努力を加速化することを奨励し、
 国際連合要員及び関連要員の安全に関する条約(the Convention on the Safety of United Nations and Associated Personnel)における関連する原則を想起し、
 UNIFIL要員、特に司令官の積極的な活動及び貢献を賞賛し、UNIFILに貢献する加盟国に強い謝意を表明し、UNIFILがその活動委任内容を遂行するために必要なあらゆる手段・装備を処理できる必要を強調し、
 領土全土にわたる権威を確保する支援のために国際部隊を展開をとの同国政府からの要請を想起し、能力の範囲内と見なせる活動についてあらゆる必要な措置を講じ、活動範囲内ではいかなる携帯の戦闘のために利用させないよう保証し、活動委任内容を力により妨害する企みを防止するとのUNIFILの権限を再確認し、
 緊密な見直しのもとUNIFILを含むあらゆる平和維持活動を維持する事務総長の努力を歓迎し、安全保障理事会が綿密かつ戦略的アプローチを検討する必要性を強調し、
 加盟国に対し、決議第1701号(2006)に従い、その任務を遂行できるようにレバノン武装群を支援することを要請し、
 同国の情勢は引き続き国際平和と安全に対する脅威であるとみなし、

  1. UNIFILの現在の活動委任期限を2011年8月31日まで延長することを決定する。
  2. レバノン南部における新たな戦略的環境を構築する支援のためにレバノン軍とともに展開するUNIFILの積極的役割を賞賛し、UNIFILとレバノン軍の間の協調した活動の拡大を歓迎し、この協力のさらなる拡大を要請する。
  3. 2010年8月1日のレバノン武装軍の追加部隊の展開を歓迎し、決議第1701号(2006)に従い、南レバノンにおけるレバノン武装軍のさらなる増派を要請する。
  4. あらゆる関係勢力に対し、戦闘停止及び撤退ライン(the Blue Line)をそのまま尊重すること並びに国際連合及びUNIFILに全面的に協力することを強く要請する。
  5. UNIFIL平和維持活動者を巻き込んだ最近の事態を強く非難し、安全保障理事会決議第1701号(2006)の下での活動委任内容をUNIFILが履行する能力を損なわないことの重要性を強調し、あらゆる勢力に対し、UNIFIL及びその他の国際連合要因の安全の尊重の義務を綿密に遵守し、活動委任内容及び活動規則に従い、UNIFILの移動の自由が全面的に尊重されてることを要請する。
  6. あらゆる勢力に対し、決議第1701号(2006)において想定された、恒久的な停戦と長期にわたる解決に向けた具体的な進展をなすために、安全保障理事会及び事務総長に全面的に協力することを要請し、決議第1701号(2006)の全面的履行を進めるために各勢力によりなされた活動を強調する。
  7. イスラエル政府に対し、イスラエルとレバノンがその撤退を積極的に促進すべき、ガジャール(Ghajar)北部からの軍隊の撤退を、UNIFILと調整し、更なる遅滞なく迅速に実施することを要請する。
  8. 撤退ラインとリタニ川の間に同国政府及びUNIFILの兵士・資産・兵器その他の装備が自由に置くことのできる地域確保の要請を再確認する。
  9. 性的搾取及び虐待に対する事務総長の不寛容方針を履行するため及びその要員に国際連合行動規定を全面的遵守を保証するためにUNIFILがとった努力を歓迎する。また事務総長にこの点に関してあらゆる必要な措置を講じるために継続して安全保障理事会に報告することを要請する。部隊派遣に貢献している諸国に対し適切な予防的措置及び要員がこのような行為を起こした場合には適切に捜査し懲戒措置をとることを要請する。
  10. 事務総長に対し、継続して決議第1701号(2006)の履行に関し4か月ごと、または必要に応じて安全保障理事会に報告することを要請する。
  11. 2010年2月12日付安全保障理事会議長宛事務総長書簡(S/2010/86)に含まれる合同技術レビュー(the Joint DPKO-UNIFIL Technical Review)の結論を歓迎し、その迅速な履行を要請する。
  12. 1967年11月22日付決議第242号・1973年10月22日付第338号・2003年11月19日付第1515号・2008年12月16日付決議第1850号を含むあらゆる関連する決議に基づき、中東における包括的で公正かつ永続的な平和を実現することの重要性と必要性を強調する。
  13. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

分野:
地域:S/RES/1934中東情勢
採択順:S/RES/1936S/RES/1938
Updated : 2010/09/03