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Title : S/RES/1920 : The situation concerning Western Sahara

安保理決議第1920号
西サハラ情勢に関する決議

採択日:2010/04/30
会合:第6305回会合
投票:全会一致
プレスリリース:SC/9917

安全保障理事会は、

 西サハラに関するあらゆる過去の決議を想起し、
 決議第1754号(2007)・第1783号(2007)・第1813号(2008)・第1871号(2009)を履行するための事務総長及び事務総長個人特使の努力への強い支援を再確認し、
 各勢力の役割と責任という点において、国際連合憲章の主旨と目的に適う措置と言う文脈において西サハラ人民の自決を提供する、公正かつ永続的で相互に受け入れ可能な政治的解決を支援する責務を再確認し、
 各勢力及び当該地域諸国に対し現在の行き詰まりを終結させるために国際連合に及び相互に全面的に協力し、政治的解決に向けた進展を達成させる要請を繰り返し、
 事務総長に対し2007年4月11日に提示されたモロッコの提案に留意し、解決に向けたプロセス進展への重要かつ信頼に足るモロッコの努力を歓迎し、また、事務総長に対し2007年4月10日に提示されたポリサリオ戦線(the Polisario Front)の提案にも留意し、
 この文脈から、各勢力に対し解決に向けたさらなる政治的意思の表明を奨励し、
 事務総長の庇護の下で開催された4回の交渉並びに、デュルンシュタイン(Durnstein;オーストリア)及びウェストチェスター郡(Westchester County;合衆国)において開催された2回の非公式会談に留意し、直接交渉に入るための各勢力によりなされた進歩を歓迎し、
 建設的な対話及び人道的な信頼醸成措置を通じた透明性及び相互信頼を促進するための手段として、紛争の人道的側面における進展の重要性を強調し、あらゆる勢力がそれぞれの義務を遵守する必要性に留意し、国際連合システムの役割及び責任並びに国際連合事務総長報告の関連するパラグラフを考慮し、
 この文脈から2008年3月18日の西サハラ事務総長個人特使のコミュニケにおいて表明された各勢力の合意を歓迎し、陸路による家族訪問の開始、空路による既存のプログラムの再開に期待し、各勢力に対し協定の履行に際して国際連合難民高等弁務官事務所と協力することを奨励し、
 国際連合が主導する協議を通じた交渉プロセスを継続する各勢力の責務を歓迎し、
 現状の固定化は長期的には受け入れがたいことを認識し、さらに交渉における進展はあらゆる側面における西サハラ人民の生活の質を改善させるために重要であることに留意し、
 各勢力間の交渉を促進する活動において事務総長個人特使のクリストファー・ロス(Christopher Ross)西サハラ大使に対する支援を確認し、また彼の最近の近隣諸国への訪問並びに各勢力との継続的協議を歓迎し、
 西サハラ事務総長特別代表及びMINURSO代表としてのハニー・アブデル=アジズ(Hany Abdel-Aziz)氏の任命を歓迎し、
 2010年4月6日付事務総長報告(S/2010/200)を検討し、

  1. 停戦に関して国連西サハラ住民投票監視団(MINURSO ; the United Nations Mission for the Referendum in Western Sahara)と達した軍事的協定を全面的に尊重する必要性を再確認し、各勢力に対しこれらの協定を全面的に遵守することを要請する。
  2. 第5回交渉の準備となる小規模な非公式協議開催へのプロセスを継続する各勢力の責務を歓迎し、各勢力による現実主義と和解の精神は交渉進展にとって不可欠であるとの2008年4月14日付報告(S/2008/251)における勧告への支持を想起する。
  3. 各勢力に対し、交渉をさらに集中的かつ実質的な段階に移すために対話に好ましい状況で政治的意思を示し活動することを継続し、これにより決議第1754号(2007)・第1783号(2007)・第1813号(2008)・第1871号(2009)の履行並びに交渉の成功を保証することを要請し、この文脈から西サハラ問題の解決に向けた事務総長及び事務総長個人特使の責務への強い支援を確認する。
  4. 各勢力に対し、2006年以降の努力及びその後の発展を考慮し、国際連合憲章の主旨と目的に適う措置と言う文脈において西サハラ人民の自決を提供する、公正かつ永続的で相互に受け入れ可能な政治的解決と言う観点から、この点における各勢力の役割と責任に留意し、事務総長の庇護の下、無条件かつ誠意を持って交渉を継続することを要請する。
  5. 加盟国に対し、これらの協議への適切な支援を提供することを要請する。
  6. 事務総長に対し、事務総長の庇護の下で進められるこれらの協議の状態と進展について定期的に安全保障理事会に報告することを要請し、事務総長報告を受領し討議するために会議を開催する意図を表明する。
  7. 事務総長に対し西アフリカ情勢に関する報告を委任期限終了前に提出することを要請する。
  8. 加盟国に対し、離散家族間の連絡の増加、特に家族訪問の許可、その他の信頼醸成措置への自発的な貢献を要請する。
  9. MINURSOへの活動委任期限を2011年4月30日まで延長することを決定する。
  10. 事務総長に対し、継続して性的搾取及び虐待に関する国際連合の不寛容方針をMINURSOにおいて全面的に遵守することを保証するために必要な措置を講じ、安全保障理事会に報告することを要請し、部隊派遣国に対し展開前注意喚起を含む適切な予防措置を講じること並びに各国要員がそのような行為を行った場合の全面的責任をとるための訓練を行うよう要請する。
  11. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

分野:
地域:S/RES/1871西サハラ情勢
採択順:S/RES/1919S/RES/1921
Updated : 2010/05/07