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Title : S/RES/1872 : The situation in Somalia

安保理決議第1872号
ソマリア情勢に関する決議

採択日:2009/05/26
会合:第6068回会合
投票:全会一致
プレスリリース:SC/9663

安全保障理事会は、

 ソマリア情勢に関する過去のあらゆる決議及び議長声明を想起し、
 女性と平和・安全に関する決議第1325号(2000)・第1820号(2008)、武力紛争における文民の保護に関する決議第1674号(2006)・第1738号(2006)、子どもと武力紛争に関する決議第1539号(2004)・第1612号(2005)を想起し、
 同国の主権・領土保全・政治的独立の尊重を再確認し、
 同国情勢の包括的・永続的解決への責務を繰り返し確認し、
 さらに同国の紛争解決にあたりジブチ和平協定(the Djibouti Peace Agreement)がその基礎を提示していることを再確認し、究極的には全員を包括する政治的プロセスを通じて達成される広範な支持を得た代議制の重要性を強調し、
 この観点から、暫定連邦議会によるシェイク・シャリフ・シェイク・アフメド(Sheikh Sharif Sheikh Ahmed)氏のソマリア大統領選出及び暫定連邦政府の下での新たな統一内閣の選出、モガディシュへの移転を歓迎し、
 同国の永続的平和と安全に対するアフリカ連合ソマリアミッション(ANISOM; the African Union Mission to Somalia)の貢献を歓迎し、同国におけるウガンダ・ブルンジ政府の継続的関与に謝意を表明し、AMISOM及び暫定連邦政府に対するいかなる攻撃も非難し、
 事務総長特別代表であるアフメド・オウルド=アブダラ氏(Mr. Ahmedou Ould-Abdallah)を賞賛し、彼の努力に治する強い支援を再確認し、
 同国の長期にわたる安定にとって不可欠なソマリア保安軍の再結成・訓練・保持の重要性を強調し、政府の優先事項として、保安部門の強化を通した平和をとのシェイク・シャリフ・シェイク大統領の焦点を歓迎し、
 同国における新たな戦闘の勃発に深刻な懸念を繰り返し表明し、暫定連邦政府への支援を再確認し、
 同国の人道状況の悪化に深刻な懸念を繰り返し表明し、あらゆる加盟国に対し、現在及び将来の確固たる人道的要請に対し貢献することを要請し、
 同国における人道情勢に対処する暫定連邦政府の責務を認識し、この目的のために組織の能力構築に向けて国際連合と継続して協働することを奨励し、
 同国において継続する紛争における深刻な犯罪、特に文民や人道保護活動者を殺害したり不具にさせることに懸念を表明し、免責と戦うことの重要性を再確認し、
 武器禁輸に違反し、同国への人道支援を妨害し、同国の平和・保安・安定を脅かす行為の計画・支援提供を行う個人または組織に対する措置を導入した決議第1844号(2008)を想起し、
 同国で継続している不安定が、同国沖及び沿岸における海賊及び武装強盗問題をもたらしていることを認識し、海賊及びこれに連なる問題に対処すべく国際社会による包括的な対応の必要性を強調し、ソマリア沿岸海賊コンタクトグループ(the Contact Group for Piracy off the Coast of Somalia)・諸国・国際機関・地域機関の努力を歓迎し、
 事務総長報告(S/2009/210)及び国際社会の支援の下、暫定連邦政府による政治・保安・復興への継続的活動のための勧告を歓迎し、
 同国の情勢は当該地域における国際平和と安全に対する脅威であると見なし、
 国際連合憲章第7章の下に行動し、

  1. あらゆるソマリア勢力に対し、ジブチ協定(the Djibouti Agreement)の支援を要請し、この観点からこのプロセスを支援するためのあらゆる反対勢力に対するシェイク・シャリフ・シェイク・アフメド大統領の要請を歓迎する。
  2. 事務総長に対し、ソマリア事務総長特別代表を通じて、和解促進のために国際社会と協働することを要請する。
  3. 事務総長に対し、次期報告書にジブチ和平プロセスを強化する方法に関する勧告を含めることを要請する。
  4. 同国民衆に対する遅滞なく妨害されない人道支援のアクセスを確保するためにあらゆる勢力が適切な措置を講じる決定的重要性を強調する。
  5. 昨今の戦闘の再開を非難し、あらゆる戦闘・武力行為・暫定連邦成政府を転覆させる企みを終結させることを要請する。
  6. 同国の長期にわたる安定は、ジブチ協定の枠組みの下で、国家保安戦略に従った、暫定連邦政府による国家保安軍(the National Security Force)及びソマリア機動隊(the Somali Police Force)の効果的な発展に根ざすことを強調する。
  7. 同国の保安機関及びAMISOMの支援のもと2009年4月23日にブリュッセルで開催されたソマリア国際会議(the International Conference on Somalia)を歓迎する。
  8. 加盟国・地域機関・国際機関に対し、ソマリア保安機関に対する国際連合信託基金に寛大に貢献し決議第1772号(2007)第11パラグラフ(b)・第12パラグラフに従い、ソマリア保安軍の訓練及び装備充実に技術的支援を行うことをを要請する。
  9. 事務総長に対し、ソマリア機動隊及び国家保安軍を含む暫定保安機関の増強において、継続して暫定連邦政府を支援することを要請し、 さらに事務総長に対し、違法な武器地取引との戦い、武装解除・復員・社会復帰(DDR)活動の推進、更正能力の向上について暫定連邦政府を支援することを要請する。
  10. 暫定連邦政府に対し、上記で概括された国家保安戦略の文脈において、法の支配の尊重及び人権の保護を保障し、機構を統治し、精査し、監督することを含み、保安軍の活動のための法的・政策的枠組みを策定することを要請する。
  11. 決議第1863号(2009)において示された国際連合平和維持活動の設置に関する意図の声明を想起する。
  12. そのような活動の展開に関するいかなる決定も、なかんずく事務総長報告(S/2009/210)において設定された条件を考慮に入れることに留意する。
  13. 事務総長に対し、事務総長報告に示された条件に従い、その第82から第86パラグラフにおいて指定された措置を講じ、その進展について2009年9月30日までと、さらに2009年12月31日までに報告することを要請し、状況を見直す意図を表明する。
  14. 決議第733号(1992)第5パラグラフにより導入され、さらに決議第1425号(2002)第1・第2パラグラフにより拡張された措置は、決議第1772号(2007)第11パラグラフ(b)に従い、ジブチ和平プロセスに従い、決議第1772号(2007)第12パラグラフにおいて設定された告知手続きを踏んで保安部門機関の充実の目的のために暫定連邦政府に提供された物資・技術的支援には適用されないことを確認する。
  15. アフリカ連合に対し、決議第1772号(2007)第9パラグラフにおいて設定された活動委任内容を実行するために同国におけるAMISOMの展開を維持・拡大することを要請し、空港・港湾・その他モガディシュの戦略的地域を保護するための努力を歓迎し、 国家保安軍及びソマリア軍の設置に関し継続して暫定連邦政府を支援することを奨励する。
  16. アフリカ連合加盟国が既存の活動委任内容をするために2010年1月31日までAMISOMを継続することを承認することを決定する。
  17. 事務総長に対し、事務総長書簡(S/2009/60)において記述されたように、基金の移管は含まず物資及び役務からなるAMISOMに対する物流支援パッケージを2010年1月31日まで継続して提供することを要請し、さらに事務総長に対し、上記第13パラグラフにおいて要請された報告書にこのパッケージの展開に関する更新情報を含めることを要請する。
  18. AMISOMに対し、支援パッケージの下で提供されたあらゆる物資・役務は指定された目的のために透明かつ効果的な方法で使用されることを保証することを要請し、さらにアフリカ連合に対し、適切な内部統制手続きに基づき国際連合及びアフリカ連合間で確立された了解覚書に従う物資・役務の使用について事務総長に報告することを要請する。
  19. 事務総長に対し、アジスアベバに駐在する既存の国際連合計画チームを通じて、AMISOMの計画及び展開についてアフリカ連合に技術的・専門的助言を継続して提供することを要請する。
  20. 加盟国・地域機関・国際機関に対し、信託基金の存在はAMISOMの支援にあたり直接の2国間取極の締結を妨げるものではないことに留意し、AMISOMのための国際連合信託基金に寛大に貢献することを要請する。
  21. 事務総長に対し、ソマリア事務総長特別代表・国際連合ソマリア政治事務所(UNPOS; the United Nations Political Office for Somalia)を通じ、同国における国際連合システムのあらゆる活動に対し積極的に調整し、統合されたアプローチを行い、同国における永続的な平和と安定を確立するための努力への仲介及び政治的支援を提供し、同国の即時復興及び長期にわたる発展の双方について国際社会からの資源の動員を支援を行うことを要請する。
  22. 事務総長に対し、ソマリア事務総長特別代表・UNPOSを通じ、人権問題に対処する能力を開発するための暫定連邦政府と協働し、免責似たい書するために司法・和解作業部会(the Justice and Reconciliation Working Group)を支援することを要請する。
  23. 事務総長に対し、UNPOS及び国際連合AMISOM支援事務所(UNSOA; the United Nations Support Office for AMISOM)を含むその他の国際連合事務所・機関の要員を,事務総長報告(S/2009/210)において概括されたように保安情勢の許す範囲でモガディシュに展開する作業を迅速に行うことを要請する。
  24. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

分野:
地域:S/RES/1863ソマリア情勢S/RES/1897
採択順:S/RES/1871S/RES/1873
Updated : 2009/06/12