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Title : S/RES/1853 : The situation in Somalia

安保理決議第1853号
ソマリア情勢に関する決議

採択日:2008/12/19
会合:第6050回会合
投票:全会一致
プレスリリース:SC/9546

安全保障理事会は、

 ソマリア情勢に関する過去の決議及び議長声明、特に同国へのあらゆる武器・軍事物資の輸送を禁止する(以下「武器禁輸」と記す)ことを定めた年月日付決議第733号(1992) of 23 January 1992,・年月日付第1519号(2003)・2004年8月17日付第1558号(2004)・2005年月3日15付第1587号(2005)・2005年10月14日付第1630号(2005)・2006年5月10日付第1676号(2006)・2006年11月26日付第1724号(2006)・2007年2月20日付第1744号(2007)・2007年7月23日付第1766号(2007)・2007年8月20日付第1772号(2007)・2008年2月20日付第1801号(2008)・2008年4月29日付第1811号(2008)・2008年11月20日付第1844号(2008)を再確認し、
 決議第1744号(2007)・第1772号(2007)において定められたように、同国の武器禁輸は、(a) アフリカ連合ソマリアミッション(AMISOM; the African Union mission in Somalia)においてのみ支援または使用されることを意図した兵器及び軍事物資・技術的支援の供給、並びに、(b) それらの決議において設定された政治的プロセスに従い、事案ごとの供給・支援について、決議第751号(1992)に基づき設置された委員会(以下「委員会」と記す)による受領に先立つ5事業日前までに否定的な決定がない場合の、保安部門の発展を支援する目的のみを意図して各国から提供される物資及び技術的支援には適用されないことを想起し、
 同国の主権・領土保全・政治的独立・統一の重要性を再確認し、
 ジブチ和平協定(the Djibouti Peace Agreement)及びそれに続く対話プロセスは同国における紛争の解決にとって最も実行可能な基礎となっていることを再確認し、暫定連邦憲章(TFC; the Transitional Federal Charter)に基づく同国情勢の包括的活永続的解決への責務を繰り返し強調し、
 あらゆる同国指導者が政治的対話を継続するために確実な手段を講じる緊急の必要性を繰り返し強調し、
 アフメド・オウルド=アブダラ(Ahmedou Ould-Abdallah)事務総長特別代表の活動を賞賛し、彼への強い支援を再確認し、
 決議第1811号(2008)第3パラグラフ(i)に従い提出された2008年12月10日付監視グループ報告(S/2008/769)並びにそれに含まれる所見及び勧告に留意し、
 武器禁輸に違反し同国へのまた同国を通過する武器・弾薬の流れを同国の平和と安定に対する深刻な脅威として非難し、
 あらゆる国家、特に当該地域諸国が武器禁輸に違反するいかなる行為も行わず、違反に責任ある者に責任をとらせるためにあらゆる必要な措置を講じることを繰り返し主張し、
 持続的かつ慎重な検査を通じて同国における武器禁輸監視拡大の重要性を繰り返し強調し、武器禁輸の厳密な執行は同国全体の情勢を改善することに留意し、
 同国の情勢は当該地域における国際平和と安全に対する脅威であると見なし、
 国際連合憲章第7章の下に行動し、

  1. あらゆる国家の、決議第733号(1992)・第1844号(2008)により導入された措置を全面的に遵守する義務を強調する。
  2. 決議第733号(1992)・第1844号(2008)により導入された措置の履行を改善し遵守するために特別な措置を検討する意図を強調する。
  3. 決議第1558号(2004)第3パラグラフにおいて言及された監視グループの活動委任内容を拡大することを決定し、事務総長に対し、必要に応じて決議第1811号(2008)に基づき再設置された監視グループの専門性を利用し、委員会と協議の上、5人めの専門家を任命するなど、監視グループをさらに12か月再構築するために必要な管理的措置を講じることを要請する。この活動委任内容が以下の通りである。
    1. 決議第1587号(2005)第3パラグラフ (a) から (c) までで概括された任務を継続すること。
    2. 決議第1844号(2008)第23パラグラフ (a) から (c) までで概括された追加任務を実行すること。
    3. 関連する国際機関と協力し、武器禁輸違反に関与して収入を得る、金融・海事その他部門を含むあらゆる活動に関する調査を継続すること。
    4. 輸送手段・経路・港湾・空港その他の武器禁輸違反に関連する施設の調査を継続すること。
    5. 安全保障理事会の将来の措置のために、決議第733号(1992)・第1844号(2008)第8パラグラフ (a) から (c) に従った加盟国により履行された措置に違反した、ソマリア内外を問わず、個人及び組織及びその活発な支援者の一覧の更新を継続すること。並びに委員会が適切と見なした時点で委員会に状況を説明すること。
    6. 2002年7月22日付決議第1425号・2003年4月8日付決議第1474号に基づき任命された専門家パネルの過去の報告(S/2003/223, S/2003/1035)、2003年12月16日付決議第1519号・2004年8月17日付決議第1558号・2005年3月15日付決議第1587号・2005年10月14日付決議第1630号・2006年5月10日付決議第1676号・2006年11月29日付決議第1724号・2007年7月23日付決議第1766号・2008年4月29日付決議第1811号に基づき任命された監視グループの過去の報告(S/2004/604, S/2005/153, S/2005/625, S/2006/229, S/2006/913, S/2007/436,S/2008/274, S/2008/769)に基づき検討し、勧告を継続すること。
    7. 武器禁輸・決議第1844号(2008)第1・第3・第7パラグラフにおいて導入された措置の包括的な遵守改善のための追加的措置の特別勧告について委員会と緊密に活動すること。
    8. 武器禁輸・決議第1844号(2008)第1・第3・第7パラグラフにおいて導入された措置の履行促進のために当該地域諸国の能力を特定し強化する支援を行うこと。
    9. 設置後6か月以内に委員会を通じて安全保障理事会に中間報告を行い、1か月ごとに委員会に進捗報告を行うこと。
    10. 安全保障理事会における検討のために、委員会を通じて、監視グループへの活動委任期間終了の15日前までに上述のあらゆる任務について最終報告を提出すること。
  4. さらに事務総長に対し監視グループの活動を支援するための必要な財政的措置を講じることを要請する。
  5. 決議第1519号(2003)第4・第5・第7・第8・第10パラグラフを再確認する。
  6. 委員会に対し、その委任活動内容に従い、監視グループその他関連する国連機関と協議の上、2006年4月5日付・2006年10月16日付・2007年7月17日付・2008年4月24日付・2008年12月10日付監視グループ報告における勧告を検討し、安全保障理事会に継続する違反に対応して、武器禁輸及び決議第1844号(2008)第1・第3・第7パラグラフにより導入された措置の履行・遵守を改善する方途を勧告することを要請する。
  7. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

分野:
地域:S/RES/1851ソマリア情勢S/RES/1863
採択順:S/RES/1852S/RES/1854
Updated : 2009/01/20