Location : Home > SC Resolutions > 2008
Title : S/RES/1842 : The situation in Cote d'Ivoire

安保理決議第1842号
コートジボアール情勢に関する決議

採択日:2008/10/29
会合:第6004回会合
投票:全会一致
プレスリリース:SC/9486

安全保障理事会は、

 コートジボアール情勢に関する過去の決議及び議長声明、特に決議第1782号(2007)・第1826号(2008)を想起し、
 同国の主権・独立・領土保全・統一への強い責務を再確認し、善隣・不干渉・地域協力の原則の重要性を想起し、
 2008年10月14日付事務総長報告(S/2008/645)並びに同国に関する国際連合専門家グループの2008年4月14日付報告(S/2008/235)・2008年10月15日付報告(S/2008/598)に留意し、
 同国の安定に対する継続的貢献、特に来る大統領選挙の文脈から決議第1572号(2004)・第1643号(2005)において導入された措置への貢献を強調し、
 決議第1782号(2007)においてワガドゥグー政治協定(the Ouagadougou political Agreement)履行のための初期措置を歓迎したことを想起し、また決議第1826号(2008)において特に同国諸勢力が住民調査と有権者登録を阻害する物流的妨害を除去することを奨励したことを想起し、
 この観点から2008年9月15日に有権者特定と登録作業を公式に開始したことを歓迎し、同国諸勢力にこの活動を完了するために必要なあらゆる措置を講じることを要請し、
 全体的な人権状況は継続的に改善しているものの、依然として多発している膨大な数の性的暴力を含む文民に対する人権蹂躙事件に懸念をもって留意し、加害者は裁判にかけられるべきであることを強調し、コートジボアールにおけるあらゆる人権蹂躙・国際人道法への違反に断固とした非難を繰り返し、女性と平和・安全に関する決議第1325号(2000)及び第1820号(2008)、子どもと武力紛争に関する決議第1612号(2005)、武力紛争における文民の保護に関する決議第1674号(2006)を想起し、
 決議第1572号(2004)第14パラグラフに従い設置された委員会(以下「委員会」)は委員会により採択された指針に従い提出された、決議第1572号(2004)第8・第10・第12パラグラフにおいて設定された例外の要請を検討し決定しすることを想起し、必要に応じて委員会及び専門家グループが技術的説明を行うことを表明し、
 同国の情勢を引き続き当該地域における国際平和と安全に対する脅威とみなし、
 国際連合憲章第7章の下に行動し、

  1. 決議第1572号(2004)第7から第12パラグラフにより導入された武器、金融及び渡航に関する措置並びに決議第1643号(2005)第6パラグラフにより導入された、いかなる国家によるコートジボアールからのあらゆるダイヤモンド原石の輸入を防止する措置を2009年10月31日まで延長することを決定する。
  2. 決議第1826号(2008)において言及されたように、和平プロセスの重要な段階の履行並びに選挙プロセスの進展について上記第1パラグラフにおいて更新された措置を見直しすることを決定し、さらに上記第1パラグラフにおいて示された期間中に以下のことを実行することを決定する。
    1. 国際標準に従った公開され、自由かつ公正で透明な選挙実施後3か月以内に上記第1パラグラフにおいて更新された措置の見直しを提出する。または
    2. 本決議第2パラグラフ(a)に基づく見直しが予定されていない場合には2009年4月30日までに中間見直しを提出する。
  3. 同国内のワガドゥグー政治協定関係者及びあらゆる国家、特に当該地域諸国に対し、適宜必要な法や規制を利用して上記第1パラグラフにおいて更新された措置を全面的に履行することを要請し、国際連合コートジボアールミッション(UNOCl; the United Nations Operation in Cote d’Ivoire)及びこれを支援するフランス軍に対し、特に決議第1739号(2007)において決定され決議第1826号(2008)において更新されたそれぞれの能力と活動委任内容の範囲内で第1パラグラフにおいて更新された武器に関する措置の履行に対し全面的に支援することを要請する。
  4. 特に2007年9月21日付報告(S/2007/611)・2008年10月15日付報告(S/2008/598)において専門家グループが記述し違反を含む、同国当局が決議第1572号(2004)第11パラグラフにより導入された措置に対するいかなる違反も即時に終結させるために必要な措置を講じることを繰り返し要請する。
  5. ワガドゥグー政治協定の同国関係者、特に同国当局が、特に決議第1643号(2005)第9パラグラフに基づき設置された専門家グループに対し決議第1584号(2005)第2パラグラフ(a)において言及された装備・敷地・設備に、同国防衛ユニットの式の管理下にあるものへの決議第1739号(2007)第2・第8パラグラフにおいて設定され、決議第1826号(2008)において更新されたそれぞれの活動委任内容を実行するためにUNOCI及びこれを支援するフランス軍に対し無妨害のアクセスを提供することを含む、必要に応じて申告なしに無妨害のアクセスを提供することを繰り返し要請する。
  6. 同国における選挙プロセスへの脅威、特に選挙を遂行する独立選挙委員会(the Independent Electoral Commission)への攻撃またはその活動への妨害並びにワガドゥグー政治協定第1.3.3・第2.1.1パラグラフにおいて記述された活動者の活動への妨害は決議第1572号(2004)第9・第11パラグラフの目的を果たすための平和と国民和解プロセスに対する脅威であると見なすことを決定する。
  7. UNOCI及びこれを支援するフランス軍の移動の自由に対する深刻な妨害並びにUNOCI・フランス軍・事務総長特別代表・決議第1765号(2007)第10パラグラフおいて記述された調整官(the Facilitator)・コートジボアール特別代表に対するいかなる攻撃及び妨害は決議第1572号(2004)第9・第11パラグラフの目的を果たすための平和と国民和解プロセスに対する脅威であると見なすことを決定する。
  8. 事務総長及びフランス政府に対し、UNOCI及びこれを支援するフランス軍の移動の自由に対する深刻な妨害について、その関与者名を含め委員会を通じて即座に報告することを要請し、また事務総長及び調整官に対しそれぞれの行動に対する攻撃や妨害並びに上記第6パラグラフにおいて記述された特別代表の活動について即座に報告することを要請する。
  9. 関連するあらゆる国家、特に当該地域の国家に対し、委員会に全面的に協力することを要請し、委員会がさらなる情報が必要と見なした場合にはそれを要請する権限を承認する。
  10. 決議第1727号(2006)第7パラグラフにおいて設定された専門家グループへの活動委任期限を2009年10月31日まで延長することを決定し、事務総長に対し必要な管理的措置を講じることを要請する。
  11. 専門家グループに対し、2009年4月15日までに委員会に対し中間報告を提出すること並びに活動委任期限終了15日前までに決議第1572号(2004)第7・第9・第11パラグラフ及び決議第1643号(2005)第6パラグラフにおいて導入された措置の履行状況及びこの観点からの勧告について委員会を通じ安全保障理事会に最終報告を書面で提出することを要請する。
  12. 事務総長に対し、UNOCIにより収集され、可能であれば専門家グループによりレビューを受けた、同国への武器及び関連物資の供給に関する情報を必要に応じて委員会を通じて安全保障理事会に提出することを要請する。
  13. フランス政府に対しても、フランス軍により収集され、可能であれば専門家グループによりレビューを受けた、同国への武器及び関連物資の供給に関する情報を必要に応じて委員会を通じて安全保障理事会に提出することを要請する。
  14. キンバリープロセス(the Kimberley Process)に対しても、可能であれば専門家グループによりレビューを受けたダイヤモンドの生産及び違法輸出に関する情報を委員会を通じて安全保障理事会に提出することをを要請する。
  15. あらゆる国家・関連する国際連合機関・キンバリープロセスを含むその他の機関・関係者に対し、特に決議第1572号(2004)第7・第9・第11パラグラフ及び決議第1643号(2005)第6パラグラフ により導入され、上記第1パラグラフにおいて更新された措置の違反に対する処理に関する情報を提供することにより、委員会・専門家グループ・UNOCI・フランス軍に全面的に協力することを要請する。
  16. 以下の行為を行ったと委員会が特定した個人に対し措置の導入を全面的に準備していることを強調する。
    1. 特にワガドゥグー政治協定において言及された和平プロセスの履行の妨害による同国の平和と国民和解プロセスへの脅威
    2. UNOCI及びこれを支援するフランス軍・事務総長特別代表・調整官・コートジボアール事務総長特別代表への攻撃及び行動の妨害
    3. UNOCI及びこれを支援するフランス軍の移動の自由に対する妨害への関与
    4. 同国における人権・国際人道法に対する深刻な蹂躙への関与
    5. 公然の憎悪と暴力の扇動
    6. 決議第1572号(2004)第7パラグラフにより導入された措置に違反する行動
  17. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

分野:
地域:S/RES/1826コートジボアール情勢S/RES/1865
採択順:S/RES/1841S/RES/1843
Updated : 2008/10/30