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Title : S/RES/1814 : The situation in Somalia

安保理決議第1814号
ソマリア情勢に関する決議

採択日:2008/05/15
会合:第5893回会合
投票:全会一致
プレスリリース:SC/9331

安全保障理事会は、

 ソマリア情勢に関する過去の決議、特に決議第733号(1992)・第1356号(2001)・第1425号(2002)・第1725号(2006)・第1744号(2007)・第1772号(2007)・第1801号(2008)・第1811号(2008)並びに2006年7月13日付議長声明(S/PRST/2006/31)・2006年12月22日付声明(S/PRST/2006/59)・2007年4月30日付声明(S/PRST/2007/13)・2007年6月14日付声明(S/PRST/2007/19)・2007年12月19日付声明(S/PRST/2007/49)を想起し、
 同国の主権・領土保全・政治的独立・統一の尊重を再確認し、
 暫定連邦憲章(TFC; the Transitional Federal Charter)を通じた同国情勢の包括的かつ永続的解決への責務を再確認し、広範な支持を得た代議制並びに暫定連邦憲章で想定されている包括的政治的プロセスの重要性を強調し、これを推進するためにソマリア暫定連邦機関(Somalia's Transitional Federal Institutions)への支援を強調し、
 包括的かつ永続的な戦闘の停止及び暫定連邦憲章において設定された2009年に実施される自由かつ民主的な選挙を含む移行プロセスの残余に関するロードマップについての合意の必要性を繰り返し強調し、
 アブダライ・ユースフ・アフメッド大統領の指導及び暫定連邦議会(Transitional Federal Parliament)の支援の下、ヌア・アッデ・ハッサン・フセイン首相及びその内閣による、暫定連邦憲章において要請された政治プロセスを進展させ、移行期間を満了し、特に2009年の住民投票から始まる制憲プロセスへの予定準備の合意取り付け、暫定連邦政府の和解戦略(the Reconciliation Strategy of the Transitional Federal Government)の全土の族長・地域指導者への提示への継続的努力並びに国家安全・安定計画(the National Security and Stabilisation Plan)を履行し、予算・会計プロセスを含む公的財政管理を改善し、これらの全分野におけるさらなる改善を支援する努力を歓迎し、
 同国の平和と安全を確立するとの観点から相互の対話を行うことに合意したあらゆる同国内勢力の責務を歓迎し、あらゆる同国内勢力に対しその責務の尊重と紛争の平和的手段のみによる解決を要請し、さらに国際連合の支援的役割、特に対話を促進するための事務総長特別代表及び国際連合ソマリア政治事務所(UNPOS; the United Nations Political Office for Somalia)による現実的支援を歓迎し、この観点からジブチにおいて2008年5月12日から開始される勢力間の討議を支援し、
 同国に関する2008年3月14日付事務総長報告(S/2008/178)、特に同国の現在の政治情勢は国際連合要員の派遣増員並びに、広範な政治・安全協定及び現場における情勢に従い、アフリカ連合ソマリアミッション(AMISOM; the African Union Mission to Somalia)の後継となる国際連合平和維持活動の展開を含む、国内活動に対するさらなる現実的支援を提供する選択肢を国際社会に提供しているとの評価を歓迎し、
 一連でかつ相互強化する方法における政治的で安全かつ組織だった努力を調整し統合する、同国における平和と安定に対する国際連合の包括的戦略アプローチへの事務総長の支援を歓迎し、同国における政治プロセスへの支援並びに同国への国際連合要員の再配置の選択肢を決定する国際連合による作業の継続を奨励し、
 事務総長特別代表であるアフメド・オウルド=アブダラ(Ahmedou Ould-Abdallah)氏及びUNPOSの活動を賞賛し、彼の活動、特に国際的努力の調整における指導的役割に対する強い支援を再確認し、国際機関・国際連合現地チーム・加盟国同様あらゆる勢力が常に彼に協力して支援・活動することを要請し、
 同国内におけるあらゆる暴力及びその教唆への非難を再確認し、平和的政治プロセスの妨害を意図したあらゆる行為への懸念を表明し、それらの行為及び教唆の継続にさらなる懸念を表明し、
 同国全土にわたる安定と安全の提供と維持の重要性を強調し、同国の民兵組織及び元兵士の武装解除・復員・社会復帰の重要性を強調し、
 AMISOMが同国の永続的平和と安定をもたらす貢献を強調し、特にウガンダ・ブルンジ政府の継続的関与を歓迎し、最近のブルンジ兵士の犠牲に弔意を示し、AMISOMに対するいかなる攻撃をも非難し、同国及び地域のあらゆる勢力に対しAMISOMに協力することを要請し、
 AMISOMの全面的展開は同国からの他の外国部隊の全面的撤退を促進し、同国の永続的平和と安定の条件をもたらすことを強調し、
 2008年2月20日付事務総長宛アフリカ連合議長書簡及び2008年3月14日付事務総長報告への付属文書並びに2008年4月23日付事務総長返信(S/2008/309)留意し、
 決議第733号(1992)において導入され、決議第1356号(2001)・第1425号(2002)・第1725号(2006)・第1744号(2007)・第1772号(2007)において詳細にされ修正された武器禁輸は同国の平和と安全に継続的貢献をしていることを強調し、あらゆる加盟国、特に当該地域諸国にその全面的遵守の要請を繰り返し、
 同国の人権状況に深い懸念を表明し、人権理事会第7回会期において採択された同国に関する決議並びにソマリア独立専門家への人権理事会による委任の更新に留意し、
 同国における人道状況の悪化並びに人道支援のアクセス及び人道活動要員の安全を含む人道支援活動の継続的困難に関し深刻な懸念を表明し、人間性・中立・公平・独立の人道原則を再確認し、
 同国の情勢を当該地域における国際平和と安全に対する脅威と見なし、
 国際連合憲章第7章の下に行動し、

  1. 事務総長に対し、国際社会と協働し、ソマリア暫定連邦機関への支援を含み究極的には全員を含む政治的プロセスの促進並びにソマリア民衆へのサービスの提供への努力を継続・強化することを要請する。
  2. 2008年3月14日付事務総長報告により提案されたアプローチを強く支援し、一連でかつ相互強化する方法における政治的で安全かつ組織だった努力を調整し統合する国際連合戦略を更新し、その履行にあたりUNPOSの能力評価を含むとの事務総長の意図を歓迎し、本決議採択後60日以内に安全保障理事会に対し更新したものを提出することを要請する。
  3. 2008年3月14日事務総長報告における統合戦略の効果的・効率的履行推進のために事務総長特別代表事務所内に合同計画ユニットを設置するとの提案を承認する。
  4. 2008年3月14日事務総長報告における、,UNPOS及び現地チーム本部をナイロビからモガディシュに移動するまたは包括的統合国際連合戦略を履行支援するためにソマリア国内の臨時の場所に移動するとの事務総長勧告を歓迎し、事務総長に対しそのような移動のための必要な安全上の調整並びに上記第2パラグラフにおいて参照された戦略を作成した時点で安全保障理事会に提出することを要請する。
  5. ソマリアにおける包括的かつ永続的解決の促進及び政治プロセスの継続促進にあたり、憲法案の策定・憲法承認の投票・暫定連邦憲章により要請された2009年に実施される自由かつ民主的選挙並びにこれらの努力への国際社会からの支援の調整の観点から、UNPOS及び国際連合現地チームはソマリア暫定連邦機関への支援を拡大することを決定し、事務総長に対し本決議採択後60日以内にこの作業に関する報告を行うことを要請する。
  6. 平和的な政治プロセスの妨害を企む者またはソマリア暫定連邦機関またはAMISOMに力により脅威を与える者、同国または当該地域の安定を覆す行為をなそうとする者への対策を講じる意図を想起し、それゆえに決議第751号(1992)に基づき設置された委員会(以下「委員会」と記す)に対し本決議採択後60日以内にそのような個人または組織に対し導入される措置に関して勧告することを要請する。
  7. 同国に対する国際連合の武器禁輸の効果を強化する意図を想起し、武器禁輸に違反する者、そのような者に支援する者に対する措置を講じる意図を表明し、それゆえに委員会に対し本決議採択後60日以内にそのような個人または組織に対し導入される措置に関して勧告することを要請する。
  8. 事務総長に対し可能な追加シナリオの検討を含め、UNPOS・国際連合現地チーム・その他国際連合関係者と緊密に連絡を取りつつ、現地のあらゆる関連する情勢を考慮し、現場により異なる条件に依存したミッションの規模・構成・責任・管轄範囲の追加的オプションを検討し、AMISOMの後継となる国際連合平和維持活動の可能な展開に対する緊急対策の継続を要請し、事務総長に対し上記第5パラグラフにおいて言及された報告に自身の計画の進展状況を含むことを要請し、適当な時期に、政治プロセスの進展状況と現場の治安情勢に従いAMISOMから平和維持活動への移管を検討する意図を表明する。
  9. 2008年4月23日付アフリカ連合委員会議長宛事務総長書簡において設定された、アジスアベバにあるアフリカ連合の戦略的計画・管理ユニット(Strategic Plans and Management Unit)への国際連合の技術顧問を派遣するとの事務総長の指示を歓迎し、事務総長に対しアフリカ連合委員会議長とともに、資金拠出国と調整の上、アフリカ連合に対する国際連合による物流的・政治的・技術的支援を強化し、AMISOMを支援するにあたり直面している課題に取り組む責務を実行するための組織的能力を構築する方法の検討を継続し、AMISOMの全面的展開を支援し、国際連合標準を達成するために適宜支援を強化し、上記第5パラグラフにおいて言及された報告において安全保障理事会に知らせることを奨励する。
  10. 加盟国に対するAMISOMの全面展開のための財政・人員・装備・サービスを提供する要請並びにアフリカ連合加盟国に対する同国からの外国軍撤退を促進するためのAMISOMへの貢献及び同国における永続的平和と安定の条件創設の要請を繰り返し、申し入れを行った加盟国に対しそれらの責務達成のためにAMISOMへの貢献を要請し、AMISOMへの支援増加の必要性を認識し、2008年4月23日付事務総長書簡において示された事務総長勧告に留意する。
  11. いくつかの国家による世界食糧計画の運搬船の保護への貢献支援を繰り返し強調し、諸国及び地域機関に対し、相互に緊密に協力し、事前に事務総長に報告した上で、暫定連邦政府の要請があったときにソマリア及び国際連合が承認した活動のための運搬・輸送に関連する海運を保護する措置を講じることを要請し、AMISOM部隊派遣国に対し、必要に応じてこの目的のための支援することを要請し、事務総長に対しこの活動に対する支援を提供することを要請する。
  12. 同国における継続的人道支援努力を強く支援し奨励し、人道支援要員・国際連合要員の保護に関する決議第1502号(2003)を想起し、同国のあらゆる勢力・武装集団に対しAMISOM・国際連合・人道支援要員の安全を保証するために必要な措置を講じることを要請し、あらゆる勢力に対し支援を必要とする人々へ適時に人道支援を届けられるように安全かつ妨害されないアクセスの確保を要請し、当該地域諸国における適時で安全かつ妨害されない必需支援物資のソマリアへの陸路・空路・海路における通過を含む人道支援提供の促進を要請する。
  13. 事務総長に対し、国際連合主導の機構を確立し、同国で活動する人道機関・暫定連邦政府・資金拠出国・その他同国全土にわたるアクセス問題の解決や安全・人道問題を解決支援する関係勢力との間の調整を支援する継続的努力を強化することを要請し、さらに事務総長に対し上記第5パラグラフにおいて言及された報告にこの点の進展状況を含むことを要請する。
  14. 事務総長に対し同国における人権の保護の監視と拡大のためにUNPOS内に効果的な能力を確立すること並びに必要に応じUNPOS・人権高等弁務官事務所・人権理事会独立専門家との間を調整することを要請し、さらに事務総長に対し上記第5パラグラフにおいて言及された報告にこの点の進展状況を含むことを要請する。
  15. 暫定連邦政府と緊密に協力した、同国の保安部門強化に関する国際連合・アフリカ連合・関係加盟国の継続的努力を支援し、事務総長特別代表に対し当該地域における調整の役割を拡大し、関連する国際連合プログラム及び加盟国の活動を調整することを要請する。
  16. 人権及び国際人道法に対するあらゆる違反を非難し、この観点から同国のあらゆる勢力に対しその義務の全面的尊重を要請し、同国におけるそのような行為に対し責任ある者を裁判にかけることを要請する。
  17. 女性と平和・安全に関する過去の決議第1325号(2000)並びに武力紛争における文民の保護に関する決議第1674号(2006)・第1738号(2006)を再確認し、同国におけるあらゆる勢力・武装集団が特に人口密集地域における無差別攻撃を防止するなど国際人道法・人権法・難民法に従い、同国の文民を保護するための措置を講じる責任を強調する。
  18. 子どもと武力紛争に関する過去の決議第1612号(2005)を再確認し、ソマリアにおける武力紛争に関する武力紛争における子どもに関する安全保障理事会作業部会の結論(S/AC.51/2007/14)を想起し、
  19. 国際連合憲章第65条に従い、経済社会理事会は安全保障理事会に情報を提供し、その要請に応じて安全保障理事会を支援することを要請する。
  20. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

分野:
地域:S/RES/1811ソマリア情勢S/RES/1816
採択順:S/RES/1813S/RES/1815
Updated : 2008/05/19