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Title : S/RES/1808 : The situation in Georgia

安保理決議第1808号
グルジア情勢に関する決議

採択日:2008/04/15
会合:第5866回会合
投票:全会一致
プレスリリース:SC/9299

安全保障理事会は、

 2007年10月15日付決議第1781号(S/RES/1781)を含む関連するあらゆる決議を想起し、
 国際連合グルジア監視ミッション(UNOMIG; UN Observer Mission in Georgia)の活動に関する2008年1月23日付事務総長報告(S/2008/38)及び2008年4月2日付事務総長報告(S/2008/219)を歓迎し、
 兵力の分離と停戦の継続の重要性を繰り返し強調し、
 調停者としてのロシア連邦・事務総長諮問会議(the Group of Friends of the Secretary-General)・欧州安全保障協力会議(OSCE; the Organization for Security and Cooperation in Europe)の支援を受けつつ、事務総長及び事務総長特別代表の継続的努力を支援し、重要な政治対話のための会議としてのジュネーブ形態の会合の増加する重要性を強調し、グルジア及びアブハジアの本プロセスへの新たな関与を歓迎し、
 国際連合及び事務総長諮問会議はグルジア=アブハジア間の紛争解決プロセスへの支援を継続するものの、この支援を活用し、プロセス進展への措置、特に信頼醸成措置を履行する第一の責任は双方にあることに留意し、
 信頼醸成措置履行に関する進展の欠如を遺憾に思い、建設的な親善の重要性と互いの利害への尊重の重要性を強調し、
 紛争地域における重要な安定化の役割を現在果たしているUNOMIG及びCIS平和維持部隊間の緊密かつ効果的な協力の重要性を強調し、紛争の永続的包括的解決は適切な安全が保証されることを必要とすることを想起し、
 紛争により影響を受けたコミュニティ、特に難民及び国内避難民の生活の改善のためにアブハジア及びグルジアにおける経済発展が緊急に必要であることを強調し、

  1. グルジアの主権・独立・国際的に認知された国境内における領土保全に対するあらゆる加盟国の責務を再確認し、平和的な手段のみによる安全保障理事会決議の枠組みの範囲内におけるグルジア・アブハジア紛争解決促進の決定に基づく国際連合及び事務総長諮問会議によるあらゆる努力を支援する。
  2. UNOMIGへの強い支援を再確認し、関係勢力に対しミッションに全面的に協力すること並びに事務総長特別代表の主導による政治的プロセスに積極的かつ持続的に関与することを要請し、監視能力の強化について双方とUNOMIGとの継続的協議を歓迎する。
  3. 最近の全体的な治安情勢の改善を歓迎し、双方にこの改善の強固化と広範化を要請し、停戦ライン及びコドリ峡谷に沿った地域の持続的安定の期間の必要性を強調し、コドリ峡谷上流地帯の情勢が1994年5月14日付の停戦と軍隊引き離しに関するモスクワ協定に適う状態となるよう緊密な監視を行う必要性を強調する。
  4. 2008年2月18日・19日にジュネーブで国際連合が議長となって開催された会合においてなされた、4か国協定の範囲内で定期的協議を再開すると双方による公約を歓迎し、双方に対しこの公約を最終的に実行することを要請する。
  5. 紛争地帯における停戦及び兵力分離体制への違反に懸念を表明する。
  6. あらゆる関係勢力に対し、互いの正当な治安上の懸念を十分に検討し対策を講じ、政治的言動を含むあらゆる形態の暴力または扇動を自制し、停戦及び暴力の不使用に関する過去の協定を全面的に遵守し、未承認の軍事活動を認めない安全地帯及び武器制限地帯を維持することを強く要請し、この観点から文書 S/2007/439 及びその後継文書における事務総長の勧告を想起する。
  7. 双方に対し暴力の不使用に関する文書を遅滞なくまとめることを要請し、双方に対し難民及び国内避難民の帰還に関する文書をまとめることを要請する。
  8. 難民・国内避難民の窮状を緩和する緊急の必要性及び特にアブハジア・グルジア外部で育った新しい世代の安全で威厳のある生活の見込みの確保の必要性を強調する。
  9. あらゆる難民及び国内避難民がアブハジア及びグルジアに帰還する権利は基本的に重要であることを繰り返し強調し、再確認し、そのような人々の帰還の重要性並びに個人の財産権は紛争期間中に避難していたという事実には影響されないこと、居住権及びその所有者の特定は尊重されることを再確認し、双方にUNHCRのガリ地域への最初の帰還に対する戦略的方向(Strategic Directions)の履行を要請する。
  10. 関係勢力に対し、難民及び国内避難民の威厳ある帰還を含む平和的解決をもたらすために関連する安全保障理事会決議において記述されたあらゆる既存の機構を全面的に利用して2者間の交流をさらに増加させることを要請する。
  11. 事務総長諮問会議により提案され2007年4月13日付決議第1752号により承認された信頼醸成措置は分断された国家の社会間でより広範な不偏の交流を展開することを強く確信し、信頼醸成措置に基づく進展の欠如を遺憾とし、双方に対しこれらの措置を無条件で履行することを要請する。
  12. 永続的かつ包括的解決達成の観点から、『ツビリシ・シュクミ間の勢力分配に関する基本原則に関する文書(Paper on Basic Principles for the Distribution of Competencies between Tbilisi and Sukhumi)』に含まれる原則に対する支援を想起し、国際連合の庇護の下に創造的かつ建設的に政治的対話を実施するとの観点からの申し出を双方が受諾するとの追加的見解を歓迎する。
  13. 双方の市民社会代表間の現在の交流を歓迎し、将来のさらなる交流を奨励し、双方に対しそのような交流において官民が積極的に無条件で促進することを呼びかける。
  14. UNOMIG・CIS平和維持部隊及びその他の国際要員に対し適切な安全と移動の自由を確保することは双方に第一の責任があることを強調し、この観点から双方に義務を果たし、UNOMIG・CIS平和維持部隊への全面的協力を拡大することを要請する。
  15. 性的搾取及び虐待に対する事務総長の不寛容方針を履行するため及びその要員に国際連合行動規定を全面的遵守を保証するためにUNOMIGがとった努力を歓迎する。また事務総長にこの点に関してあらゆる必要な措置を講じるために継続して安全保障理事会に報告することを要請する。部隊派遣に貢献している諸国に対し適切な予防的措置及び要員がこのような行為を起こした場合には適切に捜査し懲戒措置をとることを要請する。
  16. 2008年10月15日に終了する新しい期間までUNOMIGへの活動委任期間を延長することを決定する。
  17. 事務総長に対し、永続的かつ包括的な解決を達成すると言う観点から、信頼を構築し、首脳級会談の準備を含む集中的かつ意義ある対話を促進するための措置を履行を奨励し関係勢力を支援するためにこの活動内容を活用すること、並びにこの観点からなされた進展に関し、アブハジア・グルジア情勢について次回報告書において安全保障理事会に報告することを要請する。
  18. 事務総長特別代表の努力を強く支援し、事務総長諮問会議(the Group of Friends of Secrtary-General)に対し特別代表に確固とした統一された支援を継続することを要請する。
  19. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

分野:
地域:S/RES/1781グルジア情勢
採択順:S/RES/1807S/RES/1809
Updated : 2008/04/19