Location : Home > SC Resolutions > 2008
Title : S/RES/1802 : The situation in East Timor

安保理決議第1802号
東ティモール情勢に関する決議

採択日:2008/02/25
会合:第5844回会合
投票:全会一致
プレスリリース:SC/9262

安全保障理事会は、

 東ティモール情勢に関するあらゆる過去の決議及び声明、特に2005年4月28日付決議第1599号・2006年5月12日付決議第1677号・2006年6月20日付決議第1690号・2006年8月18日付決議第1703号・2006年8月25日付決議第1704号・2007年2月22日付決議第1745号・2008年2月21日付声明 S/PRST/2008/5 を再確認し、
 2008年1月17日付事務総長報告(S/2008/26)を歓迎し、2007年11月24日から30日まで実施された同国への安全保障理事会ミッション報告(S/2007/711)を想起し、
 同国の主権・独立・領土保全・国民統一並びに同国内の長期にわたる安定の促進に対する全面的な責務を再確認し、
 2007年の大統領及び議会選挙が平和に実施されたこと並びに同国において民主的に選出された政府とその機構の形成を歓迎し、
 同国民衆及び政府に対し政治的稼動を解決するための努力を継続することを要請し、民主主義と法の支配への責務を再確認しつつ安定と正常性を回復するとの政府の決意に謝意をもって留意し、さらに平和と国家の安定の支援に対する野党の責務にも謝意をもって留意し、
 同国の政治的・保安的・社会的・人道的状況は依然として不安定であることに留意し、
 同国の指導層及び他の関係者に対し平和的対話の模索と差異を解決するために暴力を用いないことを繰り返し要請し、
 司法の独立とその責任の尊重の必要性を再確認し、免責行為に対する裁判と判決の必要せいを同国指導者に認識させたことを歓迎し、この観点から司法制度に深刻な資源の制約があることを認識し、独立特別捜査委員会(the Independent Special Commission of Inquiry)による勧告にあったように、同国指導層に対し2006年の危機の期間の重大な犯罪の犯人に対する責任を取らせう努力の継続を奨励し、
 同国政府及びUNMIT間で2006年12月1日に締結された「東ティモールにおける公安の回復・維持並びにPNTL及び内務省の改革・復興・再建支援に関する協定(the Arrangement on the Restoration and Maintenance of Public Security in Timor-Leste and Assistance to the Reform, Restructuring and Rebuilding of PNTL and the Ministry of Interior)」の全面的履行の必要性に関する過去の声明を想起し、国家警察の能力開発の観点からUNMIT警察とPNTLの間の建設的な協力の必要性を強調し、
 同国政府の要請に応じた、国際治安部隊の継続的展開並びに法及び安定の回復と維持におけるUNMITへの支援活動への全面的支援を表明し、
 同国の現在の困難は事実上政治的・制度的なものであるとの表明にもかかわらず、貧困及び関連する欠乏状態はこれらの困難の一因となっていることを想起し、同国の2国間及び多国間支援国に特に組織能力構築及び社会経済的発展に関する貴重な支援について敬意を表し、同国の統治の多くの側面において進展が見られることを認識し、
 女性と平和・安全に関する決議第1325号(2000)及び人道支援活動者及び国連要員の保護に関する決議第1502号(2003)再確認し、
 国際連合h貸しティモール統合ミッションは同国の平和・安定・発展の促進において継続して重要な役割を果たすことを認識し、事務総長特別代表の指導の下でのUNMIT及び国際連合現地駐在チーム(UN Country Team)の努力に謝意を表明し、

  1. UNMITへの活動委任を現在承認されている部隊水準で2009年2月26日まで延長することを決定する。
  2. 2008年2月11日に発生した大統領及び首相に対する攻撃並びに同国を不安定にするあらゆる企てを同国の正統な機構に対する攻撃とみなし最も強い調子で非難し、近隣諸国による迅速かつ建設的な対応を歓迎する。
  3. 同国政府に対しこの凶悪な行為に責任ある者を裁判にかけることを要請し、この観点からあらゆる関係者は当局に協力することを要請する。
  4. 同国国民に対し、平静を維持し、自制し、同国の安定を維持することを要請する。
  5. 同国のあらゆる勢力、特に政治指導層に対し政治対話及び同国における平和・民主主義・法の支配・持続可能な社会と経済の発展・国民和解の強固化に向けて協働することを要請し、同国が直面している深刻な政治的・保安的問題に対処すべく、高官級調整委員会(the High-Level Coordination Committee)及び三者協調フォーラム(Trilateral Coordination Forum)を含む包括的・共同プロセスを通じた事務総長特別代表の継続的努力に対し全面的支援を表明する。
  6. 責任と公正への継続的努力の重要性を再確認し、国際連合特別捜査委員会(the United Nations Special Commission of Inquiry)の2006年報告における勧告の同国政府による履行の重要性を強調する。
  7. 同国機構の開発強化とさらに司法部門の能力構築に関する国際社会からの同国に対する継続的支援の必要性を強調する。
  8. UNMITに対し司法制度の効果の拡大のために必要な調整を行い、同国政府が捜査委員会による勧告の履行に際し支援する努力を継続することを要請する。
  9. UNMITに対し同国機構の能力構築の分野において資金拠出国の協力調整に関し同国政府を支援することを要請する。
  10. さらに同国政府に対し、UNMITの支援の下、長期にわたる安定の重要性を前提に、PNTL・国防省・F-FDTLを含む保安部門の将来の役割と必要性の包括的な見直しを継続することを要請し、 UNMITに対し同国政府及び関連する資金提供国と緊密な調整の上、見直す支援努力強化を要請し、保安部門における広範な問題に対処するために2007年8月に設置された3者調整機構の設置を歓迎する。
  11. UNMITに対し、パートナーと協働し、女性特有の必要にも対処しつつ機関の効力を強化するためにPNTLが再構築されるまでの暫定的な法執行及び公安の維持を含むPNTLへの支援を通じて、同国におけるUNMIT警察のプレゼンスを通じて治安の回復と維持を支援し、PNTLへのさらなる訓練・指導・組織開発・強化の支援の努力に注力することを要請する。
  12. 国家警察の満たすべき要件評価とUNMIT警察の技能の調整を実施するために、UNMITに対し2008年第1四半期に専門ミッションを派遣するとの事務総長の意図を歓迎し、事務総長に対し専門ミッションの結果を安全保障理事会に報告することを要請する。
  13. 国内避難民の問題や持続可能な生活の促進を含む同国が直面している社会経済的課題への対処を目指した東ティモール国家復興戦略(Timor-Leste National Recovery Strategy)の策定に留意し、この観点から、UNMITに対し、貧困撲滅と経済成長政策において国際連合諸機関・基金・プログラム並びに関連する同国政府を支援するパートナー・機関と協力を継続することを要請する。
  14. UNMITに対し、安全保障理事会決議第1325号(2000)において策定されたジェンダーに対する配慮を任務全般にわたる問題横断的課題として十分に行うことを要請し、さらに事務総長に対し、必要に応じてUNMIT全体において男女平等の考えを反映させる取り組み(gender mainstreaming)並びに女性及び少女の状況に関する、特に性別に基づく暴力から彼女らを保護する必要性に関連するあらゆる他の側面について安全保障理事会への報告に含むことを要請する。
  15. 事務総長に対し、UNMITが性的搾取及び虐待に対する国際連合の不寛容方針を全面的に遵守するよう必要な措置を継続的に講じること並びにこの件に関し安全保障理事会に報告することを要請し、部隊派遣に貢献している諸国に対し適切な予防的措置及び要員がこのような行為を起こした場合には適切に捜査し懲戒措置をとることを要請する。
  16. さらに事務総長に対し、安全保障理事会に緊密かつ定期的に現場の状況、特に来る選挙並びに治安状況について報告すること、国民和解への支援に関する事務総長特別代表の努力の進展状況について遅くとも2008年4月1日までに報告を提出することを要請する。この報告にはUNMITの委任内容の調整に関する内容が含まれているものとする。また事務総長に対し、同国政府と協議し、進展状況が把握できる適切なベンチマークを添えて中間戦略を開発し、適宜報告を提出することを要請する。
  17. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

分野:
地域:S/RES/1745東ティモール情勢
採択順:S/RES/1801S/RES/1803
Updated : 2008/02/27