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Title : S/RES/1789 : The situation in Cyprus

安保理決議第1789号
キプロス情勢に関する決議

採択日:2007/12/14
会合:第5803回会合
投票:全会一致
プレスリリース:SC/9201

安全保障理事会は、

 任務に従い、キプロスにおける国際連合の活動に関する2007年12月3日付事務総長報告(S/2007/699)にあった過去6か月の現場における情勢の進展に関する分析を歓迎し、
 2007年12月15日以降もキプロス島の治安のためにはUNFICYPが必要であるとのキプロス政府の賛成に留意し、
 解決の模索の責任は第一にキプロス人自身にあり、来る年には包括的な解決を目指した、全勢力によって把握されるべき決定的な進展への重要な機会の窓をもたらすとの事務総長の堅い信念に同意し、国際連合の第一の役割は同国紛争と島の分割を包括的かつ恒久的解決をもたらすための支援にあることに留意し、
 同島の治安状況は継続して安定しており、暫定境界線(the Green Line)沿いの状況も概ね平穏であるとの事務総長の評価に留意し、緩衝地帯における違反の減少を歓迎し、双方に緊張を高める行為を自粛するよう要請し、
 緩衝地帯における活動、特にUNFICYPの活動内容に表明された正常な状態への帰還と相容れない大規模な商業プロジェクトの提案は安定と安全を犠牲にするべきではないことを強調し、緩衝地帯における情勢は1989年の国際連合覚書(the United Nations 1989 aide-memoire)を双方が受諾すれば改善されるとの事務総長の堅い信念に留意し、
 2006年7月8日協定に記された原則及び決定を歓迎し、関連する安全保障理事会決議により設定されたように2国間による連邦制及び政治的平等に基づいた包括的解決は双方が望むものであり、さらなる遅滞なく行われるべきものであることを強調し、
 2006年7月8日協定履行が守られないことに遺憾をもって留意し、双方のコミュニティの指導者に対し包括的かつ恒久的な解決をもたらす全面的な交渉の素地を準備するために遅滞なくプロセスを開始する活動を行うことを要請し、
 地雷撤去作業を支援する欧州連合基金への合意を歓迎し、緩衝地帯における地雷撤去を完了させるために残余の活動を統御している関連勢力間の取り決めの実測な最終結論を要請し、
 行方不明者委員会(the Committee on Missing Persons)の活動の進展と継続を歓迎し、このプロセスはコミュニティ間の和解を促進するとの希望を表明し、
 双方のコミュニティの間の信頼を拡大しする手段として提案された信頼醸成措置を歓迎しその早期履行を奨励し、既存の検問所の調整を考慮した、レドラ通りに限らない検問所の追加開設などの措置の進展を奨励し、キプロス人による暫定境界線の継続的通過の重要性を再確認し、
 キプロス島に関するあらゆる国際連合機関の部分に関する2者間接触・事象を促進するためのあらゆる努力を歓迎し、双方に対し市民社会の活発な取り組み及び経済的・商業的機関間の協力の奨励を促進することの障害を除去することを要請し、
 積極的かつ繁栄している市民社会は政治プロセスには不可欠であることに合意し、この観点から、コミュニティ内外における本島の将来に関する建設的な公の議論の機会が少なくなってきており、現在の状況は、特にギリシャ系住民及びトルコ系住民双方に便益のある二者間活動の推進並びに包括的解決を進めるための和解促進と信頼構築にむけた努力を阻害していることに懸念を表明し、
 双方の意見を踏まえつつ、事務総長がUNFICYPの現場における進展状況を考慮し緊密にレビューすること重要性を再確認し、必要に応じてUNFICYPの活動委任内容・部隊水準・活動のコンセプトのさらなる調整等の勧告を添えて安全保障理事会に報告し、
 多くのUNFICYP部隊が耐えている環境に対処するためにキプロス共和国による措置を歓迎し、
 キプロス政府及びギリシャ政府によるUNFICYPへの資金拠出に関する自発的貢献に対する事務総長の謝意並びに他国・他機関のさらなる自発的貢献の要請に同意し、
 あらゆる平和維持活動における HIV/AIDS 及びその他の伝染病への予防・対策について平和維持活動要員に注意を喚起するための国際連合による努力を歓迎・賞賛し、

  1. 任務に従い事務総長報告にある最近6か月における現場における状況の進展に関する分析を歓迎する。
  2. 現状は受け入れがたく、時期は安定の側になく、同国問題の最終的政治解決に関する交渉は長い間膠着状態にあることを再確認する。
  3. 7月8日プロセスへの全面的支援を表明し、進展の欠如に懸念を持って留意し、全勢力に対し2006年11月15日付ガムバリ事務次長書簡に記されたように国際連合の努力に建設的に即座に協力し、全勢力に対し交渉を開始するにあたり来る数か月における柔軟性及び政治的意思を表明することを要請する。
  4. 同国に関するあらゆる決議、特に1999年6月29日付決議第1251号及びその後継の決議を再確認する。
  5. UNFICYPへの全面的支援を表明し、その活動委任期限を2008年6月15日まで延長することを決定する。
  6. 双方に対し、緊急事態としてかつUNFICYPの活動を尊重して、UNFICYPと協議の上、1989年の国際連合覚書に関する合意への到達の観点から特にレドラ通り検問所に関して緩衝地帯の策定に取り組むことを要請する。
  7. トルコ系住民及びトルコ軍に対し、ストロヴィリア(Strovilia)の状況を2000年6月30日以前の状態に回復することを要請する。
  8. 事務総長に対し本決議の履行状況に関する報告を2008年6月1日までに提出することを要請する。
  9. 性的搾取及び虐待に対する事務総長の不寛容方針を履行するため及びその要員に国際連合行動規定を全面的遵守を保証するために UNFICYP がとった努力を歓迎する。また事務総長にこの点に関してあらゆる必要な措置を講じるために継続して安全保障理事会に報告することを要請する。部隊派遣に貢献している諸国に対し適切な予防的措置及び要員がこのような行為を起こした場合には適切に捜査し懲戒措置をとることを要請する。
  10. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

分野:
地域:S/RES/1758キプロス情勢S/RES/1818
採択順:S/RES/1788S/RES/1790
Updated : 2007/12/15