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Title : S/RES/1745 : The situation in East Timor

安保理決議第1745号
東ティモール情勢に関する決議

採択日:2007/02/22
会合:第5634回会合
投票:全会一致
プレスリリース:SC/8962

安全保障理事会は、

 東ティモール情勢に関するあらゆる過去の決議及び声明、特に2005年4月28日付決議第1599号・2006年5月12日付決議第1677号・2006年6月20日付決議第1690号・2006年8月18日付決議第1703号・2006年8月25日付決議第1704号を再確認し、
 2007年2月1日付事務総長報告(S/2007/50)を歓迎し、
 同国の主権・独立・領土保全・国民統一並びに同国内の長期にわたる安定の促進に対する全面的な責務を再確認し、
 同国民衆及び政府が政治的課題の解決のための行動並びに国民対話及び政治的和解に向けて講じるべき他の措置を継続的に行っていることを賞賛し、この観点からあらゆる勢力にその努力を倍化させることを奨励し、
 司法の独立及びその責務の尊重の必要性を再確認し、公正と免責への対処の必要性に関する同国指導者層の信念を歓迎し、
 同国の保安・政治・社会・人道情勢は依然として脆弱で不安定であることに懸念を表明し、保安部門においてなされた初期の努力を歓迎し、
 国際連合東ティモールミッション(UNMIT)に機動隊(FPU; formed police unit)の追加を要請する2006年12月7日付事務総長宛グスマン大統領・ラモス=ポルタ首相・グテレス国民議会議長合同書簡(S/2006/1022)に留意し、
 来る大統領選挙及び議会選挙は同国の民主主義の強化プロセスにとって重要な段階であるとの見解を繰り返し強調し、
 議会選挙・大統領選挙にかかわる国民選挙委員会(National Commission on Elections)に関する法律の採択を歓迎し、必要とみなされた修正を含むUNMITの支援の下でなされるべき,適切な規制の枠組み及び後方支援の履行のための追加的措置を奨励し、
 さらに独立調査特別委員会(the Independent Special Commission of Inquiry)勧告及び臨時議会委員会(the Ad Hoc Parliamentary Commission)追加勧告を採択した決議を2007年1月9日に同国議会が可決したことを歓迎し、2006年4月・5月の事案に関連する司法手続きを含む、これまでに同国政府によってなされた措置に留意し、さらに独立委員会の勧告履行への継続的努力の必要性に留意し、
 同国政府及びUNMIT間で2006年12月1日に締結された「東ティモールにおける公安の回復・維持並びにPNTL及び内務省の改革・復興・再建支援に関する協定(the Arrangement on the Restoration and Maintenance of Public Security in Timor-Leste and Assistance to the Reform, Restructuring and Rebuilding of PNTL and the Ministry of Interior)」の全面的履行の必要性を強調し、
 同国政府の要請に応じた、国際治安部隊の継続的展開並びに法及び安定の回復と維持におけるUNMITへの支援活動への全面的支援を表明し、
 保安活動を拡大するための三者協調フォーラム(Trilateral Coordination Forum)の設置を定めた同国政府・国際連合・オーストラリア政府間の2007年1月26日付了解覚書への署名に謝意をもって留意し、
 同国の現在の困難は事実上政治的・制度的なものであるとの表明にもかかわらず、貧困及び関連する欠乏状態はこれらの困難の一因となっていることを想起し、同国の2国間及び多国間支援国に特に組織能力構築及び社会経済的発展に関する貴重な支援について敬意を表し、同国の統治の多くの側面において進展が見られることを認識し、
 資金拠出国の支援とともに同国政府及び国際連合開発計画の間の透明かつ反腐敗の措置を拡大するための技術的支援を提供する協定を歓迎し、
 2006年12月を超えて6か月間、帰還・移住・社会復帰を促進するための国内避難民に対する人道支援を含む人道支援と保護に応答する統合アピールプロセス(CAP; Consolidated Appeal Process)の2007年1月17日の始動に留意し、
 女性・平和・安全に関する決議第1325号(2000)・人道活動要員及び国際連合要員の保護に関する決議第1502号(2003)を再確認し、
 事務総長特別代表の指導の下でのUNMIT及び国際連合現地駐在チームの努力に謝意を表明し、

  1. UNMITへの活動委任期限を2008年2月26日まで延長することを決定する。
  2. UNMITに許されている員数を、特に選挙前後の期間、既存の機動隊を補充するものとして増員することを認めるため最大140名まで強化することを決定する。
  3. 国際治安部隊がが国際連合の財産を保護し並びにUNMIT警察能力への迅速な対応を確保することを定めた2007年1月25日付国際連合及びオーストラリア間軍事技術協定への調印を歓迎する。
  4. 同国政府に対し、UNMITによる支援を受け、内務省・PNTL・防衛省・F-FDTLを含む保安部門の将来の役割及び必要性に関する包括的見直し作業を継続することを要請する。
  5. 定期的会合及び情報共有の必要性を強調し、その観点から、協力維持のために同国政府・UNMIT・国際治安部隊からの参加による三者協調フォーラムの設置を歓迎する。
  6. 同国のあらゆる勢力に対し、来る選挙が統一を促す影響を持ち、同国民衆に連帯をもたらすことを確証するために非暴力の原則及び民主的・合法的プロセスを遵守することを要請し、あらゆる同国内勢力に対し選挙が自由かつ公平で平和裏に施行されること並びに国民選挙委員会が策定した投票への予定が尊重されることを奨励する。
  7. 国際連合独立検証チーム(the United Nations Independent Certification Team)の活動に留意し選挙プロセスの信頼性を確保するための主要な勧告の履行を奨励し、さらに国際社会に対し選挙監視を通じてこのプロセスを支援することを奨励する。
  8. 同国のあらゆる勢力に対し、特に政治指導者に対し、近年同国にもたらされた進展を強化するために協力の精神でともに活動を継続し、譲歩し、同国をさらなる平和で繁栄した将来をもたらすよう要請する。
  9. 1999年の事案及び2006年4月から5月にかけての事案に関する責任と司法的追及についての、独立調査特別委員会報告へのフォローアップを含む継続的努力の重要性を強調し、この観点からUNMITの国民対話・政治的和解・司法制度の強化への支援への継続的努力を奨励する。
  10. UNMITに対し、貧困撲滅及び経済成長政策設計において、国際連合機関・基金・プログラム及び同国政府・関連機関を支援するあらゆる関係するパートナーと協力・調整を継続することを要請する。
  11. 国際連合機関・多国籍金融機関を含む開発パートナーに対し、来る選挙その他持続的発展を目指したプロジェクトの準備に対する資源及び支援の提供を継続することを要請し、国際資金拠出国に対し2007年対東ティモール統合アピール(the 2007 Consolidated Appeal for Timor-Leste)への寛大な貢献の検討を要請する。
  12. UNMITに対し、安全保障理事会決議第1325号において策定されたジェンダーに対する配慮を任務全般にわたる問題横断的課題として十分に行うことを要請し、さらに事務総長に対し、必要に応じてUNMIT全体において男女平等の考えを反映させる取り組み(gender mainstreaming)並びに女性及び少女の状況に関する、特に性別に基づく暴力から彼女らを保護する必要性に関連するあらゆる他の側面について安全保障理事会への報告に含むことを要請する。
  13. 事務総長に対し、UNMITが性的搾取及び虐待に対する国際連合の不寛容方針を全面的に遵守するよう必要な措置を継続的に講じること並びにこの件に関し安全保障理事会に報告することを要請し、部隊派遣に貢献している諸国に対し適切な予防的措置及び要員がこのような行為を起こした場合には適切に捜査し懲戒措置をとることを要請する。
  14. さらに事務総長に対し、安全保障理事会に緊密かつ定期的に現場の状況、特に来る選挙並びに治安状況について報告すること、同国大統領選挙・議会選挙実施後60日以内に安全保障理事会にUNMITの活動委任内容について可能な調整に関する勧告を含む報告を提出すること、現在の活動委任期限が終了する少なくとも45日前までに報告を提出し、さらに必要とみなした時点でも報告を提出することを要請する。
  15. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

分野:
地域:S/RES/1704東ティモール情勢S/RES/1802
採択順:S/RES/1744S/RES/1746
Updated : 2007/02/25