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Title : S/RES/1744 : The situation in Somalia

安保理決議第1744号
ソマリア情勢に関する決議

採択日:2007/02/20
会合:第5579回会合
投票:全会一致
プレスリリース:SC/8960

安全保障理事会は、

 ソマリア情勢に関する過去の決議、特に決議第733号(1992)・第1356号(2001)・第1425号(2002)・第1725号(2006)並びに議長声明、特に2006年7月31日付声明(S/PRST/2006/31)・2006年12月22日付声明(S/PRST/2006/59)を想起し、
 同国の主権・領土保全・政治的独立・統一の尊重を再確認し、
 暫定連邦憲章(the Transitional Federal Charter)を通じた同国情勢の包括的かつ永続的解決への責務を再確認し、広範な支持を得た代議制並びに暫定連邦憲章で想定されている包括的政治的プロセスの重要性を強調し、
 事務総長特別代表であるフランソワ・フォール氏(Mr. Francois Fall)への強い支援を再確認し、
 アフリカ連合・アラブ連盟・政府間開発機構(IGAD; the Intergovernmental Authority on Development)による同国における平和・安全・復興への努力を賞賛し、この観点からその継続を歓迎し、
 アフリカ連合は同国における初期安定化段階への貢献を目的とした6か月のミッション(AMISOM)を派遣し、そのミッションは国際連合活動に発展し、同国の長期にわたる安定化と紛争後復興を支援することを述べた2007年1月19日付アフリカ連合平和・安全保障理事会コミュニケに留意し、
 アフリカ連合によるソマリアにおけるミッションの設置の意図を歓迎し、その展開の緊急性を強調し、
 エチオピア軍の同国からの部隊の撤退の決定を歓迎し、エチオピア軍は既に撤退を開始しているという事実に留意し、AMISOMの展開は治安の空白を埋め、全面的撤退の条件を整え、当該地域における緊急事態に対処できることを強調し、
 ソマリア暫定連邦機関(Somalia's Transitional Federal Institutions)への支援を繰り返し強調し、同国全土にわたる安定と安全の維持の重要性を強調し、この観点から同国における民兵組織及び元兵士の武装解除・復員・社会復帰の重要性を強調し、
 同国内におけるあらゆる暴力・過激派による活動を非難し、モガディシュにおける最近の爆破事件を非難し、同国内における継続的暴力に対し懸念を表明し、
 同国の情勢を当該地域における国際平和と安全対する脅威とみなし、
 国際連合憲章第7章の下で行動し、

  1. 同国において安定・平和・和解を強固にするために、同国における包括的政治プロセスを通じて達成された、暫定連邦憲章において想定されている広範な支持の下に代表となる機関の必要性を強調し、国際的支援が必要であることを確認する。
  2. 包括的ソマリア人間政治プロセス、特に政治指導者・部族指導者・宗教指導者市民社会の代表を含むあらゆる関係者が参加した国民和解会議を早急に召集する意図を表明した、アフリカ連合サミットの席上でアフメッド大統領(President Abdullahi Yusuf Ahmed)が行った声明を推進する暫定連邦機関の活動を歓迎し、責務の結果として必要な、同国暫定連邦憲章において想定されている地方・地域・全国レベルの民主的選挙を実施する継続的かつ包括的政治プロセスに期待し、暫定連邦政府及び他の暫定連邦機関による包括的対話の促進への努力を奨励する。
  3. 事務総長に対し、さらに広範に、暫定連邦機関並びに国民和解会議を支援し、包括的政治プロセスの継続を促進し、アフリカ連合・アラブ連盟・IGADとともに活動することを要請し、事務総長に対し本決議採択後60日以内に暫定連邦機関によって包括的政治プロセス及び和解活動に関してなされた進展について安全保障理事会に報告することを要請し、平和的政治プロセスを妨げ、力により暫定連邦機関を脅かしまたは同国・当該地域の安定を揺るがすような行為を防止するために講じる措置を検討する意図を繰り返し強調する。
  4. アフリカ連合加盟国が同国内に6か月の期間で以下の委任内容を履行するために必要なあらゆる措置を講じることを認められたミッションの設置を承認することを決定する。
    1. 第1・第2・第3パラグラフにおいて言及されたプロセスに関連するあらゆる人員の自由な行動・安全な移動・身柄の安全を支援することによる同国内における対話と和解を支援すること。
    2. 必要に応じ、その機能を果たすための支援として暫定連邦機関及び主要な社会基盤の保護を提供すること。
    3. その能力の範囲内で、他の営力と協力の上、国家安全・安定化計画(the National Security and Stabilization Plan)を履行し、特に包括的なソマリア保安部隊の効果的再構築と訓練を支援すること。
    4. 要請があれば、その能力の範囲内で、人道支援のために必要な治安条件の整備に貢献すること。
    5. 人員・設備・装備・施設・ミッションを保護し、人員の安全と移動の自由を確保すること。
  5. アフリカ連合加盟国に対し、同国からのあらゆる外国の軍隊を撤退する条件を整えるために上記ミッションに貢献することを要請する。
  6. 決議第733号(1992)第5パラグラフで導入され、決議第1425号(2002)第1・第2パラグラフで詳細化された措置は以下のものには適用されないことを決定する。
    1. 上記第4パラグラフにおいて言及されたミッションへの支援またはそれによる使用にのみ意図された武器・武装・技術的訓練及び支援
    2. 保安部門機関を開発強化する目的のみに限定され、上記第1・第2・第3パラグラフにおいて設定された政治的プロセスに則り、かつ決議第751号(1992)に基づき設置された委員会が下記第7パラグラフにおいて記述された事前連絡受領後5作業日内に否定的な判断を下さない物品及び技術的支援
  7. 上記第6パラグラフ(b)に基づき物品または技術的支援を供給した国家は、ケースバイケースで決議第751号(1992)に基づき設置された委員会に事前に報告を行うことを決定する。
  8. 加盟国に対しAMISOM展開の成功のために、人員の派遣、必要であれば装備・サービスの提供を行うこと並びを要請し、加盟国に対しAMISOMへの財政支援を奨励する。
  9. 事務総長に対し、政治的状況及び治安状況並びにアフリカ連合の展開の後継となる国際連合平和維持活動の可能性に関する報告を行うために可及的速やかにアフリカ連合本部及び同国に技術評価ミッション(Technical Assessment Mission)を派遣すること並びに本決議採択後60日以内に安全保障理事会に対し同国の平和と安全への支援を確保するための国際連合の活動及び安定と復興に関する勧告を添えて報告することを要請する。
  10. 武器禁輸による同国の平和と安全のためになされた継続的貢献を強調し、あらゆる加盟国、特に当該地域諸国に対しその全面的遵守を要請し、武器禁輸支援において目標としている措置を通じて効果を強化する緊急的な方法を検討する意図を繰り返し強調する。
  11. 同国の人道状況に対し深い懸念を表明し、同国内の全勢力に対し同国における人道支援活動者の安全の保証を与えるとともに人道支援へのアクセスを完全に確保することを要請し、同国における継続的支援活動を歓迎しかつ奨励する。
  12. AMISOM設置に関連して、決議第1725号(2006)第3パラグラフから第7パラグラフまでに含まれる措置はもはや適用されないことを決定する。
  13. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

分野:
地域:S/RES/1725ソマリア情勢S/RES/1766
採択順:S/RES/1743S/RES/1745
Updated : 2007/02/21