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Title : S/RES/1728 : The situation in Cyprus

安保理決議第1728号
キプロス情勢に関する決議

採択日:2006/12/15
会合:第5593回会合
投票:全会一致
プレスリリース:SC/8905

安全保障理事会は、

 キプロスにおける国際連合の活動に関する2006年12月1日付事務総長報告 S/2006/931 を歓迎し、
 2006年12月15日以降もキプロス島の治安のためにはUNFICYPが必要であるとのキプロス政府の賛成に留意し、
 同島の治安状況は継続して安定しており、暫定境界線(the Green Line)沿いの状況も平穏であり、この文脈で双方を巻き込む偶発的事件の総数のさらなる減少を歓迎する一方で、重大な懸念となる事件も発生しているとの事務総長の評価に留意し、
 双方に軍事演習のような緊張を高めるいかなる行為も回避することを要請しこの文脈から、農業や建築を含む緩衝地帯における未承認の文民の活動に懸念を持って留意し、双方に対し、UNFICYPと協議の上、緩衝地帯の遵守と、1989年の国際連合覚書(the United Nations 1989 aide-memoire)に基づく緩衝地帯内におけるUNFICYPの委任活動内容及び活動の尊重を奨励し、
 7月8日合意の達成に向けたガムバリ事務次長の活動に強い謝意を示し、現状は受容しがたく、関連する安全保障理事会決議で設定されたような二者間の二地区からなる連邦制と政治的平等に基づく包括的解決は望ましく、可能であり、もはや実施を遅滞すべきでないとの認識を含む原則及び決定を歓迎するが、これらの決定を履行するのは双方の信頼感が欠如しているとの事務総長の評価に遺憾の意をもって留意し、7月8日付合意の遅滞なき履行の必要性を強調し、国際連合の示唆による双方のコミュニティ指導者の積極的反応は包括的かつ永続的解決へと導く十分な交渉の基礎を準備するための準備段階の終結をもたらすとの希望を表明し、
 地雷撤去作業の継続的進展を歓迎し、緩衝地帯の残りの地域内のトルコ軍地雷原における撤去作業の拡大へのUNFICYPの努力に対する強い支援を表明し、2年以内に地雷撤去完了を宣言できるとの観測を歓迎し、
 双方に対し行方不明者の人道的問題を緊急かつ深刻な問題として評価し対処することを繰り返し要請し、この観点からキプロス行方不明者委員会(the Committee on Missing Persons on Cyprus)の2004年8月以降の活動の再開、それ以降のなされた進展、事務総長による第3者の指名を歓迎し、
 ギリシャ系キプロス人による北部への通過及びトルコ系キプロス人の南部への通過が平和裏に行われている事実を歓迎し、レドラ通りを含む越境地点の追加のようなその他の信頼醸成装置の早期進展を奨励し、
 なかんずく国際連合の役割として二者間の接触・イベント促進への努力が行われることを歓迎し、双方にさらなる二者間接触の促進とそのような接触への障害の除去を要請し、
 この観点から、コミュニティ内外における本島の将来に関する建設的な公の議論の機会が少なくなってきており、現在の状況は、特にギリシャ系住民及びトルコ系住民双方に便益のある二者間活動の推進並びに包括的解決を進めるための和解促進ち信頼構築にむけた努力を阻害するとの懸念を表明し、
 キプロス紛争及び島の分割状態を包括的かつ永続的解決に導くために双方を支援するという国際連合の第一の役割に留意し、
 双方の意見を踏まえつつ、事務総長がUNFICYPの現場における進展状況を考慮し緊密にレビューすること重要性を再確認し、必要に応じてUNFICYPの活動委任内容・部隊水準・活動のコンセプトのさらなる調整等の勧告を添えて安全保障理事会に報告し、
 キプロス政府及びギリシャ政府によるUNFICYPへの資金拠出に関する自発的貢献に対する事務総長の謝意並びに他国・他機関のさらなる自発的貢献の要請に同意し、
 あらゆる平和維持活動における HIV/AIDS 及びその他の伝染病への予防・対策について平和維持活動要員に注意を喚起するための国際連合による努力を歓迎・賞賛し、

  1. 6月以降の進展、特に7月8日以降の進展に関する事務総長報告の所見を歓迎し、過去10年にわたる事務総長、スタッフによる包括的解決に向けた努力に謝意を表明する。
  2. 同国に関するあらゆる決議、特に1999年6月29日付決議第1251号及びその後継の決議を再確認する。
  3. 緩衝地帯における委任活動を含むUNFICYPへの全面的支援を表明し、その活動委任期限を2007年6月15日まで延長することを決定する。
  4. トルコ系住民及びトルコ軍に対し、ストロヴィリア(Strovilia)の状況を2000年6月30日以前の状態に回復することを要請する。
  5. 双方の指導者により同意されたプロセスへの全面的支援を表明し、2006年11月15日付ガムバリ事務次長書簡に記された通り事務総長特別代表の後援の下で二者間協議に積極的参加することを奨励し、可及的速やかに完全な調停プロセスが再開できるように準備段階を早期に終了させることを要請する。
  6. 事務総長に対し本決議の履行状況に関する報告を2007年6月1日までに提出することを要請する。
  7. 性的搾取及び虐待に対する事務総長の不寛容方針を履行するため及びその要員に国際連合行動規定を全面的遵守を保証するために UNFICYP がとった努力を歓迎する。また事務総長にこの点に関してあらゆる必要な措置を講じるために継続して安全保障理事会に報告することを要請する。部隊派遣に貢献している諸国に対し適切な予防的措置及び要員がこのような行為を起こした場合には適切に捜査し懲戒措置をとることを要請する。
  8. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

分野:
地域:S/RES/1687キプロス情勢S/RES/1758
採択順:S/RES/1727S/RES/1729
Updated : 2006/12/20