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Title : S/RES/1725 : The situation in Somalia

安保理決議第1725号
ソマリア情勢に関する決議

採択日:2006/12/06
会合:第5579回会合
投票:全会一致
プレスリリース:SC/8887

安全保障理事会は、

 ソマリア情勢に関する過去の決議、特に1992年1月23日付決議第733号・2001年6月19日付決議第1356号・2002年1月22日付決議第1425号並びに議長声明、特に2006年7月13日付声明 S/PRST/2006/31 を想起し、
 同国の主権・領土保全・政治的独立・統一の尊重を再確認し、
 暫定連邦憲章(the Transitional Federal Charter)を通じた同国情勢の包括的かつ永続的解決への責務を再確認し、広範な支持を得た代議制並びに暫定連邦憲章で想定されている包括的政治的プロセスの重要性を強調し、
 あらゆる加盟国、特に当該地域諸国は武器禁輸違反となるいかなる行為及び関連する行為を防止し、そのような違反行為を防止するために必要なあらゆる措置を講じるべきことを繰り返し強調し、
 イスラム法廷連合(the Union of Islamic Courts)を含む、平和的かつ包括的対話を通じて政治的解決を達成する責務のある同国のあらゆる勢力と協働する意欲を強調し、
 同国における安定に対する広範な支持を得た代議制並びに包括的政治プロセスの重要性を強調し、暫定連邦機関(the Transitional Federal Institutions)及びイスラム法廷連合間の政治的対話を促進・奨励するための、アラブ連盟(League of Arab States)及び政府間開発機構(IGAD; the Intergovernmental Authority on Development)による懸命の努力を賞賛し、これらのイニシアティブへの全面的支援を表明し、必要に応じて同国における包括的政治プロセスへの支援の準備を再確認し、
 暫定連邦機関及びイスラム法廷連合双方に対し協力して対話プロセスを継続すること並びに2006年6月22日付ハルツーム宣言及び2006年9月2日から4日にわたって開催されたハルツーム会談における合意の原則を再付託すること、同国の治安状態を確保することを要請し、
 イスラム法廷連合に対し、さらなる軍事的拡張を停止し、過激派の主張及び国際テロリズムへの関係を退けることを要請し、
 2006年11月30日に発生したバイドア(Baidoa)における爆撃を非難し、同国において継続する暴力に対する安全保障理事会の懸念を表明し、
 イスラム法廷連合及びIGAD事務局間で達成した2006年12月2日付合意を歓迎し、IGADが継続して暫定連邦機関と討議を行うことを奨励し、
 同国内のあらゆる勢力及び他の国家に対し、暴力及び人権蹂躙を誘発し永続化させ、不必要な緊張と不信を駆り立て、停戦及び政治的プロセスを危機にさらし、人道状況をさらに悪化させるようないかなる行為も防止することを要請し、
 IGADソマリア平和維持ミッション(IGASOM)の展開計画の文書を伝える2006年10月16日付安全保障理事会議長宛国際連合ケニア政府代表部口上書に留意し、
 同国の情勢を当該地域における国際平和と安全対する脅威とみなし、
 国際連合憲章第7章の下で行動し、

  1. 暫定連邦憲章及び暫定連邦機関のみが同国における平和と安全の達成のための唯一のルートを提供することを繰り返し強調し、暫定連邦機関及びイスラム法廷連合間の確実な継続的対話の必要性を強調し、それゆえに現在の決議の以下の条項は、IGAD及びアフリカ連合平和安全理事会の決定に基づき包括的な政治的プロセスを通じた同国における平和と安全の支援並びに同国からの他国の軍隊の撤退の条件整備のみを目指していることを確認する。
  2. 暫定連邦機関及びイスラム法廷連合に対し、双方の責務を実行し、ハルツームにおいて到達した合意の基礎に基づく和平会談を遅滞なく再開し、到達した合意の遵守を要請し、和平会談プロセスを妨害したり、力の行使により暫定連邦機構を転覆しようとしたり、または地域安定を脅かすような行為に対する措置を講じる意図があることを表明する。
  3. IGAD及びアフリカ連合加盟国が同国内において、最初の期限は6か月とし、以降はIGADの説明により安全保障理事会により見直され、IGASOM展開計画において特筆された関連項目と活動のコンセプトに基づき以下に挙げる任務を遂行する保護・訓練ミッションを設置することを承認することを決定する。
    1. 暫定連邦機関及びイスラム法廷連合による対話において到達した合意内容の履行進展状況の監視
    2. 対話プロセス関係者の移動の自由と安全な通行の確保
    3. バイドアにおける治安状態の維持と監視
    4. 暫定連邦機関要員及び政府要員、主要な社会基盤の保護
    5. 自らの安全確保とソマリア国家治安軍の再興を支援するための暫定連邦機関の治安部隊の訓練
  4. ソマリア隣接国は同国へ部隊を派遣しないとのIGAD展開計画の指定を承認する。
  5. 決議第733号(1992)第5パラグラフにより導入されさらに決議第1425号(2002)第1・第2パラグラフにより具体化された措置は、上記第3パラグラフにおいて言及された部隊の支援及び部隊における使用を意図した武器・弾薬・軍事訓練・支援には適用されないことを決定する。
  6. 加盟国に対しIGASOMへの財政的資源の提供を奨励する。
  7. 事務総長に対し、アフリカ連合理事会及びIGAD事務局と協議の上、IGASOMの委任活動内容についてまず30日以内にその後60日ごとに安全保障理事会に報告することを要請する。
  8. 武器禁輸による同国の平和と安全への継続的な貢献を強調し、あらゆる加盟国、特に当該地域諸国に対しその全面的遵守を要請し、武器禁輸の支援を企図した措置を含む、効果を強化する方法を緊急に検討する意図を繰り返し強調する。
  9. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

分野:
地域:S/RES/1724ソマリア情勢S/RES/1744
採択順:S/RES/1724S/RES/1726
Updated : 2006/12/09