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Title : S/RES/1666 : The situation in Georgia

安保理決議第1666号
グルジア情勢に関する決議

採択日:2006/03/31
会合:第5405回会合
投票:全会一致
プレスリリース:SC/8683

安全保障理事会は、

 関連する過去の決議、特に2005年7月29日付決議第1615号を想起し、
 2006年3月17日付事務総長報告を歓迎し、
 調整役としての能力の範囲におけるロシア連邦及び事務総長及び欧州安全保障協力機構(OSCE)の諮問会議(Group of Friends)の支援の下、事務総長及び事務総長特別代表の継続的努力を支援し、
 紛争地域において現在重要な安定化のための役割を果たしているUNOMIG及びCIS平和維持部隊の間の緊密かつ効果的な協力の重要性を強調し、紛争の永続的かつ包括的解決には適切な安全保障が必要であることを想起し、

  1. 国際的に認知された国境の範囲内におけるグルジアの主権・独立・領土保全に対する全ての加盟国の責務を再確認し、平和的手段のみによる、安全保障理事会決議の枠組みの範囲内でのグルジア=アブハジア紛争(Georgian-Abkhaz conflict)解決の促進の決定に示された国際連合及び事務総長諮問会議(Group of Friends of the Secretary-General)によるあらゆる努力を支援する。
  2. 紛争の永続的かつ包括的解決を視野に入れ、ツビリシ=シュクミ間の権限分散に関する基本原則に関する文書(Paper on Basic Principles for the Distribution of Competences between Tbilisi and Sukhumi)に含まれる原則への支援を想起し、国際連合の庇護の下、創造的・建設的に政治対話を行うことを視野にいれた追加的提案を歓迎する。
  3. 双方に対し、平和的解決をもたらすために関連する安全保障理事会決議に記述されている既存の枠組みを全面的に活用すること並びに、停戦・暴力の不使用・信頼醸成装置に関する過去の協定・了解事項の遵守を要請する。
  4. 双方に対し、暴力の不使用及び難民・ガリ(Gali)地域の国内避難民の帰還に関する一連の文書を遅滞なく承認すること並びに帰還者を含む文民の保護と尊厳の確保のために必要な措置を講じることを要請する。
  5. 双方に対し、無条件で最高指導者間の会合の準備があるとの表明へのフォローアップを行うことを要請する。
  6. グルジア側に対し、深刻なアブハジアの安全上の懸念に対処すること並びに脅威をあたるような措置を講じないこと、好戦的な言辞を用いないことを要請する。
  7. アブハジア指導部に対し、国難避難民・難民の帰還において安全と人権上の懸念を含む必要な事項に対処すること並びに地元住民、特にガリ地域住民に対し、それぞれの居住権とアイデンティティは尊重されることを公に示すことで安心を与えるための措置を講じ、国際連合警察顧問・国際連合の人権事務所・使用言語に関する過去の責務を遅滞なく履行することを要請する。
  8. UNOMIG・CIS平和維持部隊その他国際要員の安全と移動の自由の確保に関する第一の責任は双方にあることを強調し、この観点から双方に対しその義務を果たすよう要請する。
  9. グルジア側・アブハジア側に対し、ジュネーブ会談により予定され、2003年3月にソチ(Sotchi)で設立された作業部会により補完された、治安状況が許すのであれば社会基盤の再構築を含む経済協力に向けた建設的な努力を支援し、経済協力及び信頼醸成装置、紛争解決における課題の協議を主催するとのドイツの表明を歓迎する。
  10. 性的搾取及び虐待に対する事務総長の不寛容方針を履行するため及びその要員に国際連合行動規定を全面的遵守を保証するためにUNOMIGがとった努力を歓迎する。また事務総長にこの点に関してあらゆる必要な措置を講じるために継続して安全保障理事会に報告することを要請する。部隊派遣に貢献している諸国に対し適切な予防的措置及び要員がこのような行為を起こした場合には適切に捜査し懲戒措置をとることを要請する。
  11. UNOMIGへの活動委任期限を、CIS平和維持部隊の活動委任期限の変更を含む、治安情勢の変化に応じて安全保障理事会の決定に応じて見直すことを視野にいれ、2006年10月15日まで延長することを決定する。
  12. 事務総長に対し、アブハジア・グルジア情勢、特に暴力の不使用及び難民・国内避難民の帰還に関する文書に関わる交渉に関する進展について、安全保障理事会に定期的に情報を知らせ、本決議採択後3か月に1度報告を行うことを要請する。
  13. 事務総長特別代表の努力に対し強く支援し、事務総長諮問会議に対し特別代表への確固として統一された支援を継続するよう要請する。
  14. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

分野:
地域:S/RES/1656グルジア情勢S/RES/1716
採択順:S/RES/1665S/RES/1667
Updated : 2006/04/19