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Title : S/RES/1662 : The situation in Aghanistan

安保理決議第1662号
アフガニスタン情勢に関する決議

採択日:2006/03/23
会合:第5393回会合
投票:全会一致
プレスリリース:SC/8669

安全保障理事会は、

 アフガニスタンに関する過去の決議、特に国際連合アフガニスタン支援ミッション(UNAMA; United Nations Assistance Mission in Afghanistan)の活動委任期限を2006年3月24日まで延長した決議第1589号(2005)及びアフガニスタン・コンパクト(Afghanistan Compact)を承認した決議第1659号(2006)を想起し、
 同国の主権・独立・領土保全・国民統合への強い責務を再確認し、
 この文脈で、同国民の所有及び及び暫定国家開発戦略(iANDS; interim Afghanistan National Development Strategy)への支援のもと、同国政府及びアフガニスタン・コンパクトに参加している国際社会・国際機関の全ての構成者による履行への支援を再確認し、 国家の再建・立憲民主主義の基礎強化・国際社会での正当な立場の確保におけるボンプロセス(Bonn Process)の成功裏の履行の際に同国政府及び国民に対する継続的支援を誓約し、
 同国の民衆の自らの将来を自由に決定する不可分の権利を強調し、2005年9月18日に実施された議会選挙及び地方選挙の成功を歓迎し、
 2006年1月31日から2月1日にかけて開催されたロンドン会議(London Conference)の成功に基づき同国政府と国民を支援することを決定し、
 同国の課題の相互関連性を認識し、必然的に能力開発を含む安全・統治・開発・麻薬対策の分野横断的問題に関する持続的進展は相互強化の関係にあることを強調し、同国政府及び国際社会によるこれらの課題への継続的挑戦を歓迎し、
 増加するタリバン・アルカイダ・その他過激派により引き起こされるテロ攻撃並びに麻薬の脅威と戦うことの継続的重要性を認識し、
 過激派の活動による地元住民・国家保安部隊・国際軍事支援に対する増加する脅威に懸念を表明し、連合要員の保安・安全の重要性を強調し、
 2002年12月22日の善隣関係に関するカブール宣言(Kabul Declaration on Good-Neighbourly Relations; S/2002/1416)の重要性を想起し、地域協力は同国の安全と開発を促進するための効果的手段となることを強調し、
 事務総長及びアフガニスタン事務総長特別代表の継続的努力に対する謝意と強い支援を表明し、
 同国における平和と安定を促進するにあたり、アフガニスタン・コンパクト履行への努力における協力と監視を含む、中心的で公平な役割を強調し、

  1. 2006年3月7日付事務総長報告 S/2006/145 を歓迎する。
  2. アフガニスタン国民と政府と国際連合との長期にわたる作業への関与を歓迎する。
  3. 2006年3月7日付事務総長報告 S/2006/145 にあるようにUNAMAへの活動委任期限を延長し、本決議採択日より12か月間とすることを決定する。
  4. アフガニスタン及び国際社会・国際機関に対しアフガニスタン・コンパクト及びその付属文書を全面的に履行することを繰り返し要請する。
  5. 安全・統治・開発麻薬対策の分野横断的問題に関する達成評価基準とスケジュールに関するアフガニスタン・コンパクト並びに同国支援に対する効果及び協力の増大の重要性を強調する。
  6. 同国のあらゆる勢力に対し同国の平和的政治発展に建設的に貢献し、暴力に訴えることをなくすよう要請する。
  7. ボン協定に従った武装解除・動員解除・再統合プロセス(DDR process)を歓迎し、2006年6月までにDDRプロセスを終了させることを同国政府に奨励し、治安当局を含む同国政府の違法武装集団の解体及び武器備蓄の処理に対する確固たる努力を要請し、国際社会に対し、UNAMAの指導のもと十分に討議の上、これらの努力に対するさらなる支援の拡大を要請する。
  8. アフガニスタン国軍(Afghan National Army)及びアフガニスタン国家警察(Afghan National Police)の設置並びに全土における治安維持と法の支配の確立のための能力強化努力を歓迎し、この観点から2006年2月28日に開催された国境管理に関するドーハ会議(Doha Conference on Border Management)の結論を歓迎する。
  9. 新たなアフガニスタン国民会議(Afghan National Assembly)の設立を歓迎し、同国に政治的将来に関して重要な効果的機能の確保のための努力を賞賛し、国際社会による技術的支援を歓迎し、協力の精神で働く全ての機関を賞賛する。
  10. 同国政府に対し、アフガニスタン・コンパクトにあるように、公的部門の継続的改革及び不正追放の努力を要請する。
  11. 法務省(Ministry of Justice)「全ての人に公正に("Justice for All")」文書に詳述されている、同国の司法改革10年戦略の完成を歓迎し、同国政府に対し、国際社会の支援の下、アフガニスタン・コンパクトで強調されたように同国全土におけるほうの支配の強化と免責の終結のために矯正制度の改革を含む、公平で透明な司法制度の確立に向けた努力を継続することを奨励する。
  12. 同国全土における人権及び国際人道法の全面的尊重を要請し、この観点からUNAMAに対し国際連合人権高等弁務官事務所(UNHCHR)の支援の下、同国憲法の人権条項及び同国が参加している、特に女性の権利の享受に関する国際条約の全面的履行への継続的支援を要請し、同国における人権の尊重を監視し、促進し、保護するための勇敢な努力に対しアフガニスタン独立人権委員会(Afghan Independent Human Rights Commission)を賞賛し、2005年12月12日の平和・正義・和解のための行動計画(Action Plan on Peace, Justice and Reconciliation)の採択を歓迎し、本計画に対する国際的支援を奨励する。
  13. ロンドン会議で示された暫定国家開発戦略を歓迎し、同国政府に対しその履行に関して強い指導力を発揮することを要請し、105億ドルに達する戦略履行のために必要な財政的支援を含む会議参加者による誓約の履行を奨励する。
  14. アヘンの栽培・生産・取引は同国の地域のみならず国際的にも安全・開発・統治の脅威であることを認識し、ロンドン会議において同国政府により示された、更新された国家薬物規制戦略(National Drug Control Strategy)を歓迎し、同国政府に対し国際社会の支援の下、同戦略の早期履行を要請し、薬物対策信託基金(Counter Narcotics Trust Fund)への貢献を通じて本戦略において特定された4つの優先事項への追加的国際的支援を奨励する。
  15. 事務総長特別代表及び同国政府が共同議長に就き、小規模な事務局により支援された合同調整監視理事会(Joint Coordination and Monitoring Board)による、アフガニスタン・コンパクトの履行監視における重要な役割を強調する。
  16. 治安状況が許す限り、と利息事務所を拡張するとの事務総長の提案を歓迎する。
  17. 同国内外のあらゆる勢力に対し、UNAMAへの活動委任内容の履行に関して協力を継続すること並びに同国全土における要員の移動の自由の確保を要請する。
  18. 同国政府に対し、「不朽の自由作戦(Operation Enduring Freedom)」連合軍及び暫定治安維持軍(International Security Assistance Force)を含む国際社会の支援の下、相互に課せられた責任に従い、タリバン・アルカイダ・その他過激派による安全と安定に対する脅威並びに犯罪行為に対して継続して対処することを要請する。
  19. カブール宣言の精神に則り、当該地域における対話と協力の増進のため、領土保全・相互尊敬・友好的関係・内政非干渉の原則を尊重して同国と近隣諸国との間の信頼醸成装置を促進することを奨励する。
  20. 事務総長に対し同国の進展状況について6か月ごとに安全保障理事会に報告することを要請する。
  21. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

分野:
地域:S/RES/1659アフガニスタン情勢S/RES/1707
採択順:S/RES/1661S/RES/1663
Updated : 2006/04/19