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Title : S/RES/1642 : The situation in Cyprus

安保理決議第1642号
キプロス情勢に関する決議

採択日:2005/12/14
会合:第5324回会合
投票:全会一致
プレスリリース:SC/8582

安全保障理事会は、

 キプロスにおける国際連合の活動に関する2005年11月29日付事務総長報告 S/2005/743 を歓迎し、
 諸勢力に対し行方不明者の人道的問題に緊急性及び深刻性をもって評価・対処することを繰り返し要請し、この観点から、2004年8月以降の行方不明者委員会(Committee on Missing Persons)の活動の再開並びに2006年1月における第3のメンバー(Third Member)の指名と事務所強化に関する事務総長の意図を歓迎し、
 キプロス島内の一般的な状況を鑑みUNFICYPが2005年12月15日以降も駐留することが必要であることに同国政府が同意したことに留意し、
 キプロス島における治安状況は継続して安定しており、暫定境界線(Green Line)沿いの状況も平穏であり、この文脈で双方を巻き込む偶発的事件の総数のさらなる減少を歓迎する一方で、重大な懸念となる事件も発生しているとの事務総長の評価に留意し、
 双方に緊張を高めるいかなる行為も回避することを要請し、この文脈で、2001年以降初めてのニーキフォロス("Nikiforos")軍事演習及びその後のトロス("Toros")軍事演習について懸念をもって留意し、
 政治的解決に向けた進展がごくわずかであることに遺憾の意を表明し、双方に包括的解決への交渉再開に向けて作業を行うよう要請し、
 キプロス問題の包括的解決に向けた事務総長の継続的取り組みを歓迎し、
 ニコシア(Nicosia)及び緩衝地帯内の周辺地域におけるトルコ軍の地雷原での事例撤去開始への合意を含む、緩衝地帯での地雷撤去作業を歓迎し、
 事務総長報告提出以降、レドラ通り(Ledra Street)の越境地点追加提案に関連した建設活動に伴って生じた相違点に懸念を表明し、双方にこの問題の解決に関してUNFICYPと協力することを要請し、
 UNFICYPの活動を現場における進展状況と関係諸勢力の見解を継続して考慮しつつ見直し、必要に応じてUNFICYPへの活動委任内容・部隊水準・保証される範囲での活動の概念に関する勧告を安全保障理事会に行うとの事務総長の意図を歓迎し、
 900万人を超えるギリシャ系キプロス人による北部への通過及びトルコ系キプロス人の南部への通過が行われたとの事実を歓迎し、越境地点の追加を奨励し、
 国際連合側における二者間交渉・行事促進へのあらゆる努力を歓迎し、双方に対しさらなる交渉の促進とそのための障害の除去を要請し、
 キプロス政府及びギリシャ政府によるUNFICYPへの資金拠出に関する自発的貢献に対する事務総長の謝意並びに他国・他機関のさらなる自発的貢献の要請に同意し、
 あらゆる平和維持活動における HIV/AIDS 及びその他の伝染病への予防・対策について平和維持活動要員に注意を喚起するための国際連合による努力を歓迎・賞賛し、

  1. キプロスに関する全ての決議、特に1999年6月29日付決議第1251号及び後続の決議を再確認する。
  2. UNFICYPに対する全面的支援を表明し、その活動委任期限を2006年6月15日に終了する期間まで延長することを決定する。
  3. トルコ系住民及びトルコ軍に対し、ストロビリア(Strovilia)における軍事的状況を2000年6月30日以前の状況に回復することを要請する。
  4. 事務総長に対し2006年6月1日までに本決議の履行に関する報告提出することを要請する。
  5. 性的搾取及び虐待に対する事務総長の不寛容方針を履行するため及びその要員に国際連合行動規定を全面的遵守を保証するためにUNFICYPがとった努力を歓迎する。また事務総長にこの点に関してあらゆる必要な措置を講じるために継続して安全保障理事会に報告することを要請する。部隊派遣に貢献している諸国に対し適切な予防的措置及び要員がこのような行為を起こした場合には適切に捜査し懲戒措置をとることを要請する。
  6. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

分野:
地域:S/RES/1604キプロス情勢S/RES/1687
採択順:S/RES/1641S/RES/1643

Updated : 2006/01/18