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Title : S/RES/1622 : The situation between Eritrea and Ethiopia

安保理決議第1622号
エチオピア=エリトリア情勢に関する決議

採択日:2005/09/13
会合:第5220回会合
投票:全会一致で採択
プレスリリース:SC/8494

安全保障理事会は、

 エチオピア=エリトリア両国間の情勢に関する過去の安全保障理事会決議並びに声明、特に2005年3月14日付決議第1586号にある要請を再確認し、
 国際連合エチオピア・エリトリアミッション(UNMEE)が果たす役割を通じた和平プロセスへの確固とした責務並びに、エチオピア・エリトリア両国政府(以下「両国政府」と記す)により2000年12月12日に調印された包括的和平協定及びこれに先立つ2000年6月18日付停戦協定(それぞれ S/2000/1183, S/2000/601;以下「アルジェ協定(Algiers Agreements)」と記す)、アルジェ協定に従い最終的かつ拘束力のあるものとして両国政府に受諾されたエリトリア・エチオピア国境策定委員会(Eritrea-Ethiopia Boundary Commission)による2002年4月13日付の国境策定(S/2002/423)の全面的かつ迅速な履行に対する確固とした責務を強調する。
 両国間及び周辺地域の永続的な平和は両国間の国境に対する全面的な尊重なしには達成しえないことを強調する。
 エリトリア・エチオピア国境策定委員会の最終的かつ拘束力のある決定の履行に関する進展の欠如並びにエチオピア側による国境策定印回の決定の重要部分に対する継続的な拒否に対し深い懸念を表明する。
 暫定安全地帯(Temporary Security Zone)隣接地域における部隊の継続的集中配備に対する深い懸念に留意する。
 事務総長報告 S/2005/553 を考慮し、それに示される所見を歓迎する。
 事務総長報告第38パラグラフ及びアルジェ協定調印立会人会合で示唆された、適切な時期のエチオピア及びエリトリアへの訪問を含め、和平プロセスの膠着状態を解決する可能な選択肢に留意する。
 性的搾取及び虐待問題への対処、とりわけ研修を通じての予防への努力、並びにHIV/AIDSへの対処に関してUNMEEが講じた行動を歓迎する。
 UNMEEへの活動委任期限を2006年3月15日まで延長することを決定する。
 現在UNMEEに委託されている規模の範囲内で、軍事監視員を10名まで増員することを含め、UNMEEの軍事構成の再編並びに事務総長報告第11・第42パラグラフの勧告にある地雷除去における両国政府への支援を承認する。
 両国政府に対し緊張の拡大をもたらすようないかなる行動も控えるよう要請し、この観点から、両国政府に対し2004年12月16日時点の展開の水準に戻すこと、より一般的には、互いへの力の行使の脅威を控えることを真摯に検討することを要請する。
 エチオピア・エリトリアには、エリトリア・エチオピア国境策定委員会の既存の枠組みの全面的な活用による、アルジェ協定及びエリトリア・エチオピア国境策定委員会の決定の履行に関する第一の責任があることを再確認する。
 エチオピアに対し、エリトリア・エチオピア国境策定委員会の決定を全面的に受諾すること並びに無条件で同委員会が完全かつ迅速に国境策定作業を行えるようにすることを要請する。
 両国政府に対し、完全かつさらなる遅延なしにエリトリア・エチオピア国境策定委員会の決定を履行すること並びに国境策定が迅速に進められるために必要な条件の整備を要請する。
 UNMEEと両国政府間の協力への雰囲気の継続的改善に留意し、両国政府に対し、UNMEEの活動の履行に際し全面的かつ即時に協力し、全てのUNMEE要員の安全を確保し、UNMEE及びその要員の活動及び移動の自由に対するあらゆる制限・障害を即時かつ無条件に撤廃することを要請する。さらにこの観点から、エリトリアに対しアスマラ(Asmara)におけるUNMEE憲兵の制限の解除を強く要請する。
 エリトリアに対し、UNMEEと協議のうえ、アジスアベバ=アスマラ間の国際連合による直接飛行並びにアスマラ=バレンツ(Barentu)間の道路をUNMEEの交通のための再開に向け、直ちに措置を講じることを要請する。
 両国政府に対し、さらなる信頼醸成措置の導入に向けた両者の政治的対話を通じた関係の全面的正常化の達成並びにその進展の強固化を要請する。
 両国における継続する不安定な食糧事情とさらなる悪化の危険性に懸念を表明し、加盟国に対し両国の食糧事情改善への人道的活動・開発への寛大な支援を継続することを要請する。
 エリトリアに対し、支援組織の活動に対して課せられているあらゆる制限を解除し、人道的活動を実施できるようにすることを要請する。
 関連する安全保障理事会決議及び国境策定委員会の決定を含むアルジェ協定のもとでの責務の履行に際し両国政府が講じる段階を緊密な監視を継続すること並びにUNMEEへの影響も見直すことを決定する。
 事務総長に対し、性的搾取及び虐待を含むあらゆる形態の不品行を防止・特定・対応するための戦略と適切なメカニズムを策定し、不品行を防止するために要員への研修を強化することを含め、UNMEEにおける性的搾取及び虐待に対する国際連合の不寛容方針への遵守を達成し、国際連合行動規定の全面的な遵守を保証するために必要な措置を講じることを要請する。
 事務総長に対し、性的搾取及び虐待からの保護への特別措置に関する事務総長告知(ST/SGB/2003/13)に従いあらゆる措置を講じること並びに安全保障理事会に報告することを要請する。部隊派遣に貢献している諸国に対し適切な予防的措置及び要員がこのような行為を起こした場合には適切に捜査し懲戒措置をとることを要請する。
 事務総長に対し、情勢の緊密な監視と和平プロセスの進展を鑑みたミッションの委任活動内容の見直しを要請する。
 この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。


分野:
地域:
エリトリア情勢
エリトリア情勢
S/RES/1640
S/RES/1640
採択順:S/RES/1621S/RES/1623

Updated : 2005/10/26