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Title : S/RES/1620 : The situation concerning Sierra Leone

安保理決議第1620号
シエラレオネ情勢に関する決議

採択日:2005/08/31
会合:第5254回会合
投票:全会一致で採択
プレスリリース:SC/8487

安全保障理事会は、

 シエラレオネ情勢に関連する過去の安全保障理事会決議及び議長声明を想起し、国連シエラレオネミッション(UNAMSIL)によるシエラレオネの紛争からの復興並びに同国の平和と安全・発展に対する価値ある貢献を賞賛し、
 2005年4月26日付事務総長報告 S/2005/273 及び同年7月28日付補遺 S/2005/273/Add.2 を考慮し、2005年末のUNAMSIL撤退後、継続して同国政府を支援し政治的・経済的統治を強化し、紛争防止能力を高め、2007年の選挙準備を行うために、同国に国際連合統合事務所を設置するとの勧告を歓迎し、
 同様に上記の目的を支援するための統合された国際連合事務所の必要性を強調している2005年6月21日付事務総長宛シエラレオネ大統領書簡 S/2005/419 に留意し、
 UNAMSILから新たな国際連合統合事務所への円滑な移行とその事務所の効率的・効果的活動の重要性を強調し、
 同国の長期間にわたる安全と開発への、特に同国政府の能力構築に対する国際連合及び国際社会による継続的支援の重要性を強調し、
 シエラレオネ特別裁判所(Special Court for Sierra Leone)の重大な作業及び同国内における法の支配の確立への重要な貢献を果たすとことへの認識を繰り返し強調し、同法廷の作業が終結戦略(Completion Strategy)に従って終了することへの期待を強調し、この観点から、全ての加盟国に同法廷への全面的な協力と必要な財源の提供を奨励し、
 シエラレオネ真実和解委員会(Sierra Leone Truth and Reconciliation Commission)の報告書提出を歓迎し、同国政府によるその勧告の履行のためにさらなる措置を講じることを奨励し、

  1. 事務総長に対し、報告の補遺 S/2005/273/Add.2 の勧告に基づいて、2006年1月1日を開始日とする12か月の期限をもち、以下の主要な職務を担当する国連シエラレオネ統合事務所(UNIOSIL;UN Integrated Office in Sierra Leone)の設置を要請する。
    1. 以下の点に関するシエラレオネ政府を支援:
      1. 紛争の根本原因への対処、基本サービスの提供並びにHIV/AIDSへの対処への民間投資及び組織的努力の枠組みの創設を含む貧困の削減及び持続可能な経済成長を通じたミレニアム開発目標(MDGs)達成への加速を進めるための政府機関の設置
      2. 人権への国民行動計画の策定及び国民人権委員会の設置
      3. 自由かつ公正で信頼に足る2007年の選挙プロセスを実施する国民選挙委員会(National Electoral Commission)の能力の構築
      4. 不正対策措置及び改善された財政管理を通じた公的機関のよい統治・透明性・説明責任の強化
      5. 司法制度の独立と能力及び警察・懲罰制度の能力の開発を含む法の支配の強化
      6. 国際軍事顧問訓練チーム(International Military Advisory and Training Team)及び他の提携者との協力のもと同国治安部署の強化
      7. 平和の文化・対話・独立かつ有能な公共ラジオ放送機関の設置を含む広報とコミュニケーションへの戦略的アプローチを通じた、国民的課題に対する参加の促進
      8. 青年・女性・子どもの保護と厚生へのイニシアティブ
    2. 同国治安部署等との協力のもと治安状態に関する報告並びに国内外の安全に対する危機への勧告
    3. 小火器の不法な移動・人身売買・天然資源の違法取引などの国境をまたぐ課題を扱う国際連合ミッション・事務所・西アフリカ地域の地域機関との協力
    4. シオラレオネ特別裁判所との協力
  2. 同国内における平和と安全の確保の第一の責任は同国政府にあることを強調し、この点に関する同国政府の努力に対し国際的資金拠出者からの継続した支援を要請する。
  3. シエラレオネにおける国際連合諸機関・基金・プログラム間、国際連合と他の国際的資金拠出者間、統合事務所・西アフリカ諸国経済共同体・同地域における他の国際連合ミッション間の戦略とプログラムの効果的な協力を進める、全面的に統合化された事務所の設置の重要性を強調する。
  4. 事務総長報告への補遺 S/2005/273/Add.2 における、統合事務所長には事務総長特別代表を充当し、統合事務所長は国際連合開発計画及び国際連合常駐調整官(United Nations Resident Coordinator)の常駐代表(Resident Representative)を兼任するとの勧告を歓迎する。
  5. 事務総長に対し、報告書への補遺 S/2005/273/Add.2 第15〜第24パラグラフに概括された内容に基づくシエラレオネ特別裁判所に関する保安計画の継続を要請し、詳細案の提示を期待する。
  6. 事務総長に対し、本決議採択後、UNIOSILの設置に関する進展状況を安全保障理事会に対し定期的に報告することを要請する。
  7. この問題に引き続き積極的に取り組むことを決定する。

分野:
地域:S/RES/1610シエラレオネ情勢S/RES/1688
採択順:S/RES/1619S/RES/1621

Updated : 2005/10/26