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Title : S/RES/253 : Question concerning the Situation in Southern Rhodesia

安保理決議第253号
南ローデシア情勢に関する問題

採択日:1968/05/29
会合:第1428回会合
投票:全会一致

安全保障理事会は、

 1965年11月12日付決議第216号・1965年11月20日付決議第217号・1966年4月9日付決議第221号・1966年12月16日付決議第232号を想起し再確認し、
 1967年11月3日に総会において採択された決議第2262号(XXII)に留意し、
 とられた措置にもかかわらず南ローデシアの反乱を終結させられなかったことに深い懸念をもって留意し、
 現在の決議は以下の決議を破棄するのではなく拡張し、1965年11月20日付決議第217号・1966年12月16日付決議第232号で示された措置は、その決議の履行が加盟国により主導されたことも含め、有効であることを再確認し、
 
 同国の非合法体制による、人類の良識を侮辱し、普く非難されるべき最近の非人道的な刑の執行を非難し、
 同国国民が民族自決、特に現状を把握できる責任を獲得するようにできるための英国政府の第一の責任を再確認し、
 同国民衆の1960年12月14日付総会決議第1514号(XV)の目的を遵守し、国際連合憲章に設定されている権利の享受を保障するための闘争の正当性を認識し、
 同国の現在の情勢は国際平和と安全に対する脅威であるとの決定を再確認し、
 国際連合憲章第7章の下に行動し、

  1. 南ローデシア民衆の基本的自由及び権利を侵害する逮捕・拘禁・裁判・刑の執行を含む政治的抑圧のあらゆる行為を非難し、英国政府に対しこのような行為を終結させるためあらゆる措置を講じることを要請する。
  2. 宗主国としての英国に対し、その責務を果たすにあたり、南ローデシアにおける反乱を終結させ、同国民衆が国際連合憲章において設定された権利を享受し、総会決議第1514号(XV)の目的に適うようにするためにあらゆる必要な措置を講じることを要請する。
  3. 反乱終結の目的推進のため、国際連合加盟各国は以下の行為を行わないことを決定する。
    1. 南ローデシア産で現在の決議採択日以降に輸出されたあらゆる商品・生産品の領土内への輸入。(その商品・生産品がその領土内で消費するためか処理するためか、は問わない。)
    2. 南ローデシアからの製品の輸出を促進するまたは促進を意図した自国籍者または自国内における活動並びに南ローデシア産で現在の決議以降に輸出された製品を自国籍者または自国内において扱うこと。またはそれらの活動を目的として南ローデシアへの送金。
    3. 南ローデシア産の商品・生産品の、本決議採択後における、自国民に登録または貸し出された艦船または航空機での運輸または自国領土内を横断する陸上輸送手段による搬送(保税されているか否かにかかわらず)。
    4. (自国内産であるかないかは問わず、かつ厳密に医療目的・教育目的・出版及び報道目的、特別な人道支援・食糧支援目的である場合は含まず)自国民または自国内から南ローデシア国内の個人または組織に対する、または南ローデシア国内で事業を行なおうとする個人または組織に対する商品または生産品の販売または供給。
    5. 南ローデシア国民または組織に委託された、または南ローデシアにおける事業活動の推進のために、南ローデシア産の商品・生産品の、本決議採択後における、自国民に登録または貸し出された艦船または航空機での運輸または自国領土内を横断する陸上輸送手段による搬送(保税されているか否かにかかわらず)。
  4. 国際連合の全加盟国は、南ローデシアの非合法体制または観光業者を含む南ローデシア国内で商業的・工業的・公益企業に投資または金融・経済資源を提供すべきでないこと並びに厳密に医療目的・教育目的・出版及び報道目的、特別な人道支援・食糧支援目的である場合を除き、自国民または自国内の人物が非合法体制にそのような資金または資源を活用できるように南ローデシア国内の人物または組織に取り計らわせないことを決定する。
  5. 国際連合の加盟国は以下の行動をとることを決定する。
    1. 人道的状況を除き、発行日にかかわらず南ローデシアのパスポートを保有する者または非合法体制の発効したパスポートを保有する者の自国内への入国を防止すること。
    2. 南ローデシアに居住していたと信じるに足る理由のある者の自国内への入国及び南ローデシアの非合法体制の違法な活動を奨励する行為または、本決議または1966年12月16日付決議第232号において決定された措置に違反するまたは違反を企図した活動を防止するためのあらゆる措置を講じること。
  6. 国際連合の全加盟国は、自国内の航空会社及び自国民が南ローデシアへまたは同国からの航空便を運用するために航空機を貸し切ることまたは南ローデシアの航空会社及び同国に登録された航空機と連携させないことを決定する。
  7. 国際連合の全加盟国は、本決議採択以前に締結された契約またはライセンスがあったとしても、本決議第3・第4・第5・第6パラグラフにおいて設定された決定を実効たらしめることを決定する。
  8. 国際連合の全加盟国または特設機関に対し、南ローデシアへの移住を促進する、次国籍者及び自国内からの活動を防止するためのあらゆる措置を、そのような移住の停止の観点から講じることを要請する。
  9. 国際連合の全加盟国または特設機関に対し、南ローデシア情勢について国際連合憲章第41条の下での可能なさらなる措置を、同条項を妨げることなく講じることを要請する。
  10. 決議第217号(1965)第6パラグラフの条項に従い、南ローデシアの領事・交易代表を退去させる必要性を強調する。
  11. 国際連合の全加盟国に対し、国際連合憲章第25条に従い安全保障理事会決定を遵守することを要請し、その違反は憲章に対する違反となることを想起させる。
  12. 国際連合憲章第25条の義務に違反する国家の態度を非難し、特に安全保障理事会決議に反して非合法体制との交易に固執し、同体制に支援を供与する国家を非難する。
  13. 国際連合の全加盟国に対し、南ローデシア民衆が自由と独立を獲得することができるよう精神的・物質的支援を行うよう要請する。
  14. 国際連合憲章第2条において宣言された原則を踏まえ、国際連合の加盟国でない国にも現在の決議の条項を遵守することを要請する。
  15. 国際連合加盟国・国際連合機関・特設機関・その他国際連合システムの国際機関に対し、安全保障理事会の決定を履行するにあたり直面する特別な経済問題の解決支援のためにザンビアへの支援を拡大することを要請する。
  16. 国際連合の全加盟国、特に国際平和と安全の維持において国際連合憲章の下での第一の責任のある国家に対し、現在の決議により要請された措置の履行を効果的に支援することを要請する。
  17. 宗主国としての英国は南ローデシア民衆、特に多数決ルールを好む政党の見解を考慮にいれない解決はなく、全体として南ローデシア民衆にとって受容可能な解決を目指すべきであることを考慮する。
  18. 国際連合のあらゆる加盟国及び特設機関に対し、本決議の履行状況について1968年8月1日までに事務総長に報告することを要請する。
  19. 事務総長に対し、本決議の履行状況について安全保障理事会に報告することを要請し、最初の報告は1968年9月1日までに提出されるものとする。
  20. 安全保障理事会暫定手続き規則第28に従い、以下の任務を遂行し、見解を報告する委員会を設置することを決定する。
    1. 事務総長により提出された、本決議の履行状況に関する報告を精査すること。
    2. 安全保障理事かに報告する義務があると思われる、南ローデシアの貿易に関する情報(上記第3パラグラフ d に含まれる禁止項目の例外となる商品・生産品に関する情報を含む)並びに本決議において決定された措置を回避しようとするあらゆる国籍・領土内の活動に関する情報を国際連合加盟国及び特設機関から収集すること。
  21. 英国に対し、宗主国として委員会に対し最大限の支援を行うこと並びに本決議及び決議第232号(1966)において定められた措置が効果的に作動するために受け取る情報を委員会に提供することを要請する。
  22. 国際連合のあらゆる加盟国・特設機関に対し、本決議遂行のために委員会が必要とする情報を提供することを要請する。
  23. 事態の進展に伴いさらなる適切な行動をとるためにこの問題を議題として扱うことを決定する。

分野:
地域:S/RES/232南ローデシア情勢S/RES/277
採択順:S/RES/252S/RES/254
Updated : 2007/12/13