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Title : April 2005
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 4月 5日(火曜日) 阿部

事務総長と国連全スタッフとの集会を開催

 ニューヨーク本部でアナン事務総長と国連全スタッフとの集会を開催。アナン事務総長は、国連の説明責任と透明性(accountable and transparent)を一層高めることを約束するとともに、国連のために働くことを誇りに思い、前に向かって歩んでいく決意を固めるよう要請。

事務総長、国際刑事裁判所にダルフールにおける戦争犯罪容疑者リストを提出

 アナン事務総長は、国際刑事裁判所(ICC:International Criminal Court)に対し、スーダンのダルフール地域における戦争犯罪に責任を有する容疑者51人のリストを提出。

事務総長特別顧問、平和維持活動に関する特別委員会で演説

 平和維持活動に関する特別委員会(UN Special Committee on Peacekeeping)において、Zeid Ra'ad al-Hussein事務総長特別顧問が演説し、兵力提供国に対し、平和維持兵たちによる性的搾取・虐待の深刻さを訴え、防止努力を要請。

事務総長特使、ベイルートでレバノン指導者たちと会談を継続

 ラーセン事務総長特使(Secretary-General Kofi Annan's Special Envoy)は、ベイルートにおいて、レバノン指導者たちと会談を継続し、シリアのレバノン撤退問題について意見交換。

国連西アフリカ事務所、国境線検証を巡るナイジェリアとの対立解消

 先週木曜日、国連西アフリカ事務所(UNOWA:UN Office for West Africa)は、ナイジェリアからKoja村の国境線検証をしないとの意向を通告されていたが、この問題をめぐる対立は解消、ナイジェリア・カメルーン合同委員会が国境画定活動を再開することが決定。

 4月 6日(水曜日) 山本

イラク新大統領選出を歓迎:事務総長

 イラク暫定国民議会は6日、大統領としてタラバニ(Jalal Talabani)氏を選出した。アナン事務総長はこの選出を歓迎し、同国の国民統合の必要性を強調した。

インド=パキスタン間のバス便待合所が攻撃

 インド=パキスタン間の停戦ラインをまたぐ初めてのバス旅行の待合客の居たセンターが6日攻撃された。アナン事務総長はこの事態を強く非難した。このバスはスリナガル(Srinagar;インド)発ムザファラバード(Muzzafarabad;パキスタン)行きで7日に出発する予定で、インド・パキスタン両国の対話の産物であった。

民兵組織が武装解除に応じる姿勢:コートジボアール情勢

 コートジボアール国内の政治指導者らが南アフリカ共和国のプレトリアで協議し、民兵組織が武装解除に応じる合意に達したことをアナン事務総長は歓迎した。この協議は南アフリカ共和国のムベキ大統領の調停で開催され、リナス・マルクシス和平協定(Linas-Marcoussis peace agreement)とアクラ3協定(Accra III Agreement)をさらに進めることが期待されている。

ソマリアの小学校教師の給料を州が支払うことを歓迎:ユニセフ

 ソマリアのプントランド自治州は6日、州内の小学校教師約200人分の給料を肩代わりすることにより児童の親の負担を軽減する決定をし、国連児童基金(UNICEF)はこれを歓迎した。ソマリアでは伝統的に親が教師に対して代価を支払っている。

ネパールで出産時の母親死亡が増加:UNFPA

 ネパールでは政府軍と毛主義過激派との間の戦闘が原因で医療援助が十分に行えないため、出産関連で死亡する女性が多くなったとの報告がなされており、国連人口基金(UNFPA)は6日、全ての関係諸勢力に人権の尊重と人道的援助を容易にするよう要請した。
 ネパールでは24人に1人の妊婦が妊娠関連の合併症などで亡くなっており、その数は紛争で亡くなる人の数を超えている。

ローマ法王の逝去に黙祷:総会

 国連総会は6日、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の逝去を悼んで Jean Ping 総会議長の弔辞のあと、1分間の黙祷を行った。

モナコのレーニエ3世大公逝去に弔意:事務総長

 アナン事務総長は6日、モナコのレーニエ3世大公の逝去に対し弔意を示し、大公が生前集めていた尊敬に賛辞を送った。

インド洋津波災害に援助が集中し、他地域が手薄に

 エゲランド国連緊急支援調整官は6日、昨年末に発生したインド洋沿岸津波災害への緊急支援活動の中間報告を行い、例外的といえるほど効果的に支援が集まったが、そのために他の地域への援助が手薄となってきていると警告した。
 これらの地域の援助に必要な額は、ヨーロッパで1年間に消費されるアイスクリームの消費額の5分の1、戦闘機2台半分でまかなえる。

文明間対話に関する国際会議開催:ユネスコ

 国連教育科学文化機関(UNESCO)は5日、パリで「文明・文化・民族間対話に関する国際会議(International Conference on the Dialogue among Civilizations, Cultures and Peoples)」を開催、席上、松浦事務局長は、グローバリゼーションにより文明間対話が重要なものとなったが、そのプロセスは完全に人権に基づいたものでなければならないと強調した。
 [Dialogue among civilizations] http://www.unesco.org/dialogue/

 4月 7日(木曜日) KENICHI

国連改革:事務総長 人権部門の強化を訴える

 アナン事務総長は、ジュネーブで開会中の国連人権委員会で演説し、国連改革の中で、同委員会に代わる「人権理事会」の新設など人権部門を強化する必要性を訴えた。「人権理事会」は、先に公表されたアナン総長の国連改革案に盛り込まれた。現在は年1回ジュネーブで開く人権委員会を、既存の安全保障理事会、経済社会理事会と並ぶ常設の理事会に格上げし、国連の全加盟国を対象に人権状況を監視する。

安保理、レバノン前首相暗殺で独立調査機関設置を決議

 安保理は、レバノンのベイルートで2月14日に起きたハリリ前レバノン首相爆殺事件について、国際的な独立調査機関を設置する決議案を、全会一致で採択した。これは、レバノン当局による調査に「深刻な欠陥」があり、信頼に値する結論に達することができなかったとする国連調査団の指摘に基づく措置である。

事務総長「印パ間の直行バス運行開始は相互理解の前ぶれ」

 インドとパキスタンが領有を争うカシミール地方の両国支配地域を結ぶ直通バスが7日、運行を開始したのを受けて、アナン事務総長は、このことが印パ間のこの地方にある諸問題解決の糸口になることを期待すると述べた。このバス運行開始により1947年の両国分離・独立以来、事実上初めてカシミール住民の合法的な相互訪問が可能になった。

WHO、2005年世界保健報告を発表

 世界保健機関(WHO)は世界保健デーにあたり、2005年世界保健報告を発表した。報告は、各国政府と国際社会が母子の健康問題により関心を寄せ、母子の衛生保健サービスを積極的に展開するよう促している。WHOは世界の妊産婦、新生児と児童の健康状況を分析し、「妊娠と出産期間中に病気になることがは発展途上国の出産年齢にある女性の第一の死因となっている。」と指摘している。

WHO、アンゴラでの出血熱、なお蔓延と発表

 世界保健機関(WHO)の高官は、「アンゴラでのマールブルグ病ウイルスによる出血熱はなおも蔓延中で、死亡者数はこれからも増えるだろう」と述べた。統計によると、7日までに出血熱は7つの州に広がり、これまでに174人が死亡しており、これを受けてWHOは隣国のコンゴ共和国、ナミビア、ザンビアとコンゴ民主共和国に出血熱ウイルス携帯者の進入を厳しく禁止するよう警告した。

 4月13日(水曜日) 山本

核テロリズム条約を採択:国連総会

 国連総会は13日、核テロリストの核兵器へのアクセスを阻止するための国際条約「核テロリズム条約(Nuclear Terrorism Convention)」を採択し、アナン事務総長はこれを歓迎し、9月14日から開催される第60会期総会で署名が行われる。22か国の批准で実効化。

インド洋津波復興特使にクリントン氏任命

 アナン事務総長は13日、昨年12月に発生したインド洋津波災害からの復興に関する特使として合衆国前大統領のビル・クリントン氏を任命した。クリントン氏の業務は資金拠出国に対して、資金提供だけでなく、早期警戒システムや災害軽減体制構築への支持を保証することである。

民兵の武装解除進む:コンゴ民主共和国

 国連コンゴ民主共和国ミッション(MONUC)は、民兵組織の武装解除活動を同国北東部の Ituri 地区で継続しており、現在までに10,022名の兵士を武装解除させたと発表した。これで当該地区の民兵は高々3,000名程度になったと推定される。

選挙を前に高まる緊張:ギニアビサウ

 大統領選挙を2か月後に控え緊張が高まっているギニアビサウ情勢対しアナン事務総長は13日に懸念を表明し、西アフリカ諸国の政治勢力に対話を推進して安全かつ公正な選挙が実施できるよう Joao Bernardo Honwana 特使に指示した。

イラクのクウェート侵攻時の行方不明者探索の進捗なし

 アナン事務総長は13日、イラクのクウェート侵攻時の戦争捕虜及び第3国国籍保持の行方不明者の探索に関する最新の状況説明を行い、14年前時点で保全状態がよくなかったために、確認がほとんど進んでいないことを報告した。270名の安否が不明であるが、彼らが生存している望みは時間とともに薄くなっていく。

宗教的不寛容に関する対話の必要性を訴え:人権委員会

 国連人権委員会は12日、決議を採択し、9.11の合衆国同時多発テロ以降、民族や宗教に基づく差別・中傷・不寛容と戦うための世界的な対話の必要性を訴えた。

メキシコでジャーナリスト殺害

 メキシコ北部のベラクルースで8日、現地の日刊紙 La Opinion の編集者 Raul Gibb Guerrero 氏が帰宅途中で銃撃され、死亡した。被害者となったジャーナリストは麻薬取引と汚職について数多く報道しており、この事件に関してユネスコはジャーナリストの殺害は民主主義に対する攻撃であるとし、メキシコ当局に対し早急な犯人の逮捕と裁判を要請した。

マールブルグ出血熱の管理には早期発見と隔離が必要:WHO

 アンゴラで流行しているマールブルグ出血熱(Marburg haemorrhagic fever)が最悪の状況にならせないためにはより早期の発見と隔離が必要であると世界保健機関(WHO)は13日、警告した。
 これまでに231人の患者が発見され、うち210名が死亡している。この病気にはワクチンも確立した治療方法もなく、早期発見と隔離、感染経路の特定だけが唯一とりうる手段である。またアンゴラ出国後10日以内に発熱した旅行者は医療機関で診断を受けるように要請している。

インフルエンザウィルスサンプル廃棄を要請:WHO

 世界保健機関(WHO)は世界の約4,000箇所の研究所(そのほとんどが合衆国とカナダにある)に対し、一般人への影響はきわめて小さいとは考えられるけれども、もし蔓延すれば多くの犠牲者が出ると思われる試験用インフルエンザウィルスの破棄を要請した。問題とされているのはH2N2型ウィルスのテストサンプルで、1957年から1958年にかけてアジアで流行したインフルエンザウィルスに似ているため。

サブサハラ20か国で食糧援助が必要に:FAO報告

 国連食糧農業機関(FAO)は13日、アフリカの食糧事情に関する報告書「アフリカ報告;サブサハラ地域における食糧供給及び収穫見通し(Africa Report: The Food Supply Situation and Crop Prospects in Sub-Saharan Africa)」を発表し、サブサハラ地域の20か国程度が、紛争や人口流出、経済破綻、悪天候、HIV感染による農業従事者の減少などにより今年後半にも食糧援助が必要となるであろうと警告した。
 [Africa Report: The Food Supply Situation and Crop Prospects in Sub-Saharan Africa]
  http://www.fao.org/WAICENT/faoinfo/economic/giews/english/af/index.htm

「今日の一言」 − Food Force −

 干ばつと戦争で緊急支援が必要とされる島に食糧を届けるミッションを模擬する人道支援ゲーム Food Force が国連食糧計画(WFP)から発表されました。
 コンピュータ系のニュースでも流されていたのでご存知の方もおられるかと思いますが、「人を殺す暴力ゲームではなく人を救うゲームを通じ、子供たちに人道支援について知ってもらう」のが狙いだそうで。
 食糧支援と言っても、それを実施するには、場所を特定して、必要な食糧を、予算の範囲内で調達して、そのロジスティックを検討して、場合によっては武装勢力が待ち構える道路を抜けて届けなければならない…という、実際の活動をリアルに再現しているように思います。
 とは言いながら、まだサイトの説明文を読んだだけで実際にプレイをしたわけではないのですが。後ほど試してみたいと思います。皆さんも興味があればいかがでしょうか。
ゲーム :http://www.food-force.com/(ただし、説明文は全文英語です。あしからず。)
日本語紹介記事:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0504/15/news019.html

 4月14日(木曜日) KENICHI

事務総長、ルワンダでの失敗をスーダンで繰り返さぬよう訴え

 アナン事務総長はニューヨークタイムズ紙の論壇に寄稿し、スーダン支援国に対し、速やかな資金供給とダルフールでのミッションに関わるアフリカ連合の強化を要求した。事務総長は、過去に、ルワンダやボスニアなどで、約束された金額が拠出されずに多くの人々が死んでいったことに言及し、今回のスーダン支援国会議で誓約された資金を確実に拠出するよう求めた。

FAO:「アフリカ24カ国に食料援助必要」

 国連食糧農業機関(FAO)は、サハラ以南の24カ国のアフリカ各国では紛争、移住、経済混乱、悪天候、農業労働者へのHIV蔓延によって今年後半には食糧援助が必要になると最新の報告書の中で明かした。同報告書によれば、ブルンジ、ルワンダでは3万トンに相当する量の食料赤字が起こる恐れがある。

グアテマラ:事務総長、国連ミッションを総括

 国連グアテマラ検証団(MINUGUA)がその任務を終えてから3ヶ月が経ち、アナン事務総長は、このミションの活動を総括する報告書を発表した。報告書で事務総長は、ミションの一番の難題は、人種主義が深く根付いたグアテマラにおいて複雑な多民族・多文化・多言語の中で活動することであったことを強調している。

UNEP:数十億ワットの持続可能エネルギーを先進国で確認

 国連環境計画(UNEP)の調査によると、先進国では太陽光発電や風力発電の設置による潜在的な持続可能エネルギーが数十億キロワット生み出されていることが確認された。また、このような持続可能エネルギーの開発はアフリカやアジア、中南米でも進んでいることが確認された。

国連安保理の代表団、ハイチを訪問

 国連安保理15カ国の外交官からなる代表団がハイチの首都・ポルトープランスに到着し、3日間にわたるハイチ訪問を開始した。団長を務めるサルデンバーグ氏はポルトープランス到着後の記者会見で、「今回訪問の目的は、国連安保理のハイチ問題解決 に向ける決意を表明し、ハイチ駐在国連特派団の活動を視察し、ハイチ暫定政府への承認と支持を表し、ハイチ国内の各政党間の対話を推進し、国際社会のハイチに対する援助履行を促すことである」と述べた。

「今日の一言」― 暴力は許されない ―

 ここのところ中国各地で反日デモが激しくなっています。私の友人の外交官(ある中国の領事館で副領事)が中国人から抗議を受ける様子が中国のサイトに載っていました。今回の騒動は歴史教科書や日本の安保理常任理事国入りが発端となっているようです。また小泉首相がたびたび靖国神社を参拝することや東シナ海の天然ガス開発問題も原因として考えられるでしょう。
 それにしても、デモはまだいいですが、暴徒化して日本人や日本人の経営するレストランを襲うというのは許せません。これについては「過去のことがあるから仕方ない」と思う必要はないと考えます。暴力は暴力しか生みません。どんな理由にせよ、「正しい暴力」など存在しないはずです。政府は国際法のルールに従って、中国に対し強く抗議を繰り返してほしいと思います。

 4月19日(火曜日) 阿部

新ローマ法王就任に、アナン事務総長が祝賀メッセージ

 新しいローマ法王にベネディクト16世(Pope Benedict XVI)が就任したことについて、アナン事務総長は祝賀メッセージを発し、平和や社会正義、人間の尊厳等の価値の強化に対する新法王の寄与に期待感を表明。

事務総長ハイレベル調整官、クウェート人行方不明者について報告

 国連安保理は、イラク侵攻後のクウェート人行方不明者について、事務総長ハイレベル調整官(High-Level Coordinator)から現状報告を受け、イラクの新議会から、行方不明者の問題解決に向けた協力が期待できると表明。

コートジボアール政府と反政府勢力、重火器撤去に関する交渉スタート

 コートジボアールにおいて、同国政府と反政府勢力が双方の対峙する前線からの重火器撤去に関する交渉をスタートするが、国連コートジボアール活動(UNOCI;UN Operation in Cote d'Ivoire)もこれに参加する予定。

国連開発計画、生物多様性保全の支援プログラムをスタート

 国連開発計画(UNDP;UN Development Programme)は、中小企業による貧困削減、生物多様性保全を支援する融資/無償援助プログラム Equator Ventures をスタート。

国連情報委員会、広報担当事務次長が冒頭演説

 国連情報委員会(the Committee on Information)のスタートに当り、Shashi Tharoor広報担当事務次長が冒頭演説。国連はメディアによる攻撃に反駁し、国連の物語を世界の隅々の人々に語ろう懸命に努力しているが、多くの国において、国連を対する世論はこれまでになく厳しいと指摘。

「今日の一言」― Choose Sides? ―

 23日の米紙ワシントン・ポスト紙は、A 'Peaceful Rise'? と題する社説を掲載し、最近の日中関係悪化について「中国にほぼ全責任がある」と、胡錦濤政権に外交姿勢 の転換を迫っています。(http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A10699-2005Apr22.html

 内容は読んでいただくとして、私は、この米国の有力紙の社説を見て、改めて今回の日中間の騒動は、二国間だけのものではないんだと認識を新たにしました。
 ジャカルタで開かれていたアジア・アフリカ会議(バンドン会議)50周年記念首脳会議に合わせて行われた日中首脳会談は、純粋に二国間の外交関係のように見えますが、特に、米国は、中国を牽制する意味から重大な関心をもって見ていたでしょうし、日本政府とも連携しながら、様々なルートでの働きかけがあったことは、想像に難くありません。
 上記社説は、中国による香港民主化勢力の弾圧、毎年2ケタの国防費増額、反国家分裂法制定を挙げ、「これにより、米国などの域外国は中国の味方に付くか敵となるか選択(choose sides)を迫られる」と警告していますが、日中両国政府が冷静に対応し、両国の国民が友好の道を拡大していくことを願わずにはおれません。

 4月20日(水曜日) 山本

トーゴで政情不安

 24日に実施される予定のトーゴ大統領選挙に向けて国内の政情が不安定化しており、与党支持者と野党支持者の間で衝突が発生し、アナン事務総長は20日、両勢力に対し、国連の支援を約束し、暴力に結びつく言動の抑制を要請した。
 この選挙は、2月5日、長期間政権の座にあったエヤデマ大統領逝去後、憲法に従った手続きを経ずに同大統領の子息であるフォール・ニャシンベ氏を大統領に任命したために、野党はこれに抗議、デモを繰り返し行っていたためにECOWAS・AUが仲介し、憲法にしたがって実施すると定めたもの。

毛沢東主義過激派が私立学校閉鎖を要求:ネパール

 ネパールでは4月15日から全ての私立学校を無期限に無期限閉鎖せよとの毛沢東主義過激派の要求のために、攻撃の危険を回避するために休校している学校がある事態に対しユニセフは非難した。
 ネパールには全体の4分の1、約8,500校の私立高校がある。

コートジボアールで前線から重火器を撤収

 コートジボアール政府と反政府勢力が戦闘の前線からの重火器の撤収を21日から開始すると、国連コートジボアールミッション(UNOCI)が20日発表し、対立を終結させるための協定に従うとの強い前兆であるとして歓迎した。

ジャッキー・チェン、国連親善大使としてカンボジアとベトナムを訪問

 香港の映画スター、ジャッキー・チェン氏は20日・21日の2日間にわたり、ユニセフ及びUNAIDSの合同親善大使としてカンボジア及びベトナムを訪問する。
 カンボジアでは30年間の内戦で今でも推定400〜600万基の地雷が埋設されたままで、2000年から2004年の間に約4,000人が地雷で死傷しており、しかもその25%が18歳以下の子供である。ベトナムはこれまでHIV感染率が東南アジアでは最低であったが、近年上昇傾向にあり、約22万人が保菌者と推定されている。

内部監査部の新部長を推薦

 アナン事務総長は20日、内部監査部(OIOS) Dileep Nair 部長の後任候補として、 Inga-Britt Ahlenius 氏を指名した。国連総会で承認の後正式に任命される。

火山噴火による避難民が帰還を開始:コモロ諸島

 先週コモロ諸島・ヌジャジジャ島のカルタラ山が噴火し、住民約1万人が避難していたが噴火活動が終息しつつあるため、帰還を開始した。ユニセフはこの事態を受け緊急物資を提供した。

「今日の一言」 − ネパールの学校閉鎖 −

 2番目の記事についてですが、UN News で書かれていた内容だけではよくわからなかったのでその他のニュースソースにあたってみると以下の状況のようです。

 王制打倒と共産主義革命を目指す集団がまだいるというのも驚きですが、その主義以前に、自らの政治理念を押し通すのに、子供を盾にするという手段を選択する発想に…しかも、良くも悪くもその国の将来を決定する教育の場所を閉鎖しようとするという手段を採る集団に…未来があるようには思えません。

 実は私の義理の両親(早い話が妻の両親)が先月末にネパールに旅行をしてきて、何事もなく帰ってきたので、仮に危険な地域があるとしても限定された箇所だとは思うのですが、早期の解決を望みます。

 4月21日(木曜日) KENICHI

国連事務次長、イスラエルとパレスチナの協力を呼びかけ

 国連政治問題担当のプレンダーガスト事務次長は、イスラエル政府とパレスチナ自治政府が協力して、イスラエルのガザから撤退をし、更にイスラエル・パレスチナ平和を推し進めるよう呼びかけた。事務次長は、国連安保理の中東問題に関する公開会議で「イスラエルのガザからの撤退はイスラエルとパレスチナの関係にかかわる一里塚であり、中東和平『ロードマップ』計画における重要な一歩でもある」と述べた。

アジア・アフリカ会議:事務総長、国連改革会合を開く

 アナン事務総長は、バンドン会議50周年記念の会議に合わせ、約100のアジア・アフリカ各国閣僚と、国連改革に関する特別会合を開いた。事務総長は「少数がコンセンサスを強調しすぎて事態の進展を阻害することになってはいけない」と述べ、9月までの改革実現に強い意志を示した。

UNHCR、ダルフールの人々への国際的支援を要請

 ウェンディ・チェンバレン高等弁務官代行は2、木の下で絶望のうちに生活する女性や小枝で作った粗末な家で身を寄せ合い生活する家族を訪ねた後、国際社会に対し、スーダン・ダルフール地域に対する人道的支援へのさらなる拠出を求めた。5日間の日程でダルフールを訪問している高等弁務官代行は、「国連機関は単純に資金がないため、彼らが生き延びるために切望している支援を提供できない」と述べた。

ゴルバチョフ国際緑十字会長、水に関する権利条約を推奨

 ゴルバチョフ国際緑十字会長は、持続可能な開発委員会において、安全な水に対する権利を守るためにすべてに人々に法的手段を与える「水に関する権利の国際条約」の起草を訴えた。ゴルバチョフ氏は、過去数十年間に水を媒介とする病気が原因の下痢で武力紛争におけるよりも多くの子供の命が失われていることを強調している。

エクアドル:事務総長、新大統領即位後の平静を呼びかけ

 エクアドル議会がグティエレス大統領の弾劾を決議し、憲法の規定でアルフレド・パラシオ副大統領が大統領に就任したのを受けて、アナン事務総長はスポークスマンを通じてメッセージを発し、同国における暴動を懸念しつつ、自制と対話を呼びかけた。

 4月27日(水曜日) 山本

スーダン平和維持部隊への先遣隊が入国

 スーダンへの国連平和維持部隊の先遣隊としてネパールから12名の兵士が同国に入国した。最終的には全体で1万人規模になる予定であり、派遣前の訓練がナイロビで行われていると国連スーダンミッション(UNMIS)が27日発表した。

リベリア難民帰還ルートを短縮化:UNHCR

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は27日、シエラレオネからのリベリア難民の帰還に関し、従来より時間の短いルートを用いると発表した。これまでは安全で便利ではあるが5日かかるルートを通っていたが、難民自身が首都モンロビアへ向かうことを強く望んだため、やや危険ではあるが2日間のルートに切り替えた。

ジャーナリストの安全確保を要請:ユネスコ

 ユネスコは27日、イラク当局に対し、ジャーナリストの安全を確保する対策を講じるよう要請した。同国内では最近2年の間に死傷・身柄拘束されたジャーナリストは55名に上る。

ジブチに対する緊急援助を要請:OCHA

 国連人道関係調整室(OCHA)は27日、旱魃による食糧危機に瀕しているジブチに対する緊急援助として750万ドルの拠出を呼びかけた。

HIV/AIDS 患者の看護者に対するガイドライン作成へ:ILO

 国際労働期間(ILO)は、HIV/AIDS 患者を看護する人々の安全を確保するためのガイドライン作成に着手すると発表した。HIV/AIDS 患者の看護者は感染の危険性があるだけでなく、患者の死や過労など心神の負担が大きいため。

 4月28日(木曜日) KENICHI

事務総長、「イラク新政権は重要段階に入る」と語る

 アナン事務総長は今日、スンニ派アラブ人による最近の暫定議会選挙欠席後、民主国家過渡期の重要段階としてのイラク新政権の成立を歓迎した。そして、事務総長は政治過程のあらゆる分野への参加の要求を強調した。

安保理、東ティモール事務所を設置を決定

 安保理事会は、東ティモールで平和維持活動などを行っている国連東ティモール支援団(UNMISET)の任期が5月20日で完了するのに伴い、新たに国連東ティモール事務所(UNOTIL)を設置し、文民・警察顧問など最大で130人を派遣する決議を全会一致で採択した。UNOTILは平和維持活動はせず、東ティモールの自立に向け、司法や人権、警察、行政などの分野で政治的な支援活動を行う。

事務総長、コートジボアール大統領の決定を歓迎

 アナン事務総長は今日、激しい戦闘の終了に関する2003年平和協定を調印した全政党の候補者に10月末の大統領選挙の適格を認める南ア協定計画を受け入れる、というコートジボアールのローレント・バグボ大統領の決定を歓迎した。

UNHCR、トーゴ危機の平和的解決を求める

 UNHCRは、西アフリカの各国政府に向けて、トーゴで起きている政治的危機が平和的に解決できるよう、引き続き協力するよう求めた。トーゴ共和国で大統領選挙の結果が発表された後、治安の悪化を懸念したトーゴ難民が隣国のベナンとガーナに流入している。これを受けてD・ランボーUNHCRアフリカ局長は「これが大規模な難民流入の兆候とならず事態が沈静化し、トーゴ人が帰還できるよう望む」と述べた。

西サハラ:安保理、国連西サハラ住民投票監視団の任務延長を決定

 安保理は、国連西サハラ住民投票監視団(MINURSO)の6ヶ月の任務延長を決定した。MINURSOは西サハラ人民の自決権を可能にする政治的解決に各派閥が至ることを支援する。また、安保理はポリサリオ戦線に対し、残りすべての捕虜の速やかな解放を要求した。

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Updated : 2007/02/16