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Title : October 2004
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10月 5日(火曜日) 阿部

安保理、スーダン情勢に関する会合開催

 国連安保理がスーダン情勢に関する会合を開催。プロンク事務総長特別代表は、事務総長報告書に関するブリーフィングを行い、スーダン政府によるジャンジャウィード武装解除などに進展がみられないと指摘。

イスラエルのガザからの撤退を求める決議案、米国の拒否権により否決

 安保理において、アルジェリア、パキスタン、チュニジアが共同提案した、イスラエルのガザからの撤退を求める決議案が米国の拒否権により否決。投票内容は、賛成11、反対1(米国)、棄権3(ドイツ、ルーマニア、英国)。

事務総長、地雷除去の進捗状況に関する報告を発表

 地雷除去の進捗状況に関する事務総長報告が発表され、アナン事務総長は、カンボジア、コロンビア、ウガンダ、ボスニア・ヘルツェゴビナなどの国々が脅威を緩和・根絶するプログラムの計画・実施に長けてきていると指摘。

国連コンゴ民主共和国ミッション規模拡大へイン・パキが準備を開始

 安保理が国連コンゴ民主共和国ミッション(MONUC)の任務・規模を拡大したのを受け、とインドとパキスタンはそれぞれ、850人の兵士を同ミッションに派遣すべく準備を開始。

国連援助諸機関、パレスチナ人が危機的状況にあると警告

 ガザにおいて、人道状況の悪化に加えて、暴力事件が頻発していることについて、国連援助諸機関は、パレスチナ人たちを深い危機的状況に追いやっていると警告。

「今日の一言」― 安保理改革(2) ―

 前々回(9月21日)付けの本欄で、安保理常任理事国の問題を取り上げましたが、この問題に、日本は、同じように常任理事国に意欲を見せるドイツ、インド、ブラジルと四ヶ国連合を組んで取り組んでいます。
 しかしながら、4ヶ国それぞれが大きな課題を抱えている点を認識しておく必要がありそうです。

1)日 本  中国との間に歴史問題あり
2)ドイツ  イラク戦争に反対したとの理由で米国が冷淡
3)インド  パキスタンが強く警戒
4)ブラジル メキシコなど他の中南米諸国が冷淡
また、ガリ前事務総長が指摘するように、米国の積極的な支持無くしてなし得た国連改革は過去に存在しないにもかかわらず、先般の国連総会で米国はついに国連改革に一言も言及しませんでした。
 前途多難ですが、改革は一日にしてならず。国際社会のメジャープレーヤーとして着実な、また一層の取組が求められているのではないでしょうか。

10月 6日(水曜日) 山本

依然として情勢不安定なハイチ

 国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)は死者が出る暴力のあった首都ポルトープランス周辺の秩序回復を目指して活動しているが、住民や警察官らを襲い商店などで略奪をした武装グループやストリートギャングからの攻撃と戦いながらの活動である、と Juan Gabriel Valdes ハイチ担当事務総長特別代表が5日、国連ラジオで語った。MINUSTAHに展開されるべき人員の40%しか派遣されてないのも治安維持の困難の原因の1つにもなっている。

エルサレムに調査チーム到着

 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の職員が国連の救急車を使ってパレスチナゲリラ側のロケット兵器の運搬を手伝ったとイスラエル政府が非難している問題について実態把握のため、国連の調査チームがエルサレムに到着した。同チームは数日現地に留まり、イスラエル政府・UNRWA双方から聴取を行う予定。

依然猛威をふるっているイナゴの大群:アフリカ西部

 国連食糧農業機関(FAO)は6日、世界の食糧事情に関する状況報告を更新し、西アフリカで大量発生しているイナゴの群れの動きに対しさまざまな対策は講じられているものの、依然としてその猛威は収まっておらず、セネガル・モーリタニア・マリ・ニジェールなどの諸国の収穫に深刻な影響を与えるであろうと警告した。

紛争からの復興国における司法制度確立支援のためのツールを開発中

 アナン事務総長は6日、安全保障理事会で紛争後の平和構築活動に関する討議において、紛争から復興途上の国が法の支配と司法制度確立の支援強化を行うための「新しいツール」の開発に取り組んでいると発表した。

10月 7日(木曜日) KENICHI

国連、ダルフール・ジェノサイド調査委員会を創設

 アナン事務総長は、スーダンのダルフール地方においてジェノサイド行為が本当に生じていたかどうかを調査する国際委員会の創設を発表した。委員会は5人のメンバーで構成され、旧ユーゴ国際刑事法廷の首席裁判官であるアントニオ・カッセーゼ氏が委員長を務める。

UNHCR「難民の保護と移民の議論と混同すべきではない」

 UNHCR代表は、移民に対する国境の閉鎖と、移民と難民の混同は、政治的亡命者の保護を危険な状態にしていると指摘した。また、これにより個人を自国から立ち去らせる動機の分析をいちいちしなくてはならず、難民の保護がますます困難になっている。

ユネスコ、バングラデシュでのジャーナリスト殺害を非難

 10月2日に、バングラデシュ人ジャーナリストがおので殺害された事件について、松浦ユネスコ事務局長はデモクラシーに反する行為として強く非難した。このジャーナリストは、ジャーナリスト協会の次長だったが組織犯罪についての記事を書いていたことから脅迫されていた。事務局長は「彼の殺害は、単に彼個人に向けられたものにとどまらず、デモクラシーや法の支配に対する理不尽な攻撃である」としている。

世界エイズ基金:スウェーデン、7520万ドルの出資

 U2のシンガーであるボノやネルソン・マンデラ氏による緊急の呼びかけに応えて、世界エイズ・結核・マラリア対策基金への新たな出資がもたらされる中で、2004年のスウェーデンからの出資金は今日までのところ7520万ドルとなった。スウェーデンの国際開発協力大臣は「出資はスウェーデンにとって優先事項である」としている。

戦争より大損害を与える自然災害

 国連の緊急援助調整官は、ジュネーブで開かれたプレス会議において、サバクトビバッタ群の北アフリカ襲撃を例に挙げて自然災害という新たな禍について警告を発した。調整官によると、世界における自然災害による損失は戦争による損失の7倍以上であるという。

10月12日(火曜日) 阿部

コートジボワールで商業地区を標的にした暴力的な示威行動が発生

 コートジボワールにおいて、UNOCI事務所や商業地区を標的にした暴力的な示威行動が発生。アナン事務総長およびUNOCIは、それぞれ声明を発表し、事態の沈静化を要請。

事務総長、アフガニスタン大統領選でみられた国民の忍耐や成熟を賞賛

 アナン事務総長はメッセージを発し、アフガニスタン大統領選でみられた国民の忍耐や成熟を賞賛するとともに、選挙不正疑惑の調査によって、来年に予定された議会選挙では、より信頼性の高い手続きが可能になるよう期待を表明。

安保理議長、アフガニスタン大統領選を歓迎する声明を発表

 国連安保理はアフガニスタン大統領選を歓迎する議長声明を発し、同国政府に対し、治安の改善、元兵士たちの武装解除、不正麻薬取引との闘い、来年の議会選挙準備への取り組みに専念するよう要請。

IAEA、イラクの核兵器製造のための装備等の行方に関する情報提供を要請

 IAEAは、安保理に対する報告書において、イラクから核兵器製造に転用可能な装備・物質が消えたことが衛生写真で分かったとして警告を発するとともに、各国に対し、その行方に関する情報提供を継続するよう要請。

「今日の一言」― 米大統領選挙(3) ―

 15日付の英ガーディアン紙は、日本の朝日新聞など世界10ヶ国のメディアを協力して、米大統領選挙に関する同盟国における世論調査を実施し、結果を公表しました。
 結果は、10ヶ国のうち、オーストラリア、英国、カナダ、フランス、日本、メキシコ、スペイン、韓国の8ヶ国で、ケリー候補の勝利を望むとの回答が、ブッシュ大統領の勝利を望むとの回答を大きく上回りました。
 逆に、ブッシュ大統領の勝利を望むとの回答が多かったのは、イスラエルとロシアの2ヶ国のみ。10ヶ国の平均でみると、ケリー候補支持の回答が54%、ブッシュ大統領支持の回答が27%だったそうです。
 米国内だけで見ると、ケリー候補とブッシュ大統領は激しい接戦となっており、最終的にどちらに軍配が上がるか予断を許さない状況ですが、選挙結果の影響を強く受ける同盟国の国民にも選挙権を付与すれば、ケリー候補の圧勝というところでしょうか。
 世界の超大国アメリカの大統領を選らぶ選挙。世界の声にもう少し耳を傾けてもいい ように感じます。
 http://www.guardian.co.uk/uselections2004/viewsofamerica/story/0,15221,1327568,00.html

10月13日(水曜日) 山本

在校時に生徒が銃撃により死亡:ガザ地区

 10歳の誕生日を目前にしたガザ地区に住むパレスチナ人の女の子 Ghadeer Jaber Mokheimer ちゃんが12日に Khan Younis 難民キャンプ内の学校にいるところをイスラエル軍兵士の銃に撃たれ、13日に亡くなった。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のハンセン代表は、ここ数週間でガザ地区の子どもの死亡が上昇していると警告し、イスラエル軍に学校周辺における武力行動を停止するよう要請した。

UNRWA救急車によるロケット運搬疑惑を撤回:イスラエル

 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の職員が国連の救急車を使ってパレスチナゲリラ側のロケット兵器の運搬を手伝ったとイスラエル政府が非難している問題について、イスラエル政府は13日、UNRWA側の主張を認めて非難を取り下げた。

政治的状況がどうあろうと1月の選挙に向けて努力を継続:アフガン情勢

 国連開発計画(UNDP)のブラウン事務局長は13日、東京で開催されたイラク復興支援資金拠出国会議において、現在から来年1月までの間に、政治的状況がどのようになろうとも公平で自由な選挙実施のために努力を継続しなければならないと演説した。

不時着したヘリコプター乗員を救助:アフガニスタン

 8人の国連職員を乗せたヘリコプターがエンジントラブルのためにアフガニスタン北東部の山中に不時着し、乗員の安否が気遣われていたが、1夜を過ぎた13日、無事救出された。

治安悪化で進まない食糧支援:スーダン

 スーダンのダルフール地域に対する食糧援助に携わっている英国のNGO組織 Save The Children の職員2名が殺害されるなど、同地域の治安は依然として混沌としており、国内避難民に対する支援も滞りがちであると世界食糧計画(WFP)が13日に警告した。

食糧支援が行き届かない状況が続くコートジボアール

 国連人道問題調整局(OCHA)は13日、コートジボアール情勢について報告し、緊急 支援が必要とされる1430万人のうちわずか6%程度しか実際の援助を受けていないと 警告した。同国内の紛争のために十分な物資運搬ができないため。

大量発生したイナゴは深刻な状況に:アフリカ西部

 西アフリカで大量発生しているイナゴの大群への対処は重大な局面に達しているとし、国連食糧農業機関(FAO)は殺虫剤を噴霧するための航空機の台数を現在の航空機4機に加え6機の航空機と4機のヘリコプターを増強すると発表した。
 最新の報告ではイナゴの大群はリビア南西部・アルジェリア南部・モロッコ国境付近まで達しており、被害地域は拡大している。

食糧の安全のためのマニュアル配布を開始:WHO

 世界保健機関(WHO)は食糧を通じて感染する疾病の予防のために『安全な食糧を食卓に(Bring Food Safety Home: How to Use the WHO 5 Keys to Safer Food)』の配布を開始した。
 [ Bring Food Safety Home: How to Use the WHO 5 Keys to Safer Food]
  http://www.who.int/foodsafety/publications/consumer/en/5keys_en.pdf

経済成長が進む地域でも子供が取り残される現実

 ユニセフ(UNICEF)は13日、各国の経済状態と子どもの置かれている状況に関する報告書を公開し、東欧・中央アジアは経済発展が進んでいるにもかかわらず子どもの3分の1が貧困にあえいでいることを指摘した。特にそれらの地域では貧困の差が拡大している模様。
 [Innocenti Social Monitor 2004]
  http://www.unicef-icdc.org/presscentre/indexNewsroom.sql

キャビア輸出に新しい制限を導入

 バンコクで開催中の、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(CITES;Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora;いわゆる「ワシントン条約」)の第13回締結国会議の席上、国連環境計画(UNEP)は、キャビアの不法な取引を停止させるための制限を加えることを発表した。新しい規則では、すべてのキャビアは生産したその年のうちに輸出されなければならないとした。

自然災害に対する早期警戒の強化を:国際防災の日

 国際防災の日(International Day for Disaster Reduction)にちなんで世界気象機関(WMO;World Meteorological Organization)の Michel Jarraud 事務局長は予防の文化の重要性を強調し、自然災害に対する早期警戒を強化すれば2010年からの10年は、その前の10年より自然災害による犠牲者を半減させることができるだろうと演説した。
 1992年から2001年の10年間で自然災害の犠牲者は62万2000人にもなる。

女性差別撤廃条約締結25周年でも残る差別

 女性に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約(いわゆる「女性差別撤廃条約」;Convention on the Elimination of All Forms of Discrimination against Women;CEDAW)の採択後25年が経つ現在でも、世界のどの国でも両性間の法的・実質的双方において全面的な平等は達成されていないと条約事務局が警告した。
 [Convention on the Elimination of All Forms of Discrimination against Women]
  http://www.un.org/womenwatch/daw/cedaw/

有害な化学製品が女性に及ぼす影響に関する研究を要請

 「環境の声としての女性(WAVE;Women as the Voice for the Environment)」をテーマとしてナイロビ(ケニア)で開催されている「環境に関する世界女性会議(Global Women's Assembly on the Environment)」には約60か国から140名以上の代表が集まり、有害な化学製品が女性に及ぼす影響に関する研究の必要性を訴えた。

10月14日(木曜日) KENICHI

事務総長、欧州諸国にPKOへの貢献維持を訴え

 アナン事務総長は、アイルランドで行われている「欧州に関する国家フォーラム」に出向き、安全保障面での欧州の政治的発展を賞賛した。その一方で、この発展が欧州諸国の平和維持活動への貢献を弱体化させるものとはなってはならないことを強調した。

事務総長、カンボジア新国王の即位を歓迎

 アナン事務総長は、カンボジア王国の王室評議会によるシハモニ新国王の選出を歓迎した。また同時に事務総長は、退位するシアヌーク国王に対し、93年の最初の民主的選挙に至る平和プロセスにおいて重要な役割を果したとして敬意を表した。

事務総長、ソマリア新大統領選出を歓迎

 ソマリアの暫定大統領アブドラヒ・ユセフ氏の選出を受けて、アナン事務総長は、「平和へのプロセスはソマリア人のものである」とし、特にソマリア国民の平和への熱心さと誠意に取って代わるものはないことを強調した。 

イラク支援国会議:サリフ副首相、イラク復興信託基金への拠出呼びかけ

 イラク復興信託基金の第3回拠出国会議が13日、日本政府の招致により東京で始まった。会議では、イラク暫定政府のサリフ副首相が、各国政府が表明した拠出額を速やかに提供するよう呼びかけた。2日間の会合には、53カ国と4機関が参加している。

アフガニスタン大統領選挙:投票不正疑惑の調査

 国連アフガン共同選挙管理委員会(JEMB)の調査員は、昨日のプレス会議において、大統領選挙候補者から出された43の不正に関する告訴のうち6つがなお調査対象として残っているとした。また重複票の割引計算が開始された。

10月20日(水曜日) 山本

大統領選挙に関する苦情処理に関して発表:UNAMA

 国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)の Manoel de Almeida e Silva 報道官は、アフガニスタンで実施された大統領選挙時における苦情に関する報告を行った。285件の苦情のうち180件は既に対策を講じてあるかまたはその必要がないものであった。最も多かった苦情は投票者を識別するためのマークに関するものであった。

イラクでのジャーナリスト殺害を非難:ユネスコ

 ユネスコの松浦事務局長は20日、先週イラクで発生したジャーナリスト2名の殺害を非難した。過去18か月でイラク国内で殺害されたジャーナリストは50名を超えている。

グルジア=アブハジア情勢緊迫化

 アナン事務総長はグルジア=アブハジア間の和平プロセスが危機的な状況になっていると警告し、双方に政治的接触を再開し、紛争解決に向けた努力を継続するよう要請した。

中南米地域の自然林はさらに減少へ

 国連食糧農業機関(FAO)が新たに発表した予測によると、2020年までにラテンアメリカ及びカリブ海沿岸地域における天然林の割合は減少するが植林は進み、森林そのものは保護される模様。
 同地域における天然林は2002年には964百万haあったものが2020年までには887百万haになると予測されている。

癲癇(てんかん)対策の強化を要請

 第1回北京国際てんかんフォーラム(International Forum for Epilepsy)の席上発表された、てんかんに関する地域報告書『西太平洋ちいきにおけるてんかん(Epilepsy in the Western Pacific Region)』では、治療のために公教育の促進・コミュニティにおける予防プログラム・治療機関の整備・研究及び情報交換の強化などの措置を要請している。
 てんかんは比較的安価な薬品で予防・治療が可能であるにもかかわらず、患者の70〜90%は開発途上国におり、十分な治療を受けていない。

進まない西アフリカ地域へのヨード添加塩の配布

 西アフリカ地域に家庭にヨード添加塩(iodized salt)を提供するためのプログラムが進められているにもかかわらず、同地域の約300万人のこどもにはアクセスもできない状況にあるとユニセフが20日発表した。
 ヨード添加塩は子どもの脳障害を含む学習能力の低下に効用があるとされており、大人にとってもヨードが不足すると甲状腺腫や流産の原因もなるとされている。

普及が進むロボット

 ヨーロッパ経済委員会(ECE)は国際ロボット連盟(IFR;International Federation of Robotics)と共同でロボットに関する報告書『世界ロボティクス2004(World Robotics 2004)』を発表し、危険で人間が好まない仕事を処理する産業用ロボットの普及が進み、今年前半だけで18%も増加したことを明らかにした。

「今日の一言」 − ロボット −

 最後の記事に関してですが、本文にはもう少し具体的な数字が掲載されていて、産業用ロボットの導入率は日本が従業員(もちろん人間の、ですが)1万人に対して産業用ロボットが約320台導入されているのに対し、2位のドイツですら148台、続くイタリアで116台…と群を抜いているとのことです。
 ロボットと言う言葉はチェコの作家カレル・チャペックが『R.U.R.』という作品の中で初めて用いたというのは有名だと思うのですが、チャペック自身が書いた文章によてば、働く能力はあるが考えることのできない存在を表現するものとして与えられた名前とされています。そのため、「ロボット」はどちらかと言えば非人間的で痛みを感じない、負のイメージをもったものと受け止められているようです。
 これに対し、(これまた有名な話だとは思うのですが)手塚治虫の貢献(!)により、日本人はロボットに対する恐怖心よりは愛着に近いものを感じているように思います。それが上の数字となって表れているのでしょうか。

10月21日(木曜日) KENICHI

イラク:事務総長「1月の議会選挙は実施可能」

 アナン事務総長は、急速な治安悪化から一部で来年1月の実施が危ぶまれているイラクの議会選挙について、「まだ技術的には可能だ」と述べた。その上で、実施時期は「イラク人次第だ」との見方を強調した。さらに事務総長は、国連の選挙支援について、準備が進めば国際要員の追加派遣が必要となるだろうと述べた。

コソボ選挙:事務総長、選挙参加の呼びかけ

 アナン事務総長は、11月23日の選挙がコソボの人々自身によって管理され組織された最初の選挙であることを強調しつつ、全コソボ人、特にセルビア人に対し、選挙に参加するよう呼びかけた。その一方で、事務総長は選挙がうまく実施され、皆が選挙に参加することに自信を見せた。

国連でクローンに関する立場が対立

 国連総会の第6委員会で、クローン人間づくりの規制に向けた国際禁止条約の策定をめぐる公式協議が始まった。協議の中で、複製目的のクローン人間づくりの禁止については満場一致で承認された。しかし、医学治療目的も含むクローン技術についてはの全面禁止を主張する米国やイタリア、コスタリカなどと、各国の判断に任せるよう訴える日本や英国、ベルギーなどとの対立は解けず議論は平行線をたどった。

国連麻薬犯罪事務所、コンテナ規制のプログラム開始

 国連麻薬犯罪事務所は、毎日700万個も輸送され、これから2012年にかけて倍増すると言われているコンテナの世界的な流通が、麻薬や武器、そして人身の密売者の利益にますます資するようになっていることを警告した。そして、開発途上国の港湾の監視強化のためのプログラムを開始した。

FAO:植物多様性保護のための信託基金を設置

 この1世紀間における植物の多様性の大規模な喪失を想起させる世界食糧の日と平行して、国連職業農業機関は、植物の多様性保護のための世界信託基金の創設を発表した。これにより飢餓の克服に不可欠な種が保護されることになる。

10月25日(月曜日) Tat

イラク選挙は期限どおり実施すべき、国連大使が国家評議会で

 イラクの暫定国家評議会での演説で、事務総長特使 Qazi 氏は、2005年1月末までに信頼しうる選挙を実施するという目的を共有する、と語った。

コソボ:民族関係が選挙後の最優先課題

 コソボの議会選挙が今週末に終了するのを目前に、国連事務総長特別代表 Soren Jessen-Peterson 氏は開票結果が最終となり次第、新政府を迅速に組織するよう要求。

スーダン:政治問題解決のためにダルフールの和平会談を国連大使要請

 スーダンのダルフール地方で紛争に巻き込まれているすべての当事者は、国際社会の注目を浴びていることで生まれている勢いに乗り、政治的差異を今ナイジェリアで開催されている和平会談によって解決するべきである、と Jan Pronk 事務総長特別代表は語った。

ブルンジ:8月中旬の難民虐殺、国連報告では犯人特定できず

 8月中旬にブルンジで起こったコンゴ人ツチ族虐殺の国連検証チームは、犯行グループを未だ特定できず、160人を一晩で殺害した残忍な虐殺事件の更なる調査を勧告している。

国連人口基金80近い発展途上国と新協定締結

 アフリカ、カリブおよび太平洋諸国(ACP)のメンバー79カ国が、HIV/AIDSを含む性や生殖に関する健康上の問題解決に向けて、国連人口基金と協働する合意書にベルギーで調印。

10月26日(火曜日) 阿部

安保理、スーダン・ダルフールに関する決議を全会一致で採択

 国連安保理は、決議1569を全会一致で採択、来月18日と19日にケニアで会合を開き、スーダン・ダルフール情勢について討議することを決定。安保理が国連本部を離れて会合を開くのは、国連の歴史上11回目。

安保理、ソマリアに関する議長声明を発表

 国連安保理は議長声明を発し、ソマリアにおける国連平和建設活動拡大への期待の高まりを予想したうえで、同国における国連の役割は新しく樹立された暫定政府との協議の結果に基づいて徐々に拡大していくべきと指摘。

事務総長副特別代表、ダルフール地域でスーダン政府の主張を検証

 マニュエル・アランダ・ダシルバ事務総長副特別代表は、スーダン・ダルフール地域に向かい、現地ですでに7万人の避難民が故郷に帰還したとする同国政府の主張を検証する。

人権問題担当特別報告者、国連総会に年次報告書を提出

 移民の人権問題を担当するピサーロ特別報告者は、国連総会に年次報告書を提出し、世界中で移民たちが過酷な状況に直面している状況を説明するとともに、各国に対して、移民およびその家族の権利条約の早期批准を要請。

ユニセフ、「破られた約束、打ち砕かれた夢」と題する研究書を発表

 ユニセフは「破られた約束、打ち砕かれた夢」と題する研究書を発表。ラオス全土および国境地帯において、子どもたち、特に女児が売春を強制されている実態を指摘し、緊急の対策を要請。

10月27日(水曜日) 山本

情勢不安定で進まぬ救援:ダルフール地方

 国連スーダン先遣隊(UNAMIS;UN Advance Mission in Sudan)は27日、情勢不安定と輸送の制限によりダルフール地域の避難民に対する救援が妨げられていると報告した。2つの反政府組織とスーダン政府軍との間の内戦のために同地域には145万人の避難民がおり、その他20万人が隣国のチャドに避難していると推定されている。

国連特使とイラク外相が会談

 Ashraf Jehangir Qazi 特使は27日、イラクの Hoshiar Zubari 外相と会見し、来年1月に実施予定の、同国にとっては最初の民主的な選挙の準備とその前提となる治安の確保に関して協議した。

大湖地域の安全に関する合意達成

 国連コンゴ民主共和国ミッション(MONUC)は27日、コンゴ民主共和国・ルワンダ・ウガンダ3か国が大湖地域の安全の促進に関する合意に達したことを歓迎した。

バングラデシュにおけるジャーナリスト殺害を非難:ユネスコ

 ユネスコの松浦事務局長は27日、バングラデシュで日曜日に発生したジャーナリストの殺害を非難し、同国においてこのような事件が頻発していることに対し懸念を表明した。同国におけるジャーナリストの殺害は今月2件めであり、今年に入って5件めになる。
 ジャーナリストの殺害は先週ベラルーシとフィリピンでも起こったばかりである。

継続する拷問を警告

 拷問に関する特別報告者(Special Rapporteur on torture)である Theo van Boven 氏は27日、総会の人権委員会で年次報告を行い、「テロとの戦い」の名目で拷問や残酷かつ冷酷な罰が継続していると警告した。
 〔報告書本文〕
  http://www.un.org/Docs/journal/asp/ws.asp?m=A/59/324

トルコ人難民の上陸を許可:イタリア政府

 トルコからの13名の亡命希望者が地中海上の商用貨物船内で2週間以上立ち往生していたことに対しイタリア政府が上陸を認めたことに国連難民高等弁務官事務所は歓迎の意を表明した。彼らはシシリア島に上陸し健康診断を受けた後に難民センターに移された。

患者の安全を目指したイニシアティブ発動

 世界保健機関は27日、入院時の安全確保を目指したイニシアティブ「患者の安全のための世界連盟(World Alliance for Patient Safety)」を発動した。世界では患者の10%が入院中に何らかの病気に感染するか害を与えられるという統計があり、このイニシアティブではまず院内感染の排除に焦点を当てて活動を推進する。
 [World Alliance for Patient Safety]
  http://www.who.int/patientsafety/en/brochure_final.pdf

信教の自由の制限が宗教間対立を悪化させると警告

 新たに信教の自由に関する特別報告者(Special Rapporteur on freedom of religion or belief)に任命された Asma Jahangir 氏は国連総会に対する年次報告において、複数の宗教コミュニティ間の対立を抑制するために政府が信教の自由を制限しても、一層状況を悪化させるだけであると警告し、政府は宗教的な緊張関係が暴力的な衝突に転化しないよう微妙な役割を果たさなくてはならないと強調した。
 〔報告書本文〕
  http://www.un.org/Docs/journal/asp/ws.asp?m=A/59/366

10月28日(木曜日) KENICHI

安保理で女性と平和について総括。

 安保理は今日、安保理決議1325の実施について総括した。決議1325は、平和構築における男女間の平等を強化することを狙いとし、また武力紛争における女性と少女の保護を要求している。総括の中で、国連平和維持活動の責任者は「主役の半分である女性を排除しつつ平和を構築することはできない」と訴えた。

ボーベン氏「いかなるものも拷問は正当化しない」

 国連人権委員会の特別報告者T.V.ボーベン氏は、拷問にする最終報告書の中で、「たとえ戦争の脅威であれテロであれ、いかなるものも拷問を正当化しない」と主張している。氏は特に情報を得るための尋問における拷問の禁止を訴えている。

アフガ二スタン:事務総長、国連スタッフの誘拐に愕然

 アナン事務総長は、アフガニスタンのカブール中心部で同国大統領選を支援した国連の外国人スタッフ3人が何者かに誘拐された事件について遺憾の意を表明した。3人は英国、フィリピン、セルビア・モンテネグロの出身者でうち2人は女性である。首都で外国人国連スタッフが誘拐されたのはこれが初めて。

ユネスコ、ベラルーシおよびフィリピンでのジャーナリスト殺害を非難

 松浦ユネスコ事務局長は、ベラルーシで起きたジャーナリスト殺害とその数日後に起きたフィリピンでのジャーナリスト暗殺を非難した。前者の事件はベラルーシのメディアに対する威圧の状況下で起きた。また後者の事件は今年に入ってフィリピンでおきた同種の事件の8件目にあたる。

ICTY所長、初のクロアチア公式訪問

 旧ユーゴスラビア国際法廷(ICTY)の裁判所長のメロン氏は、11月4,5日に初のクロアチアへの公式訪問を行う。クロアチアでは、首相、外相、法相、最高裁判所長と会談を行う予定。会談の内容は、クロアチアとICTYの協力に関するものとなる。

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Updated : 2007/02/17