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Title : September 2004
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 9月 1日(水曜日) 山本

ロシアで発生した小学校人質篭城事件を非難:事務総長

 ロシア南部北オセチア共和国で発生した小学校における占拠事件に対し、アナン事務総長は、人質の即時解放とこのような社会的な弱者を標的にした犯罪行為の終結を要請した。

各国に担当拠出金の支払いを要請:ICTR

 ルワンダ国際刑事裁判所(ICTR)は年次報告書を発表し、若干の加盟国が拠出担当分の支払いが滞ったために人員拡張を一時凍結させなければならなくなったことを指摘して、2008年までに全ての裁判を完了させるためにも担当分の負担金拠出を各国に要請した。

グアテマラ国内の衝突に遺憾の意:MINUGUA

 国連グアテマラ検証ミッション(MINUGUA)は最近同国内で発生している暴力的な衝突に遺憾の意を表明し、このままでは多数の小規模農業従事者に多大な影響を与えると警告、対立が対話と公共政策を通じて解決されることを要請した。

イスラエルによる移動禁止命令を非難:UNRWA

 イスラエル政府がUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関国連難民機関)の責任者がガザ地区を離れることを禁止したことに対しハンセン代表は、国連機関の責任者の任務地国内で移動の自由が、しかも国連加盟国から制限されるとは前代未聞のことであると非難した。

ダルフールで身柄拘束された人道支援要員が解放

 半年前にダルフールで支援活動中に反政府組織・スーダン解放軍(SLA;Sudan Liberation Army)に身柄を拘束された世界食糧計画(WFP)の職員とスーダン赤新月社(Sudanese Red Crescent)の活動員6名が先週の土曜日に解放された。これに対しWFPは武装集団による人道支援要員を狙った攻撃を非難した。

コートジボアール国内の政治指導者に和平にむけた行動をとるよう要請:事務総長

 アナン事務総長はコートジボアール情勢に関する3か月に1度の定期報告を安全保障理事会に提出し、継続する暴力・衝突のために経済・社会構造が非常に悪化していて、同国のみならず隣接する他の国にも悪影響を与えつつあると警告し、同国内の政治指導者は和平に向けた実質的な段階を踏むよう強く要請した。

民族浄化の責任者に32年の禁固刑を宣告:ICTY

 旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所(ICTY)でカラジナ地区における民族浄化に関してボスニア系セルビア人政治指導者であったブラジャーニン(Radoslav Brdjanin)被告に対し32年の禁固刑を宣告した。

薬品過摂取による故意の遅延行為を否定:ミロシェビッチ裁判

 ミロシェビッチ被告は1日、旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所(ICTY)における訴訟手続きを延期させるために故意に薬品の摂取量を間違えたのではないかという嫌疑を否定した。

ベラミ事務局長チベット自治区を訪問:ユニセフ

 ユニセフのベラミ事務局長は2日間のチベット自治区訪問を終了した。チベット自治区は中国の他の地域と比較して、公衆衛生の面で大きな格差があり早期の解消を要請した。ここ数年で改善はしているものの、新生児死亡率は1000人中53人であり、母体死亡率は10万人中400人以上であり、これは中国全体の平均の8倍にもなる。

UNVの合理化提案を歓迎:事務総長

 アナン事務総長は1日、国連ボランティア計画(UNV)を合理化する提案を歓迎した。この提案はUNVの活動資源の最も効率的な活用を促進するために同機関の活動を評価作業をしていた国連合同監査団(JIU;Joint Inspection Unit)の報告に基づくもの。

世界経済安全保障の指標に関する報告書を発表:ILO

 国際労働機関(ILO)は1日、世界経済安全保障の指標に関する報告書を発表し、世界の労働者の約4分の3が不安と怒りに満ちた、経済的に不安定な状態に置かれていると警告し、収入水準の向上よりむしろ社会経済的セーフティネットの促進が社会の安定につながると強調した。

「今日の一言」 − 北オセチアの学校占拠事件 −

 最初の記事については、ここ数日ニュースでも大きく取りあげられており、今これを書いている時点では、死者が300人を超える事態となっています。これだけの死者が出た原因が特殊部隊の突入にあるのか、立てこもった武装集団が用意していた武器類が爆発したのかは未だ判然としませんが、やはり直接的にこの事態に責任があるのは武装集団のほうであり、しかも子どもが多い学校を占拠して人質にとって自分たちの要求を通そうとする行動は認められるものではありません。
 「テロを起こす側にはそのような行動を執らざるを得ない理由があるのだ」と言う理屈は可能でしょうが、それは、直接その事態に責任のない者を巻き込んでいい理由にはなりません。
 暴力によって自分の主張を誰かに強要したい時は、その対象となる「誰か」の弱点というか大事なものや人を確保して、「お前の大事なこいつがどうなってもいいのか」と迫るというやり方が−認められるものではありませんが−よくあるわけですが、この手のテロの「オレの言うことを聞かないとお前と関係のないヤツがどんどん死ぬぞ」というのは、人のヒューマニズムを逆用している点において、より質が悪いと私は思います。

 9月 2日(木曜日) KENICHI

イラク暫定政府大統領、国連の復帰を歓迎

 イラクの事務総長特別代表補佐は、イラク暫定政府のヤワル大統領と会談し、選挙、政治、人道、復興の各分野における国連の役割について協議した。また、この会談の中でヤワル大統領は国連のイラク復帰に対する喜びを繰り返し表明した。

アフガニスタン:干ばつ対策の資金提供を呼びかけ

 アフガニスタン政府と国連は、国際社会に対し、かつてないほど深刻で長い干ばつへの対処策を援助するための資金提供を呼びかけた。国連ミッションのスポークスマンによると、今年9月から来年2月までの間に7130万ドルの資金が必要で、特に5180万ドル食糧援助が必要である。

IAEA、韓国で濃縮ウラン実験の査察実施

 IAEAの査察団は韓国入りし、韓国政府が申告した極少量のウラン分離実験に関する調査を実施した。韓国政府によると、この実験が行われた2000年当時、実験はIAEAへの申告事項ではなかった。しかし、韓国政府が今年2月にIAEAの安全措置追加議定書を批准したことによって報告義務が生じたため、8月27日に申告書を提出した。

ICTY、ミロシェビッチ元大統領の弁護人を選定

 ミロシェビッチ元大統領の第2回弁護審問の際に、旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(ICTY)は、元大統領の弁護人を任命した。検事当局は元大統領の健康状態は弁護の助けを借りなければならないほど悪化していることを指摘している。

GFATM、フランスでのPRキャンペーンを開始

 世界エイズ・結核・マラリア対策基金(GFATM)は、フランスでメディアを通じての最初のPR活動を開始した。この活動は今年11月からはイギリス、ドイツ、イタリア、日本でも開始される。

 9月 7日(火曜日) 阿部

事務総長、ダルフール危機事態に関して安保理が来週中にも行動をとると指摘

 アナン事務総長は、スーダンのダルフール危機事態に関して、安保理が来週中にも行動をとることができるであろうと指摘するとともに、AU監視部隊に対する国際的支援を要請

事務総長、ロシア南部学校のテロについて国際社会がともにテロと闘う必要を強調

 アナン事務総長は、ロシア南部学校のテロで子供たちが惨殺されたことについて、国際社会がともにテロと闘う必要を強調。休暇後初の記者団との会合において、質問に答えるなかで表明。

世界食糧計画、8月中ダルフールの避難民100万人近くに対し食糧を提供

 世界食糧計画(WFP)は、8月中ダルフールの避難民100万人近くに対し、食糧を提供したが、目標とした120万人に到達しなかったと発表。

国連森林フォーラム、国連本部で4日間にわたる会合を開始

 国連森林フォーラムは、国連本部で4日間にわたる会合を開始。世界中で急速に消失する森林の保全管理について話し合う。

事務総長、国連ハイチ安定化ミッションに関する事務総長報告を発表

 アナン事務総長は、国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)に関する事務総長報告を発表し、ハイチが安定と発展に向けて一定の進展をみせているものの、法の支配は依然脆弱であり、武装集団も引き続き同国の諸制度を無視した行動をとっていると指摘。

「今日の一言」― 9.11 ―

 米同時多発テロから11日で3年が経った。米国はアルカイダを中心とするイスラム過激派の封じ込めに全力をあげてきたが、テロは中東、欧州、アジアへと拡大し、世界が安全からむしろ遠ざかっているとの指摘は否定できない。
 最大の要因は、米国の対テロ戦争がアラブ・イスラム教徒の心をつかめず、アルカイダを孤立化させられないことにあるのではないか。イラク戦争開戦の際、エジプトのムバラク大統領は「100人のビンラディンを生む」と警告したが、現実はその通りになりつつある。
 9.11とその後のブッシュ政権の対応は、確実に世界を変えつつある。そして私たちの日常生活をも変えつつある。それが現実だ。その現実に戸惑いながらも、私たちは、現実への働きかけを諦めてはならない。

 9月 8日(水曜日) 山本

国際識字デー

 国際識字デー(International Literacy Day)である8日を記念してアナン事務総長はメッセージを発表、「識字は人権であり、その権利を世界の成人の20%が奪われている」とし、特に識字率向上における性的平等を訴えた。現在、世界で8億6000万人の成人が非識字であり、そのうち5億人が女性であると推定されている。

民主主義の恩恵が貧困層に及んでいないと警告:事務総長

 メキシコで開催中の民主主義・政治と国家に関する国際セミナー(nternational Seminar on Democracy, Politics and the State)の席上、アナン事務総長は「ラテンアメリカ諸国では民主主義の伝統を保持しているが、その恩恵が地域の貧困層にまで十分に届いていない」と演説し、投票の価値に対する疑義を取り除くための指導力の発揮を要請した。

2人の事務総長代表を任命:事務総長

 アナン事務総長は8日、安全保障理事会宛書簡において2人の事務総長代表を任命した。ギニアビサウ事務総長代表(Secretary-General Representative in Guinea-Bissau)兼国連ギニアビサウ平和構築支援事務所(UNOGBIS;UN Peace-building Support Office in Guinea-Bissau)代表として Joao Bernardo Honwana 氏(モザンビーク)を、コートジボアール副特別代表(Deputy Special Representative for Cote d'Ivoire)として Abdoulaye Mar Dieye 氏(セネガル)をそれぞれ任命した。Honwana 氏はこれまで国連軍縮局通常兵器部の責任者であり、安全保障と防衛のスペシャリストである。また Mar Dieye 氏はコートジボアール人道支援調整官であり、国連開発計画(UNDP)とともに同国で活動してきた。

世界的な自殺防止の活動を:WHO

 世界保健機関(WHO)は10日の世界自殺防止デー(World Suicide Prevention Day)に先立ち、世界では年間に百万人が自殺で亡くなっているが、この数字は殺人と戦争による死亡者を足した数を上回るとし、世界的に連携した対策を講じるよう要請した。

インド・パキスタン間の協議を歓迎:事務総長

 先週に行われたインド・パキスタン間の高官級協議についてアナン事務総長は歓迎の意を表明し、ジャム地域・カシミール地域の問題に関しても解決を図るために継続的に協議を持つよう要請した。

混乱の続くガザ地区

 イスラエル軍によりガザ地区が3分割され、ラファ地区へのアクセスが断たれたため国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は同地域への支援活動が中断していたが、家屋を破壊された家族への仮設住宅を供給できることになった。これについて対象地域で建設開始の式典を開催するはずであったが、UNRWAのハンセン代表が当該地域へ入ることをイスラエル軍に阻止されたため式典は延期された。

ハリケーンが接近するジャマイカに災害支援体制を準備:UNDAC

 カリブ海に発生したハリケーン・アイバン(Hurricane Ivan)により被害が発生すると思われるジャマイカに対し、国連災害評価調整チーム(UNDAC;UN Disaster Assessment Coordination Team)は5名の要員を派遣し、緊急時の救援体制の準備を開始した。既にこのハリケーンはグレナダで9名の死者、多数の家屋の破壊、停電・断水など甚大な被害をもたらしている。
 カリブ海では6月から11月にかけてハリケーンが発生するが、今年は大きな被害をもたらすものが多数発生しており、先日もハリケーン・フランシス(Hurricane Frances)がバハマを、ハリケーン・チャーリー(Hurricane Charley)がキューバとフロリダを襲ったばかりである。

「今日の一言」 − 熱帯低気圧の名前 −

 世界各地で発生する風速が64ノット(約32m/秒)以上の熱帯低気圧のうち、太平洋の北半球日付変更線以西で発生したものを台風(Typhoon)、以東で発生したものをハリケーン(Hurricane)と言います。インド洋または太平洋南半球ならサイクロン(Cyclone)と呼ばれます。
 日本では台風はその年の発生順に1号・2号…と呼ばれていますが、世界気象機関により、命名方法が定められています。
 ハリケーンの場合は6種類の系列の名前が定められていて、各年に1系列ずつ用いています。アイバンの次はジャンヌ(Jeanne)となります。(http://www.aoml.noaa.gov/hrd/tcfaq/B2.html
 台風については5系列あるのですが、これを年ごとに取り替えるのではなく、ひたすら順に利用していきます。先日大きな被害をもたらした台風18号はSongda(ソングダー;ベトナムにある川の名前)、低気圧になった19号はSarika(サリカー;カンボジア語で「さえずる小鳥」)です。次(20号)の台風が発生したらHaima(ハイマー;中国語で「タツノオトシゴ」)となります。(http://www.kishou.go.jp/know/typhoon/asianame/ty_name.html

 それにしても、夏場には大雨で洪水が頻発し、9月になってからも東南海地域を震源とする地震が立て続けに発生しているし、このように台風も連続して上陸、大きな被害を出しているし、日本は呪われてるんじゃないかと思うぐらい天変地異が重なっています。昔と比べて防災技術は高まっているとはいえ、まだまだ予断を許さない時期が続くと思います。皆さんもお気をつけくださいませ。
 再来週には遅い夏休みをとって夫婦でスペイン旅行するのですが、無事に出発できるものやら。

 9月 9日(木曜日) KENICHI

事務総長、イラクの過渡的な政体と選挙が暴力に脅かされると警告

 事務総長は、新たなイラク国連事務総長特別代表の任命がイラクの変遷の文脈において積極的な意味をもつとしつつも、暴力のエスカレートはイラクの過渡的な政体にとって脅威であり、国連のイラクにおける活動を妨げるものであると述べた。

イラク:平和の復興には時間がかかる

 「イラクにおける紛争は、中東における果てしない紛争の1つになるのだろうか?我々はそうすることを許すことができない」とアナン事務総長は述べた。しかし、事務総長は、イラクの安定は長い道のりになると予想している。

事務総長「移民・移住は抑えられない現象」と表明

 アナン事務総長は、滞在先のメキシコで記者団からの移民に関する質問に対し、移民労働者は勇気ある男女であり、彼らを受け入れた社会に新た活力をもたらし、また、移民の社会への同化が開放的かつ民主的になされれば彼らはその恩恵を第一に受けることができると回答した。

国連、アフガニスタンにおける人道組織への攻撃を非難

 アフガニスタン国連ミッションは、アフガニスタン北東部で起きた10人以上の負傷者を出したNGO「FOCUS」の事務所攻撃を非難し、アフガニスタン政府にNGOに対して行われる攻撃を非難するよう、またNGOに関する法律がすぐに採択されるよう要求した。

国連、ガザ地区におけるパレスチナ市民殺害を非難

 ラーセン中東平和プロセス国連特使は、この2日間にガザ地区で起きたパレスチナ市民殺害を非難した。ラーセン氏は声明の中で、殺害された人の中に子ども2人が含まれていると知って動揺していると表明した。

 9月15日(水曜日) 山本

スーダンで新たな国内避難民の流出

 国連人道関係調整事務所(OCHA)の報道官は15日、北ダルフール州の首都エルファシル(El Fasher)にこれまでで最大の人数の国内避難民が到着したと発表した。発表前の24時間だけで2000人から4000人の避難者が到着。南ダルフール州でも先週5000人規模の避難民が到着した。

UNMILに関する報告書を提出:事務総長

 アナン事務総長は15日、国連リベリアミッション(UNMIL)に関する報告書を提出し、事態は大きく改善しているが、国際的な救援が緊急で必要なことや民主的な選挙の実施準備など問題はまだまだ山積していると指摘した。特に元兵士の復員関連作業に関する資金が不足している模様。

継続する内戦状態:ブルンジ

 国連人道関係調整事務所(OCHA)は15日、ブルンジの首都ブジュンブラ近郊で政府軍と反政府組織が武力衝突をしており、約25,000人と見られる国内避難民のための臨時避難所を開設、支援を行っていると発表した。

パレスチナ人の人権を支援する行動計画草案が提示

 国連本部で14・15両日にわたって開催された「パレスチナ人を支援する市民社会国際会議(International Conference of Civil Society in Support of the Palestinian People)」において、イスラエルによる圧力を抑え、占領を終結させるための行動計画「国際法と国連を通じたパレスチナ人の人権を支援する行動計画2004-2005(2004-2005 Plan for Action to support Palestinian rights through international law and the United Nations)」の草案が発表された。

栄養失調の度合いがその国の経済発展へのボトルネック;WFP発表

 ニューデリーで3日間の会期で開催中の「母子栄養に関するアジア諸国地域閣僚会議(Regional Ministerial Consultation on Maternal and Child Nutrition in Asian Countries)」の席上、世界食糧計画(WFP)は栄養失調の度合いがその国の経済発展へのボトルネックとなっていると警告した。統計によるとアジアでは5億人が1日の活動に十分な食糧を口にできていない。

世界人口白書を発表:UNFPA

 国連人口基金(UNFPA)は15日、世界人口白書(The State of World Population 2004)を発表し、1994年にカイロで開催された国際人口開発会議(International Conference on Population and Development;ICPD)で採択された計画の達成度を再評価し、深刻な資金不足がリプロダクティブヘルスに関するケアの拡大や HIV/AIDSとの戦いに対する努力を阻害していると警告した。
[The State of World Population 2004] http://www.unfpa.org/swp/swpmain.htm

ミロシェビッチ裁判の次回公判を10月まで延期:ICTY

 旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所(ICTY)は15日、最近任命されたスロボダン・ミロシェビッチ被告の弁護人の準備のために次回の公判を10月12日まで延期することを決定した。

女性こそが紛争解決と平和構築に不可欠

 ニューヨークで15日から開催された国際会議「紛争後におけるジェンダーの公正(Gender Justice in Post-Conflict Situations: Peace Needs Women and Women Need Justice)」の基調講演においてフレシェット副事務総長は、戦争中もしくは紛争終結後の諸国において女性が直面する問題に応える組織的なアプローチを国連は準備しているが、さらに和解や裁判制度の改革・憲法の制定など和平プロセスのすべての局面において女性が活躍すべきであると強調した。

「今日の一言」 − 「お前は生きてるだけでムカつくからブン殴る」戦略 −

 最近、『ブーンドックス』というコミック(アーロン・マッグルーダー;幻冬舎)を平積みしている書店を見かけます。「ブッシュが最も恐れた小学生」という触れ込みで新聞広告に載っていることもありますが。
 黒人の小学生の日常(?)を描いているんですが、政治的に過激でワシントン・ポストが掲載を拒否したくらいだし、とても娯楽とは言えないので万人にお勧めできるものではないのですが、ひとつの側面を突いてはいるかなという気もします。『華氏911』で話題のマイケル・ムーア氏が推薦するのがよくわかる、といえば雰囲気が伝わるでしょうか。
 その帯にも掲載されているのですが、主人公の小学生ヒューイがCIAに電話をかけてこういうやり取りをします。

 ヒューイ:ブッシュ大統領の掲げた先制攻撃戦略は知ってるよね?
CIA職員:もちろん
 ヒューイ:それってウチの弟の「お前は生きてるだけでムカつくからブン殴る」戦略みたいじゃない?
CIA職員:切るよ、ヒューイ。

 アナン事務総長は15日、BBCからのインタビューに対し、合衆国のイラクに対する行動は「国連憲章にも適っておらず、違法であった」と答えています。

 http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/middle_east/3661134.stm
 http://www.asahi.com/international/update/0916/005.html

 今の合衆国の戦略は、ヒューイの弟(ちなみに名前はライリー)の戦略なみ、ということなのでしょうかね。

 9月16日(木曜日) KENICHI

アフガニスタン:ヘラートでの国連活動、段階的に再開

 アフガニスタンの国連支援ミッションは、段階的にかつ慎重にヘラートでの活動再開に必要な職員を戻している。ヘラートでは先週末に、イスマイール・ハーン県知事の解任に抗議する支持者が国連事務所に対し投石、放火等を行なったため、事務所の職員はカブールへ退避していた。

アフガニスタン:最悪の干ばつによる農業危機

 国連食糧農業機関と世界食糧計画のレポートによると、干ばつのためにアフガニスタンで生じている農業危機は深刻な結果をもたらしており、600万人以上が来年にかけて食糧支援を必要としている。

事務総長、イラク戦争に対する考えを再度明言

 アナン事務総長は、BBCでのインタビューで、イラク戦争は国連憲章の定めに合致しておらず、この点からイラク戦争は違法であると何度も繰り返した。スポークスマンによるとこれまでに事務総長は、この考えを繰り返し表明してきている。

エイズ:東欧の経済的安定に深刻な脅威

 国連エイズ計画とWHOによると、東欧や中央アジアにおいて180万人以上のエイズ感染者がおり、感染病が経済や地域社会の安定に深刻な脅威を与えている。これら2機関は、リトアニアでの会議においてこうしたい事態に警鐘を鳴らし、各国政府に必要な措置をとるよう勧告した。

オゾン層の保護:国連環境計画、農薬使用の制限を呼びかけ

 国際オゾン層保護デーに際し国連環境計画は、輸出用穀類の消毒に使われ、オゾン層破壊の原因となる臭化メチルや農薬の過剰な使用を制限するように、国際社会に対してより一層の努力を求めた。

 9月21日(火曜日) 阿部

国連総会で一般演説がスタートしブッシュ米大統領らが演説

 国連総会で一般演説がスタートし、国家元首及び政府首班95人が国連本部に到着し始めた。ブッシュ米大統領は演説し、国連に対し、テロとの戦いの一環として、アフガニスタンやイラクの民主化を支援するよう訴えた。アフガニスタンのカルザイ大統領は、2週間後に大統領選が実施されることを指摘し、誕生したばかりの民主国家に対する支援を要請。

事務総長、国連総会で演説

 アナン事務総長は、国連総会で演説し、世界において法の支配が軽視されていることに遺憾の意を表明すろとともに、各国指導者に対し、国内および国際問題への対処における法の基本的原則に対する尊重を回復するよう要請。

人権高等弁務官と事務総長特別顧問、スーダン・ダルフールで避難民キャンプ視察

 アーバー人権高等弁務官とメンデス事務総長特別顧問は、スーダン・ダルフールに入り、避難民キャンプを視察、スーダン政府担当者、国連機関やNGO職員からの聴取を続けている。

熱帯低気圧「ジーン」、ハイチとドミニカ共和国に上陸

 国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)によれば、熱帯低気圧「ジーン」がハイチとドミニカ共和国を襲い、600人以上が死亡、少なくとも1000人が行方不明となっている。一方、近隣諸国においては、国連援助諸機関が支援活動を継続。

「今日の一言」― 安保理常任理事国という矛盾 ―

 国連総会では、21日夕刻に日本の小泉首相も一般討論演説を行い、「わが国の果たしてきた役割は安全保障理事会の常任理事国となるにふさわしい基盤となる」と述べ、安保理常任理事国入りに強い決意を表明した。
 高い経済成長を続ける中国を横目に、少子高齢化社会に直面し成長の鈍化が避けられない日本としては、今回が常任理事国入りする最初で最後のチャンスかもしれない、そう日本の外交筋は解説して見せるが、少し卑しくはないだろうか。
 国連安全保障理事会において拒否権を行使できる現在の常任理事国(アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランス)は、武器の製造と販売が最も多い五大国でもある。このアンビバレントな国際政治の現実に、どのように立ち向かおうとしているのか。
 国連、なかんずく安保理の改革は、国際社会の醜い現実を根底から作り変えていくものでなければならない。小泉首相は、「平和は武力のみを通じて達成できないというのが我々の信念だ」と述べたそうだが、この言葉を単なるレトリックに終わらせず、日本という国家の信条にまで高めていく必要がある。
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2004/09/21speech.html

 9月22日(水曜日) 山本

国連総会一般演説2日目

 国連総会の一般演説が2日目に入り、各国首脳による演説が続いた。
 ボスニア=ヘルツェゴビナの Sulejman Tihic 大統領は、自国で起きた悲劇に触れながら、有効な国連ミッションの活動の必要性を強調した。
 ペルーの Alejandro Toledo 大統領は現在の進化する世界において国連が重要で不可欠な役割を担っていることを強調し、国連なしでは国際的な対立や内戦、民族的・人種的・文化的な対立を抑制することは困難であると語った。
 ナミビアの Sam Nujoma 大統領は、北の工業諸国の繁栄と南の開発途上国の貧困とのギャップは「時限爆弾」であり、放置しておくことは危険であると警告した。
 その他、南アフリカ共和国の Thabo Mbeki 大統領、ジブチの Ismail Omar Guelleh 大統領、パラグアイの Nicanor Duarte Frutos 大統領、パキスタンの Pervez Musharraf 大統領、ラトビアの Vaira Vike-Freiberga 大統領、ジンバブエの Robert Mugabe 大統領、マラウィの Bingu Wa Mutharika 大統領、カナダの Paul Martin 首相、レバノンの Issam Fares 首相、コンゴ民主共和国の Joseph Kabila 大統領、ブルンジの Domitien Ndayizeze 大統領らが演説した。

ダルフール近郊の国内避難民は145万人以上に:OCHA

 国連人道関係調整事務所(OCHA)は22日、これまでのダルフール近郊における現状調査をまとめ、国内避難民が既に145万人に達し、これからも増大する危険性が高いと警告した。

外交4者がロードマップへの支持を再確認

 中東問題に関する「外交4者(the diplomatic Quartet)」の代表は22日、国連本部で協議を開き、これまでのところ大きな進展は見られていないがロードマップへの支持を再確認した。

エルサレムにおける自爆テロを非難:事務総長

 アナン事務総長は22日、エルサレムで起こった自爆テロ事件に対しイスラエル政府に弔辞を送り、パレスチナ当局にこのような攻撃を終結させるために必要なあらゆる措置をとるよう要請した。

コンゴ民主共和国・ルワンダ国境策定にための機構設立を発表

 コンゴ民主共和国とルワンダの間の国境問題を平和裏に解決するための機構として共同検証機構(JVM;Joint Verification Mechanism)が設立されることが22日発表された。JVMについては6月に開催されたサミットで最初に提唱され、10月から活動を開始する予定である。

国内避難民担当事務総長人権代表を任命:事務総長

 アナン事務総長は22日、国内避難民担当事務総長人権代表(Representative on the human rights)として、スイス人の法学者 Walter Kalin 氏を任命した。カリン氏はベルン大学の憲法学・国際公法学専門の教授であり、世界の国内避難民の現状の調査とその対策方法について専門的な見地から活躍することが期待されている。

ハリケーン・ジーンに襲われたハイチに対する支援を要請:事務総長

 カリブ海を襲ったハリケーン・ジーン(Jeanne)により少なくとも690名の死亡者・1050名以上の行方不明者を出したハイチに対する国際的支援をアナン事務総長が22日に要請した。現在多くの住民が20箇所の避難所に避難しているがその状態は劣悪で早急な食糧・飲料水の提供が必要である。

危険な農薬から農業従事者を守る努力を要請:FAO

 有害な化学物質や駆除剤の製造・使用・輸入等の規制に関する条約である「国際貿易の対象となる特定の有害な化学物質及び駆除剤についての事前のかつ情報に基づく同意の手続に関するロッテルダム条約(通称:ロッテルダム条約;The Rotterdam Convention on the Prior Informed Consent Procedure for Certain Hazardous Chemicals and Pesticides in International Trade)についての協議の席上、国連食糧農業機関(FAO)は、年に500万人程度の死亡者が出ていると推定されている農薬による死亡事故の減少に向けた努力を要請した。
 先進国では危険な殺虫剤は禁止または厳しく管理されており、利用する際も防護服などを着用するが、発展途上国ではそのようなことがなされることが少なく、多くの死亡者を出している。

「今日の一言」 − Temple de la Sagrada Familia −

 18日から25日にかけて、遅めの夏休みをとってスペインを旅行してきました。
 スペインにしたのは妻の希望ではあったのですが、私の一番の興味はバルセロナにあるサグラダファミリア大聖堂です。
 大聖堂の建設では貴族や資産家が資金を出して教会に寄進するという形式が多いのですが、この大聖堂は、世界からの寄付と工事現場での見学料(ちなみに1人8ユーロ)だけで成立している、面白い方法です。プロジェクトの成功を信じ、推進しようとする人が多ければ多いほど早く資金が集まって早く完成するし、それによってさらに完成の現実性が高まるというサイクルが働くためです。もちろん逆のサイクルに落ち込む危険性もあった(実際にこれまでに何度も中断した)わけですが。
 最近、大聖堂全体の完成は2022年と発表されたようです。最初に私がこの大聖堂のことを知ったときには「あと100年かかるか、500年かかるか…」と言われていたものですが、かなり早まった、ということでしょうか。
 http://www.sagradafamilia.org/

 9月23日(木曜日) KENICHI

事務総長、CTBTへの署名・批准を関係国に呼びかけ

 国連のアナン事務総長は、包括的核実験禁止条約(CTBT)の発効の第2回閣僚級共同コミュニケへの支持について、CTBTにいち早く調印し、この条約が一日も速く発効できるようにする ことを関連国に呼びかけた。CTBTは国連総会で採択されてから7年経つが、未だに発行できていない状態にある。

この10年での先住民の利益は僅か

 国連総会に提出された報告書によると、世界先住民の国際10年(今年で終了)は、先住民にわずかな利益しかもたらさなかった。先住民はなお低い水準の生活、不平等な司法へのアクセスや伝統的な土地の喪失に耐えている状態にある。

国連、大洪水直後のバングラデシュへの支援継続

 国連人道関連調整事務所(OCAH)は、先月の大洪水直後にあるバングラデシュに対し、人道支援を継続すると表明した。この洪水は、多くの道路やライフラインを遮断し、建物を水浸しにして、住民の生活崩壊をもたらした。

ハイチでのハリケーン被害、死者1000人超える

 カリブ海のハイチに派遣されている国連平和維持部隊の報道官は、同国を襲ったハリケーン「ジーン」に伴う洪水による死者が1013人に達したことを明らかにした。このほか、行方不明者も1200人、負傷者が918人に上っている。死者数はさらに増加する見込みである。

ユネスコ、ドミニカ共和国のジャーナリスト殺害を非難

 政治的あるいは犯罪的攻撃の的となっている報道の自由を守る活動を続けているユネスコは、ドミニカ共和国のジャーナリスト殺害を非難した。このジャーナリストは、同国南部の犯罪急増現象に関するラジオ報道後に銃で撃たれた。

 9月27日(月曜日) Tat

国連総会、安保理、テロリズム、国際貿易を議論

 国連総会の年次首脳会議が第二週を迎え、安保理改革、より公正な国際貿易の要請、軍縮、テロの脅威、貧富格差などが主な議題として取りあげられた。

スーダン:ダルフールの国内避難民は「壁の無い牢」で生活

 スーダンのダルフール地方の大多数の国内避難民は「壁の無い牢」で生活しており、スーダン政府は未だ当地での状況の規模と深刻さを否定している、と国連人権高等弁務官が紛争に引き裂かれた現地を訪問した後に語った。

安保理がコートジボワール指導者グバグボ氏に平和協定実行を要請

 コートジボワールの国家調整プロセスに進展が不十分であることに懸念を表明しつつ、安保理理事国は Laurennt Gbagbo 大統領に対し、今年の夏平和サミットでの彼自身の誓約を履行するよう要請した。

ハイチ、ハリケーンによる死者1300人超える

 巨大なハリケーン・ジーンで少なくとも1330人が死亡、1056人が行方不明、そして30万人近い人々が深刻な被害を受けている、と国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)報告。

ブルンジ:国連ミッションは殺害された国連職員の家族に哀悼の意を表明

 ブルンジの国連平和維持ミッションは、首都・ブジュンブラで土曜日夜に銃殺された国連スタッフ(Abdoulaye Maiga氏、33歳セネガル人ボランティア、結婚しており二児の母)の家族に哀悼の意を表明した。

 9月28日(火曜日) 阿部

事務総長、イスラエルに対しパレスチナ人の安全を守るよう要請

 中東における最近の紛争事件で死傷者がでた事態を受け、アナン事務総長はイスラエルに対し、子どもたちを含め、無辜のパレスチナ人の安全を守るよう要請。

事務次長、アフガニスタン大統領選の妨害をねらった事件頻発の可能性を指摘

 マリ=ゲーノ平和維持活動担当事務次長は、安保理ブリーフィング後記者団に対し、アフガニスタン大統領選が近づく中で、選挙の妨害をねらった暴力事件が頻発する可能性を指摘。

人権高等弁務官、スーダン・ダルフール地域における治安の必要を指摘

 アーバー人権高等弁務官は、スーダン・ダルフール訪問からジュネーブに戻り、同地域における治安及び人道プレゼンスの拡大の必要を指摘。

世界保健機関、国連人口基金、ユニセフ、世銀などと共同事業

 世界中で、毎年50万人の女性が出産時に死亡している状況を改善すべく、世界保健機関(WHO)は、国連人口基金(UNFPA)やユニセフ、世銀などとの共同事業を開始。

「今日の一言」― colossal error ―

 米大統領選が1ヶ月後に迫る中、ブッシュ大統領とジョン・ケリー上院議員がマイアミ大学で第1回候補者討論会を行いました。
 ブッシュ大統領が、イラク戦争により「世界はより安全になった」と開戦の決断の正しさを強調したのに対し、ケリー議員は、「大統領は途方もない判断の誤り("colossal error")を犯した」と対イラク武力行使は誤りだったと主張、対イラク政策を中心に激論が交わされました。
 "colossal" というのは、「度を越して大きい」ことを表す言葉ですが、古代ローマの「円形大競技場」を意味する colosseum、coliseum と語源が同じであると言えば、イメージできるかもしれません。(http://www.iht.com/articles/541324.html

 9月29日(水曜日) 山本

進まぬコートジボアールの安定化

 コートジボアールの内戦に関しては2003年に Linas-Marcoussis 合意が成立しており、これを受けて7月に採択された Accra III 合意の履行が望まれていたが、その進捗具合が思わしくないため、アナン事務総長は29日、遺憾の意を表明し、関係諸勢力に早急な救済措置を講じるよう要請した。

ミャンマーの民主化に向けた支援の強化を要請:事務総長

 アナン事務総長は29日、ミャンマー情勢に関して声明を発表し、同国に対する諸国の働きかけを倍化し、国連への支援を強化し、同国の民主化を促進するよう要請した。

ハイチへの部隊派遣を早める:MINUSTAH

 国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH;UN Stabilization Mission in Haiti)は6か国から派遣される部隊で構成され、今年末までは派遣の予定がなかったが、ハリケーン・ジーンなどの上陸による被害への復旧対策支援としてうち4か国からの部隊が2〜3週間以内に派遣されるよう計画実施を早めた。
 現在、3,000名が同国に展開しており、特にハリケーンによる被害が大きかったゴナイブス(Gonaives)の北部には700名が展開しているが、さらに年末までに6,700名の増強を行う予定であった。

650万人が緊急用食糧に依存:イラク

 世界食糧計画(WFP)が発表したイラクの食糧事情に関する報告書『基準食糧安全保障評価(Baseline Food Security Assessment)』によると、イラクの人口の4分の1にあたる約650万人が緊急用食糧(food rations)に依存している模様。

リベリア独自ではダイヤ原石の原産地証明が困難

 リベリアのダイアモンド輸出を監視している専門家パネルは、同国のダイヤモンド原石の原産地管理体制に関する報告を行い、同国政府は国際的な資金援助がなければ原産地証明書確認体制(Certificate of Origin regime)を維持できないと報告した。

ギニアビサウの指導者に和平への協力を要請:安保理議長

 安全保障理事会議長は29日、すべての利点を手にしたければギニアビサウの政治指導者は、来年に予定されている大統領選挙までに和平プロセスに合意し履行すべきであると語った。

一般演説続く:国連総会

 チャドの Nagoum Yamassoum 外相は隣国のスーダン・ダルフール地方から流入してくる難民の受け入れについて国際的な援助を要請した。
 同じくスーダンの隣国である中央アフリカ共和国の Charles-Herve Wenezoui 外相もダルフール地域の情勢に懸念を表明し、スーダン政府と関係諸勢力に紛争解決に向けた建設的な対話を行うよう要請した。
 その他モーリタニアの Mohamed Vall Ould Bellal 外相、東ティモールの Jose Ramos-Horta 外相、ミクロネシア連邦の Sebastian Anefal 外相らが演説した。

非同盟運動諸国外相会議で演説:事務総長

 アナン事務総長は29日、非同盟運動(NAM;Non-Aligned Movement)諸国外相会議で演説し、現代は急速に相互依存が進んでいる時代であり、効果的な共同政策や制度が要求されていると強調した。

 9月30日(木曜日) KENICHI

事務総長、京都議定書批准に向けてのロシアの動きを支持

 アナン事務総長は、ロシア政府が閣議で地球温暖化防止に向けた京都議定書の批准法案を正式に承認し、議会への送付手続きに入ったことに満足感を示しつつ、国際社会に対し、気候変動問題という極めて重要な問題に早急に対応していく必要性を改めて強調した。

国連、ロシアの京都議定書批准を歓迎

 クラウス・テプファー国連環境計画事務局長は、最近のカリブ海諸国や米国を襲った自然災害が環境問題への世界規模での取組みの必要性を示しているとし、そういった状況において、ロシア政府が京都議定書の批准を決定したことを歓迎した。

ガザ地区:事務総長、武力紛争の停止を勧告

 アナン事務総長は、ガザ地区および隣接するイスラエル領における武力紛争による犠牲者の拡大に懸念を示し、イスラエルおよびパレスチナの双方に対し、武力行使を停止し、平和的解決を模索するよう勧告した。

UNRWA事務局長、ヨルダンへ向かえず

 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、1000人以上の人々がガザ地区中心におけるイスラエル軍による大規模な軍事行動により帰宅できなかったと発表した。またUNRWAは、UNRWA事務局長がUNRWA諮問委員会の会合の行われるヨルダンに、同様の理由で向かえなかったことに対し抗議している。

事務総長、G77の外相会合で演説

 アナン事務総長は、開発途上国で構成されるグループ77(G77)の外相会合において演説し、国連の活動方法の変化、南南協力の増加、開発途上国自身による社会の適応が、ミレニアム開発目標の実現の基礎となると述べた。

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Updated : 2007/02/17