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Title : August 2004
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 8月 2日(月曜日) Tat

スーダンに民族分断拒否と治安を、国連専門家要請

 国連人権専門家は世界最悪の人道危機とされるスーダンの騒然としたダルフール地方への一週間のミッションから戻り、スーダンに民族、文化、宗教によってでなく、包括性(Inclusiveness)に基づいた国民性を育てるよう要請した。

国連援助チーム、人道上の非常事態の待ち受ける南エチオピアへ

 起こりうる人道上の大惨事を避けるため、国連援助調整官は、旱魃の被害で荒廃した地域に援助を実施するため、エチオピア・ソマリ地方に事務所をオープンした。

ユニセフ、洪水に襲われたバングラデシュ救援のため、1340万ドル要請

 南アジアでの過去6年間で最悪の洪水にみまわれた2500万のバングラデシュ人、特に一時避難施設に住み汚水からの罹病にさらされている100万人近い子供たちのニーズに応えるため緊急援助が必要とされる、とユニセフ(国連児童基金)は資金援助を求める中語った。

エイズ回避のため麻薬注射常用者を援助するタイ王国の誓約を国連専門家は歓迎

 タイ王国が致命的なHIVウイルスにかかりやすい麻薬注射常用者を犯罪者としてでなく患者として扱う決定を下したことを、国連人権専門家は歓迎した。

北朝鮮援助:ロシアの援助出荷後に、国連は食料支給を再開

 国連の緊急食料援助機関は、大規模なロシアからの援助の出荷後に、北朝鮮(朝鮮 民主主義人民共和国)のおよそ200万人の飢えた人々に穀物支給を再開する予定。 しかし、現在までに受けとられた援助は、2004年度援助要請合計の4分の1強 程度にしかならない。

 8月 3日(火曜日) 阿部

スーダン政府、民兵の武装解除を進める意向を示唆

 スーダン情勢に関する安保理会合を前に、アナン事務総長が国連本部で記者団に、スーダン政府が安保理決議を遵守し、ジャンジャウィード民兵の武装解除を進める意向を示唆していると指摘。

国連人権チーム、コンゴ民主共和国に大量埋葬地3箇所発見

 コンゴ民主共和国の紛争に関連する人権侵害調査をしていた国連人権チームは、少なくとも99人の遺体が埋められた大量埋葬地を3箇所発見したと発表。

事務総長、国連援助要員を保護する予防措置を講じる必要を指摘

 アナン事務総長は、記者団からの質問に答える形で昨年8月19日のバグダッド国連事務所爆破テロについて言及し、安全に対する脅威を深刻に捉え、世界各地で活動する援助要員を保護する予防措置を講じる必要を指摘。

裁判外/略式/恣意的処刑に関する特別報告者にオーストラリアの法律家を任命

 オーストラリアの法律家で、現在、ニューヨーク大学教授と同大学のヒューマンライツ・グローバルジャスティス所長を務めるフィリップ・アルストン氏を、裁判外/略式/恣意的処刑に関する特別報告者に任命。

「今日の一言」― the incumbent ―

 11月の米大統領選や日本の選挙を見ていて思うのは、現職(the incumbent)の強みということです。
 例えば、今月に入り、民主党大会が開催されましたが、党大会で注目が集まり、ケリー候補の支持率が上がりそうなタイミングを狙ったかのように、ブッシュ政権=陣営は、テロ警戒レベルの引き上げを行いました。この結果、ケリー候補の姿は一瞬にして米国のお茶の間から消えうせ、テロへの警戒騒動に取って代わられたのです。
 こうした動きをめぐっては、今回のテロ警戒レベルの引き上げの根拠となった情報が同時多発テロ(01年9月)以前の古い情報に基づくものだったと報じられたり、逆に現職側が反論したりと騒々しいですが、いずれにせよ、後の祭りです。
 結局、政治の質の良し悪しは、その国の国民が、政治(家)の本質というものを見破ることができるか否かにかかっているのだと改めて感じています。(http://www.pbs.org/newshour/bb/terrorism/july-dec04/terror_8-3.html

 8月 4日(水曜日) 山本

スーダン政府に民兵組織の武装解除を進めよと圧力:事務総長

 アナン事務総長は4日、ダルフール地域の不安定な情勢の原因となっている攻撃を行っている民兵組織の武装解除についてはスーダン政府に責任があるとし、その武装解除と約120万人と推定される国内避難民の帰還終了まで同国政府に圧力をかけると発表した。

避難先でも襲われているスーダン難民

 国連人道関係調整事務所(OCHA)は4日、ダルフール地域から避難した国内避難民が、その避難先においてもジャンジャウィード民兵組織からレイプや強盗などの被害にあっていると警告した。

イラク国民会議は拙速であるべきではない:事務総長

 アナン事務総長は4日、このたび設置されるイラクの国民会議について、中途半端であっても計画通りに召集されるよりは、可能な限り包括的でよく組織化されたものであるべきだと語った。

コートジボアール和平プロセス履行にむけた協議再開を歓迎:事務総長

 履行が行き詰っていたコートジボアールの和平合意について、まもなく政治改革の計画始動に向けた協議が再開される運びとなり、アナン事務総長はこれを歓迎した。

ガザ地区の要員を縮小:UNRWA

 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)はイスラエルの侵略による治安の悪化のため、ガザ地区に配している要員を縮小することを決定した。UNRWAの規模の縮小はここ2ヶ月で2度目で、合計40人がアンマンに移ることとなった。ガザ地区に残るのはハンセン事務局長(Commissioner-General Peter Hansen)と補佐で7名だけとなる。

パラグアイのモール火災支援始まる

 1日にパラグアイで発生し、約380名の死者と170名の負傷者、43名の行方不明者を出したショッピングモールの火災に対し、国連諸機関が支援を開始した。ユニセフは被害に遭った人(成人・子どもを問わず)のトラウマを克服支援するための専門家を派遣し、献血を蓄えるための冷凍庫をも供給した。また国連開発計画(UNDP)は大量の救援物資を管理するためのソフトをインストー ルしたコンピュータを導入した。

ドゥシャンベの水道が復活

 国連人道関係調整事務所(OCHA)は4日、先月の洪水のために衛生上問題のあったドゥシャンベ(Dushanbe)周辺地区の水道水が、沸騰させれば飲料にすることもできる程度に回復したとタジキスタン政府が発表したと報告した。

国際刑事裁判所への協力を要請:安保理

 安全保障理事会は4日、ルワンダ・旧ユーゴスラビアの両国際刑事裁判所について資金不足であることを警告し、加盟国に資金の拠出を要請するとともに、両裁判所に大しては2010年までに全ての業務を完了させることをを要請した。

オリンピック停戦を要請:総会議長

 オリンピック開催まであと数日と迫った4日、国連総会議長は加盟各国に対し、開催中は平和の約束をする「オリンピック停戦(Olympic Truce)」の実施を要請した。

 8月 5日(木曜日) KENICHI

スーダン:国連特使とスーダン外相、民兵武装解除の合意

 プロンク事務総長特別代表とイズマイル・スーダン外相は、昨夜、30日以内にジャンジャウィード民兵やその他の無法者集団の武装解除を開始するための詳細な措置に関する合意に至った。この措置はダルフールの状況の改善に寄与すると考えられている。

安保理、コートジボワールの各勢力にアクラ合意の速やかな実施を要求

 安保理は、アクラ合意?を歓迎し、各勢力に対して合意に定められた各行動の期日に厳格に従うよう要求した。安保理は、共和国大統領の被選挙人資格の調整、各武装勢力の武装解除および問題を引き起こす若年者集団の壊滅の開始の期日に従うよう特に要求している。

UNHCR活動、アフガニスタン南東部で中断

 UNHCRは、アフガニスタン南東部での活動の実施に携わっている組織に所属する2人の活動員の殺害を非難し、新たな指令があるまではこの地域での活動を中断すると発表した。

ユネスコ事務局長、フィリンピンでジャーナリスト殺害を非難

 松浦ユネスコ事務局長は、フィリピン北部で7月31日にラジオ放送局記者のロジェ・マリアノ氏が殺害されたことに対し、「批判の声を沈黙に追いやる凄惨な行為」として強くを非難した。事務総長は「この卑劣な行為の犯人を訴追することが重要である」としている。

国連世界食糧計画、ケニヤの干ばつ被害者への緊急援助を要請

 国連世界食糧計画は、ケニアでの干ばつの被害受けている約230万人を援助するために8200万ドルの緊急援助を要請した。もし、年の後半の雨量が不十分だと2005年にはさらに100万人が食糧援助を必要とすることになる。

 8月11日(水曜日) 山本

スーダン現地指導者らによる会議に事務総長特別代表が出席

 スーダン事務総長特別委代表のプロンク(Jan Pronk)氏は、先週に合意された同国の民兵組織の武装解除と、百万人以上の国内避難民の安全の確保、人道的危機の軽減を目指した行動計画を進めるために、現地の指導者らと会見し協議を重ねた。

スーダン難民キャンプでE型肝炎流行の恐れ

 国連人口基金(UNFPA)はダルフール地域から避難している国内避難民のキャンでE型肝炎が発生、6名が死亡した事態を受け、特に妊娠している女性に対し注意するよう警告した。不衛生で過密な難民キャンプという環境が原因とみなされている。世界保健機関(WHO)の発表によるとスーダン西部で625名の感染例と22名の死亡が確認されている。

ブルンジ国連特別代表が首都を離れて地方オフィスを訪問

 ブルンジ事務総長特別代表のマカスキー(Carolyn McAskie)氏は11日、初めて首都ブジュンブラを離れ、国内4か所に最近開設された国連ブルンジ活動(ONUB;UN Operation in Burundi)の事務所を訪問した。

イタリアの援助によりウガンダ人難民への支援が促進

 反政府組織 LRA(Lord's Resistance Army)によって引き起こされた内戦のために避難していたウガンダ北部及び東部の国内避難民に対してユニセフは支援をしていたが、このたびいイタリア政府から新たに62万5000ドルの緊急拠出があり、支援が促進される模様。この資金で避難所の建設や予防接種などの衛生強化などに用いられる予定。

アフガニスタン大統領選挙候補者は18名に

 来る10月9日に実施されるアフガニスタン大統領選挙の立候補届出書類を審査していたアフガニスタン合同選挙管理委員会(JEMB;Afghan Joint Electoral Management Body)は適格者18名を発表した。7月26日の締め切り時点では23名の届出があったが、3名は指名手続きに不備があり受理されず、2名は立候補を取り下げたため。

コートジボアールの和平プロセス進展のための協議開催

 アナン事務総長がコートジボアールの和平プロセスのために召集していた同国内の諸勢力による協議が開催され、先月にガーナで開催された同国和平に関する合意−いわゆる「アクラ3合意(Accra III Agreement)」に基づき、西アフリカ経済委員会(ECOWAS)・アフリカ連合(AU)・国連による監視機構を設立し、隔週で進捗状況を報告するよう要請した。

世界的に青年層の失業率が急上昇

 国際労働機関(ILO)は11日、世界の青年層の就業状況に関する報告書『青年層の世界的雇用趨勢2004(Global Employment Trends for Youth 2004)』を発表し、世界的に青年層の失業率が急上昇しており、青年層の力と才能が浪費されていると警告し、各国に対応策を講じるよう要請した。同報告によれば失業率は世界的には勤労年齢層全体で25%であるが、15歳から24歳に限定すると約50%になる。失業率は発展途上国においてはさらに高くなる。

 8月12日(木曜日) KENICHI

安保理、イラク支援ミッションの任期の延長を決定

 安保理は、イラクの代議体制確立を推進する国連の役割を再確認しつつ、全会一致で国連イラク支援ミッションの任期の延長を決定した。しかしながら、安保理は、イラク政府が要求するならば、ミッションの任期を再検討する準備があるとも表明している。

国連、水害下のバングラデシュへの国際的支援を呼びかけ

 バングラデシュで起きている深刻な洪水被害から生じた緊急の物資不足に応えるために、国連は国際的な支援国に対し総額2億1000万ドルの支援を要請した。バングラデシュでは、1ヶ月以上も洪水により国土の大半が水没している。

アフガニスタン:選挙人登録、1000万人に迫る

 選挙人名簿への登録終了3日前に、登録された選挙人の数は1000万人に迫っている。国連アフガニスタン支援ミッションのスポークスマンによると、8月10日現在、9,643,302人が名簿に登録されており、そのうちの41.6%が女性である。

事務総長、青年に責任を引き受ける力を与えるよう呼びかけ

 世界青年の日に際してアナン事務総長は、世代間の増幅する相互依存と、2050年までに60歳以上の人が3倍になるといわれる社会において若い人に課せられる責任について強調した。事務総長は「世代間の連帯を推進する必要がある」としている。

ジェンダー問題担当事務総長顧問、任命

 アナン事務総長は、アンジェラ・キング氏の後任として、R.マヤンジャ氏をジェンダー問題および女性の地位向上に関する事務総長特別顧問に任命した。マヤンジャ氏はウガンダのマカレレ大学卒で、ハーバード大学法学修士号を持っている。また3人の子どもがいる。

 8月16日(月曜日) Tat

ブルンジが難民虐殺から醒め、安全な避難所設立への国連要請に合意

 金曜日、ブルンジの難民キャンプで150人ものコンゴ人が虐殺にあった事件の、ぞっとするような詳細が明らかになる中、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、ブルンジ政府がコンゴ(DRC)からの新たな難民のため国境地域から離れた場所に安全なキャンプを設立することに合意した、と報告。

国連アピールを受け、スーダンが救援スタッフのアクセスを再開

 スーダン当局は、南ダルフールの国内避難民のためのKalmaキャンプへの救援スタッフ受け入れを再開。同地域へのアクセスを国連大使が要請したことを受けて1日後に実現した。

分断されたコートジボワールで、国連ミッションが全国版ラジオ放送開始

 コートジボワールの国連平和維持活動ミッションは今日より全国版ラジオ放送を立ち上げた。FM放送でさまざまな意見を放送し、分断されているが再統一へ向けて努力するこの西アフリカの国で、広く全国で聴取されることを希望。

国連はネパールのエイズ援助活動家監禁に懸念

 エイズ国連プログラム(UNAIDS)は、ネパールでエイズ問題を扱い性的少数派を支援する組織の40人近い活動家が、最近監禁および虐待を受けていると報告されていることに懸念を表明した。

アフガニスタン当局、一部の地域で選挙人登録を金曜日まで延長

 アフガニスタンでの選挙人登録が一千万人近くにのぼる中、南部および南東部では選挙人登録運動を金曜日まで延長、と国連ミッション(UNAMA)が発表。

 8月18日(水曜日) 山本

バグダッドの国連事務所テロから1年

 当時のフィエラ・デ・メロ代表を含む22名の犠牲者を出したバグダッドの国連事務所爆破テロから1年が経つことを受け、19日に厳粛な追悼式典が行われることとなった。アナン事務総長はジュネーブでの会合に参加。

イラクの青少年を守る断固たる行動を:ユニセフ

 ユニセフは18日、継続する戦闘と残された地雷のために昨年にも多くの死傷者を出したイラクの青少年層の生命と、彼らのよりよい将来の創造のために断固たる措置をとることを要請した。昨年のイラク戦争の前でさえ、イラクの子供たちは病気や栄養不足などのために脆弱な状況におかれており、世界でももっとも子供の死亡率の高い国の1つであり、8人に1人が15歳までに死亡するという状況であった。

ブルンジのツチ族難民キャンプで虐殺

 ブルンジとコンゴ民主共和国との間の国境付近における緊張の高まりに対し国連ブルンジ事務所(UNOB)と国連コンゴ民主共和国ミッション(MONUC)は懸念を表明した。先週ブルンジ国内のコンゴ民主共和国から避難してきていたツチ族の難民キャンプにおいて150名以上が虐殺され、これは同国内のフツ族の反政府グループ・国民解放軍(FNL;National Forces of Liberation)の活動によるものとされている。

リベリア内戦勃発の地で武装解除プログラム開始

 国連リベリアミッション(UNMIL)は17日、15年前に内戦が始まったまさにその場所である Nimba 郡において武装解除プログラムを開始し、最初の1日で200名を超える元兵士が武器を放棄した。

UNEPとECOが環境保護促進の協定に合意

 国連環境計画(UNEP)と経済協力機構(ECO)は18日、再生可能エネルギー資源を活用し、環境関連法案の立法化とエコ・ツーリズムの促進を目指した協定に合意した。経済協力機構はイラン・パキスタン・トルコにより社会的・経済的発展の促進を企図して1985年に設立され、現在ではアフガニスタン・アゼルバイジャン・カザフスタン・キルギスタン・タジキスタン・トルクメニスタン・ウズベキスタンが加盟している。

西アフリカ地域で悪化するイナゴ危機により深刻な影響

 国連食糧農業機関(FAO)は18日、モーリタニア・マリ・ニジェールで作物を食い荒らすイナゴが大量発生し、深刻な被害が出ていると報告した。小さな群れですら1日で2,500名分の食糧を食べてしまうため、FAOは緊急援助を要請した。

ILO第185号条約発効へ

 海洋と港湾におけるテロの脅威と戦うために、海洋及び港湾での労働者の身分証明を強化する条約「2003年の船員身分証明書条約」(ILO第185号条約)が17日に発効した。この条約は、船員の身分証明を強化することでセキュリティを高める一方、寄港地での船員の移動の円滑化を図ることを目的としたもの。

 8月19日(木曜日) KENICHI

バグダッド国連事務所爆破テロ一周年、犠牲者を追悼

 バグダッド国連事務所爆破テロから1年がたった今日、国連では犠牲者の追悼が行われた。アナン事務総長は、犠牲者1人1人の名前を読み上げ、それぞれの功労を称えた。

事務総長、バグダッド国連事務所爆破テロ犠牲者に哀悼の意

 アナン事務総長は、バグダッド国連事務所爆破テロによって命を奪われた犠牲者に対し哀悼の意を表明する中で、この国連に対する攻撃が起きたことへの疑問を示し、また、この行為の犯人の捜査がうまく行くことを願っていると述べた。

バグダット国連事務所爆破テロはイラク人も標的だった

 2003年8月19日のテロ犠牲者追悼式典が今朝、バグダットでも開かれ、国連特別代表、イラクや諸外国の高官らが出席した。出席したあるイラク復興協力者によると、このテロは、国連のみならず、イラク国民とその人々の自由の息吹も狙ったものであった。

バングラデシュ、洪水被害から復興

 国連開発計画の事務局長は、深刻な洪水被害に見舞われているバングラデシュを訪問し、同国政府の危機対応に敬意を表した。また、洪水によって被害を受けた諸施設の修復のために多額の資金が必要であることを指摘している。

ユネスコ、スリランカのジャーナリスト殺害を非難

 松浦ユネスコ事務局長は、シンナ・バラのペンネームで知られているスリランカ人のジャーナリスト、カンダサミー・イイエー・バラナバダラヤ氏の殺害を非難した。事務局長は、同氏の殺害を民主主義と人権国家への攻撃であるとしている。

 8月23日(月曜日) Tat

国連大使とイラク首相がナジャフ攻撃について再び会談

 国連事務総長特別代表カジ(Ashraf Qazi)氏はイラク暫定首相アラウィ(Iyad Allawi)氏とバグダッドで会談、依然続くイスラム教シーア派聖地ナジャフでの戦闘について議論。

麻薬取引および犯罪防止強化のため、国連・パキスタン協定

 アフガニスタンと国境を接する国々の法制を強化しようとする中、国連麻薬犯罪事務所(UNODC)は、麻薬取引および犯罪防止のためのパキスタンの主要機関を強化するため、新しい技術援助協定を発表。

アフガニスタンで1030万人超の選挙人登録完了

 来る大統領選挙および国会選挙のため、先週金曜日の締め切りまでに、少なくとも1030万人のアフガニスタン人が選挙登録を完了した、と国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)が発表。

奴隷貿易廃止の国際デーを記念、ユネスコ

 国際協定によって奴隷貿易が廃止された一方、現在でも新しい形で実践され世界の何百万人もの男女子供に影響を与えている、と国連教育科学文化機関(UNESCO)の松浦事務局長は奴隷制廃止を記念する国際デーでのメッセージで語った。

東チモールは自立管理と国境画定へ進展

 東チモール(Timor-Leste)は行政と治安の自立管理へ向け相当な進展を見せ、国境画定対話も進展しているが、世界で最も新しいこの国は反独立の深刻な犯罪に問われている数名を法廷に連れ出していない、と新報告でアナン事務総長は語った。

 8月24日(火曜日) 阿部

ナイジェリアでスーダン政府と2つの反政府勢力との和平交渉が開催

 ナイジェリアにおいて、スーダン政府と2つの反政府勢力the Sudan Liberation Movement/Army(SLM/A)とthe Justice and Equality Movement(JEM)との和平交渉が開催されており、国連からはサヌーン事務総長特別顧問(アフリカ担当)がオブザーバー参加している。

事務総長特別代表、暫定政府の高官と会談

 イラク訪問中のAshraf Qazi事務総長特別代表(Special Representative)は、暫定政府(the Interim Government)の高官と会談し、再建開発活動における国連の役割について意見交換。

事務総長、イスラエルによる西岸入植地拡大に強い懸念を表明

 アナン事務総長は、イスラエルによる西岸入植地(West Bank settlements)の拡大が伝えられることに強い懸念を表明するとともに、イスラエルに対し、その中止を求める声明を発表。

平和維持活動担当事務次長補、安保理でUNMISETに関する事務総長報告を説明

 Hedi Annabi平和維持活動担当事務次長補(Assistant Secretary-General for Peacekeeping Operations)は、安保理に対し、国連東ティモール支援団(UNMISET:the UN Mission of Support in East Timor)に関する事務総長報告について説明し、国際社会の支援が長期的に必要であると指摘。

「今日の一言」― アテネ五輪 ―

 アテネ五輪サッカーで快進撃を続けてきたイラクは、24日の準決勝でパラグアイに敗退し決勝進出を逃しましたが、27日には3位決定戦が予定されており、メダルへの期待をつないでいます。
 今回のアテネ五輪に出場したイラク選手はサッカーなど7競技の25人。いずれも初出場。練習着やボールも不足し、練習場にたどり着くのにも苦労するという厳しい環境の中で、本当にイラクの選手たちはよくやったと感服します。
 ブッシュ米大統領が、こうしたイラクの五輪参加を、自らのイラク占領の成果としてテレビCM等を通じて選挙宣伝に利用していることが波紋を広げていますが、政治は使えるものは何でも利用するもの。
 むしろ、イラクの国民が力強く立ち上がり、復興に向けた励みとなることを願わずにはおれません。あるイラク選手の次の言葉は、心からのものと信じます。
 「自由な国に生まれ変わったイラクの代表となれてうれしい。
  メダル獲得よりも(五輪への復帰で)イラクが前向きになれることが大切だ」

 8月25日(水曜日) 山本

ダルフール地域の支援のための資金拠出を要請:OCHA

 大量の難民が発生しているスーダンのダルフール地方に対する支援について国連人道関係調整事務所(OCHA)は25日、深刻な資金不足にあるとし国際社会に資金の拠出を要請した。今年中に必要と推定されている4億3400万ドル分に対し、これまでに約4割の4億3400万ドルしか確保されていない。

タリバンの選挙前の活動活発化を警告:UNAMA

 国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)は25日、10月に実施予定の大統領選挙に向けてタリバン及びその他の過激派が攻撃を増加させる危険があると警告し、安全保障理事会に対し、投票者・選挙事務従事者の安全の確保の必要性を強調した。

ハイチ暫定選挙委員会は資金を受領

 ハイチの暫定選挙委員会(Provisional Electoral Council)は、合衆国が拠出し、これまで国連ミッションで活用されてきた資金の残り900万ドルを受領した。

グルジアで避難している子どもたちに予防接種ワクチンを送付:ユニセフ

 政府軍と分離主義勢力との間の紛争で何千人もの国内避難民を出しているグルジアの南オセチア(South Ossetia)地方に対しユニセフはおたふく風邪と風疹に対する予防接種ワクチンを送付した。

 8月26日(木曜日) KENICHI

イラク:事務総長、ナジャフの戦闘終結の合意を歓迎

 アナン事務総長は、イスラム教シーア派の指導者シスタニシの仲介とナジャフでの戦闘終結の合意に関する情報を歓迎した。その一方で、事務総長は、クーファやその他の地域で生じた武力行為により命を失った人々を悼んだ。

露中、宇宙空間の軍縮の推進を提案

 ジュネーブの国連本部で行われている軍縮会議で、ロシアと中国は、大気圏外の宇宙空間における武力の展開を禁ずる国際的な取決めの構築に対する執着を再確認した。

コソボ:国連代表、ミトロビカへ

 コソボ国連特別代表は、来週の月曜日にベオグラードおよびベルリンに向かうが、昨日はコソボ首相とともに、3月の暴動で特に被害を受けた地域の訪問を続けた。その後、代表はセルビア人の飛び地が残るミトロビカへ向かった。

WHOとUNICEF、水に関するレポートを発表

 WHOとUNICEFが発表したレポートによると、開発のための国連ミレニアム目標の実現に当てられた期間の半ばで、世界の人口の4割に当る26億人の人々が、基本的な下水処理施設を利用できない状況にある。

アフリカのサバクトビバッタ被害国を支援

 国際社会は、サバクトビバッタの被害にあっているアフリカ西部および北西部の国を支援するための世界食糧農業機関の呼びかけに対し好意的に反応し、3200万ドルの資金が集められた。しかしながら、国連食糧農業機関は、バッタの異常繁殖と闘うためには1億ドルの資金が緊急に必要であるとしている。

 8月31日(火曜日) 阿部

事務総長、イラクでのネパール人人質の殺害を非難

 イラクでネパール人の人質12人が残忍な方法で殺害されたことについて、アナン事務総長は非難する声明を発表し、犠牲者の遺族に深い同情と弔意を表明。

イスラエルでの爆破テロ、事務総長がパレスチナ自治政府に犯人逮捕を要請

 イスラエルのベルシェバ(Beersheba)で爆破テロが発生し、少なくとも15人が死亡、多数の負傷者がでた。これを受け、アナン事務総長は、パレスチナ自治政府に対し、犯人を逮捕し、法の裁きにかけ、このような憎むべき犯罪に終止符を打つよう最善の努力を要請。

世界食糧計画の職員ら、スーダンのダルフールで行方不明

 スーダンのダルフール(Darfur)において、世界食糧計画(WFP)の職員3人とNGO職員5人が土曜日から行方不明となっているため、国連がこれら職員の捜索救助活動を実施している。

事務総長、モスクワ地下鉄での爆破テロ事件を強く非難

 モスクワ地下鉄での爆破テロ事件について、アナン事務総長は最も強い調子で非難し、ロシア国民および犠牲者の遺族に対し、哀悼の念を表明。

国際人口開発会議10周年記念円卓会合が開幕

 国際人口開発会議10周年記念円卓会合「カウントダウン2015」がロンドンで開催。国連人口基金(UNFPA)事務局長が演説し、開発途上諸国のリプロダクティブヘルス、女性の権利において著しい進展があったと指摘。

「今日の一言」― チェチェン独立運動 ―

 昨日1日、チェチェン・イスラム武装勢力と見られるグループが、チェチェンに隣接する北オセチヤ共和国の中等学校を占拠、多くの子どもたちを人質にとって立てこもっており、犠牲者が出始めています。
 チェチェン独立派は、ロシア史上初の航空テロに続いて、混雑する首都の地下鉄、更に新学期を迎えたばかりの学校占拠を相次いで実行し、クレムリンを大きく揺さぶっているのです。
 94年、ソ連崩壊後のイスラム復興のうねりの中で独立の機運が高まったチェチェン共和国を、当時のエリツィン政権が軍事進攻、96年に停戦が成立したが、99年に紛争が再燃し今日に至っています。
 チェチェン側にどのような大義があったとしても、最も弱い立場にある子どもたちを人質に取ったテロ活動だけは、とうてい許せるものではありません。一刻も早い開放をと祈らずにはおれませんが、その背景にある「暴力の連鎖」をどのようにして断ち切っていくのか、私たちはとても重たい問いを突きつけられているのだと思います。

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Updated : 2007/02/18