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Title : July 2004
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 7月 1日(木曜日) KENICHI

事務総長、ダルフール難民と1対1の対話

 アナン事務総長は、スーダン当局の影響力の外にあるダルフールの難民キャンプを訪問し、数十人の避難民たちと対話した。ザンザンのキャンプに到着した事務総長は、国連ラジオのインタビューに対し、「ここは静かで陰鬱な場所だ」と語った。

欧州委員会と国連開発計画、開発のための新たな形の連携

 欧州委員会と国連開発計画は、開発のための戦略的な協力協定を締結した。これは、今までにない新たな形の連携で、その目的は、途上国への効果的な援助、とりわけ紛争の予防、ガバナンス、紛争後の復興といった分野の援助に関連する各組織の能力を強化することにある。

国連コンゴミッション、バニャムレンゲ兵殺害の調査開始

 国連コンゴミッションは、バニャムレンゲ兵(ルーツはツチ族)殺害の情報を受けてその調査を開始した。ミションが受けた情報によると20人ほどのバニャムレンゲ兵が、コンゴ東部で他の武装勢力により暗殺された。

ユネスコ、新たな世界遺産リスト登録を決定

 中国蘇州市で開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の第28回世界遺産委員会は、新たな世界遺産リスト登録を決定した。デンマークのイルリサート・アイスフィヨルドやトーゴの Koutammakou(バタムマリバ地方)などが新たに登録された。

FAO、違法漁業に対する制裁強化

 国連食糧農業機関(FAO)によれば、不法な漁業の問題は、深刻化しつづけている。これに対し、ローマで開かれたFAOの会合に出席した83の加盟国は、不法な漁業により重い制裁を与える一連の勧告を採択した。

 7月 5日(月曜日) Tat

事務総長訪問終了、スーダンはダルフールでの紛争終結を約束

 国連とスーダンは、世界でも最悪の人道危機といわれるダルフール地方の悲惨な状況を改善するため、民間人を攻撃してきた政府支援軍の武装解除を含む一連の方策につき合意。

国連は有機栽培についての最初の国際会議を支援

 農業用種子業者と有機栽培家たちが今日初めて、国際市場での有機栽培の重要性につき議論するため会合を開催。国連食糧農業機関(FAO)報告。

 7月 6日(火曜日) 阿部

事務総長、アフリカ連合サミットで演説

 アナン事務総長は、エチオピアで開催されたアフリカ連合(AU:African Union)サミットで演説し、スーダンのダルフール情勢がより大きな人道的カタストロフィー、地域の不安定化につながる可能性があると指摘。

スーダンのダルフール地域で人道援助要員を乗せた輸送車に襲撃

 スーダンのダルフール地域において、人道援助要員を乗せた輸送車が軍人や正体不明者に襲撃されており、同国政府および反政府勢力双方が戦略路の検問所を増やし、人道援助活動家の流入ペースが落ちている。

国連エイズ合同計画は、「世界エイズ報告2004」を発表

 国連エイズ合同計画(UNAIDS:the Joint UN Programme on HIV/AIDS)は、「世界エイズ報告2004」を発表。エイズ基金の立ち上げにもかかわらず、昨年のエイズ感染率が過去最高となったと指摘。

中東カルテットが会合を開催

 中東カルテット(国連、米国、EU、ロシア)が会合を開催し、イスラエルのガザ撤退計画を成功に導くべく、エジプトがイスラエル・パレスチナ双方を援助していることについて強い支持を表明。

「今日の一言」― Go It Alone ―

 3つ目のニュースは「国連エイズ報告2004」を取り上げていますが、ちょうど今夜(11日夜)、第15回国際エイズ会議が約160ヶ国の政府関係者や専門家ら約2万人が参加して、バンコクで開幕しました。(http://www.aids2004.org/

 「アクセス・フォー・オール」=すべての人が(医薬品や知識を)入手できるように、とのテーマの下に、6日間にわたる討議が続きますが、気になるのは、米国が前回会議に比べて参加規模を4分の1に縮小してきたこと。
 ワシントン・ポスト紙は、米国の研究者の経験等を十分に踏まえることは会議の成功にとって不可欠であると米国政府の姿勢を批判しつつ、米国の単独行動("go it alone")に対する反発を強めかねないと指摘しています。(http://www.unwire.org/UNWire/20040709/449_25712.asp

 7月 7日(水曜日) 山本

スーダン情勢に関する決議採択を要請:事務総長

 アナン事務総長は7日、スーダンのダルフール地域で繰り返される暴力と民族浄化を終わらせるためにできるだけ早く決議を採択するよう安全保障理事会に要請した。ここ数ヶ月でダルフール地域から15万から20万人の難民がチャドに避難し、少なくとも80万人が緊急食糧援助を必要としている。

コートジボアール情勢に関するミニサミット開催を呼びかけ:事務総長

 アナン事務総長は、コートジボアール情勢の行き詰まりの打開のために西アフリカ諸国首脳によるミニサミットを開催するよう呼びかけた。

国連女性差別撤廃委員会の会合開催

 国連女性差別撤廃委員会(Committee on the Elimination of Discrimination against Women)は7日、国連本部で3週間にわたる会合を開始した。

スパムとの戦いを:ITU

 国際電気通信連合(ITU)は7日、ジュネーブで会合を開催し、インターネット上で流れる望まれないメッセージであるスパムに対し対策を講じることを決定した。スパムによって欧米で年間100億ドル以上の経済的損失があったと推計されている。

 7月 8日(木曜日) KENICHI

事務総長、ブラヒミ氏に敬意表明

 事務総長特別顧問のブラヒミ氏は、ダグ・ハマーショルド・メダルを授賞した。ブラヒミ氏についてアナン事務総長は、彼は穏やかな生活を送る年齢でありながらも、任務の依頼に応え、そして国連に奉仕するのに必要な資質を慎ましく具現していると語り、敬意を表した。

事務総長、オーストリア大統領逝去に対し哀悼の意

 国連スポークスマンによると、T・クレスティルオーストリア大統領の逝去に対し、事務総長は哀悼の意を表明した。事務総長の名で発表された声明には、「クレスティルは、オーストリアと他の欧州諸国および国際社会との関係強化のために絶えず尽力した」とある。

国連エイズ共同計画とアジア開発銀行、アジアでのエイズ対策を呼びかけ

 国連エイズ共同計画とアジア開発銀行の報告書は、アジアおよび大洋州諸国に対し深刻な感染増加を回避するためにエイズに対抗する緊急の措置をとる必要性を呼びかけている。報告書によると、緊急の措置をとらなければ、2010年までに1000万人が新たにエイズ感染し、その結果、75億ドルの経済的損失を被ることになる。

アフガニスタン:国連代表、選挙スタッフのより一層の保護を求める

 選挙スタッフの女性メンバーの死をもたらしたアフガニスタンでの新たな襲撃事件を受けて、国連アフガニスタン支援ミションの代表は不安を表明し、アフガニスタン支援にかかわる当事国に対し、選挙スタッフの保護を呼びかけた。

アフガニスタン:選挙日を近いうちに発表

 国連アフガニスタン支援ミションは、選挙人登録数が600万人を超え、女性の登録数が常に増加していることを発表すると同時に、選挙行政当局が近いうちに発表することを指摘した。

 7月12日(月曜日) Tat

パキスタンの駐米大使を国連イラク特使に指名

 アナン事務総長は今日、パキスタンの現駐米大使 Ashraf Jehangir Qazi 氏を国連事務総長イラク特使に指名。

バンコックでHIV/AIDSの特使を事務総長より授与

 今週HIV/AIDSの世界会議が開催されているタイのバンコックを訪問中のアナン事務総長は、HIVに取り組む地域特使を授与した。

スーダン:国連援助機関は人道援助プロセスに幾分かの進展を報告

 暴力で破壊されたにスーダン西部のダルフール地方では、市民に対する人道援助のアクセスは改善しているとはいうものの、いくつかの地域では依然として地方自治体による訪問許可が要求されている、と国連諸機関が報告。

コートジボワールの町では安全な飲料水や適切な便所が不足、ユニセフ報告

 西アフリカに位置するコートジボワールでは、現在和平プロセスが暗礁に乗り上げており、その町や村では安全な飲料水が不足し農村地域の家庭では適切な野営便所さえない、と国連児童基金(UNICEF)が報告。

コンゴ(DRC)からブルンジへの難民流入が減速

 コンゴ民主共和国(DRC)東部からブルンジへの難民流入は顕著に減速。政府からの正式支援なしに故郷へ戻ったコンゴ人もいるが、コンゴの情勢は帰還促進が指示できるほどには十分に沈静化していない、と国連難民機関報告。

 7月13日(火曜日) 阿部

中東和平プロセス特別調整官、安保理で中東情勢についてブリーフィング

 Terje Roed-Larsen 中東和平プロセス特別調整官は、安保理で中東情勢についてブリーフィングを行い、中東情勢が膠着状態にあると指摘する一方で、イスラエルのガザ撤退が適切に実施されれば事態打開への道が開けると指摘。

事務総長、バンコクでタイ首相と会談

 アナン事務総長は、タイの首都バンコクでタイの Thaksin Shinawatra 首相と会談し、バンコクで開催中の第15回国際エイズ会議の成果やエイズへの対応について意見交換を行った。

国連総会、第10回緊急特別会期を再開

 パレスチナ占領地域におけるイスラエル分離壁建設に関する国際司法裁判所(ICJ:the International Court of Justice)の勧告的意見を受けて、国連総会は第10回緊急特別会期を再開し対応を討議する。

ソマリア国連現地調整官、国連本部で記者ブリーフィング

 Max Gaylard ソマリア国連現地調整官(the UN Resident Coordinator for Somalia)は国連本部で記者ブリーフィングし、ソマリア各地には治安情勢が悪い地域が多くあり、長期開発を促進するために緊急支援が必要であると指摘。

南アフリカ少将は、国連ブルンジ活動の司令官に任命

 南アフリカのDerrick Mgwebi少将は、国連ブルンジ活動(ONUB:the UN Operation in Burundi)の司令官に任命された。南アフリカ人が国連平和維持活動の司令官に任命されるのは初めて。

「今日の一言」― Go It Alone (2) ―

 先週の本欄において、バンコクで開催中の第15回国際エイズ会議について取り上げましたが、ブッシュ大統領の推し進める自己抑制型のHIV感染予防教育に対する批判が高まっています。
 米国のアプローチというのは、いわゆる「ABCアプローチ」と呼ばれており、Aは Abstinence(禁欲)、Bは Be Faithful(貞節)、Cは Condom(コンドーム)を意味します。
 米国は、そうしたアプローチを前提に国連や途上国が求める金額の拠出に応じていない訳ですが、国連人口基金(UNEPA)事務局長は、こうした米国の主張を、以下のように批判しています。

"Abstinence is meaningless to women who are coerced into sex.
Faithfulness offers little protection to wives whose husbands have several partners ...
And condoms require the cooperation of men."

私には、特に女性の感染が急増している現在において、とても説得力のある主張であると思われます。
http://www.unwire.org/UNWire/20040714/449_25831.asp

 7月14日(水曜日) 山本

ボリビアの国民投票が冷静に終わることを要請:事務総長

 ボリビアでは来る日曜日に天然ガス等の輸出に関する法律・炭化水素法の改正をめぐる国民投票が行われることを受け、アナン事務総長は有権者に対し事態解決のため冷静に投票を終え、世界からの協力を仰ぐことを要請した。

なかなか進まないアフリカの地域統合

 国連アフリカ経済委員会(ECA;UN Economic Commission for Africa)は14日、報告書『アフリカ地域統合評価(Assessing Regional Integration in Africa)』を発表し、アフリカ諸国間では多くの議定書が調印されているにもかかわらず、実際の金銭的・人的資源の交流が少ないままであると警告した。

自然災害の被害を小さくするための手法をまとめた報告書を発表

 国際防災戦略(ISDR;International Strategy for Disaster Reduction)は14日、報告書『リスクとともに生きる(Living with Risk:A global review of disaster reduction initiatives 2004 version)』を発表し、頻発する自然災害下で被害を小さくするための様々な手法に関する提案を行った。昨年地震・洪水・サイクロンなどの自然災害で世界で7万人以上が亡くなっている。また来年の1月には神戸で防災に関する国際会議が開催される。
 [Living with Risk : A global review of disaster reduction initiatives]
  http://www.unisdr.org/eng/about_isdr/bd-lwr-2004-eng.htm
 [World Conference on Disaster Reduction]
  http://www.unisdr.org/eng/wcdr/wcdr-index.htm

ペルーを襲った寒気で18人の子どもが死亡

 ペルー中南部を厳しい寒気が襲い、40万人が呼吸器感染症で、140万人が肺炎で治療を受け、18人の子どもが呼吸器感染症で死亡した。これに対し世界食糧計画(WFP)と国連人道問題調整事務所(OCHA)は緊急支援を開始した。

ニカラグアで豪雨による被害

 国連人道問題調整事務所(OCHA)は、ここ4週間の間の豪雨で洪水と地すべりに襲われたニカラグアに対する緊急援助活動の資金として百万ドルの拠出を各国に要請した。同国ではこの豪雨で18,000人以上が罹災し、25名が死亡、2,000エーカー以上の耕作地に損害があった模様。

南インドで洪水の被害

 国連開発計画(UNDP)ではネパールと南アジアで発生した洪水に対する支援活動を開始した。ネパールでは豪雨で40名以上が死亡、13,600世帯が罹災し、一方バングラデシュ北部では35名が死亡した模様。

ガボンで商業漁業定着プロジェクト開始:FAO

 国連食糧農業機関(FAO)は発展途上国における収入の向上と食糧の確保のために商業漁業を定着させるプロジェクトを進めており、14日にはガボンにおいて漁獲・流通・販売などを促進する24万ドル規模のプロジェクトを始動した。

食糧運搬の国連車両にイスラエル軍が発砲:ガザ地区

 ガザ地区北部で、6月28日にイスラエル軍に包囲されたために孤立している村落の約20,000人に対する食糧を運搬していていた国連救援輸送隊の車両が地域に入る際のイスラエル軍による検査を受けている際に横を通過した装甲兵員輸送車から発砲を受けた。

AIDSの母子感染防止のための新たなガイドライン発表

 世界保健機関(WHO)は14日、HIVの母子感染を防止するための新たなガイドラインを発表した。
 [Antiretroviral Drugs for Treating Pregnant Women and Preventing HIV Infection in Infants]
  http://www.who.int/hiv/pub/mtct/guidelines/en/

AIDS孤児に関する報告書を提出:ユニセフ

 ユニセフはバンコクで開催中の第15回国際エイズ会議の席上、報告書『瀬戸際に立つ子どもたち(Children on the Brink 2004)』を発表し、ここ6年間で1,700万人にもなるAIDS孤児の数を減らすために抗レトロウイルス薬(antiretroviral drug:ARV)の無料提供を検討すべきであると提案した。
 [ Children on the Brink 2004 ](PDF)
 http://www.unaids.org/NetTools/Misc/DocInfo.aspx?href=http://gva-doc-owl/WEBcontent/Documents/pub/Publications/External-Documents/UNICEF_ChildrenontheBrink2004_en.pdf

 7月15日(木曜日) KENICHI

アフガニスタン:国連ミッション、武装解除を促進

 アフガニスタンでは700万人(うち4割は女性)を超える選挙人登録が完了しているものの、選挙スタッフへの攻撃の継続により、同国の安全ではない状況はなお続いている。このような状況の中で、アフガニスタン国連支援ミションはヘラートにて最後の武装解除プログラムを開始した。

アフガニスタン:安保理、10月の大統領選挙実施を歓迎

 国連安保理は、2004年10月9日のアフガニスタン大統領選挙の実施を歓迎、支持した。この選挙はボン合意の中心的な要素となっている。また、安保理は、議会選挙の延期期間が武装解除の促進のために有効に利用されることを要求した。

UNDP、「人間開発報告2004」を発表

 国連開発計画(UNDP)は「人間開発報告2004」を発表した。今年の報告書は、多文化主義を軸におき、文化の多様性の観点から人間開発を扱っている。「多様化した世界における文化的自由」という題の報告書が扱う諸テーマは、どのようにして人種、宗教、民族について問題となる多文化主義の異なる側面を調和させるかということを問うている。

事務総長、オーストリア政府首脳と会談

 オーストリア滞在中のアナン事務総長は、ベニト・フェレロ・ウォルドナー首相と会談し、現在の大きな問題である、ダルフール情勢、スーダン情勢、イラン・イラク情勢について議論した。また、事務総長は、新しいコソボ事務総長特別代表とも会談した。

ユネスコ、ジャーナリスト殺害を非難

 米国人ジャーナリストで、経済誌フォーブスのロシア版編集長ポール・クレブニコフ氏が、7月9日にモスクワの街頭で何者かによって暗殺された。これに対し、松浦晃一郎ユネスコ事務総長は、「この犯罪は報道の自由の擁護者を憤慨させるだけだ」と述べ、同氏殺害を強く非難した。

 7月21日(水曜日) 山本

ダルフール支援のための拠出を要請:事務総長

 アナン事務総長は、スーダンのダルフール地域の人道支援のために約3億5千万ドルが必要とされているが、まだ約1億5千万ドルしか集まっていないことに触れ、特にヘリコプターなど支援物資運搬設備の入手などにさらなる拠出を要請した。

イラクで核物質の点検を実施予定:IAEA

 国際原子力機関(IAEA)は20日、核非拡散条約(NPT)の義務となっている核物質の点検をイラク国内で今月中に実施すると発表した。この点検は昨年3月で戦争のために中断していたが、これを再開するもの。

UNIFILの活動期限延長を勧告:事務総長

 イスラエルとレバノンの間の撤退ライン近辺における緊張の高まりのため、アナン事務総長は国連レバノン暫定隊(UNIFIL)への活動委任期限を6か月延長することを勧告した。

リベリアからのシエラレオネ難民帰還終了

 リベリアに避難していた約28万人のシエラレオネ難民の最後の一団が21日、国境を越え、帰還プロジェクトが終了したと国連難民高等弁務官事務所が発表した。

洪水の被害に遭った南アジアで救援活動が継続

 国連の複数の機関が先週南アジアを襲った豪雨で洪水に見舞われたバングラデシュ及びインド東部における支援活動を継続している。バングラデシュでは7,000校以上の小学校が閉鎖され、500校以上が避難所として利用されており、世界食料計画(WFP)はこれまでに約36,000人以上に食料を配布した。一方インド東部では2,800万人以上が罹災し、215名が死亡した。ユニセフは被災地域に飲料水の浄化設備とORS(Oral Rehydration Salts:経口補液剤)を供給した。

HIV/AIDSとの戦いの強化を要請:事務総長

 アナン事務総長は21日、記者会見の席上 HIV/AIDS 問題に触れ、その対策のために2005年だけで約120億ドルが必要と見積もられているが、これまでに半分程度しか確保されておらず、一層の拠出を要請した。

 7月22日(木曜日) KENICHI

事務総長、新イラク特別代表に期待

 イラク復興を担当する事務総長特別代表のアシュラフ・カジ氏は非常に困難な仕事を引き受ける準備はできていると記者団に語った。一方、アナン事務総長は、カジ氏ならびに国連チームの安全は保障するとした上で、彼ならばイラク人を助けることができるとして期待を寄せた。

アフガニスタン:選挙人登録の地域格差が問題

 アフガニスタンの有権者の8割近くが今後、選挙人として名簿に登録されることになっているが、女性の参加が著しい一方で、地域間の登録率の格差が浮き彫りになってきている。国連ミッションによると特に南部地域での登録率の低さが目立っている。

事務総長と米国務長官、スーダン情勢を分析

 アナン事務総長とパウエル米国務長官はスーダン情勢に関する類似した分析を発表した。その分析は、スーダン政府が国際法上の義務を履行することと国際社会が具体的な援助を行うことの重要性を強調している。

水の諮問委員会、国連本部で初会合

 安全な飲料水確保に向けた対応策などを話し合うためアナン事務総長が設置した「水と衛生に関する諮問委員会」が22日、国連本部で初会合を開き、事務総長は、世界で6人に1人が清潔でない水を飲料にしている実態は「受け入れがたい」と述べ、飲料水確保の必要性を訴えた。

エイズ対策:ドイツ、1300万ユーロの資金を用意

 国連エイズ計画とドイツ開発銀行は、中央アメリカやカリブ海諸国におけるエイズ予防やHIV感染者の減少を促進するためにドイツ政府が同銀行の仲介によって1300万ユーロを準備する協定を締結した。資金のうち600万ユーロは、カリブ海諸国でのエイズ予防のためのキャンペーンに向けられる。

 7月27日(火曜日) 阿部

スーダン監視グループ、政府のコミュニケ遵守状況等を検証中

 国連、スーダン政府、関係当事国からなる監視グループは、スーダンのダルフール地域に入って2日目を迎えた。スーダン政府が7月3日のコミュニケを遵守し、ジャンジャウィード武装解除、地域の治安回復を進めているかどうか検証中。

安保理、コンゴ民主共和国の不正規軍に対する武器禁輸延長を決議

 国連安保理は、非公開会合の後、決議を全会一致で採択し、コンゴ民主共和国の不正規軍に対する武器禁輸を来年7月まで延長し、禁輸違反を分析する専門家グループの再設置を勧告。

事務総長、内包的かつ透明なイラク国民会議開催の重要性を指摘

 国連スポークスマン Marie Okabe 氏が記者団に述べたところによると、アナン事務総長は、内包的かつ透明(inclusive and transparent)な形でイラク国民会議を開催することが重要と考えている。

国際刑事裁判所の派遣職員、コンゴ民主共和国入り

 国際刑事裁判所(ICC:International Criminal Court)の派遣職員がコンゴ民主共和国入り。過去2年間に大湖地域で起こった深刻な国際法違反容疑について初の調査を行う予定。

ベネズエラの全政治アクター、国連提案を受け入れ

 Diego Cordovez 事務総長特別顧問(Secretary-General's Special Adviser on Latin America)がアナン事務総長に伝えたところによると、ベネズエラの全政治アクターたちは、Hugo Chavez大統領に対するリコール国民投票に関し、対話のための国連提案を受け入れ。

「今日の一言」― Sudan can't wait ―

 最初のニュースは、スーダンのダルフール地方における虐殺に関するもの。同地域では、アラブ民兵によって、少なくとも3万人が虐殺され、100万人が村を追われたと推定されています。
 最新のロンドン・エコノミストは、カバーストーリーでこの虐殺を取り上げ、"Sudan can't wait" と、国際社会の初動の遅れを指摘していますが、この問題は、いつ頃から国際社会に認知されてきたのでしょうか。(http://www.economist.com/printedition/index.cfm

 SUN(http://www.issue.net/~sun/)のサイトで検索すると、3月31日のニュースに、「アナン事務総長は31日、ここ数週間でスーダン西部のダルフール地域で継続する武力衝突により文民の死傷者と多くの人権蹂躙が行われていることを警告。」とあり、ワシントン・ポスト紙が4月3日に"Crisis in Darfur"と題する社説を掲載、以後、関連のニュースが増大していく様子が分かります。(http://www.washingtonpost.com/ac2/wp-dyn?pagename=article&contentId=A46679-2004Apr2
 そして、4ヶ月を経た7月30日、ようやく安保理は、スーダン政府に対して民兵の武装解除や指導者の身柄拘束、訴追を行うよう求めた決議を採択。国連事務総長に対しても、30日以内にその実施状況について安保理への報告を求めました。
 アジェンダ・セッティングは、国連を舞台とする国際政治のみならず、内政を含む「政治」というものの重要な一側面であると私は考えていますが、この4月から7月までの4ヶ月間に、何が起こったのか、誰が何をし、国際社会を動かすに至ったのか。なぜ4ヶ月という時間を要したのか。時間が許せば、じっくり検証をしてみたいと考えています。

 7月28日(水曜日) 山本

アフガニスタンの有権者登録所事務所で爆破事件

 アフガニスタン東部の Belal Kheil 村の有権者登録事務所が爆破され、職員2名が死亡、7名の負傷者を出した。重傷の2名は近くの軍病院に移送された。

北朝鮮への支援が資金不足で停滞

 国連人道問題調整事務所(OCHA)は、資金不足で北朝鮮への食糧人道支援が滞っていると警告した。必要とされている約2億2,100万ドルのうち今週の時点で23%しか拠出されていない。

西アフリカサミット前に各国首脳と会談:事務総長

 アナン事務総長は28日、暗礁に乗り上げているコートジボアール和平プロセスを進める目的でガーナで開催される西アフリカサミットを前に各国首脳と会談を行った。会談をしたのは西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の Mohamed ibn Chambas 事務局長・コートジボアールの Seydou Diarra 首相・南アフリカ共和国の Thabo Mbeki 大統領ら。

「命のための水」行動の10年を記念して遠泳

 2005年から2015年までの「『命のための水』行動の10年(International Decade for Action Water for Life)を記念して遠泳競技者の Christopher Swain 選手がハドソン川全体の315マイルを世界で初めて泳ぎきった。

 7月29日(木曜日) KENICHI

安保理、スーダン決議案を明日採択

 国連スポークスマンによると、イギリスと米国によって提出されたスーダン制裁に関する修正決議案を付託されていた安保理は、明日(30日)決議の採決を実施する。アナン事務総長は本日、地域の国内避難民に対する脅迫や襲撃の継続に深刻な憂慮を示し、スーダン政府に対し、市民の保護を訴えた。

旧ユーゴ国際戦犯法廷:T.ブラシュキッチ被告に9年の禁固刑判決

 旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷は、クロアチア人勢力軍(HVO)司令官T.ブラシュキッチ被告に対し、9年の禁固刑を宣告した。被告は、ボスニア・ヘルチェコビナのラシュワ渓谷地方でのイスラム系住民殺害の罪に問われていた。

国際刑事裁判所、ウガンダ北部に関する捜査開始

 2003年12月のウガンダから出された要求に応じて、国際刑事裁判所のモレノオカンポ主任検察官は、北ウガンダでの状況について捜査を開始するための妥当な根拠があると結論づけた。

ゲイツ財団、WHOと国連大学に650万ドルを寄付

 国連大学食糧栄養プログラムに参加するWHOは、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団から650万ドルの寄付を受け取った。この寄付により、乳幼児の成長の新たな規格を確立でき、栄養不良や肥満に脅かされている子どもの正確な状況を把握することができる。

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Updated : 2007/02/18