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Title : March 2004
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 3月 1日(月曜日) Tat

国連がハイチへの人道的支援要請を開始準備

 国連は、都市での混沌から身を護るためハイチの現地国連スタッフに自宅待機するよう指示する一方、関連諸機関の人道的支援要請をまとめ、暴動に苦しむハイチへの援助強化の準備をしている、と事務総長スポークスマン語る。

発展途上国の民間セクター改革支援策を認定、国連レポート

 起業登録費を低率化するという小さな手段から、金融・資本市場を自由化するといった大きなステップまで、貧困国の民間セクターを開放するための潜在的方法は数多くある、と画期的な国連レポートの執筆者達。

国連高官、会談監視のためキプロスへ

 キプロス共和国再統一にむけた会談が続くなか、国連事務次長 Kieran Prendergast 氏は、コフィ・アナン事務総長の要請で当国へ向かった。

UNHCR、アフリカでの紛争から避難した数百万の難民の帰還準備

 アフリカでの紛争から逃れてきた数百万の難民が初めて帰国し、戦争による国内避難民と再会する機会を目前にして、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は来週ジュネーブでアフリカの主要大臣、援助国政府、その他のパートナーを集め、復興と再建について討議する予定。

コロンビアはジャーナリストの権利を護るべき、と国連専門家

 コロンビアで40年間紛争が続いている背景に反して、新たな反テロ政策とメディア所有権の集中化がジャーナリストの仕事を妨害している、と国連人権専門家。

 3月 2日(火曜日) 阿部

イラク、パキスタン両国でテロ襲撃、事務総長は声明を発表

 イラク、パキスタン両国でテロ襲撃が起こり、多くの死傷者がでたことについて、アナン事務総長は声明を発表し、テロを強く非難するとともに、遺族に対する哀悼の意を表明。安保理議長、人権高等弁務官も同様に、非難声明を発表。

国連安保理、コンゴ民主共和国の情勢を協議

 国連安保理、コンゴ民主共和国(DRC:Democratic Republic of the Congo)の情勢を協議。協議後、安保理議長が声明を発表し、Bukavu における緊張緩和及び Ituri における争乱の収拾に向けた国連コンゴ民主共和国ミッション(MONUC:UN Organization Mission in the democratic Republic of Congo)の努力を評価。

国連監視検証検査委員会、定期報告を発表

 国連監視検証検査委員会(UNMOVIC;UN Monitoring, Verification and Inspection Commission)は、定期報告を発表し、安保理の要請に応じてイラク大量破壊兵器の監視、破壊の作業を再開する準備があると表明。

汎米保健機関、ハイチ緊急医療について指摘

 汎米保健機関(PAHO:the Pan American Health Organization)の緊急事態準備災害援助(Emergency Preparedness and Disaster Relief)代表の Jean-Luc Poncelet 氏は、ハイチのほとんどの病院や保健衛生センターが週末、活動を停止したため、多くの緊急医療ニーズが放置されたと指摘。

 3月 3日(水曜日) 山本

リベリアで性的暴力に関する調査:UNDP

 国連開発計画(UNDP)は2日、リベリア国内で性的暴力に関する報告のために調査を3か月以上続けていることを発表した。22名のモニターが国民から無作為抽出した4,000人にインタビュー調査を行い、そのうち40%にあたる約600人から何らかの性的虐待の経験があるとの結果が得られていると言う。

ハイチに緊急支援物資

 ユニセフは3日、ハイチの首都・ポルトーフランスに保護を必要とする女性や子どものための緊急支援物資(基本的な医療用品等)30トン分を空輸した。また世界食糧計画(WFP)は1,200トン分の食糧を運搬する船を事態が改善するまで沖合いに待機させている。
 [ハイチの情勢について] http://www.paho.org/English/DD/PED/haitisituation2004.htm

軍事調整委員会開催:UNMEE

 国連エチオピア・エリトリアミッション(UNMEE)が最近設立した軍事調整委員会(SMCCs;Sector Military Coordination Commissions)の最初の会合に、1998年から2000年にわたって国境紛争で対立していたエチオピア・エリトリア両国から上級将校が参加して開催された。

アフリカ難民への支援へ資金拠出を要請:WFP

 国連世界食糧計画(WFP)は3日、アフリカ中央部及び東部で起こっている紛争のために発生している難民約60万人への支援のために、今年中に4830万ドルの拠出を要請した。

抗レトロウィルス薬の開発資金拠出を要請:WHO

 世界保健機関(WHO)は3日、開発資金の枯渇のために進んでいない、2005年までに300万人のHIV/AIDS感染者に抗レトロウィルス薬(anti-retroviral drug)を提供するという計画を促進するために今年・来年にそれぞれ2億ドルの拠出を要請した。

HIV/AIDS 拡大の要因を警告:UNODC

 国連薬物犯罪事務所(UNODC;UN Office on Drugs and Crime)は3日、薬物依存・人身売買・過密な刑務所が HIV/AIDS の感染拡大の3大要因(trilogy)であると警告した。

 3月 4日(木曜日) KENICHI

安保理、テロ対策委員会の再生計画を検討

 テロ対策委員長は、安保理に対し、目的に見合った手段を委員会に与えることを提案し、委員会の強化と組織の再編の計画を提示した。

ハイチ:国連特使、カリブ共同体議長と会談

 ハイチ特別顧問のJ.R.デュマ氏はジャマイカを訪れ、カリブ共同体議長を務める同国のパッターソン首相と会談した。カリブ共同体は、ハイチにおける和平再構築のための取組みの先頭にたつ地域組織である。

事務総長、2人の女性を高官に任命

 アナン事務総長は、2人の女性を事務次長補への登用を発表した。1人は、エリザベス・リンデンメイヤー氏(仏)で副官房長に、もう1人はアンジェラ・ケイン氏(独)で総会・会議管理担当事務次長補に任命した。

米国、軍縮会議にて地雷に関する新たな政策提示

 米国は、ジュネーブでの国連軍縮会議において、先月27日に米国議会で発表された地雷に関する新たな政策を提示した。それによると、米国は、2010年から対人および対戦車の永久地雷をいかなる理由においてもまたいかなる場所においても用いないとしている。

ブルンジ:戦闘再開により国連の食糧援助中止

 世界食糧計画は、ブルンジの首都ブジュンブラ近郊で新たに発生した戦闘を受けて、13000人の難民に対する緊急援助を中止せざるを得ないと表明した。ブルンジは国連平和維持活動が検討されている国の1つである。

 3月 8日(月曜日) Tat

イラク暫定憲法承認、事務総長は国民間の対話の必要性を強調

 バグダッドでイラク国民による暫定憲法承認の報に対し、アナン事務総長は包括的、全国的な議論がイラクの安定を促進するとして、その必要性を強調。

女性のエイズ感染が「恐ろしいパターン」を形成、国際女性デーで事務総長

 国連が国際女性デーを記念。アナン事務総長は男性に対し、世界の女性へのHIV・エイズ感染の恐ろしいパターンを軽減する責任を持つよう要請。

事務総長、最近の中東での暴力を強烈に非難

 アナン事務総長はこの週末の中東での暴力を強烈に非難。ガザ地区の居住密集地域をイスラエル軍が襲撃し、数人の子どもを含む14人のパレスチナ人が殺害され数十人が負傷している。

国連の専門評価チーム9日火曜日にハイチへ

 国連の専門評価チームは9日よりハイチへ到着し始める予定。このチームの目的は安保理がこの不安定なカリブ海の国に3ヶ月以内に配置したいとする治安維持部隊の必要事項を調査すること。

IAEA、イランの申告と実態の乖離に深刻な懸念

 IAEAのエルバラダイ事務局長は、イランの協力に満足の行く進展があったとしながらも、テヘランの核関係活動の申告に実態との乖離があることに深刻な懸念を表明、来る数ヶ月の間に関係情報を完全かつ即時に提供するよう要請した。
 同時に同事務局長は、昨年12月に大量破壊兵器の放棄を宣言したリビアによる積極的な協力と開放性を歓迎し、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による核不拡散条約からの撤退を核不拡散体制の信頼性を脅かす危険な先例である、と称した。

コンピュータ製造は化石燃料のかたまり、国連大学研究

 国連大学の研究は、平均的なデスクトップコンピュータとモニターはその重量のおよそ10倍以上の化石燃料および化学品を使用しているとし、世界のハイテク廃棄物の増加に歯止めをかける行動を要請。

 3月 9日(火曜日) 阿部

国連、ハイチ人の医療・栄養ニーズをカバーするための資金拠出を要請

 国連の Jan Egeland 緊急援助調整官(Emergency Relief Coordinator)は、300万のハイチ人の医療・栄養ニーズを今後半年間にわたってカバーするため、3500万ドルの資金拠出を求めるフラッシュ・アピールを発表。

事務総長、ジェノサイド防止に関する特別報告者の設置を提案

 ルワンダ・ジェノサイド事件10周年が近づくなか、アナン事務総長はカナダ議会で演説し、ジェノサイド防止に関する特別報告者もしくはアドバイザー(Special Rapporteur or Adviser on the prevention of genocide)の設置を提案。

事務総長特別顧問、ギリシャ・トルコ両系指導者に住民投票の実施日を通告

 Alvaro de Soto 事務総長特別顧問(Secretary-General's Special Adviser on Cyprus)はキプロスを訪問し、ギリシャ・トルコ両系指導者に対し、住民投票の実施日が4月20日に決まった旨を通告。

国連チーム、イラク南部のバスラの治安状況を調査

 国連チームは、イラク南部のバスラを訪れ、治安状況を調査し、紛争や制裁で貧困化したコミュニティーに帰還難民が押し寄せ、さらに状況を困難にしていると指摘。

国連、フランス語圏アフリカ諸国の平和維持要員に対する訓練セミナーを開催

 コートジボワール、ハイチ、コンゴ民主共和国における平和維持活動が拡大する中で、国連はガーナで、フランス語圏アフリカ諸国が派遣する平和維持要員に対して、訓練セミナーを開催。フランス語圏諸国からの要員を増やすことがねらい。

映画 "The Interpreter" の撮影がニューヨーク国連本部でスタート

 ショーン・ペンやニコール・キッドマンが主役を務める映画 "The Interpreter" (シドニー・ポラック監督)の撮影がニューヨーク国連本部でスタート。国連本部内での映画撮影は初めて。今年11月公開の見込み。

「今日の一言」― what's inside ―

 最後のニュースにある通り、今週、ニコール・キッドマン、ショーン・ペンが出演するシドニー・ポラック監督の映画”The Interpreter”の撮影がニューヨークの国連本部で始まりました。
 ニューヨークでは、ロックフェラーセンターのスケートリンクや落葉で黄金色に輝くセントラルパーク、ブロンクス公園の植物園、更にはコロンビア大学など様々な場所がこれまで映画の舞台となってきました。
 しかし、マンハッタンの国連本部での撮影はきわめてまれで、ハリウッド映画がこれまで国連本部から撮影の許可を得たことはないとのこと。国連本部を舞台にした映画としてはヒッチコックの「北北西に進路を取れ」が有名ですが、撮影を断られ、別の場所で行われたそうです。
 ポラック監督も最初は断られたそうですが、台本を読んだ国連のタルール・シャシ広報局長代行が、この映画で観客に国連をもっと知ってもらおうとアナン国連事務総長らを説得し、撮影にこぎつけたとのこと。
 国連本部の中はどうなっていて、どのような仕事がなされているのか、について一般の人々が知ることは、よいことだと思います。公開が予定される11月が楽しみです。

 3月10日(水曜日) 山本

ボスニア=ヘルツェゴビナで地雷除去プロジェクト始動

 国連開発計画(UNDP)は10日、ボスニア=ヘルツェゴビナにおける地雷除去作業プロジェクトを開始することを発表した。調査によれば同国内には1万箇所に67万個の地雷と不発弾(UXOs;unexploded ordnance)があり、その10%程度しか除去されていないと推定されている。

リビアは核査察受け入れに関するNPT追加議定書に署名

 リビア政府は10日、国際原子力機関(IAEA)が同国の核開発が平和利用目的に限ることを確認するための査察団を受け入れることを定めた核兵器の不拡散に関する条約(NPT:Treaty on the Non−Proliferation of Nuclear Weapons)の追加議定書に署名した。

事務総長個人代表、レバノンへの領空侵犯を非難

 南レバノン事務総長個人代表の Staffan de Mistura 氏は10日、イスラエル軍による南レバノンへの領空侵犯に対し強く非難し、一方ヒズボラに対しても対空砲火の停止を要請した。

ユネスコ事務局長、ジャーナリストの殺害を非難

 ユネスコの松浦事務局長は9日、ハイチでデモを報道中だったスペインのジャーナリストであるリカルド・オルテガ(Ricardo Ortega)氏が殺害されたことに対し遺憾の意を表明し、犯人の逮捕と処罰を要請した。オルテガ氏は7日に前大統領支持者が大統領官邸に集まる群集に無差別発砲をした際に犠牲になった。

ナミビア支援を要請:WFP

 世界食糧計画(WFP;World Food Programme)は10日、不規則な天候・極度の貧困・悪化するHIV/AIDS禍のために深刻な状況におかれているナミビアの60万人以上の子どもたちや女性への支援のために580万ドル規模の拠出を要請した。
 同国では急速にHIV/AIDS患者が増大しており、1992年には国民の4%であった患者が22%にまで高まり、またその患者の死者の増加が孤児の増加に拍車をかけている。

写真コンテストを開催:WHO

 世界では毎年50万人以上が妊娠中または出産時に死亡し、500万人が新たにHIVに感染し、約7万人が中絶により死亡しているという現状を踏まえ、世界保健機構(WHO)はリプロダクティブヘルス(reproductive health;性や生殖に関する健康)の重要性を強調し、認識を深めてもらうために "River of Life" をテーマに写真コンテストを行うと発表した。
 詳細は → http://www.who.int/reproductive-health/photocompetition.html

「今日の一言」 − "River of Life" −

 最後の記事でWHOが写真コンテストを実施し、そのテーマが "River of Life" であることに触れましたが、実はこの手の、一見単純な言葉の組み合わせ−しかもそれが何かのイベントの特徴を象徴するべき言葉−であると翻訳するのに躊躇することがあります。
 「命の川」とか「生命の河」と日本語にすることはできますし、それはそれで読む 人の想像力を刺激する、含蓄のあるテーマになるようには思うのですが、日本人が読 んで想像するものと、もとの英語表現で指し示そうと意図していた内容に大きなズレ はないのか、と考えてしまうのです。というわけであれこれ調べてみると、どうやら聖書(エゼキエル書47章)に起源をもつ表現のようです。
 もちろん、WHOが聖書の表現を典拠としたのかは定かではないのですが、生命を育み、生活用水としても使い、場合によっては死者を灰にして葬る場所としても使う川というイメージは世界の広い範囲で共通したものなのかも知れません。

 3月11日(木曜日) KENICHI

事務総長、マドリード爆破テロに憤慨

 今朝スペインのマドリードで起きた爆破テロに関する情報を受けて、アナン国連事務総長は、テロ行為に対する憤りを表明した。事務総長はこのテロ行為を「常軌を逸した許しがたい極悪の行為である」と非難した。

ETA非難を安保理が決議

 安保理は全会一致で採択された決議1530の中で、スペインのマドリードで起きたテロに関し、テロ組織「バスク祖国と自由(ETA)」を強く非難した。決議は国際社会が一丸となって、テロ実行者や組織に正義をもたらす努力をすべきだと強調している。

対テロ会議、マドリード爆破テロ犠牲者に対する黙祷で始まる

 国連と欧州安保協力機構(OSCE)で組織される対テロ会議がウィーンで始まり、マドリードで起きた爆破テロの犠牲者に対して黙祷が捧げられた。ジャン・クビス OSCE 事務総長は、罪のない人々の命を奪ったことへの憎しみを表明した。

FAO、時期尚早の家禽飼育の再開に警戒

 国連食糧農業機関(FAO)は、H5N1型ウイルス、いわゆる鳥インフルエンザの感染が起きた国はウイルスの再発を避けるためにあまり早く家禽飼育を再開するべきではないとして注意を促した。

ルワンダ大統領機の飛行レコーダー、国連で見つかる

 ルワンダ大虐殺の引き金となった1994年4月のハビャリマナ同国大統領機撃墜事件における墜落機のものとみられる飛行レコーダー(通称ブラックボックス)がニューヨークの国連オフィスで見つかった。仏ルモンド紙が先ごろ、「国連に送られ封印された」と報じたのを受け、国連側が所在を確認していた。

「今日の一言」―他人の不幸の上に自身の幸福を築いてはいけない―

 上記のニュースにある通り、スペインのマドリードで爆破テロが発生しました。罪のない人々の命を奪う卑劣な行為に憤りを感じます。そして犠牲者1人1人のまわりで多くの人が悲しんでいると思うと心が痛みます。いかなる理由があっても他人の不幸の上に自身の幸福を築く行為は絶対に許されません。

 3月15日(月曜日) Tat

事務総長、イスラエルでのダブル自爆テロを非難

 アナン事務総長は、14日イスラエルの Ashdod 港で起こったダブル自爆テロを強烈に非難。このテロで少なくとも10人が死亡、16人が負傷。

事務総長特使、ハイチの評価チームに合流

 アナン事務総長の Reginald Dumas 特使がハイチの首都に到着、国連評価チームは未だ不安定な国の治安、交通、人道の状況の評価作業を続行。

イラン、国連の新査察チームを来週から受入開始

 イランはIAEAの兵器専門家を今月後半から受入開始する、とIAEAのエルバラダイ事務局長がワシントンDCで語った。

国連人権委員会開会、故ヴィエラ・デ・メロの追憶に満たされる

 故デメロ国連特使がバグダッドでテロリストの爆弾で殺害されてから7ヶ月、15日よりジュネーブで開始した国連人権委員会の第60期年次会合では元国連高等人権弁務官であったセルジオ・ヴィエラ・デ・メロ氏の追憶が折々に触れられた。

アメリカン大学カイロ校、バグダッドでテロの犠牲となった国連職員を顕彰

 アメリカン大学カイロ校は Nadia Younes 記念基金を設立、昨年8月バグダッドの国連事務所への爆破テロで亡くなった22人の故国連職員を顕彰。

 3月16日(火曜日) 阿部

事務総長特使、ハイチ暫定大統領や首相と会談

 国連の Reginald Dumas 事務総長特使(UN Secretary-General's Special Envoy to Haiti)は、ハイチにおいて、暫定大統領や首相と会談し、政治・治安の問題について会談。来週中ごろまで滞在する予定。

事務総長特別顧問、イラクに求められれば力の限り支援を行う用意があると表明

 Lakhdar Brahimi 事務総長特別顧問(Secretary-General's Special Adviser)は、国連本部で記者会見し、国連はイラクにおける役割を請い求めるわけではないとしたうえで、イラクの人々に求められれば、力の限りイラク支援を行う用意があると表明。

スペイン駐国連大使、非難決議採択の時点ではETAを犯人と確信していたと指摘

 スペインの Inocencio F. Arias 駐国連大使は、安保理議長に書簡を送り、先週のマドリード爆弾テロに対する非難決議採択の時点では、政府が得られる限りの情報すべてが「バスク祖国と自由」(ETA:Euskadi ta Askatasuna)を犯人と確信させるに足るものであったと指摘。安保理はスペイン政府の通告を受け、決議において、ETAを名指し非難していた。

事務総長、新しいグローバル・コンセンサスの重要性を指摘

 アナン事務総長は、デービッド・A・モース講演会(David A. Morse Lecture)に参加し、米外交問題評議会(the Council on Foreign Relations)のリチャード・ハース会長と意見を交わし、大きな脅威を明確化し対処を図るうえでの新しいグローバル・コンセンサスを形成することが一層重要になっていると指摘。

「今日の一言」― イラク戦争開戦1年 ―

 ブッシュ米大統領が、イラクに対して、フセイン大統領とその2人の息子が48時間以内に国外に出ない場合は、武力行使をすると通告したのは、1年前に3月17日、そして2日後の19日、米英軍がイラク攻撃を開始したのです。
 イラク戦争1周年に当たり、ライス大統領補佐官、ラムズフェルド国防長官、パウエル国務長官らブッシュ政権の首脳は相次いでテレビ番組に出演し、イラク戦争を正当とする主張を繰り返しました。
 政治家の演説は、余り興味を引くものではありませんが、アナン事務総長が会談したと報道されている米外交問題評議会のサイトには、ブッシュ政権によるイラク戦争への骨太な賛否両論が展開されています。(http://www.cfr.org/
 TVなどの報道で済ましておくのも、忙しい私たちには仕方のないことかも知れませんが、節目節目で、少し立ち止まって考えてみることも必要であると思います。

 3月17日(水曜日) 山本

爆破テロを受けイラクへの支援を要請:事務総長

 アナン事務総長は17日、バグダッドで発生した爆破テロに対し「非常に悲劇的である」とし、イラク国民が平和な生活を送るための支援を国際社会に要請した。

本国帰還についてスーダン難民と会談:UNHCR

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)からの派遣団は、スーダン難民と本国への帰還について協議するため隣接するウガンダ・コンゴ民主共和国を訪れ、帰還の実現のためには武装集団や民兵からの安全の確保が重要であると強調した。スーダンでは継続する内戦のために300万人が家を追われ、60万人が海外で隣接する国に難民として避難している。

略奪で支援用食糧が空に:ハイチ

 2月末のアリスタイド大統領の国外退去時の暴動によりハイチの農務省が襲撃され支援用の食糧が略奪されてしまい、倉庫が空になってしまっているため国連食糧農業機関(FAO)は支援の食糧を送ることを発表した。

支援金不足で危機的状況に:中央アフリカ共和国

 国連人道問題調整事務所(OCHA)の中央アフリカ共和国特別人道顧問(Special Humanitarian Adviser for CAR)である Ramiro Lopes da Silva 氏は、中央アフリカ共和国への視察から帰還し、同国に対する支援拠出金の不足のため、これからの数ヶ月間はかなり危機的な状況になると警告した。

ミトロビッツァで暴動

 アルバニア人とセルビア人が住んでいる街ミトロビッツァの南部に群集約3000人が集結し国連コソボ暫定統治機構(UNMIK)の警察署等を襲撃、7名が死亡、数百人の負傷者を出しており、アナン事務総長は暴力の即時停止を要請した。

国連で発見の「ブラックボックス」は撃墜機との関連見つからず

 1994年のルワンダ大統領機撃墜事件に関して、同機のものと見られる操縦室音声記録装置(CVR;cockpit voice recorder)が国連本部で先日発見され、合衆国国家運輸安全委員会(NTSB)に送られ専門家による検討が開始された。現在のところ同機のものと関連つけられる証拠は確認されていない模様。1994年のルワンダ大統領機撃墜事件はその後の同国における虐殺の引き金となった。

 〔訳注〕
 記事に出てくるCVRとは操縦席における過去30分間の会話を自動的に録音する装置で 通常「ボイスレコーダー」や「ブラックボックス」と呼ばれるものです。一部の報道 では「フライトレコーダー」とされていますが、それは飛行記録装置(FDR;Flight Date Recorder)のことで一般には尾翼の付け根に搭載されエンジンの始動から停止 するまでその挙動を記録するもので、今回調査されているものとは異なります。

国連監査室が汚職の調査を継続

 国連監査室(OIOS;Office for Internal Oversight Services)は17日、イラクの石油食糧交換プログラム(Oil-for-Food programme)において汚職捜査のために元職員に聴き取り調査を継続していると発表した。

合衆国が国連本部改修工事費用の借款を提言

 老朽化して改修が必要とされているニューヨークの国連本部の費用について16日の国連予算委員会で Patrick F. Kennedy 代表が合衆国には12億ドルの借款を行う準備があると演説した。この予算はブッシュ大統領の予算案には含まれており、これから議会の承認を必要とする。30年の借款で5.4%の利子。

「今日の一言」 − おいしい投資? −

 以前、郵政省(当時)から受託した調査の一環としてアンケートを多数発送したことがあるのですが、郵政省の仕事で郵便物を多数するんだから「郵便業務」用の封筒でも準備してくれるのかなと思ってると、きっちり全部の郵送料を調査費の中から出すことになって、どうも釈然としない気持ちになったことがあります。(調査費用全体に比較して郵送料がかなりの割合になるので。) 最後の記事を見て、そんなことを思い出しました。
 国連の回収にお金を出しましょうと合衆国が言ったわけですから一見すると太っ腹と見えそうですが、そもそも最大の資金負担国でありながら滞納がちだし、はなっから改修費用を組み込んだ予算に見合う金額が確実に拠出されたら問題が回避できるわけだし、それに、拠出じゃなくて借款(要するに借金)なので利子つけて返してねってことです。国連が債務不履行になることはないだろうし、一定の利子で毎年合衆国に返金されるのですからおいしい投資と言えるのかも知れません。
 でも、利子がつくってことは、最初に借りたお金より多くを返すことになるため、結局、国連の財政状態を逼迫させることになりそうです。
 …と思って本文をずっと読んでいると、インド代表が、その利子で30年ローンなんか組んだら全部で25億ドルも負担することになるぞ、とつっこんでいました。結局、合衆国には感謝の意は表明するが、資金の調達方法については他の方法を検討することになってるようです。

 3月18日(木曜日) KENICHI

IAEA事務局長「検査官は常にイランに配置されている」

 エルバラダイIAEA事務局長は、昨日のブッシュ米大統領との会談後に、イランに関して「検査官は常に配置されている」と表明した。エルバラダイ事務局長は、リビアが大量破壊兵器の保持を公表した後、現在の核不拡散の管理体制は不十分であるとしている。

事務総長、国連支援チームのイラク派遣の用意あり

 イラク統治評議会と米英の暫定占領当局(CPA)からのイラクの暫定政府作りにおける国連の支援を要請する書簡を受けて、アナン事務総長は、近くブラヒミ事務総長特別顧問が率いる支援チームをイラクに派遣する用意があることを表明した。派遣の時期は「実行可能なできるだけ早い時期」としていいる。

コソボ:国連派遣員、民族衝突について最初の報告

 コソボ国連特別代表は、17日に起きた民族衝突について、99年にコソボ紛争が終結しコソボ平和維持部隊(KFOR)が到着して以来の「最悪の民族衝突」であると報告した。報告によると、死者は22人、負傷者は500人に達している。

安保理、コソボでの民族衝突を非難

 国連安保理は、17日にコソボで起きたセルビア人とアルバニア系住民の民族衝突を非難した。安保理は、議長声明において、この衝突は許し難いものであり、衝突に責任を有する者を裁きにかけなければならないとしている。

事務総長、NATOのコソボへの補充部隊派遣に感謝

 セルビア・モンテネグロの外務大臣が参加した安保理の緊急集会でアナン事務総長は、民族衝突後のコソボの状況は非常に不安定であると指摘し、NATOがコソボへの補充部隊派遣を決定したことに感謝の意を表明した。

 3月22日(月曜日) Tat

アナン事務総長、イスラエルによるハマス指導者暗殺を強烈に非難

 国連職員は、イスラエルによるハマス指導者ヤシン氏の移動中の暗殺(その他8人も殺害)を強烈に非難。アナン事務総長はさらに激化した衝突が引き続くこともありうると警告。

イラク石油食料交換プログラムの調査詳細今週にも

 国連のイラク石油食料交換プログラムの腐敗申し立てについて調査するパネルの詳細について、事務総長は安保理と今週にも連絡をとることを期待している、と事務総長スポークスマンは語った。

安保理、ブルンジの武力衝突継続に懸念

 安保理理事国はブルンジの武力衝突継続に懸念を表明、すべての当事者が自制を示し、和平交渉を完結させることを要請した。

世界は豊かになっているが、貧困層は大規模な栄養失調に直面、国連報告

 世界の貧困層の栄養状態に改善は見られるものの、世界の経済成長の全体的状況の改善には遅れをとっている、と最新の国連報告。

国連特使、コートジボワールの関係者に和平合意遵守を要求

 コートジボワールへの国連特使は、主要な和平合意に関する諸問題を取り除くために新たな交渉を支援するよう、紛争後の西アフリカ諸国に対し要請。

 3月23日(火曜日) 阿部

イスラエルによるハマス指導者ヤシン師暗殺をうけ安保理が公開会合を開催

 イスラエルによるハマス指導者ヤシン師の暗殺で中東情勢の緊張が高まるなか、安保理が公開会合を開催。40ヶ国近くが参加、この中東問題について討議した。

イラク統治評議会、石油食糧交換プログラムの不正疑惑調査への支援要請に回答せず

 国連イラク石油食糧交換プログラムの不正疑惑について、アナン事務総長が調査パネルを設置する用意を整えているが、調査への支援を求める事務総長の要請に対し、イラク統治評議会は未だ回答せず。

裁判外・略式・恣意的処刑に関する特別報告者、イスラエルを非難

 イスラエルによるハマス指導者ヤシン師暗殺について、裁判外・略式・恣意的処刑に関する特別報告者であるAsma Jahangir氏は警告を発し、イスラエルの野蛮な武力行使は単に暴力の激化につながるだけであると非難。

国連コソボ・ミッション代表、暴力を扇動するような行動は慎むよう要請

 NATOのコソボ介入5周年を前に、国連コソボ・ミッション(UNMIK)代表は、コソボの人々に宛てた公開書簡を発出し、言論の自由の尊重は強調しながらも、暴力を扇動するような行動は慎むよう要請。

 3月24日(水曜日) 山本

ハマス師暗殺を非難:国連人権委員会

 国連人権委員会は24日、ハマス指導者ヤシン師(Sheikh Ahmed Yassin)の暗殺を非難した。非難決議採択の際には31か国のうちオーストリアと合衆国が反対、18か国が棄権した。

ハイチには長期にわたって支援が必要

 Danilo Turk 国連事務次長補(Assistant Secretary-General)は23日、安全保障理事会でハイチの情勢について報告し、現在の同国の状況は複雑で長期にわたって国際的な支援が必要であろうと強調した。

UNAMAの活動期限の6か月延長を勧告:事務総長

 アナン事務総長は24日、安全保障理事会に対しアフガニスタン情勢に関する最新の報告を提出し、国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)への活動委任期限を6か月延長することを勧告した。

UNAMSILの活動委任期限延長を勧告:事務総長

 アナン事務総長はシエラレオネ情勢に関して最新の報告書を提出し、本年12月で終了するUNAMSILの活動期限内には同国の治安回復は困難としてさらなる期限延長を勧告した。

事務総長、コロンビアにおける国際人道法遵守を要請

 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR;Office of the UN High Commissioner for Human Rights)は南米の人権状況に関して報告書を発表し、コロンビアにおけるゲリラと軍事組織によって継続する人権侵害に対し、アナン事務総長は国際人道法への遵守と違反の終焉を要請した。

頭脳流出への対処を早急に

 国連人口開発委員会(UN Commission on Population and Development)がニューヨークの国連本部で開催され、国際移住機関(IOM;International Organization for Migration)の Brunson McKinley 事務局長は、開発途上国から先進国への「頭脳流出(brain drain)」の問題を取り上げ、この流れを逆流させて、時刻の経済の向上に向けるための行動を早急にとるべきであると強調した。

結核に関する報告書を提出:WHO

 世界保健機関(WHO)は結核の状況に関する報告書「2004 Global Tuberculosis Control」を発表し、DOTSプログラム(Directly observed therapy Program)は進んでいるけれども患者は増加していると警告した。
[DOTS] http://www.who.int/gtb/dots/whatisdots.htm
[2004 Global Tuberculosis Control ] http://www.who.int/tb/publications/global_report/en/

ユニセフ、ミネラルとビタミン不足の状況に関する報告書を発表

 ユニセフは24日、ミネラルとビタミン不足の状況に関する報告書「Vitamin and Mineral Dificiency」を発表し、世界の人口の3分の1がビタミンとミネラルの不足のために身体的・知的潜在能力を十分に発揮する機会に恵まれていないと警告した。
 [報告書(PDF)] http://www.unicef.org/media/files/vmd.pdf

 3月25日(木曜日) KENICHI

米国、イスラエル非難決議案に拒否権を行使

 国連安保理でイスラエルのヤシン師殺害を非難する決議案の採択が行われ、15理事国のうち仏露中など11理事国が賛成(棄権3ヵ国)したが、米国が拒否権を行使したため否決された。ネグロポンテ米国連大使は、拒否権の行使の理由について、「ヤシン師の殺害を深く憂慮する」としつつも、「決議案はハマスがこれまでに行ったテロを非難せず、イスラエルのみを一方的に名指ししておりバランスに欠けている」と説明した。

事務総長、コート・ディボワール国民に国益尊重を訴える

 個人的な呼びかけや西アフリカ諸国の介入にも関わらず、コート・ディボワールにおける街頭デモによって新たな犠牲者がでたと伝えられたことを受けて、アナン事務総長は、コート・ディボワール国民に対し国益を尊重するよう訴えた。

拘束中あるいは行方不明中の国連職員の日

 アナン事務総長は「1985年3月25日、国連パレスチナ難民救援事務所に派遣されていたアレック・コレット氏はベイルート空港近郊で武装集団に誘拐された。それ以来、彼の情報はない」と回想した。その日以来、3月25日は、拘束中あるいは行方不明中の国連職員の日である。

ユネスコ平和賞を2人が受賞

 ボスニア・ヘルチェコビナのイスラム法学者のムスタファ・セリック氏とカトリックの枢機卿のロジェ・エチュガレー氏が、2003年のフェリックス・ウフエ・ボワニー賞(ユネスコ平和賞)を受賞した。賞は、ノーベル平和賞受賞者のキッシンジャー元米国務長官が議長を務める国際審査委員会から送られた。

FAO、ウミガメを救助

 ウミガメは6000万年以上も海に生息しているが、多くの観察者によると、ここ1世紀のウミガメの減少はウミガメの絶滅をもたらす危険がある。そこで、国連食糧農業機関は、トロール船に設置されるカメ除去装置の採用を促進しつつ、ウミガメ保護の方法について検討することに着手した。

「今日の一言」―あきらめないで頑張ろう―

 先週あたり、この世は結局アメリカの一部の政治家と資本家に操られているから大した立場でもない力もない自分が何かしたからといって何も変わりやしない、もうどーでもいいなんて考えていました。でもきっとそんな無関心さ、無力感がさらに世の中を悪い方向にもっていってしまうのかなと思い、改心しました。自分が頑張れば何かがいい方向に進んでいくと信じて、目の前の仕事を頑張ろうと思います。

 3月29日(月曜日) Tat

UNHCR、EUの亡命・難民対処への動きに警告

 欧州連合(EU)の大臣が亡命・難民関連法の調和化について会合を持つ前日となり、国連高等難民弁務官事務所(UNHCR)は警告を発出、亡命に関する2つの欧州指令(EU Directives)文案は本当の難民についても本国への強制送還を可能にしてしまい迫害も可能となってしまう、と主張。

UNHCRは1000人以上のルワンダ難民のウガンダからの帰還に尽力

 UNHCRの帰国プログラムが1月にスタートして以来、1100人を超えるルワンダ難民が ウガンダから本国へ帰国。そのうち大半はこの10年以上で初めての帰国。

貧困の世界は平和な世界でない、事務総長語る

 開発先進国の企業は、開発後進国の小規模事業所有者と関係を作りながら指導や技術的支援を行い、変化の媒体となりうる、とアナン事務総長。パリで開催されている持続可能な開発と企業責任についての第三回欧州フォーラムへメッセージ。

■イラク石油食料交換プログラムの独立調査結果、安保理へ提出

 アナン事務総長は安保理に対し、国連のイラク人道援助のための石油食料交換プログラム内部の汚職申し立てにつき、独立の高官レベル調査の詳細を記した手紙を送付した。

紛争に苦しむソマリア、ポリオを克服、新しいワクチン接種キャンペーンを開始、   UNICEF報告

 中央政府の不在にもかかわらず、ソマリアは2002年のポリオ(小児麻痺)の症例報告を最後に、その克服によく取り組んできており、大きな予防接種キャンペーンを今日29日開始している、と国連児童基金(UNICEF)が報告。

 3月30日(火曜日) 阿部

事務総長、スイスでキプロスのギリシャ、トルコ両系住民代表と会談

 アナン事務総長は、スイスでキプロスのギリシャ、トルコ両系住民代表と個別に会談し、キプロスのEU加盟前統合案への反応を確認。

事務総長、ウズベキスタンでテロ爆弾に憂慮を表明

 ウズベキスタンでテロ爆弾や暴力的襲撃が相次いでいることについて、アナン事務総長は憂慮を表明するとともに、市民を標的にした犯罪は決して正当化できないと指摘。

事務総長特別顧問、ハイチ再建の主導権をハイチ人に移譲すべきと指摘

 Reginald Dumas事務総長特別顧問(Special Adviser)は、ハイチにおける20年程度の長期的な国際プレゼンスの必要を訴える一方、再建プログラムのオーナーシップをハイチ人に移譲すべきであると指摘。

セルビア系ボスニア人に10年の拘禁刑

 旧ユーゴ国際刑事裁判所(ICTY:the International Criminal Tribunal for the former Yugoslavia)は、セルビア系ボスニア人Miroslav Deronjic氏を人道の罪(a crime against humanity)に問い、10年の拘禁刑の判決を下した。

国連シエラレオネ・ミッションの任期、半年間延長

 国連安保理は、全会一致で決議を採択し、国連シエラレオネ・ミッション(UNAMSIL:the UN Mission in Sierra Leone)の任期を半年間延長。また、同ミッションの規模を縮小したうえで展開を継続することを承認し、治安権限を同国政府に円滑委譲を図ることを決定。

「今日の一言」― The 9/11 Commission ―

 米国連邦議会の同時テロ調査委員会(通称9.11調査委)で、来週8日、国家安全保障問題担当のライス大統領補佐官が証言を行うこととなり、注目されています。http://www.pbs.org/newshour/updates/sept11_03-30-04.html

 この調査委員会は、同時多発テロを検証する目的で設置されたものですが、先月にも中間報告を発表、ブッシュ政権のテロ対策が不十分であった実態を指摘し、物議をかもしているのです。
 ブッシュ政権は、ライス補佐官の未公開での証言を主張していたのですが、共和・民主両党からの強い圧力に方針を転換し、30日に同補佐官の公聴会での宣誓証言に合意しました。
 大統領選挙を巡る駆け引きの中、ライス補佐官の証言が大きな意味を持っていくことは間違いないと思いますが、公聴会での宣誓証言は偽証罪にも問われかねない重いもの。米国政治は、大変な佳境を迎えつつあります。

 3月31日(水曜日) 山本

スーダン西部の武力衝突を非難:事務総長

 アナン事務総長は31日、ここ数週間でスーダン西部のダルフール(Darfur)地域で継続する武力衝突により文民の死傷者と多くの人権蹂躙が行われていることを警告。

UNOCIへの先遣隊到着

 コートジボアールで4月4日から始動される国連コートジボアール活動(UNOCI;UN Operation in Cote d'Ivoire)に先立ち、30人の将校と5人の警察官が隣国のガーナから同国へ到着した。現行の小規模なミッションである MUNUCI に合流する予定。

アフガニスタンからのアヘン追放に金融援助を要請:UNODC

 国連薬物犯罪事務所(UNODC;UN Office on Drugs and Crime)のアントニオ・マリア・コスタ事務局長は31日、アフガニスタンにおける麻薬に対する戦いに挑むための金融援助を要請した。同国ではアヘン生産で10億ドル、取引で13億ドルを得たと推定されており、この金額はアフガニスタンの国民所得の半分にもなり、これを上回る収入の道が確保されなければなかなか排斥できないと警告。

アフガンの来る選挙を安全かつ自由に:事務総長

 アフガニスタンに関する国際会議に向けてアナン事務総長はメッセージを送り、今年の9月に開催予定の大統領及び国会議員選挙において、政党も候補も公然と運動し、安全に投票ができ、そしてそのことが国家の再建を推進するであろうと宣言した。

キプロス問題への最終和解計画を提案:事務総長

 アナン事務総長は31日、5月1日にEUへの参加を確定するためのキプロス問題の解決のために最終計画をトルコ系・ギリシャ系両住民代表に提案した。

ギニアビサウにおける選挙は無事終了

 国連西アフリカ事務所(UNOWA;UN Office for West Africa)によれば12以上の政府とNGOから参加していた国際監視団がギニアビサウで週末に実施された選挙が自由・公正かつ透明であったと宣言して、全ての関係者にその結果を尊重することを要請した。

ミャンマーの新憲法制定には幅広い参加を:事務総長

 ミャンマー政府が新しい憲法を立案するためにの全国大会を召集することを発表していることに対し、民主化運動の指導者であるアウン・サウン・スー・チー女史の移動制限を解いてその運動への参加を認めるなど、可能な限り国民の広い参加を求めるよう要請した。

合衆国へ国際条約違反の裁定:ICJ

 国際司法裁判所(ICJ;International Court of Justice)は合衆国が死刑囚用監房に送致した51人のメキシコ人被告人に対する扱いについて国際条約違反であると裁定した。

〔訳注〕
 「領事関係に関するウィーン条約(Vienna Convention on Consular Relations)」(通称:ウィーン領事関係条約)という条約があり、ある国(A国とする)の国民が他の国(B国とする)で逮捕された場合、当人の要請があれば、B国の政府はA国の領事館に通報しなくてはならないと定めています(第36条)。また、そういう権利があることを逮捕された者に伝える義務があります。これを合衆国が怠った、という判決が出た、ということです。

黄砂の影響拡大を警告:UNEP

 国連環境計画(UNEP)のテプファー事務局長は31日、済州島で開催中の世界環境大臣会議(GMEF;Global Ministerial Environment Forum)の席上、北東アジアにおける黄砂(DSS;dust and sand storms)が頻繁かつ強大になり、この地域の家畜や農作物に被害を与えるだけでなく通信の途絶や人間の呼吸器にも影響を与えていると警告を与えた。
 黄砂の発生回数は1950年代にくらべて5倍以上になっており、2002年時点のソウルで1立方メートルあたり2070マイクログラムという、健康に危険であるとみなされる水準の2倍に達している。この原因には中国内陸部の砂漠化の拡大が挙げられている。

「食糧及び農業のための植物遺伝資源に関する国際条約」実効へ

 国連食糧農業機関(FAO)は31日、ヨーロッパの12か国とEUが批准するため「食糧及び農業のための植物遺伝資源に関する国際条約(仮訳;The International Treaty on Plant Genetic Resources for Food and Agriculture)が6月29日に実効となると発表した。しかしその一方で生物多様性は急速に縮小しており、危険な状態であるとも警告した。

「今日の一言」 − Don't Put All Your Eggs in One Basket −

 最後の記事ですが、原文をもう少し読んでみるとこういう記述があります。
 「農業の初期の段階では約10,000種が食糧や飼料として用いられた。現在では約150種を人類が口にし、たった12種の食材(小麦や米やトウモロコシやジャガイモなど)が全体の60%の量を、エネルギーでは80%を供給している。」
 数年前、日本でも米不足が叫ばれ、緊急輸入が行われましたが、じゃあ、本当に米そのものの絶対量が足りなかったのかと言うとそうでもなくて、コシヒカリとか上質の米に固執しなければ十分に騒がずに食べられたはずなんですよね。
 消費者が好むから、と特定の品種ばかりを植えるということは、ある特定の条件に弱い品種ばかりを受けることにもなり、その悪い条件が襲ってきたら壊滅的な打撃を受けることになるんですよ。その意味でも「生物多様性の確保」は重要である、とFAOは警告しているわけです。
 最近、合衆国のBSE騒ぎで米国産牛肉の輸入は止まっているし、鳥インフルエンザ騒ぎで鶏肉の輸入とかが地域によって制限されてますけど、これを機に「輸入肉は危険だから国産肉で」という動きになるのなら、それはそれで事態の本質を理解してないってことになるんですね。国産にだけ頼るのも、上に書いた意味である種の脆弱性をもつんです。できるだけ入手先は多様化させる。つまり、卵を1つの籠に盛るな−それがリスク回避の第一歩です。

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Updated : 2007/02/18