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Title : August 2003
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 8月 1日(金曜日) 作増

リベリア、首都における新たな戦闘により食糧不足と国連報告

 リベリアの首都モンロビアでの戦闘が再開したのを受け国連は、戦争疲れしてなお通りに群がる市民たちが直面している恐ろしい状況は、さらにもう一つ恐ろしい展開を迎えた、と発表。モンロビアでは事実上公衆衛生や浄化された水が存在しないため、市街は今やコレラ感染ですっかり支配されてしまっている模様。

国連使節団、エチオピア、エリトリア間の対話不足により平和危機に瀕す

 エチオピア、エリトリア間の直接的なコミュニュケーション不足が2年間の国境紛争をおこなってきた両国間の和平プロセスを危機に追いやる可能性がある。また国際社会は両国の関係正常化を促していかねばならない、と事務総長特別代表 Legwaila J. Legwaila 氏が報告。

国連人種差別撤廃委員会、2003年度最終セッッション開始

 人種差別撤廃に向けた世界的な取り組みの経過を監視するための国連審査が来週ジュネーブで2003年度の実質上第2セッションを開始する予定。アルバニア、ボリビア、カーボベルデ、イギリスなどが条約義務に関する国内努力について発表をおこなう予定。これらの国々は1969年に発効された「あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約」に批准した169カ国に属している。

国連教育科学文化機関(UNESCO)、イラク文化遺産保護に向け3度目のミーティング

 国連教育科学文化機関(UNESCO)は支援国に対し最近のイラク戦争で略奪、破壊の被害にあったイラクの文化遺産の残存品の保護復元に向け、即時働きかけるよう要請した。国際的な美術、考古学の専門家やイラクの文化官僚が、バグダッド美術館保存に向けた長短期型の活動に焦点を当てたミーティングを東京でおこなった。

アナン国連事務総長、朝鮮核兵器計画をめぐる6カ国協議を支援

 アナン国連事務総長は北朝鮮をめぐる核開発計画に関してアメリカ、中国、日本、韓国、ロシアが参加しての6カ国協議という考えに対し支持を表明した。

「今日のひとこと」 天下三分の計

 最近中国の史書「三国志」に登場してくる名軍師・諸葛孔明の視点というものについて考えています。
 孔明といえば、魏・呉・蜀の三国の力が均衡を保ち戦争が起き難くするための策、いわゆる「天下三分の計」で有名だと思います。現在の国際政治でいうところの「パワー・オブ・バランス」ですね。政治的に見ても孔明の視点の先見性がよくうかがえることと思います。
 しかしこういった斬新な妙策を作り出していった孔明の発想の核にあったものは、幼い頃自らが難民という辛い経験をしたという事実だったのではないかと思います。

 おそらく人間は幼い頃の原体験、それが強烈であればあるほどそれが自分の行動を形作る原理となっていくのではないでしょうか。
 孔明の場合は、おそらく民衆に尋常ではない負担を加え続ける権力者に対する激しい怒りがその行動原理となっていたように思います。そこが他の軍師と大きく異なっていたところだと思います。だから天下を一つとしてそれを手にせんとする権力者の慢心から出た発想ではなく、民衆の負担を第一に考え天下を3つに増やそうという非戦争論へとその視点を移動させることができたのだと思います。
 天下三分の計といっても単に鬼才から発せられた理論というわけではなく、むしろ孔明自身の強烈な実存が生み出した奇跡だったのでは?と私個人は思えてなりません。

 孔明のように民衆愛、権力への警戒心を実存として持てる指導者の登場を待望してやみません。

 8月 4日(月曜日) Tat

コソボ:国連警察隊への初めての攻撃で職員死亡

 コソボの国連警察隊が3日夜、はじめて致命的な攻撃を受けた。Mitrovicaの町へ車で移動中に狙撃手の奇襲で職員1名が銃弾を受け死亡。同地の国連大使は卑劣で憎悪に満ちた殺人行為と非難。

安保理コートジボワールへの多国籍軍承認を更新

 国連安全保障理事会はコートジボワールの和平合意を警備するフランス軍と西アフリカに参じている諸国に承認を6ヶ月更新した。

ギニアビサウ:選挙プロセスの遅延に安保理懸念を表明

 国連安全保障理事会はギニアビサウの来る国会議員選挙の投票者登録の遅延に懸念を表明。政府に対してプロセスを迅速化し良好な統治状況を復活させるため努力を倍するよう訴えた。

イラク:国連特別代表トルコを訪問、国連の役割に微調整

 フィエラ・デ・メロ国連事務総長特別代表は、イラクの政治・人道・経済の復興への支援を鼓舞するため、近隣諸国の歴訪を継続。トルコ副首相兼外務大臣 Abdullah Gul 氏と長時間かつ非常に生産的な会談をもった。場所はトルコのアンカラ。

8月安保理の議題にリベリア、イラク、中東が最優先、議長語る

 世界の激震地リベリア、イラク、中東は引き続き国連安全保障理事会の議題の上位にあり、8月にそれらの議題につき報告・討論が行われる予定、と15カ国からなる安保理議長は語った。

今日の一言:そんなことを言ってゐるひまがあるか

 皆さんの周りに文句や悪口ばかり言っている奴がいないだろうか。悪口は決まって陰口であって正面きっての論争ではない。他人を非難することによって我尊しを決め込もうとしている。そしてそういうのに限って自分では何もやらない。環境や世の中を変えようという意志や責任感などはじめから無い。卑怯なのだ。そんな輩に心を毒されてはいけない。

宙宇は絶えずわれらによって変化する
誰が誰よりどうしたとか
誰の仕事がどうしたとか
そんなことを言ってゐるひまがあるか
(宮沢賢治詩集より)

 そう、我々の心次第で、世界は違って見えるし、実際に変わる。自分自身が納得できる、最高のことをやるだけだ。つまらぬ雑音には耳を貸さず、愚痴ばかり言ってるやつには「そんなことを言ってゐるひまがあるか!」と一喝しよう。善人は沈黙してはいけない。

 8月 6日(水曜日) 山本

広島平和記念式典にメッセージ:事務総長

 アナン事務総長は広島の平和記念式典にメッセージを送り、諸国家に核軍縮と非拡散、特に新たな懸念材料であるテロリストの核兵器保有がないよう努力することを要請した。

ジャカルタの爆破テロに対する世論再結集を要請:人権高等弁務官代行

 先日ジャカルタのマリオットホテルで発生し13名が死亡した爆破テロに対し Bertrand Ramcharan 国連人権高等弁務官代行(Acting High Commissioner for Human Rights)はテロに対する世論を再結集し、テロリストを国際人権法に従って処罰することを要請した。

コンゴ民主共和国で新たな暴力

 国連コンゴ民主共和国ミッション(MONUC)は、5日の早朝に Bunia 地区の北東20kmの町 Nyanda で、反政府勢力による暴力で女性や子どもを含む9人が殺害されていらことを報告した。国家統一軍(FNI;Forces Nationalistes Intergrationnistes)による攻撃と見られている。

武器廃棄作業の第2段階が終了:ブーゲンビル

 国連ブーゲンビル政治事務所(UNPOB;UN Political Office in Bougainville)の Noel Sinclair 代表は6日、ブーゲンビルの情勢について安全保障理事会に報告、同国における武器廃棄処理の第2段階が完了し、自治政府の設立のための選挙を実施できる希望に近づいたと発表した。

リベリアへの緊急支援を要請

 国連はリベリアへの緊急支援のために6,900万ドルの拠出を国際社会に要請した。同国は過去14年間に内戦が断続的に発生、人口の80%以上が1日1ドル以下での生活を余儀なくされていると推定されている。

パレスチナ支援に1,800万ドル拠出を要請:UNDP

 国連開発計画(UNDP)のパレスチナ人支援プログラム(Programme of Assistance to the Palestinian people)では、イスラエルによって築かれた壁によって影響を被ったパレスチナ共同体を支援するために1,800万ドルの拠出を要請した。計画では土地改良や農業道路・用水路の建設を行い、20万人分の雇用を創出する。

ブルガリアの少数民族への施策を支援:UNDP

 国連開発計画(UNDP)はブルガリア政府施策を支援することを発表した。同国では6つの地方自治体の周辺の荒廃地に約46,000人のロマ人と5,000人のトルコ人が生活しているが、彼らへの就職の機会を拡大し、社会の主流への方途を準備するプロジェクトを進めている。UNDPが最近発表した、地域人間開発報告『中東欧におけるロマ人:依存の罠の防止(The Roma in Central and Eastern Europe: Avoiding the Dependency Trap)』による同国内のロマ人の2分の1は失業しており、6分の1は栄養失調である。

タバコ中毒の治療強化を要請:WHO

 世界保健機構(WHO)は6日、各国政府に対し、年間に490万人もの死者を出しているタバコについて包括的タバコ規制プログラムに対中毒治療を盛り込むよう要請した。調査によると毎年喫煙者の3分の1が禁煙に挑戦すつが、単独で意志力だけで取り組む人の1〜3%しか長期的な禁煙に成功していない模様。

「今日の一言」 − 台風 −

 現在、台風10号が四国南方を通過しつつ、近畿地方に近づきつつあります。日本では、その年になって何番目に発生したかで名前がつけられていますが、国際的な命名方法が2000年に定められ、それに従うと、Etau(アータウ;嵐雲)ということになります。その名の通り、強い雨と風を伴っている台風です。

 私の今住んでいるところは河川の氾濫やがけ崩れを心配しなくてもよいような場所ではあるのですが、被害がないことを祈ります。

 8月 7日(木曜日) 阿部

事務総長特別代表、バクダッドのヨルダン大使館で起こった爆弾テロを非難

 Sergio Vieira de Mello事務総長特別代表は、バクダッドのヨルダン大使館で起こった爆弾テロについて、罪のない多くの人々が死亡し、どのような正当化もあり得ないと非難。

リベリア、西アフリカ諸国経済共同体が人道物資の搬入等を継続

 クライン事務総長特別代表は、国連本部でリベリアへの兵力派遣諸国との会談を予定しているが、リベリアにおいては、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)が、平和維持兵、兵站装備、人道物資の搬入を継続。

国際原子力機関、イラン政府高官に保障措置協定の追加議定書の批准を要請

 国際原子力機関(IAEA:the International Atomic Energy Agency)のチームは、8月5、6日にテヘランでイラン政府高官と一連の会談を行い、保障措置協定の追加議定書の批准を要請。

国連東ティモール支援ミッションの警察長官、国連本部で会見

 国連東ティモール支援ミッション(UNMISET:UN Mission of Support in East Timor)の警察長官に任命されたサンドラ・ピーズリー氏は、国連本部で記者会見し、東ティモールの治安情勢はこの数ヶ月間良好であると指摘。

国連コンゴ民主共和国ミッション代表、同国北東部での襲撃事件を非難

 コンゴ民主共和国北東部地域で一般市民が襲撃される事件が相次ぎ、多くの死者がでたことについて、国連コンゴ民主共和国ミッション(MONUC)のスイング代表が非難声明を発表。

「今日の一言」― 錯覚 ―

 ニューヨークタイムズ紙の Bob Herbert が、"Bush perfects the art of the false impression" と題するコラムを書いている。先週、ゴア前副大統領がニューヨークで行ったスピーチを引用しながら、ブッシュ政権が如何に巧妙に米国民に錯覚 を与えてきたか、と皮肉っているのだ。(http://www.iht.com/articles/105939.html

 ゴアが、そうした錯覚の典型例としてスピーチで引用したのは、ナイト・リッダーが今年1月に行った世論調査の結果だ。

「同時多発テロのハイジャック犯にイラク人は何人いたか?」の質問に対して、
21%が「ほとんどがイラク人」と答え、
23%が「数人がイラク人」、
 6%が「ひとりがイラク人」、
「ひとりもいない」は17%に過ぎなかったが、事実は「ひとりもいない」が正解だ。
http://www.pollingreport.com/iraq5.htm

 イラク戦争に関する情報操作を巡っては、英国でも、疑惑のカギを握るとされたケリー国防省顧問の自殺を巡って、独立調査委が本格的な審問を開始した。審理の結果次第では、ブレア政権、そしてブッシュ政権、日本の小泉政権も窮地に立たされるかもしれない。
 それにしても、イラク戦争を巡る「錯覚」は、こうして解きほぐされようとしているからまだいいが、それ以外にも、多くの「錯覚」「思い過ごし」の中に私たちは生きているのかもしれない。

 8月 8日(金曜日) 作増

安全保障理事会、コソボでの国連警察官殺害に対し非難声明

 安全保障理事会メンバーは、コソボでの国連警察官殺害に対して非難声明を出した。8月度の理事会議長を務めるシリア大使の Mikhail Wehbe 氏は、国連ミッションの活動への支援および犯行者が裁判にかけられるべきであるということを強調しながらも、プレスステートメントで以下のようにコメントを発表した。「安保理メンバーは日曜に起きたインド人文民警察官 Satish Menon 氏殺害に対し強く非難を表するものである。」 なお Menon 氏は国連コソボ暫定行政ミッション(UNIK)で少将として任務に当たっていた。

アナン国連事務総長、レバノン撤退線における銃撃戦後、戦闘抑制を要請

 アナン国連事務総長は、南レバノンにある撤退線をまたいで起きた銃撃戦に対し遺憾の意を表した。この銃撃戦はレバノン側区域から起きたもので、イスラエル軍の集中砲撃を引き起こす結果となった。事務総長は高まる緊張を避けるよう関係各者に要請した。

WFP、UNICEF、ラテンアメリカ、カリブ地域の幼児飢餓低減に向け協力

 国連世界食糧計画(WFP)と国連児童基金(UNICEF)がラテンアメリカ、カリブ地域における幼児栄養不良低減と極貧家族の生活改善に向けて協力関係を強化するため協定を結んだ。

国連人権高等弁務官、リベリアでの人権侵害は罰せられるべきであると明言

 戦闘吹き荒れるリベリアの惨状に焦点を当てた緊急報告の中で、副国連人権高等弁務官 Bertrand Ramcharman 氏はリベリア政府と反政府軍のリーダーは多大な人権侵害に対する責任を取るべきであると述べた。氏はリベリアにおける人権の状態は、世界の良識にとって非常に嘆かわしい状態であり、またそれはいまだに続いていると付け加えた。

国連、スーダンでの洪水犠牲者を救援

 国連機関と関連する非政府組織(NGO)はスーダン北西部での洪水によってホームレスになった33万人の人々に救援活動を開始している。Gash 川からあふれ出た洪水は首都 ハルツームから280キロ北西に位置する Kassala 市街になだれ込み、住人50万人のうちの3分の2がホームレスの状態にいる。火曜(8月5日)の時点で、死者13人、けが人56人が確認されている。

「今日のひとこと」 学は光

 私は現在某大学の通信教育学部に在籍しており、その夏季スクーリングに参加しています。参加者は多種多様で私のように一度大学を卒業してから再度まとまった知識が欲しくて入学する者、教員採用試験をはじめとする各種資格試験受験を考えて入学する者、大学卒業資格がほしくて入学する者、学ぶことが楽しくて入学する者等、まぁ色々な人が学びに来ております。
 担当教授も授業ペースをゆっくり目に設定してくれており、経験豊富な老齢の方から個人的な体験を聞かされたりしながら、老若男女混じって和気藹々とやっております。

 中には環境が恵まれず、勉強したくてもできなかったという高齢の参加者が多々おられることだと思います。そういった境遇を乗り越え見事に学ぶ環境を手にした姿はなんとも爽やかで、こういった姿に真実の人間の生き方を見る思いがしました。

 「わたしたちにとって最も恐ろしい敵は不遇ではなく、わたしたち自身のためらいであります」

 やはり最後は人で決まると思います。信念をもって学び続ける人間をどれだけ作れるかということと平和を創り出すということとは同義だと思います。上記したヘレン・ケラーのこの至言を胸に、私自身も残りの日々を学に徹していきたいと思います。

 8月11日(月曜日) Tat

アナン事務総長、テーラー大統領辞任を歓迎、リベリア国民の悪夢終結を希望

 コフィ・アナン国連事務総長はリベリア大統領、チャールズ・テイラー氏の辞任決意を歓迎し、戦火に引き裂かれた西アフリカの人々を苛む“長い悪夢”に終止符を打つ機会となることを望んだ。

事務総長、ヒズボラのイスラエル砲撃を非難、関係者すべてに自制を要求

 アナン事務総長はヒズボラのレバノンからのイスラエル砲撃を強烈に非難、ヒズボラに影響力のあるすべての政府に対し、同地域の緊張を高めるようないかなる行動も控えるように要請。イスラエル政府には最大の自制を要求。

コンゴ民主共和国:国連ミッション、引き続き北東部へバングラデシュ部隊拡大

 コンゴ民主共和国(DRC)の国連ミッションは引き続き治安部隊を同国の不安定な北東地域に拡大。Ituriの機動部隊に属する250人のバングラデシュ部隊を配置した。

スーダン:国連諸機関、連携機関が洪水被災者救援に860万ドルの援助を要請

 国連人道機関とその協力NGOは首都ハルツーム(Khartoum)において、スーダンの深刻な洪水によって住む家を失ったおよそ10万人の被災者を援助するため、860万ドルの拠出を要請した。

アフガニスタン:攻撃が原因で、国境での国連ミッション一時停止へ

 先週起こった人道援助職員とアフガン兵に対する重なる攻撃をうけ、国連はアフガニスタン南部の国境2地域へのすべてのミッションを停止した。

今日の一言:あなたの生命も奇跡

 今日幸運にも、コロンビア大学のアルフレッド・ラーナー・ホールで開催された平和フォーラムに出席。テーマは「世界の子どものための平和の文化建設」。1976年ノーベル平和賞受賞者ベティ・ウィリアムス女史のスピーチを聞くことができた。夜7時からのセミナーだったため、仕事を終えた教師や国連職員、学生、一般市民が会場につめかけた。
 ウィリアムス女史は二児の母、昼間は秘書として、夜はウェイトレスとして働きながら、北アイルランドの和平運動に従事したという。ノーベル平和賞受賞から27年経った今も健在で世界中で平和運動、子どもの人権擁護の行動を果敢に続けておられる。スピーチ冒頭から「さあ、皆さん立ち上がって。では隣の人と抱き合ってください! この触れ合いの感覚が平和!」と始めて場を和やかにしてしまう大きさ。ゆうに60歳を超えているであろうに全く年齢を感じさせない。大学教授を隣において「高等教育を受けた人の愚かしさ」などもジョークにしてしまうあたりは、現場からの叩き上げの人物の強さを感じさせる。世界の深刻な問題を直視しながらの痛快な明るさが素晴らしかった。
 全米で非暴力運動 Victory Over Violence を展開している青年リーダーも登壇。
 創価学会インターナショナル青年平和委員会共同委員長もつとめるホール氏は弱冠26歳。これらはボランティアで本職は市長補佐(つまり公務員?)だそうだ。百戦錬磨の平和の闘士を前に緊張の面持ちでスピーチをする青年の横顔にも、ウィリアムス女史はしきりに頷き、応援の微笑を送る。
 「子どもの生命、あなたたちの生命、ひとつひとつの生命がすべて奇跡なのです。今、私が生きていることも奇跡です!」と叫ぶ女性の声の響きは本物の重さがあった。後世をも視野に入れ、世界のために「このことをやり遂げずにはいられない」との使命感で献身的な生き方をする人間がそこにいた。

 8月13日(水曜日) 山本

治安維持にはさらに数千人規模の部隊が必要:アフガニスタン

 ブラヒミ事務総長特別代表は13日、アフガニスタンにおける安全確保のためにはさらに数千人規模の治安維持部隊の派遣が必要であると安全保証理事会に要請した。

イラクの地域的孤立が解消へ

 フィエラ・デ・メロ事務総長特別代表は13日バグダッドで会見し、先週末にカイロでアラブ連盟事務局との会見を行い、来週にも会議が開催され、イラク統治評議会(Iraqi Governing Council)の地域的孤立が解消される方向にある見込みを明らかにした。

コソボで10代の子どもが銃撃される

 コソボのペック地域の川で泳いでいたセルビア人の子どもたちが何者かによって銃撃され、2人が死亡、4人が負傷した事件に対し、新たに国連コソボ暫定統治機構(UNMIK)の代表に就任したばかりの Harri Holkeri 氏は強く非難した。

リベリア国内避難民への援助を拡大

 Carolyn McAskie 国連副緊急援助調整官が率いる機関間リベリア緊急支援チームは12日からリベリアの国内避難民45万人に対する援助活動に着手しており、首都モンロビアでは食物と新鮮な水が欠乏していると警告した。11日にチャールズ・テイラー大統領が亡命したことで政府と反政府勢力との14年に渡る流血の権力争いが収拾に向かうと思われるが、未だ領土の3分の2には援助機関がアクセスできない状態のままである。

MINUCIの最新活動報告書を提出:事務総長

 アナン事務総長は国連コートジボアールミッション(MINUCI)の最新活動報告書を提出し、過去6か月は和平プロセスは順調に進展しているが、真の安定にまでは未だ長い道のりであると指摘した。

コンゴ民主共和国の天然資源略奪に関する調査パネルを強化

 安全保障理事会は13日、コンゴ民主共和国で継続する天然資源の略奪を制止するために特別調査パネルへの活動委任期限を満場一致で延長し、各国に対し非合法な搾取を終わらせるための即時の対策をとるよう要請した。

国連人権促進保護小委員会が人権ガイドラインを承認

 国連人権促進保護小委員会(Sub-commission for the Promotion and Protection of Human Rights;国連人権委員会下の小委員会の1つ)は13日、多国籍企業における人権ガイドライン(draft Norms on the Responsibilities of Transnational Corporations and Other Business Enterprises with Regard to Human Rights)を全会一致で承認した。

後発開発途上諸国担当高等代表、フィジーを訪問

 フィジーを訪問中の後発開発途上諸国担当高等代表(OHRLLS:High Representative for the Least Developed Countries, Landlocked Developing Countries and Small Island Developing States)のアンワルル・カリム・チョードリ氏は同国首脳・市民代表らと会見し、来る国際会議にむけて具体的かつ実行可能な目標の設定に焦点をあてることを強調した。この会議は1994年にバルバドスで開催された「小島嶼開発途上国における持続可能な発展に関する国際会議(Global Conference on the Sustainable Development of Small Island Developing States)のレビュー会議で、来年の8月にモーリシャスで開催される。

「今日の一言」 − 抑止力 −

 最近、日本の核武装を肯定する議論が出てきています。
 もちろん私は反対ですが、仮に日本が核武装して意味があるかを少々考えてみました。

 まさか「他国を攻撃するため」という名目では開発しないでしょうから、ほぼ間違いなく「抑止力の確保のため」という名目で行うでしょう。けれども、核兵器を持つだけでは抑止力を確保したことにはなりません。
 核による抑止力というのは、「もし敵国が攻撃してきたら、その反撃として核兵器で応戦するという姿勢と能力を見せることで、敵からの攻撃を思いとどまらせる」ということですが、そのためには前提条件があります。それは最初の敵からの攻撃に耐えうる(=先制攻撃で核兵器が全滅しない)ということです。
 仮に日本のいくつかの基地にミサイルとして配備したとして、それらをすべて破壊されてしまうようでは反撃は不可能なので、抑止力にはなりえないのです。核保有国の多くの国土が比較的広いのは大きな利点でもあるわけです。そのため本気で日本が核抑止力を持ちたければ、英・仏のように原子力潜水艦に搭載可能な核兵器か、爆撃機に搭載可能な核兵器の開発になるでしょう。ただしその場合は航続距離の関係からその爆撃機を運ぶ空母級の艦船が必要となります。もしくは「足の長い」爆撃機を開発・購入することです。つまり、「核兵器を持つ」だけでは有効な利用はできず、抑止力を確保したければ付随して(!)軍備を拡張することが必要です。
 これでは、周辺地域の緊張をより高めるだけでしょう。それは確保したかった抑止力を確保しづらい環境になってしまうことを意味します。

 もともと(自国への攻撃に対する)抑止力とは、相互の不信と恐怖の均衡によって成立するものです。それを取り除くことが、より本質的な戦争への抑止力となると私は思います。

 8月18日(月曜日) Tat

アナン事務総長、リベリア平和協定を歓迎、更なる連携で安定回復をと

 コフィ・アナン国連事務総長は、包括的リベリア平和協定への調印を歓迎。この機会をとらえ、戦争で荒廃した国の平和と安定回復のために共に協力することを当事者に対し要求した。

アメリカ・イギリスがリビアに対する制裁解除の準備あり、安保理報告

 イギリスとアメリカは安保理に対し、リビアに対する制裁解除の準備があることを伝えた。これは、この北アフリカの国が1988年スコットランドのロッカビー上空でパンナム旅客機103便が爆破され多くの死者を出した事件に関連して可決された国連決議を遵守していることを受けてのこと。

リベリアへの援助を可能にするため、国連は政府・反乱軍間の合意確保を支援

 リベリア首都、モンロビアでは食料や医療品が深刻に求められており細々と供給されている。人道援助職員や援助組織が、戦争で引き裂かれたこの国へ自由かつ安全にアクセスできるように、現在リベリア国連特使は政府と2つの主な反乱派閥との間の合意を確保している。

安保理、銃撃事件をうけコソボ情勢協議へ

 先週コソボのセルビア人で十代の少年2人が銃殺された他4人が負傷した事件を受け、国連安保理はコソボ情勢協議の会合を開催。参加者は残忍な殺害を強く非難すると共に、止まない暴力事件への懸念を表明した。

前ルワンダ市長、国連法廷で大量虐殺の罪に無罪を主張

 ルワンダのキガリ地域前市長は国連ルワンダ国際刑事裁判所(ICTR)に出頭。ルワンダの少数民族ツチ族に対する攻撃命令を下し、1994年の大量虐殺での襲撃に関与したとする告訴に対し無罪を主張した。

今日の一言:デ・メロ特使死亡

 昨日のデ・メロ国連事務総長特別代表死亡の報には言葉を失った。国連事務所を狙った爆弾テロで死者は少なくとも20人、負傷者は100人に上るという。イラク侵略への憎悪は、復興を支援しようとする国連にまで向けられてしまった。憎悪と復讐の連鎖。恐れていたことが現実になってしまった。このような形でイラク侵略の過ちが指摘されるとは最悪だ、、、同時に世界の首脳にはこれを人間として切実にとらえてもらいたい。
 ブラジル出身の傑出した外交官デ・メロ氏は、アナン事務総長の次の国連事務総長とも言われていた人物だ。UNHCR(国連高等難民弁務官事務所)での経験を生かし、大変なところへ、さらに大変なところへ、足を運ぶ人格者だったと聞く。世界平和のために働く人物、そして献身的な多くの国連職員を失った悲しみは大きい。心から冥福を祈ると共に、二度とこのような過ちが繰り返されないよう、歴史の教訓を胸に刻みたい。(Tat)

今日のふた言:Massive Blackout of 2003 in New York

 それは突如として起こった。8月14日(木)午後4時過ぎ。自宅に居た私はテレビ、エアコン、電気が次々と消えていく瞬間じっとしていた。このビルだけだろうと思っていたのだが、窓から外を覗くと人々が同じようにベランダに出て周りの様子をうかがっているようだった。部屋のドアを開けると外は真っ暗。24階からは、明かりも無く非常階段から外に出ることも出来ず、食料と水を手に戻ってくる同居人をただ待つばかりだった。暫く出ていた水も止まり、ただラジオのみ聞きつづけた26時間。生まれて初めての大停電を異国の地で経験した。いかに日々の生活が電力に依存しているものかを目の当たりにするとともに、電力が戻ったとき、日頃あって当たり前のものに心から感謝できたのは新鮮だった。この停電が及ぼした被害は大きいが、9-11を乗り越えてきたニューヨーカー達はあまり動揺していなかったようだ。非常事態に不慣れな日本が同じ状況下でどう対応できるのかが私の頭をかすめ、電力不足の日本を思った。(ゆ)

 8月20日(水曜日) 山本

バグダッドにおける爆弾テロを非難:安保理

 安全保障理事会は20日、バクダッドで発生した国連に対する爆弾テロを非難し、このような攻撃によって国連が怖気づくようなことはなく、同国における平和と公正をもたらす努力への決意を新たにした。

フィエラ・デ・メロ氏の死に弔意のメッセージ

 バグダッドの爆弾テロで犠牲となったセルジオ・フィエラ・デ・メロ氏に対し世界から弔意を示すメッセージが数多く届けられた。

イラクにおける国連のミッションは継続する:事務総長

 アナン事務総長はバグダッドの自爆テロを受け、「われわれは阻止されるべきではない」とし、今後の協議のためヨーロッパ滞在の予定を中断し国連本部のあるニューヨークに帰還した。

ルベルス難民高等弁務官コンゴ民主共和国に到着

 アフリカの大湖地域4か国の訪問に出発したルベルス国連難民高等弁務官は20日コンゴ民主共和国の首都キンシャサに到着し、同国閣僚と会談した。21日にはカビラ大統領と会見の予定である。
 同国北部では武力衝突が再燃しており、難民支援のための活動者が支援を必要とする地域へのアクセスが確保されるよう要請する。

ソマリア武器禁輸調査チームの報告を歓迎:安保理

 安全保障理事会は20日、ソマリアにおける武器禁輸違反調査パネルの中間報告を歓迎し、関係者に当調査パネルへの協力を要請した。

事務総長特別代表、リベリア大統領と会見

 リベリア担当事務総長特別代表のJacques Paul Klein 氏は20日、首都モンロビアで Moses Blah 大統領と会見した後、絶望的に不足している食料・水・薬品などを支援を必要としている人々に渡そうと奔走している活動を視察、早急な基本的な社会サービスの復旧を要請した。

SARSの動物感染に関する調査が進行中

 世界保健機構(WHO)・食料農業機関(FAO)は合同調査チームを結成、中国に派遣し、動物にSARSウィルスが潜んでいる危険性についての調査を進行中である。SARSの制御と予防を確実にするためには、発生源がどこにあるかを確認する必要があるためである。

「今日の一言」 − テロが歴史を変えないために −

 記事にもあるとおり、バグダッドの自爆テロに対し、アナン事務総長は「われわれは阻止されるべきではない」として、活動を継続する意思を表明しました。
 「テロを許さない」ということは、テロを仕掛けた犯人(実行者だけでなく、その教唆者も含めて)を捜索し、裁きを受けさせることだけではなく、そのテロによる影響を極小化することも必要です。テロによって事態が変化し、何かが行われなくなったり方針変更されたりすることは、そのテロを起こした目的が達成されたことになって、結局、「テロには効果がある」という事実が残ってしまうためです。それゆえに大きな犠牲を払ったにもかかわらず、活動を継続すると判断されたのだと思います。
 つまり、テロが歴史を変えないために、さらに国連は前に進むということでしょう。

 8月21日(木曜日) 阿部

バグダッドの爆弾テロで死亡した国連職員の哀悼を祈る式典を開催

 バグダッドにおける爆弾テロで死亡した国連職員の哀悼を祈る式典がニューヨークの国連本部で開催。アナン事務総長は、イラクの人々を支援し、同国を再建する任務を継続する国連の決意を表明。

事務総長、パウエル国務長官と会談

 アナン事務総長は国連本部で、米国のパウエル国務長官と会談し、イラクにおける安全保障上の追加的措置について会談。

事務総長、中東における暴力拡大に深い憂慮を表明

 アナン事務総長は、中東における暴力拡大に深い憂慮を表明するとともに、両当事者に対し行動を自制するよう求め、ロードマップ和平プラン(the Road Map peace plan)を遵守する重要性を再確認。

国連調査団がリベリアの首都モンロビア入り

 11人から構成される国連調査団がリベリアの首都モンロビア入り。モンロビアの治安・人道状況を視察し、配備する国連部隊の適正な規模、構成、任務を提案する。

治安委員会、アフガニスタン北東部において軽・重兵器を回収

 アフガニスタン主要軍閥による自発的武装解除の動きの中で、国連支援の治安委員会(the Mazar Multi Party Security Commission)は、同国北東部において、120の軽・重兵器を回収。

「今日の一言」― 国連の役割 ―

 19日にバグダッドで起きた国連事務所に対する自爆テロについて、世界のメディアの論調は、国連による関与を強化すべきか否かについて意見が分かれています。

 The Washington Postは、20日付で、米国主導による占領を「国際化」しても、 特効薬にはならないと指摘しています。
 一方、The New York Timesは、ブッシュ政権がこれまで国連による関与の拡大を拒絶してきた方針を見直すべきと主張していますし、Financial Timesも、これまでブッシュ政権が却下してきた安保理決議に基づいた国連のイラク関与の重要性が証明されたと分析しています。

 8月22日(金曜日) 作増

アナン国連事務総長、テロ爆破後のイラクにて引き続き安全強化へ

 アナン国連事務総長は、バクダッドの国連施設爆破テロ後の国連活動の安全強化に努めてきたイギリス外相 Jack Straw 氏と会談。事務総長は、デメロ特別代表を含む21人が殺害された爆撃テロがあったにもかかわらず、イラクでの国連ミッションを継続していく意志を明確に表した。またそれと同時に適切な安全対策がなされることも宣言された。

事務総長特別代表デメロ氏、帰国に向け最後の旅路へ

 人権、難民保護の分野で活躍した故 Sergio Viera de Mello 事務総長特別代表が最終帰国の旅路についた。氏の遺体は多くの祈りや称賛に包まれながらバグダッド空港のブラジル大統領機に運ばれた。

リベリア平和協定、希望運ぶが首都はいまだ病気、無法状態に侵されている、国連報告

 14年間の辛い紛争に終わりを告げるリベリア平和プロセスが生まれつつある中、国連は、無法状態が群集を巻き込み、首都モンロビアでは病気が蔓延していること、また国家の人権危機は出現し始めたばかりであることなどを警告した。

10月24日、マドリードにて国連主導の寄付者会議開かる

 スペイン政府はイラク再建に向け数10億円の資金を募るため国連主導の寄付者会議を主催する意向。会議は10月24日、首都マドリードで開かれる予定。

動物内の潜在性SARSウィルス研究チーム、ガイダンス発行

 国連の2機関(WHOとFAO)からの専門家と中国政府との共同研究チームは、SARS(Severe Acute Respiratory Syndrome)を引き起こすウイルスを保持している動物を保護するために農業、貿易、野生動植物の消費に関する規制強化を推奨した。

「今日のひとこと」 自己犠牲という名の美徳

 この間のバグダッドの国連施設爆破テロ、なぜまたあのような惨劇が起きてしまったのか。デメロ氏に関するニュースを翻訳したりしていたこともあって上記の疑念がいっそう頭に渦巻いてきました。
 色々な論評やニュースコメントで分析されているように、さまざまな原因があることだとは思いますが、テロという側面に関していえば、昔の日本の特攻隊のような勝ち目の無い戦、またそれに敢えて赴く勇者、といった美学的な要素が色濃く含まれているような気がします。
 この自己犠牲の美徳とでもいったものに関して鋭い分析をおこなった思想家としてフランスのG.バタイユがいますが、彼はこの自己犠牲の中に至上の快があると明言しています。
 そしてこの快は他者の目を常に意識していることから生まれてくるものであり、ナルシシズム(自己愛)の権化であると結論されていくわけですが、私は個人的にこの他者の目を脱していくことが人生における重要なテーマの一つにあるのではないかと思います。
 誰が見ていようと見ていまいと、誰が評価しようがしまいが、それとは関係なく自分の信念を貫いていくことの中に真の人生があるように思います。
 もちろんその信念の中には、いかなる理由があろうと他人の不幸の上に自分の幸福を築かないという強いモラルが必要だとは思いますが・・・。
 死を恐れることはなんら恥ずかしいことではないと思います。他人の命を尊重し、それと同じくらい自分の命も尊重していく、そんな思想の潮流を世界に広げていくことが現在の急務だと思います。

 8月25日(月曜日) Tat

バグダッドの国連援助機関、爆弾テロ後初めての活動再開

 イラクの国連人道援助機関は週末にかけバグダッド内での緊急活動の一部を再開。先週火曜、現地国連本部をターゲットとした大規模なトラック爆弾テロで、セルジオ・ヴィエイラ・デ・メロ特使他22名の人命が奪われ、多くの負傷者を出して以来初めての活動。

国連特使、イスラエルの過剰な暗殺を強く非難

 中東の国連特使ラーセン氏は、日曜パレスチナ人4名の命を奪ったイスラエルの過剰な暗殺を強く非難。ガザ市内で攻撃型ヘリコプターにより車にミサイルを発射、報告によるとハマスの戦士1名とイスラム教徒大学生3名が死亡。

アナン国連事務総長、インド、ムンバイでの爆弾テロを非難

 コフィ・アナン国連事務総長は、40名以上の死者と多くの負傷者を出したインド、ムンバイでの爆弾テロを強く非難。事務総長スポークスマンは、事務総長がテロ攻撃を“徹底的に非難”するとともに、“いかなる地域からのあらゆるテロ活動に断固として反対”している、と述べた。

カナダ・ブリティッシュ・コロンビアでの呼吸器疾患はSARSではないとWHO

 WHO(世界保健機構)は広範な調査をした結果、カナダの高齢者施設で発生した呼吸器疾患はSARS(重症急性呼吸器症候群)とは無関係であると発表した。

国連機関、アフガニスタンと反麻薬協定に調印

 アヘン主要生産国の一つとされているアフガニスタンに対し、国連の反麻薬機関はこの中央アジアの国での違法薬物取引と戦う中、3800万ドルに相当する20ものプロジェクトに大幅に拡大されたポートフォリオに新たな合意を追加。

 8月27日(水曜日) 山本

リベリアにおける和平合意を歓迎:安保理

 安全保障理事会は、18日にリベリア政府・反政府勢力・政党・市民社会の指導者らにより締結されたアクラ包括和平合意(Accra Comprehensive Peace Agreement)を歓迎し、その全面的な履行を支援するために安定化部隊の派遣を再確認した。

イラク難民の帰還を延期:UNHCR

 国連難民高等弁務官事務所は27日、先週のバグダッドにおける爆破テロを受け、安全が確認されるまでイラン国内に避難しているイラク難民の本国帰還を延期すると発表した。

イラクで増加する組織犯罪にもっと対処を:UNODC

 国連薬物犯罪事務所(UNODC;UN Office on Drugs and Crime)は27日、イラクでは誘拐や殺人、麻薬取引など凶暴な犯罪が増加しており、このような組織犯罪との戦いのためにもっと必要な措置を講じるよう要請した。

朝鮮半島情勢に関する6か国協議を歓迎

 アナン事務総長は27日、北京で開催される朝鮮半島情勢をめぐる6か国協議における同半島の核危機緩和の努力を歓迎した。

旧ユーゴの提督が自らの行為を認める:ICTY

 国連旧ユーゴスラビア国際刑事法廷で戦争犯罪で訴えられていた Miodrag Jokic 被告人は司法取引のもとで、1991年にクロアチア沿岸部のドブロブニク市を爆撃する際に戦争法に反する行為を行ったことを認めた。

ロイヤル・ダッチ・シェルグループの宣言を歓迎:ユネスコ

 ユネスコは27日、ロイヤル・ダッチ・シェルグループが天然の世界遺産のある場所ではガス資源の探査及び開発を行わないと発表したことを歓迎した。現在世界遺産は754箇所指定されているが、そのうち35箇所が「危機にさらされている世界遺産リスト(the List of World Heritage in Danger)」に指定され、うち17箇所が天然のものである。

「今日の一言」 − 総選挙 −

 私が定期購読している定期刊行物の1つに世界週報(時事通信社)があります。その最新号(2003/9/9号)に、カンボジアで和平後3度目の総選挙が行われたという記事が掲載されていました。前回までは国連の支援を必要としたのですが、今回からはカンボジア国民自身ですべての選挙業務を行ったという点で特筆すべきものでした。日本をはじめとする諸外国からの選挙監視団も入っており、選挙の結果に影響を及ぼすような暴力行為や不正行為はなかったと報告されています。
 途上国によくある選挙後の問題は、選挙結果を敗北した側が受け入れず、武力衝突に発展してしまうようなことがよくあるということですが、カンボジアは−問題が皆無というわけではありませんが−その段階を脱したかのように見えます。
 「選挙が無事に行われ、その結果が尊重される」ということが、その社会がどれほど民主的に安定化しているかを示す指標になりうるということをつくづく感じます。日本では選挙が普通に行われることなどそれこそ「普通のこと」なのでしょうけれど、その結果が十分に民意を反映しているとも思われないのは、別の意味で重大な問題を抱えているなと最近強く感じます。

 8月29日(金曜日) 作増

世界保健機関、小児麻痺キャンペーン、アンゴラ中の人々治療可能

 WHO(世界保健機関)によると、4年前アフリカで最も大規模な小児麻痺勃発を記録したアンゴラにおける小児麻痺、麻疹の全国的な予防接種キャンペーンによって、およそ30年の紛争によって切り裂かれた国中の人すべてに対し保健治療の準備が可能であるということが明らかになった。

アナン事務総長、ルワンダ大統領選高投票率を歓迎

 アナン国連事務総長は、1994年の大量虐殺以来初のルワンダ大統領選挙を新しい民主国家時代の幕開けへの重要なステップとして歓迎した。

アナン事務総長、ネパール紛争のすべての当事者交渉テーブルにつくよう要請

 アナン国連事務総長は、ネパールにおける停戦決裂や最近の暴動の増加に関して深い憂慮の声明をおこなった。またすべての紛争当事者、とくに共産党反乱兵士軍に対し交渉テーブルに戻るよう要請した。

アナン事務総長、イスラム教指導者殺害に対しもっとも強い語気で非難

 アナン国連事務総長は、イスラム教指導者等を殺害したイラクテロに対し最も強い語気で非難の声明をおこなった。またすべての政治的、宗教的グループに対し暴力行為を差し控えるよう要請をおこなった。

国連ジュネーブ本部、バグダッドテロの犠牲者に最後のお別れ

 ジュネーブの国連本部にて、音楽、詩、写真、国連原則への更なる献身、未完遂のミッションの継続の誓いへの共鳴などとともに、2000人以上の人々がバグダッドの国連施設爆破テロの犠牲者22人に最後のお別れをおこなった。

「今日のひとこと」 火は、火をもって消すことはできない

 ガンジー記念館副議長のK.D.ガンガラーデ氏がガンジーの哲学を以下のように簡潔に説明していました。

「敵意は敵意では乗り越えられない。愛をもって初めて乗り越えられる。すなわち、紛争は対話によって解決されるのであり、決して紛争によって解決されない。」

 もうすぐあの忌まわしい9.11ニューヨークの貿易センタービルを襲ったテロ事件の日がやってきますが、今一度ガンジー哲学に見られるような非暴力主義、すなわち対話の重要性を確認し合い、民衆レベルでの対話拡大運動によって平和の種子を広く植えていきたいと思います。

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Updated : 2007/02/18