Location : Home > Daily News
Title : August 2001
SUN Banner

7月分へ|メニューへ9月分へ→

2001年8月
10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

8月 1日(水曜日) 文責:山本

サブ・サハラ地域17カ国が食糧援助が必要な状態

 国連食糧農業機関(FAO)は1日報告書・『サブサハラ地域における食糧供給の状態と収穫見通し』を発表し、過酷な気候と度重なる衝突により同地域の17カ国で食糧援助が必要であると指摘した。「アフリカの角」地域でも同様に深刻な食糧事情におかれている。報告書で援助が必要であると指摘された17国は以下の通り。
 アンゴラ・ブルキナファソ・ブルンジ・チャド・コンゴ民主共和国・エリトリア・エチオピア・ギニア・ケニア・リベリア・ニジェール・ルワンダ・シエラレオネ・ソマリア・スーダン・タンザニア・ウガンダ。

報告書:http://www.fao.org/WAICENT/faoinfo/economic/giews/english/eaf/eaftoc.htm

ILOと合衆国国際開発庁は西アフリカの子どもの労働に関して調査実施へ

 国際労働機関(ILO)の児童労働撤廃に関する国際プログラム(IPEC;International Programme on the Elimination of Child Labour)は合衆国国際開発庁(USAID;US Agency for International Development)と共同して、西アフリカのココア産出国5か国(カメルーン・コートジボアール・ガーナ・ギニア・ナイジェリア)における子どもの労働に関して調査を実施する旨を発表した。

カナダ政府はナイジェリアの保健衛生に対し援助を決定

 カナダ国際開発庁(CIDA;Cnadian International Development Agency)がナイジェリアにおけるリプロダクティブ・ヘルス(reproductive health)医療とHIV/AIDS予防対策に2年間で1000万カナダドル(660万USドル相当)を拠出すると決定したことを受け、国連人口基金(UNFPA)は歓迎の意を表した。この資金により900箇所の医療施設に保健機器を設置、800人の助産婦への技能訓練を実施できるようになる。

住民登録が再開:東チモール

 国連東チモール暫定統治機構(UNTAET)は8月30日に実施される選挙の有権者名簿を作成させるために一時中断されていた住民登録作業を1日に再開した。中断前に既に737,811名が登録されている。

国際電気通信連合はアジア太平洋のIT普及のために早稲田大学と提携

 国際電気通信連合(ITU;International Telecommunication Union)と早稲田大学は1日、アジア太平洋地域における官民の経営責任者クラスの人々に対する情報通信分野のトレーニング実施する際に、最新の技術と遠隔教育に関して協力することを定めた了解覚書に署名した。

アジアの経済についてESCAPがワークショップを開催

 国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP;Economic and Social Commission for Asia and the Pacific)は21世紀におけるアジアの新しいアジェンダを討議するためのワークショップ「アジアの新興経済マップ:地域生産再構築、アジアの統合と持続可能な成長」が開催された。

平和維持活動特別委員会、2001年度会期を終了

 総会の特別パネルである平和維持活動特別委員会(the Special Committee on Peacekeeping Operations)は31日、国連平和維持活動の全方面における包括的見なおしに関する報告書を採択して2001年度会期を終了した。

日本の世界遺産の記念切手を発行

 UNPA(UN Postal Administration)は1日、日本で世界遺産として登録されている6箇所の記念切手を発行した。

「今日の一言」 ― 資産と不良資産の境目 ―

   最近、普段の仕事に関連していろいろと移動体通信の第4世代技術(NTT DoCoMoのサービスで言えば当に展開しようとしているFOMAではなくて、さらにその次の世代の技術)のことを調べてるんですが、現在研究されている方向性はインフラ非依存なもので、かつ異種間接続するようなものになるので、現世代のように設備を拡張することでサービス提供を拡大するなんてことがナンセンスになる可能性が大になりそうです。必要な時に必要な設備を借りちゃうことが可能になるわけです。
 私の持っている携帯電話はJ-Phoneで、今の世代ではすぐそばにDoCoMoのアンテナがあっても使えないですが、それを使えるようにしようという技術です。(本当にそうなるかは各社がどこまで実装するかによりますが。)
 これ、どういうことかというと、それまで莫大なインフラを抱えることが大きな戦略的意味を持ち、収入源となっていたものが、新しい技術や新しい使用方法の出現によって突然、経営の足かせ・不良資産になってしまう危険性を帯びているということです。

 今日はアフリカの記事が多かったわけですが、アフリカのことをどこかで「遅れている」と思ってたかをくくっていると、ある日突然、日本は一挙に追い抜かれて不良資産しかもたない、小回りの利かない国になってしまってるかも知れませんよ。
 通信技術に限って言っても、例えばすごい山奥や密林の中や、島嶼地域で通信ケーブルが引けそうにないので「インフラ整備が遅れてる」なんて思ってると、超高速通信設備で(早い話、衛星でパケットを降らせて)ブロードバンド通信を確保するなんてことも不可能じゃないですから。

 「持つ者」は「持たざる者」よりも強いのは強いですが、「持たざる者」が、「持たない」ことを逆手にとってそれまでの「持つ−持たない」の評価軸を無意味化する方策に出たとき、大慌てするのは、中途半端に「持つ者」なのかも。

8月 2日(木曜日) 文責:阿部

国連安保理,小型武器に関する公開会合を開催

 国連安全保障理事会が小型武器に関する公開会合を開催。アナン事務総長は冒頭演説し、先月の国連小型武器会議(UN conference on small arms)における成果に引き続いて、小型武器の不正取引を禁じるため、法的拘束力を有する基準を確立する等の措置を講じなければならない、と指摘。

旧ユーゴ国際刑事裁判所,初めてジェノサイドの罪で有罪判決

 旧ユーゴ国際刑事裁判所(ICTY:International Criminal Tribunal for the former Yugoslavia)は,元セルビア人勢力のRadislav Kristic司令官をジェノサイドの罪に問い、禁固46年とする有罪判決を下した。同裁判所がジェノサイド罪を適用した判決を下すのはこれが初めて。

事務総長,反人種主義世界会議は過去ではなく現在の課題に焦点をと要望

 今月末に南アフリカで開催が予定されている反人種主義世界会議(the World Conference against Racism)についてアナン事務総長は,過去の過ちを責め立てて泥沼に入るのではなく,現在の人種主義の問題を扱い,それとの戦いに焦点を当てていくべきであると指摘。

国連開発計画,東ティモールにメディア調停委員会を設置

 国連開発計画(UNDP:the UN Development Programme)は,東ティモールで8月30日に予定されている選挙に関係して,選挙報道をめぐる対立を解決するためのメディア調停委員会(Media Mediation Panel)を設置。

「今日の一言」 ― 小事が大事 ―

 最初のニュースに出てくる国連小型武器会議,小火器とか軽火器というと,それこそ我々は小さなこととして軽視しがちですが,自動小銃などが世界中に出回っていて、冷戦終結後も400万人以上の犠牲者を出しているとのこと。当に「小型武器はその犠牲者の数からして大量破壊兵器」(アナン事務総長)なのだ。
 この分野,実は日本政府が懸命に取り組んできたところであって,上記の国際会議も,95年に当時のガリ国連事務総長が報告書「平和の課題・追補」で深刻な現状を指摘したのを受けて、長崎の国連軍縮会議で日本が提案し設置された専門家パネルが提唱したもの。
 一般に,本当に強大な力(武器,権限等)は,それが強力であるが故に,なかなか実際には行使できないもの。兵器で言えば,核兵器や化学兵器,生物兵器だし,最近のトピックで言えば,総理大臣の閣僚罷免権だ。靖国神社参拝問題等に係る小泉総理と田中外相との摩擦を巡って外相の罷免も取りざたされているが,過去にいわゆる意見の対立から罷免した例は皆無であって,いわゆる伝家の宝刀,本質的に抜くことが予定されていない権限(武器)なのだ。
 世界に出回っている小型武器は推定で約5億丁で,このうち40〜50%が不法取引によるとのこと。しかし、核兵器や化学兵器と違って、合法的な小型武器は「自衛の手段」として認められている。どこまでその製造や輸出を規制できるか,なかなか厄介な課題だが,小事が大事なれば,その改善に全力を尽くしていきたい。

8月 8日(水曜日) 文責:山本

安保理、アフリカの紛争に関する非公式協議を開催

 安全保障理事会は8日、「アフリカにおける紛争のマネージメントへの地域的アプローチ」と題した非公式協議を開催し、国連、特に安保理がアフリカの紛争に取り組む際の長所と短所を検討した。

英国高官が反政府組織の指導者と会見するために北部地域入り;コンゴ民主共和国

 コンゴ民主共和国ミッション(MONUC;UN Mission in the Democratic Republic of the Congo)は8日、ミッションのMountaga Diallo 司令官と英国の Clare Short 国際協力相は反政府組織 MLC(Mouvement de Liberation du Congo;コンゴ解放運動)指導者 Jean-Pierre Bemba と会見するために同国北部へ入ったと報告した。

ルワンダ国際刑事裁判所で、前ルワンダ高官が冒頭陳述で無罪を主張

 ルワンダ国際刑事裁判所におけるJean Mpambara 被告は冒頭陳述において無罪を主張した。 Mpambara 被告は反ツチ族の宣伝を行い、民兵組織・Interahamweを訓練し武器を配備、ツチ族を襲撃した罪で起訴されている。また検察側はルカラ地区における性暴力の多くに関与したとの容疑もある。

イスラエル代表が兵士拉致後の撮影ビデオを視聴

 イスラエル代表は今日、ニューヨークの国連本部を訪れ、イスラエルとレバノンの国境付近で3人の兵士が拉致されたと思われる地点付近で、その事件発生直後に撮影されたビデオを視聴した。このビデオは以前よりイスラエルが未編集のまま見せることを要求していたもの。

UNTAETは民兵4人を人道に対する罪で告訴

 国連東チモール暫定統治機構(UNTAET)は、1999年の住民投票後に発生した暴力について自治推進派民兵組織の構成員4名を人道に対する罪で告訴した。告訴されたのは住民を強制退去させ家屋を破壊・延焼させただけでなく、人及び家畜の殺害を行ったとされる罪状による。

日本はアフガニスタンに対する人道的援助を確約

 国連アフガニスタン調整官事務所が8日発表したところによると、日本政府はアフガニスタンにおけるコミュニティの活発化、水の確保と公衆衛生の改善のために41万ドルを提供する模様。この資金は国連開発計画(UNDP)が提唱している「貧困撲滅とコミュニティの活発化」(仮訳:P.E.A.C.E.;Poverty Eradication and Community Empowerment)プログラムの呼びかけに応じて提供される。
 アフガニスタンでは極度の旱魃のために地下水の水位が下がり、安全な飲料水の確保が困難になっており、それに伴い衛生状態も悪化している。

反人種差別会議へインターネットで参加が可能に

 ロビンソン国連人権高等弁務官は、世界中の人々が木曜日にインターネットを通じて反人種差別会議の議論に参加する機会を得ることができると発表した。
 これは今月末に南アフリカのダーバンで開催される「人種主義・外国人嫌い・人種差別及び関連の不寛容に関する世界会議」への活動の一環として行われるもので、ニュースウェブサイトMSNBC上のチャットで実現される。

国連の統計専門家がセンサスの重要性を強調

 国連本部で開催されたセンサス(日本でいう国勢調査にあたる)に関する国際会合において、経済社会問題部統計局の Hermann Habermann 局長は、センサスはそれぞれの国の全ての国民に何らかの方法でアクセスしようとするとし、その重要性を強調した。

「今日の一言」 ― くに ―

 最初の記事で「国連がアフリカの紛争に取り組む際の長所と短所」という言いまわしがありましたが、本文ではその次に以下のような表現が出てきます。

「何年もの間、『国家』という観点からのアプローチをしていたが、現在、国連では『地域』という観点のアプローチにシフトしようとしている。」
 国連は名前(United Nations)の示す通り国家の連合であって、その支援の行使も国を通して行なうことになりますが、世界の各地に起こっている問題のほうは、国というフィルターを通してしまっては見えてこない、解決し得ないものが多くなっているのも事実です。特にアフリカの場合は、その国境の引かれ方自体が植民地時代の残滓であり、その区切りの中では見るべきものも見えないでしょう。やはり国家というのは近代の人工的な「発明品」であり、現実にその土地に住む人々の生活領域と一致するわけではありません。そして国家は正統性を確保するために自らを正当化する歴史を必要とします。
 司馬遼太郎が晩年に連載していたエッセー『この国のかたち』のタイトルも、本当は「土」と書いて「くに」と読ませたかったという話が伝えられています。そもそも今使われている国という漢字は、城壁を表す口(くにがまえ)のなかに王を表す「玉」が入っています。「民」ではなくて。

 さて、ここで質問です。 国って何でしょう?

8月 9日(木曜日) 文責:阿部

事務総長、エルサレムで起こった自爆テロを強く非難

 アナン事務総長は、エルサレムで起こった自爆テロについて声明を発表し、すべてのテロ行為を強く非難するとともに、民間人に対する攻撃は国際法及び人権法に違反すると指摘し、イスラエルとパレスチナの両サイドに平和的な解決を要請。

人権高等弁務官、反人種主義世界会議に向けて困難な課題解決が視野に入ったと指摘

 8月31日に開幕する反人種主義世界会議(the World Conference against Racism,  Racial Discrimination, Xenophobia and Related Intolerance)の準備が大詰めを迎える中、ロビンソン人権高等弁務官は、準備委員会(the Preparatory Committee)に対し、困難な問題の解決が視野に入ってきたと指摘。

エチオピアとエリトリア間の第8回軍事調整委員会、信頼醸成のための新措置に合意

 エチオピアとエリトリア間の第8回軍事調整委員会(MCC:Military Coordination  Commission)において、両国の軍人幹部は相互の信頼を醸成するため地方レベルでの接触を確立するなど新しい措置を講じることに合意。

世界の先住民の国際デーに当たり、事務総長がメッセージを発表

 世界の先住民の国際デー(Day of World's Indigenous Peoples)に当たり、アナン事務総長はメッセージを発表し、最近設置が決まった先住民問題に関する常設フォーラムについて、国際社会の関心を喚起する先駆的なイニシアチブであると指摘。

フランス及びドイツ政府、次期国連総会でクローン人間の問題を扱うよう提案

 フランス及びドイツ政府は、9月から始まる次期国連総会がクローン人間の問題を議題とし扱うよう提案。総会スポークスマンによれば、56会期開幕後、総会一般委員会(the Assembly's General Committee)が、この提案について検討することになる模様。

「今日の一言」― 生命 ―

 最後のニュースにあるように、ドイツとフランスがクローン人間づくりに関する問題を9月に開幕する次回国連総会の議題とするよう求めるとともに、クローン人間づくりを禁止する国際条約の制定を共同提案しています。
 中でもフランスは、国際条約にはクローン人間づくりを認めた国には経済制裁を科すとの条項を含めるべきだとの考えをとっている模様で、その立場は鮮明ですが、一方で、米国ブッシュ米大統領は、特定の幹細胞の研究に限定する形で連邦予算による支援を容認する姿勢を表明し、バイオテクノロジー産業に配慮する姿勢を示しています。
 ヒトクローンを巡っては、胚性幹細胞(ES細胞)の研究を幹細胞を疾病の治療に活かす可能性を模索すべきとする賛成派と、胚から細胞を抽出する行為を殺人とみなす反対派の議論が激しく対立、欧米では、政府、学会、産業界を巻き込んだ激しい綱引きが展開されています。
 いずれにせよ、「1人の赤ちゃんを誕生させるために、何十もの生命が犠牲になる」(柳町隆造ハワイ大教授)クローン人間づくり、どこまでも慎重な対応を求めたい、私はそう思います。

8月15日(水曜日) 文責:山本

パレスチナ常任監視員が安保理の緊急会合開催を要請

 国連パレスチナ常任監視員(Permanent Observer of Palestine to UN)である Nasser Al-Kidwa 大使は15日、事務総長と安保理議長に書簡を送り、パレスチナにおける最近のイスラエルの行動について必要な対抗措置をとることを要請するため安全保障理事会の臨時会合を開催することを要請した。

アフガニスタン政府は民兵組織による「性別によるアパルトヘイト」撤廃を要請

 ジュネーブで開催中の人権パネル・「人権の促進と保護に関する小委員会(UN Subcommission on the Promotion and Protection of Human Rights)」でアフガニスタン政府の代表が演説し、同国内の民兵組織によって課せられている性別によるアパルトヘイト(sexual apartheid)はアフガニスタンに従来からある文化ではなく、その撤廃を要請した。

ボスニア系セルビア人将校が旧ユーゴ国際刑事裁判所に出頭

 スレブレニッツァ飛び地でボスニア系ムスリム数千人の略式処刑に関して、殺人と政治的迫害の罪に問われていたボスニア系セルビア人将校・Dragan Jokic少佐が旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所に出頭した。
 訴状によれば少佐が1995年7月から11月までの間、第1 Zvornik 旅団の技術将校であった時期に5000人以上のムスリムが殺害・埋葬されたとされている。

UNMIK代表はユーゴスラビア副首相と会見

 UNMIK(国連コソボ暫定統治機構)のヘケロップ代表は15日、ユーゴスラビアの Nebojsa Covic 副首相と会見し、コソボ自治州をめぐる諸問題について討議した。

世界銀行はウルグアイに口蹄疫対策のために1850万ドルを貸与

 世界銀行は口蹄疫(foot and mouth disease)の蔓延による経済への影響を緩和するための緊急援助の方策として開始した「口蹄疫緊急回復プロジェクト(the Foot and Mouth Disease Emergency Recovery Project)」の一環として、ウルグアイに1850万ドルの援助を発表した。
 ウルグアイは畜産国であり、国内総生産の6%、輸出の20%を占める産業であり、口蹄疫の根絶は急務とされている。

ウガンダでユニセフ主催のアフリカの教育問題に関する討論会が開催

 ユニセフはカンパラ(ウガンダ)でアフリカにおける教育問題に関する討論会を開催。特に若い女性が教育を受ける際の障壁についてアフリカ各国の文部大臣と女性教育者が多数集まって討議を行なっている。

国連のキャッシュフローは逼迫状態

 15日に国連報道官が発表したところによると、国連の現在のキャッシュフローは深刻な赤字状態になっている。2001年度分の負担金については既に103か国が支払を完了しているが、8月末の段階で7500万ドルの赤字の状態になる見通しで、スタッフへの給料支払などのために平和維持活動用の口座から借用せざるを得ない状況である。このため未払い国に対し早急に義務を果たすよう要請した。

国内避難者の状況はここ8年で悪化の傾向

 1993年から内戦や自然災害などで避難を余儀なくされている国内避難者をモニタリングしている「国内避難者に関する事務総長代表(Secretary-General's Representative on internally displaced persons)」である Francis Deng 氏が発表したところによると、調査を開始した8年前に比べて極めて深刻な状況になっている模様。現在、少なくとも40か国で約2500万人が国内避難していると推定されている。

「今日の一言」 ― 信頼 ―

 8月15日の終戦記念日には、不戦の誓いを新たにされた方も多いことでしょう。
 結局は靖国神社に参拝した小泉首相も、戦没者慰霊の式典の挨拶ではそのような趣旨の文言があったと理解しています。しかし公式参拝の是非にかかわらず−とは微妙な言い回しですが、要するに、仮に国内で徹底的な議論がなされ結論が出たとして、その結果が是であろうが非であろうがその趨勢がどうあろうと−近隣諸国からの信頼を損ねたという事実を変えることはできないでしょう。
 思えば1929年にパリで調印された「戦争放棄に関する条約(Treaty providing for the Renunciation of War as an Istrument of Natonal Policy)」(いわゆる「不戦条約」。提案者の名に因んでブリアン=ケロッグ規約とも言う。)には

第1条
締結国は国際紛争解決のため戦争に訴えることを非とし、かつその相互関係において国家の政策の手段としての戦争を放棄することをその各自の人民の名において厳粛に宣言す。
とあったのですが、日本は2年後の1931年に満州事変を起こし、事実上、最初にこの不戦の約束を反故にしています。このような過去を持つ国が「平和憲法がありますから」と力説したところで、国際社会で易々と信頼されるというのは甘い観測ではないかと思います。

 誓いというものはそれを実体化する行動が伴って初めて意味を持つわけで、本当にやらなければならないことは、靖国騒ぎよりも遥か向こうに、信頼醸成に向けた長い長い作業として待っていると私は考えています。

8月16日(木曜日) 文責:阿部

安保理、リベリア情勢に関する非公式協議を開催

 安保理、リベリア情勢に関する非公式協議を開催。協議後、安保理議長は理事国を代表して報道声明を発表し、リベリアにおいて紛争が継続していることに懸念を表明し、関係当事者に対し自制と対話への参加を要請。

人権高等弁務官、反人種主義世界会議についてロサンジェルス・タイムズに寄稿

 ロビンソン人権高等弁務官(the UN High Commissioner for Human Rights)は、反人種主義世界会議(World Conference against Racism, Racial Discrimination, Xenophobia and Related Intolerance)についてロサンジェルス・タイムズ紙に寄稿し、この会議を生かそうとするのであれば、自分たちがこの地球上で過去にお互いにもたらしあった苛酷な痛みについて話し合わなければならないと主張。

東ティモール憲法委員、憲法起草に関する住民の意見をまとめた報告書を提出

 東ティモール憲法委員(Constitutional Commissioners)は、ビエラ・デ・メロロ事務総長特別代表に対し、憲法起草の際に検討されるべき問題に関する東ティモール住民の意見をまとめた報告書を提出。これらの住民意見は、東ティモール全土で行われた200の公開ヒアリングで表明されたもので、3万8千人の住民が参加。

ジュネーブ軍縮会議議長、今期も加盟国の合意は困難と指摘

 ジュネーブ軍縮会議(the Conference on Disarmament)の議長を務めるCarlos Amat Foresキューバ大使は、任期期限を迎えるに当たって、今期も加盟国の合意が成立する見込みは薄いとの認識を表明。ここ数年、活動プログラムが作成できず、実質討論に入れない状態が続いている。

「今日の一言」― 反人種主義世界会議 ―

 地球上の人種差別をなくすことをテーマに南アフリカのダーバンで31日から9月7日までの予定で開催される「反人種主義世界会議」、シオニズムと植民地問題をめぐってその成功が危ぶまれています。
 世界会議に向けて作業を進めていた準備委員会会合で先週、イスラエルのレビ大使が、宣言案に自国の入植政策批判が盛り込まれようとしていることに反発し退席、米国も同じ理由でボイコットを示唆していて、パウエル国務長官の出席を取りやめる勢いです。
 これまでも、アフリカ諸国が、過去の植民地政策に対する欧米の謝罪と補償を宣言に盛り込むよう要求し、大きな対立点となってきたのですが、これに加えてアラブ諸国などがイスラエルのパレスチナ占領政策への非難を盛り込むよう要求し、紛糾しています。

反人種主義世界会議 http://www.un.org/WCAR/
米国の参加問題 http://www.boston.com/dailyglobe2/229/nation/US_urged_to_send_delegate_to_UN_racism_conference+.shtml
ロビンソン人権高等弁務官寄稿 http://www.latimes.com/news/opinion/commentary/la-000066458aug16.story?coll=la%2Dnews%2Dcomment

8月17日(金曜日) 文責:阿部

事務総長、アフガニスタンで援助職員が拘束されている問題について憂慮を表明

 アフガニスタンにおいて援助職員(国際職員8人、現地職員16人)が拘束されている問題について、アナン事務総長は憂慮を表明し、タリバン当局に対し、速やかな解決を要求。

国連東チモール暫定統治機構代表、制憲議会選挙に対する住民の取り組みを称賛

 国連東チモール暫定統治機構(UNTAET;The UN Transitional Administration in East Timor)のビエラ・デ・メロ代表は、記者会見で東ティモールの来たる制憲議会選挙に向けた選挙運動が平和的に進んでいると指摘し、住民がこの政治プロセスを熱心に決意をもって受け入れていることに称賛の意を表明。

国連難民高等弁務官、アンゴラから約1万人が隣国に流出

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、この数日間で、アンゴラから2千人以上の難民がコンゴ民主共和国(DRC:the Democratic Republic of Congo)に流出。今月に入り、アンゴラにおいて反政府勢力による襲撃事件が発生してから、隣国に流出したアンゴラ人は約1万人。

人種差別撤廃条約監視委、9ヶ国の履行状況報告書の検討を終え会期を終了

 人種差別撤廃条約監視委(the UN Committee on the Elimination of Racial Discrimination)は、9ヶ国の履行状況報告書の検討を終え第59回会期を終了。9ヶ国の内訳は、イタリア、中国、トリニダード・トバゴ、キプロス、米国、スリランカ、ベトナム、ウクライナ、エジプト。

国連児童基金、ブルンジにおいて紛争がポリオ予防接種活動を阻害することを憂慮

 今月、ブルンジにおいてポリオ予防接種活動(polio immunization campaign)が予定されているが、国連児童基金(UNICEF:the UN Children's Fund)は声明を発表し、同国における紛争の継続によって活動が阻害されることを憂慮し、全当事者に対し、一時的停戦を遵守し、援助職員の安全な通過を確保するよう要請。

「今日の一言」― タリバンによる援助職員拘束 ―

 冒頭のニュースでアナン事務総長が早期の解決を求めているのは、アフガニスタンを実質的に支配しているイスラム原理主義勢力タリバンが、ドイツに拠点を持つ国際支援団体、シェルター・ナウ・インターナショナル(SNI)の外国人スタッフ8人と現地人スタッフ16人の身柄を、キリスト教を布教していたことを理由に2週間にわたって拘束している問題を受けたものです。
 ドイツ、米国、豪州の外交団が、拘束されている民間支援団体職員らとの面会を求めるために14日にアフガニスタン入りしていたのですが、タリバン政権は、面会許可を与えず、パキスタンのイスラマバードへの国外退去を勧告、外交団も退去勧告を無視するという、緊迫した状態が続いているのです。
 いずれにせよ、外交官らの査証は20日で有効期限が切れてしまうため、明日にも、一旦パキスタンのイスラマバードに戻り、職員らとの面会に向けた努力を続ける見通しとのこと、一刻も早い解決を祈らずにはおれません。

http://www.ireland.com/newspaper/breaking/2001/0817/breaking16.htm
http://www.reliefweb.int/w/Rwb.nsf/6686f45896f15dbc852567ae00530132/d1a2f2371bb1ab26c1256aaa002e811b?OpenDocument
http://www.thetimes.co.uk/article/0,,3-2001285070,00.html
http://www.boston.com/dailyglobe2/229/nation/Anti_Western_campaign_intensifies_in_Afghanistan+.shtml
http://www.thetimes.co.uk/article/0,,56-2001284628,00.html

8月20日(月曜日) 文責:山本

事務総長、民主的原則の重要性を強調

 ノルウェーを公式訪問中のアナン事務総長は20日、グローバル化世界における民主的統治の挑戦をテーマとした会議で演説し、全てが関連した現在の世界においては国家及び国際機関で民主的原則を指針としなければならないと強調した。同時にアフリカ統一機構が正当な手続きを経ずに権力の座についた指導者を受け入れないとする宣言をしたことを「勇敢な抵抗("courageous stand")」と賞賛した。

さらに包括的なグローバリゼーションを:UNDP総裁

 国連開発計画(UNDP)のブラウン総裁は19日、イランで開催された「グループ77」開発途上諸国会合で演説し、全ての国に恩恵があるようなもっと包括的なグローバリゼーションを進めることが国連の主要な目的であると強調した。

UNEPが閉鎖林に関する報告書を発表

 国連環境計画(UNEP)は、地球に残された閉鎖林(closed forest;林冠 canopy が40%以上閉じている、植物が密集して生えている森林)について人工衛星を用いて調査を行なった結果を報告した。閉鎖林の80%が15か国に集中しており、森林保護のためだけでなく、生物多様性(biodiversity)の観点からもこれらの国への支援強化を訴えた。

カンボジアで予防接種活動開始

 ユニセフのベラミ事務局長は世界規模の予防接種活動である「ワクチン接種のためのグローバル同盟(GAVI;Global Alliance for Vaccines and Immunization)」の責任者として、東南アジアでこれから5年間で展開するワクチン接種活動の第1段となるカンボジアで式典に参加した。予防接種を受けられないために1日に約8000人の子どもが亡くなっており、式典の席上、事務局長は「ワクチン接種ほど子どもを伝染病から守るための投資はない」と強調した。

子ども兵士のリハビリテーションが始まる:ルワンダ

 ユニセフが20日に発表したところによると、兵士にさせられていた子ども227名がルワンダの首都キガリ郊外のリハビリテーションセンターに到着した模様。子どもたちは8月の初旬までに300人が徴用されており、その数は週に50人の割合で増加していた。

「今日の一言」 ― 危険の回避、とは ―

 現在、紀伊半島の南部を台風11号が通過中なのですが、私の住む奈良県北部では、風は強いものの、雨はさほど激しくなく、近辺では今のところ被害はなさそうです。今日は当然ながら出張していたのですが、昼過ぎに「16時をめどに帰宅すること」という通達が総務から発せられて、素直に従って早々に帰りました。

 こういうとき、いつも、小学生の時に「警報が出たので同じ地域の人と集団で下校するように」と言われて帰らされることを訝しがってたことを思い出します。というのは、「警報が発令された」ということは危険が高まったことを意味するわけで、その中を帰るよりも、そうなる前か、逆に警報が解除された後に帰るべきではないのかと子ども心に思ったわけです。だって、通学路のすぐ横を(田園地帯なので)用水路があったり、その小学校は私の住む場所の広域避難指定場所なので、自宅が危なくなったら来るべき場所なわけだったりしたわけなのですから。
 「危ないから帰りなさい」って一見真っ当な措置のように感じるのですが、実は巧妙な責任回避なのじゃないのかな、なんて勘ぐっていた私は小学生の時からヒネていたのでありました。

 それはともかく、被害が小さいことを祈ります。

8月21日(火曜日) 文責:阿部

事務総長、独外相の中東和平努力を支援

 ノルウェーを公式訪問しているアナン事務総長は、ドイツのフィッシャー外相が中東における暴力を終結させるために、イスラエルとパレスチナの高級会合開催に向け努力を重ねていることを取り上げ、支援する意向を表明。

安保理、イラクに関する非公開協議を開催

 安保理は、イラクに関する非公開協議を開催、報道声明において、湾岸戦争後に行方不明となったクウェート人やその他の国籍の人々が窮状にあることに深い憂慮を示すとともに、イラク政府に対し、事務総長の任命したハイレベル調整官(the Secretary-General's High Level Coordinator)であるYuli Vorontsov大使に協力するよう要請。

事務総長、エイズ孤児の数を減らすには長期的な努力を要すると指摘

 アナン事務総長は、ノルウェー公式訪問の最終日に、Anne Kristin Sydnes国際開発相(Minister of International Development)との昼食会後に会見し、エイズとの闘い、特にアフリカ等において増えつづけるエイズ孤児の数を減らすことは、長期的な努力を要するものであり、成果をあげるためには全ての人々が関与しなければならないと指摘。

旧ユーゴ・マケドニア共和国で迫撃砲による交戦が発生

 旧ユーゴ・マケドニア共和国(the former Yugoslav Republic of Macedonia)において、包括的和平合意が署名されてから1週間が経過したが、Tetovoの町で週末から迫撃砲による交戦が発生し、マケドニア人の流出が続いている。

来月の子ども特別総会、100人以上の子どもが参加する予定

 来月の開催が予定されている子ども特別総会には、現時点で18歳以下の子ども113人が、子供に関連するNGOの代表千人以上とともに出席する。これだけの数の子どもが国連の主要会議に会議に出席するのは初めてのこと。

「今日の一言」― ICC Politics ―

 アメリカ合衆国の国連分担金滞納問題については、2年前にも取り上げましたが(http://www.issue.net/~sun/dh199911.html#18_hito)、下院共和党が、今度は、国際刑事裁判所(ICC)の訴追対象から米軍人を除外しない限り、滞納している国連分担金の承認を棚上げする法案を提出しました。
 国務省は、「我々は(滞納金支払いに)条件を付けることを望んでいない。」との姿勢であり、9月の国連総会におけるブッシュ大統領の演説までに支払いを承認するよう議会に要請していく考えのようですが、難航が予想されています。
 仮に下院共和党が、分担金支払い法案からICCに関する条件を落とさない限り、ブッシュ大統領は拒否権を発動して法案全体を葬り去るしか手が無く、分担金の滞納が今後も続く、という結果になりかねません。
 クリントン政権時代に、国内政治である中絶論争を外交政策論争とリンクさせることを「Abortion Politics」と呼びましたが、これでは「ICC Politics」と揶揄されても仕方ありません。

ワシントン・ポスト紙の批判記事:
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/opinion/A33836-2001Aug19.html

8月22日(水曜日) 文責:山本

アフガニスタンにおける紛争終結にむけた包括的アプローチを:事務総長

 アナン事務総長は22日、アフガニスタン情勢に関する最新の報告書を公表し、これまで20年以上にわたって効果がなかった方法を取りやめ、新たな包括的アプローチを検討するよう安全保障理事会に提案した。

タリバンに根拠のない抗議の撤回を要請:WFP

 国連世界食糧計画(WFP;World Food Programme)は22日、タリバンに、根拠のない申し立てをしないように要請した。タリバンはWFPがキリスト教の布教活動を行っていると抗議したが、WFPは公平と中立が国連の原則であり、布教活動を伴った支援活動など行われないと強調した。

シエラレオネで1月から16,000人の兵士が武装解除

 国連シエラレオネミッション(UNAMSIL;UN Mission in Sierra Leone)は22日、国連本部で会見を行い、本年1月からの活動で16,000人以上の兵士の武装解除を支援し、約2,600人の子ども兵士の解放に貢献したと語った。

飢餓に瀕するソマリア

 国連食糧計画(WFP)は22日、国の南部の極端な雨不足のために深刻な食糧危機に見舞われているソマリアでは50万人以上が飢餓に瀕していると警告した。国内のとうもろこし生産の大半を産出していた「とうもろこし地帯」での生産量が例年の1割程度しか生産見通しがない。

スーダンの食糧事情は危機的状況に

 スーダン北部では2年連続して旱魃が続いた後、大規模な洪水が発生し数万人が避難を強いられており、同時に農作物にも甚大な被害を与えたため、既に危険な状態にあった同国の食糧事情がさらに深刻な状態となったと国連食糧農業機関(FAO)は警告した。

「今日の一言」 − 無知 −

 私はこの「今日の一言」のコーナーで何度か、漫画家・かわぐちかいじの作品に触れていますが、最近、『Eagle』という作品を読んでいます。(現在7巻まで読了。)
 今のところ、合衆国大統領を目指す日系人ケネス・ヤマオカが民主党予備選挙を戦っているところです。その中で当面の相手である現副大統領アルバート・ノア(どこかで聞いた名前ですが)と教育のありかたをめぐって議論を戦わせる場面があります。そこでヤマオカはこう言います。

「知らなかった」はあらゆる愚行への言い訳となり、人から罪悪感を奪う。
 無知は人間悪の温床であり…凶暴性の隠れ家なのだ!

と。「知は力」であるとすれば、無知は暴力なのです。
 全ての問題の解決は知ることから始まります。たとえそれが悲惨な事実であったとしても。

8月23日(木曜日) 文責:阿部

安保理、東ティモール情勢に関する非公開会合を開催

 安保理は、理事国以外の17ヶ国を交えて東ティモール情勢に関する非公開会合を開催し、会合後のコミュニケを通じて、東ティモールで行われている選挙運動に対する支持と高い投票率となるよう希望を表明。

中東特別調整官事務所、パレスチナ経済に関する報告書を発表

 中東特別調整官事務所(the UN's Special Coordinator for the Middle East)は、パレスチナ経済に関する報告書を発表。同経済が前例のない深刻な事態に陥っていて、仮に現在の政治的問題が解決したとしても、真に経済が回復するためには何年もかかるだろうと指摘。

奴隷取引廃止のための国際デーに当たり、ユネスコ事務局長がメッセージを発表

 奴隷取引の想起およびその廃止のための国際デー(the International Day for the Remembrance of the Slave Trade and its Abolition)に当たり、松浦ユネスコ事務局長は、国際社会に対して奴隷制度と人種主義の関連について深く考えるよう求めるメッセージを発表。

国連難民高等弁務官事務所、女優のAngelina Jolieさんを親善大使に任命

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、女優のAngelina Jolieさんを親善大使に任命すると決定。今3月以降、Angelinaさんはシエラレオネ、タンザニア、カンボジア、パキスタンの難民キャンプを自費で視察訪問している。

8月24日(金曜日) 文責:阿部

安保理メンバー、ブルンジの政治勢力に政府構築に向けた協調を要請

 安保理メンバーは、ブルンジの政治勢力、FNL(the Forces for National Liberation)とFDD(the Forces for the Defence of Democracy)の間に前向きな関係が築かれてきていることを評価するとともに、11月1日に予定されている暫定政府の構築に向けて引き続き協力していくよう要請。

国連難民高等弁務官、旧ユーゴ・マケドニア共和国で緊張状態が続いていると指摘

 国連難民高等弁務官は、旧ユーゴ・マケドニア共和国(the former Yugoslav Republic of Macedonia)の街テトボにおいて、民間活動は平静を取り戻している一方、周辺地域では不安定な緊張状態が続いていると指摘。

国連シオラレオネミッション、武装解除プロセスが進展していると発表

  国連シオラレオネミッション(UNAMSIL:the UN Mission in Sierra Leone)は、シエラレオネのKonoe地域とKoinadugu地域において、8月31日に終了させるべく取り組んでいる武装解除プロセスが大きく進展していると発表。

国連エチオピア・エリトリア・ミッション、両国間の暫定安全地帯の様子を報告

 国連エチオピア・エリトリア・ミッション(UNMEE:the UN Mission in Ethiopia and Eritrea)は、両国間の暫定安全地帯(TSZ:Temporary Security Zone)に何の問題もなく平静であると指摘するとともに、引き続き信頼醸成にと努めると表明。

国連難民高等弁務官事務所、エチオピア東部からソマリア難民が帰還と発表

 国連難民高等弁務官事務所のKris Janowski報道官は、今週、エチオピア東部のキャンプから5千人近くのソマリア難民が北西部に帰還し、今年に入ってからの合計が3万5千人にのぼると発表。

UNTAET、国連文民警察官を東チモール女性をレイプした容疑で逮捕と発表

 国連東チモール暫定統治機構(UNTAET:the UN Transitional Administration in East Timor)は、国連文民警察官が東チモール女性をレイプした容疑で逮捕されたと発表。

「今日の一言」― グローバル化は民主主義の敵か ―

 「グローバル化が民主主義を破壊するのではないか」という命題は、ハーバード大学のジョセフ・ナイが『フォーリン・アフェアーズ誌』で取り上げた重要なテーマだ。

 「Globalization's Democratic Deficit」(グローバル化の民主主義の欠陥)と題する論文で氏は、シアトル、ワシントン、プラハ、ケベックと、国際的な経済機関の会議の際に必ずといってよいほど大規模なデモを展開してきた反グローバリズムのグループが主張している内容の中で、この命題だけには、真摯に耳を傾けようとしている。
 しかしながら、氏は、だからといって反グローバリズムの立場にたつわけではない。「グローバル化に対する政治的反発が、一足飛びに保護主義的な政策として結実するならば、かつてと同様に世界の経済的統合の流れは鈍化し、逆流し始め、一方で、地球温暖化やHIVウイルスの拡散というグローバル化とともに生じた問題が放置され、深刻 化する」と、保護主義への傾斜を強く牽制している。
 グローバル化の肯定的側面を消し去り、否定的な側面を放置することにつながる「反グローバリズム」ではなく、グローバル化の肯定的側面を伸ばし、否定的な側面を消し去るための国際的努力が今ほど求められている時代はない。

http://www.foreignaffairsj.co.jp/intro/0108nye.html
http://www.foreignaffairs.org/Search/document.asp?i=20010701FACOMMENT4989.XML

8月27日(月曜日) 文責:山本

事務総長、中東における暴力の拡大を懸念

 アナン事務総長は27日、訪問中のオーストリアで記者会見し、中東情勢はここ数年で例がないほど緊張が高まっていると警告し、関係勢力に和平のための協議のテーブルにつくように要請した。

反人種主義世界会議に向けてロビンソン人権高等弁務官が南アフリカ入り

 ロビンソン国連人権高等弁務官は反人種主義世界会議が開催される南アフリカ共和国入りし、来たる本世界会議が、よりすばらしい未来を築くために過去の過ちへの対処に関して新たな理解を生むことになるであろうと語った。一方アナン事務総長は、本会議の最終文書が版人種主義のマグナカルタ(大憲章)となることを望むとメッセージを述べた。

事務総長はコンゴ民主共和国内の対話実現を歓迎

 コンゴ民主共和国内で紛争状態にある各勢力間の対話に向けた準備会合が10月15日にアジスアベバ(エチオピア)で開催されることが決定したことに対し、アナン事務総長は歓迎の意を表した。

フィジーの総選挙は無事に進行中

 国連フィジー選挙監視ミッション(UNFEOM;UN Fiji Electoral Observer Mission)の報告によれば、8月25日から1週間かけて実施される総選挙において重大な事件の報告は無く、無事に進行中である。

国連ボランティアが議会選挙の監視員としてバングラデシュ入り

 10月1日に実施されるバングラデシュ議会選挙に向けて、有権者登録と選挙の事前活動の監視の支援のために国連ボランティア(UNV)要員24名がバングラデシュ入りした。

「今日の一言」 ― 選挙 ―

 本日の記事は選挙がらみのものが多かった…そういうのを選んで訳したんじゃないかとつっこまれるとつらい…わけですが、それだけ国連の活動の中で、選挙というものが、ある地域を民主的なものとするためには(制度として)重要であると考えられているからでしょう。
 もちろん選挙が行なわれるということがそのまま民主的だと言うことにはならないわけですが、少なくとも独裁政治にそれなりの歯止めをかけることができるからです。
 東チモールでも制憲議会選挙が実施されたニュースが日本でも流れていましたが、有権者は2時間も3時間もかけて投票所まで歩いてきて投票する有権者が多いそうです。これを「交通手段のインフラが整備されていないから」と見るよりも(まあ、確かにそれはそれで事実なんですけど)、「新しく自分たちの国の骨格を作るのだという意志の現れだ」と見たいですね。道の遠きに志は現れるものですから。

8月28日(火曜日) 文責:Jo

安保理、コソボ情勢に関する公開会合

 安保理、コソボ情勢に関する公開会合を開催。平和維持活動担当事務次長Jean-Marie Guehenno氏はブリーフィングにおいて、ユーゴスラビア連邦共和国に対して、コソボのセルビア系住民の選挙参加を奨励する国連の努力を全面的に支持するよう促した。

反人種主義世界会議:過去と向き合い、未来への道筋を、と事務総長

 アナン事務総長は28日、オーストリアで開かれた文明間対話に関する会議で演説し、来る反人種主義世界会議は未来の惨禍と闘うための新たな道筋をつくるとともに、過去と向きあうものでなければならない、と述べた。

反人種主義世界会議:人権高等弁務官、NGOフォーラムで演説

 反人種主義世界会議の前に開催されたNGOフォーラムにおいて、ロビンソン人権高等弁務官は演説し、人種差別との闘いを進めるうえで、意見が異なる人々も含めて、社会のすべてのセクターを巻き込むよう 促した。

キプロス:事務総長、トルコ系住民指導者と会談

 アナン事務総長は28日、キプロスのトルコ系住民指導者Rauf Denktash氏と会談し、有益な話し合いを行った。事務総長はデソト特別顧問に対し、29日キプロスを訪れ、トルコ・ギリシャ両系住民指導者と協議するよう指示している。

コロンビア:紛争の悪化で、数千の人々が難民に

 UNHCRが28日発表したところによれば、この数ヶ月間、コロンビア内戦が悪化したことにともなって、数千人が周辺諸国を超えて各国に流出した。

東ティモール:UNTAET代表、暴力のない選挙運動を称賛

 東ティモール選挙運動、最終日。UNTAETのビエラ・デ・メロ代表はディリで記者会見し、選挙運動において暴力事件が起こらなかったことについて、同領土の人々を称賛すとともに、アナン事務総長および安保理の訴えを繰り返し、すべての住民が投票の権利を行使するよう促した。

アンゴラ難民:UNHCR、難民をコンゴ内移送

 UNHCRは28日、アンゴラからコンゴ民主共和国に流出し、国境地帯に滞在する約1万人のアンゴラ難民を、国境から50キロ程離れた8村落に移送する作業を開始した。

マケドニア:27日、コソボから難民900人が帰還

 マケドニア旧ユーゴスラビア共和国において、NATOが武器回収作業を開始するなか、27日、コソボから、 ここ数日間で最多の約900人の難民が同国に帰還した。

シエラレオネ:クマラスワミ特別報告者、避難民女性の 支援を求める

 女性に対する暴力に関する特別報告者、ラドヒカ・クマラスワミ氏は28日、1週間のシエラレオネ訪問を終えるにあたり、フリータウンで記者会見し、同国の女性、特に、家を追われた女性たちを支援すべく、援助コミュニティーがより一層の支援をするよう求めた。

アフガン難民:UNHCR、パキスタンが第2次共同難民審査へ

 ここ数ヶ月の間にアフガニスタンを逃れ、パキスタン北西部に流出した難民について、UNHCRとパキスタンはその難民の地位を決定すべく、第2次共同難民審査を実施する用意を整えている。第1次審査においては、21,000人以上の難民世帯の家族がいたが、この中から14,564の世帯が明日、第2次審査を受ける。
 保護が必要であると判定された者はパキスタンにおいて暫定的に難民の地位を与えられ、UNHCRらの支援を受けることになる。

イラク石油食糧交換プログラム:3億6200万ドルの収入

 この1週間、石油食糧交換プログラムの下、イラクは1680万バレルの石油を輸出し、3億9700ユーロ(3億6200万ドル)の収入を得た。

モザンビーク:UNDP総裁、洪水被害地域を視察

 UNDPのブラウン総裁はモザンビークを公式訪問。同国において、洪水の被害を受ける地域を訪れ、住民を安全な地域へと移送するUNHCRの活動を視察した。

UNCTAD、国際投資協定に関する報告を発表

 UNCTADは「国際投資協定における諸問題」と題する報告書を発表。多国籍企業が社会的責任を果たすうえでの基準は、保護主義擁護のために使われてはならない、とした。

8月29日(水曜日) 文責:山本

反人種主義世界会議開催

 31日からダーバン(南アフリカ)で開催される反人種主義世界会議が開催されることを受けて29日、記念式典が行われ、国連旗と南アフリカ国旗を同時に掲揚するというセレモニーが行われた。
 このセレモニー後、ロビンソン国連人権高等弁務官は南アフリカの Nkosazana Dlamini-Zuma 外相は人種差別の犠牲者を忘れないための植樹した。
 [反人種主義世界会議] http://www.un.org/WCAR/

安保理はアフガニスタンにおける戦闘終結を要請

 安全保障理事会はアフガニスタン情勢に関する非公開協議終了後声明を発表し、同国内で戦闘している軍勢−特にタリバン−に対し、長く継続している紛争の解決のために停戦し交渉を再開することを要請した。

事務総長は中東におけるイスラエルの行動に憂慮

 アナン事務総長は中東における昨今のイスラエルの行動は、同地域の緊張を高めていることを憂慮し、同国政府に対しパレスチナ勢力範囲内から軍を撤退することを要請した。

東チモールで実施される今回の選挙は、自決へ重要な分岐点

 国連東チモール暫定統治機構のビエラ・デ・メロ代表は、『インターナショナル・ヘラルド・トリビューン』紙に特別寄稿し、東チモール始まって以来の民主選挙が実施される30日は、同地域の自決への長く厳しい道への決定的な瞬間になると強調した。

UNAMSILは真実和解委員会のウェブページを開設

 国連シエラレオネミッション(UNAMSIL)は、進行中である真実和解委員会(TRC;Truth and Reconciliation Commission for Sierra Leone)の活動に対する認識を高めるために同委員会のウェブページを開設した。URIは http://www.sierra-leone.org/trc.html

NetAid が DigiGlobe2001 賞を受賞

 極度の貧困に対してインターネットを通じて支援する方途を開いた、国連が進めるウェブプロジェクト・NetAid(http://www.netaid.org/)がDigiGlobe2001賞(社会と現代生活部門)を受賞した。この賞はドイツ・テレコムとFOCUS誌が授与しているもの。

「今日の一言」 − 「記憶」・忘れ得ぬものとしての −

 今となってはもう昔のことですが、中学の頃に文芸創作部などというところに所属してた時期があり、散文詩を書いてた時期がありまして。(おお、若気の至り。f^^;)
 その時の作品を少し後にリファインしたものの中に『記憶』というのがありまして。こういう一節がその中にあります。

「思い出」とは記憶の化石にすぎない
わざわざ思い出さなきゃならないほどに
忘れてしまったことへの言い訳だ
思い出すより 忘れないこと
そのことの方が ずっとずっと大事なのだと
僕はそう思う
 …と読んでいただいたところで、もう一度最初の記事を読んでください。
 「人種差別の犠牲者を忘れない」と訳した箇所は、原文では "remember the victims of racism" となっていました。これを「思い出す」のではなく「忘れない」と訳した理由は上記の詞の通りです。

 忘れるほうには何の悪気もないのでしょうが、忘れられたほうにとっては残酷このうえないことなんですね。マンデラ氏もアパルトヘイトについて語っていましたね、「赦そう、けれども忘れてはならない」と。

8月30日(木曜日) 文責:阿部

東ティモールにおいて初の民主選挙

 東ティモールにおいて、初の民主選挙が実施され、40万を超える有権者のおよそ93%が投票。翌日から集計を開始し、最終結果は9月10日に国連東チモール暫定統治機構(UNTAET:The UN Transitional Administration in East Timor)代表に伝えられる。

安保理、紛争予防に関する決議を全会一致で採択

 安保理は、紛争予防に関する事務総長報告を検討し、全会一致で決議を採択。潜在的な紛争地域に対して、受け入れ国の同意の下、国連ミッションを派遣すること等、あらゆる適切な手段を通じて早期かつ効果的行動を取り、武力紛争の予防に全力をあげる旨決定。

安保理、コンゴ民主共和国に関する公開会合を開催

 安保理、コンゴ民主共和国に関する公開会合を開催。平和維持活動担当の Hedi Annabi 事務次長補がブリーフィングを行い、同国の情勢は多くの点で良好であるが、人権については深刻な侵害事件が依然として起こっていると指摘。

事務総長、反人種主義世界会議を前にNGOフォーラムで演説

 アナン事務総長は反人種主義世界会議(the World Conference against Racism)の正式な開幕を明日に控え、NGOフォーラムで演説。会議で合意が採択された後、市民社会が各国政府と協力して積極的にフォローアップしていくよう要請。

パプアニューギニアとブーゲンビル島、包括的政治合意が成立

 パプアニューギニアとブーゲンビル島の指導者の間で、自治、住民投票、武器廃棄といった問題をカバーする包括的政治合意が成立。アナン事務総長は、この合意を称賛するとともに戦闘者に対し武器の引き渡しを要請。

「今日の一言」― 21世紀文明 ―

 金曜日から9月7日までの予定で「反人種主義世界会議」が南アのダーバンで開幕した。私が普段チェックしている米国等の国連情報サイトの中には、この期間中、閉鎖しているものもあり、世界のNGOがどれほど本会議に注目しているかが窺われる。(SUNスタッフも、うち3名がダーバン入り)
 さて、この「人種問題」ほど controversial なものはない。世界中の人々が反対し、誰も認めようとはしないにも関わらず、依然、人種差別は、世界中いたるところに、様々な形態で存在する。この国連会議でも、シオニズム、奴隷制度、植民地支配、カースト制度などを巡って、落とし所のない論争が続きそうだ。
 シオニズムを巡っては、米国が最終宣言から反イスラエルの文言が削除されない限り、7日の閉幕前に帰国し、会議を事実上ボイコットする方針を明らかにするなど、その強硬姿勢が報道されているが、植民地支配に係る欧州諸国、カーストのインド、従軍慰安婦等に係る日本も大差はないかもしれない。
 スペインの哲学者オルテガは、(文脈は少々異なるが、)こう語っている。

文明とは、何よりもまず、共存への意志である。
人間は自分以外の人に対して意を用いない度合いに従って、それだけ未開であり、野蛮であるのだ。
野蛮とは分離への傾向である。

 南アのダーバンに結集している、あるいは世界中で応援してきた全ての人々の努力によって、この「反人種主義世界会議」が成果を上げ、「21世紀文明」の名に相応しい世紀の開幕を告げてくれることを心から願っている。

8月31日(金曜日) 文責:阿部

事務総長、反人種主義世界会議で開幕演説

 アナン事務総長は、南アフリカのダーバンで反人種主義世界会議(the World Conference against Racism)の開幕演説を行い、「互いに非難し合うのではなく、多数の犠牲者を救うのが会議の目的」であると指摘し、相互の違いを乗り越えて、人種主義を闘うための行動計画策定に向けて協力するよう期待を表明。

人権高等弁務官、反人種主義には新戦略が必要と指摘

 ロビンソン国連人権高等弁務官(the UN High Commissioner for Human Rights)は、反人種主義世界会議の開会宣言において、人権の観点から本会議が如何に重要であるか問い掛けるとともに、現代社会において人種主義と闘うためには新しい戦略が必要であると指摘。

安保理、事務総長に対し小型武器の不正取引に関する対応策提案を要請

 国連安保理は、議長名の公式ステートメントを発表し、小型武器が不正に取引されているために武力紛争が深刻化・長期化していると指摘するとともに、アナン事務総長に対し、小型武器の不正取引に関する今後の対応策を提案するよう要請。

国連難民高等弁務官事務所、クリスマス島沖貨物船の難民保護へ計画を提案

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR:the UN High Commissioner for Refugees)は、オーストリア領のクリスマス島(Christmas Island)沖に停泊中のノルウェー貨物船に乗船する450人以上の方を保護するための計画を提案。

国際司法裁判所、イラン石油プラントに関する訴訟で新証拠提出を認めると発表

 国際司法裁判所(ICJ:the International Court of Justice)は、イランが自国の石油プラントを米国海軍が破壊したことに関する訴訟で、新たな証拠を提出することを認めたと発表。これを受け、イランは9月24日までに追加的な弁論を行う。

「今日の一言」― ミサイル防衛計画 ―

 ニューヨーク・タイムズ紙が2日付けで報じたところによると、ブッシュ米政権がミサイル防衛計画に対する中国の反対姿勢を緩和するために、中国核戦力の一定の増強には反対しない等の方針を固めた模様です。
 このコラムでも何度か取り上げていますが、ブッシュ政権はミサイル防衛計画の早期実施を実現するために、欧州、ロシア、中国等に対する説得工作を繰り広げているのですが、その際、ミサイル防衛の対象は、中国やロシアではなく、イラクや北朝鮮といった「ならず者国家(rogue states)」であると説明してきています。
 今回の決定は、そうした経緯から、中国を説得するために取られた戦略であると思われますが、こんな合意が米中間でなされれば、50年かけて作り上げてきた核実験凍結の流れが逆流し始める恐れがあります。
 それに、中国が核戦力を増強すれば、インド、パキスタンなどが連鎖反応を起こす可能性も大きく、日本や台湾にとって死活問題になりかねません。ミサイル防衛計画については、その技術的側面だけでなく、むしろ政治的にどのような影響が連鎖的に出てくるか、よく見極めながら監視していくことが不可欠となっています。

http://www.nytimes.com/2001/09/02/international/asia/02CHIN.html
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A30546-2001Sep1.html

SUN Banner
Updated : 2007/02/19