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Title : March 2001
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3月 6日(火曜日) 文責:Jo

コソボ:安保理、国連とユーゴの関係改善を歓迎

 安保理議長は報道声明を発表し、ユーゴスラビア連邦共和国、UNMIK、KFORの関係改善の継続を歓迎する意を表明した。

安保理、アフガニスタンの人道情勢に憂慮

 安保理において、大島賢三緊急援助調整官がアフガニスタン情勢を説明した。この後、安保理議長は理事国を代表して報道声明を発表し、アフガニスタンの人道状況悪化に重大な憂慮を示した。また、タリバンに対し、人道援助が確実に妨害されずに人々に届くことを保証するよう求めた。

イラク石油食糧交換プログラムの政治化は避けよ、と事務総長

 国連イラク石油食糧交換プログラムに関する事務総長報告が発表された。報告において、アナン事務総長はイラク市民の窮状を指摘し、すべての当事者に対して、同計画を政治問題として扱わないよう求めた。

バーミヤン石仏の破壊回避に希望的観測:国連特使

 ユネスコ特使Pierre Lafrance氏はこのたび、アフガニスタン国内の彫像や仏像の破壊令の撤回を求めて、アフガニスタンを訪問し、同国のタリバン外相と会談した。会談後、特使は、バーミヤンの石仏が破壊を免れる望みはまだある、と希望的観測を示した。

先進各国は、EUによる最貧国への市場開放を模範に:アナン

 アナン事務総長は今週月曜日、フィナンシャル・タイムズに投稿し、欧州連合が最近、最貧国に対する完全市場開放措置を実施したことを称賛するとともに、米国、日本、カナダなど、その他の先進国が欧州連合に続いて、同様の措置を講じるよう呼びかけた。

マケドニア、安保理緊急会合を求める

 マケドニア旧ユーゴスラビア共和国はこのたび、安保理に書簡を送り、コソボとの国境地帯の緊迫する情勢に対処すべく、緊急会合を開催するよう要請した。

人種差別撤廃委員会、開始

 人種差別撤廃委員会がきょう、開始した。副人権高等弁務官Bertrand Ramcharan氏はその演説において、昨年のミレニアムサミットや来る反人種主義世界会議が、人種差別撤廃条約の普遍的批准に向けた政治的弾みをつけることになった、と述べた。今後3週間にわたる会期に おいて、委員会は、アルジェリア、アルゼンチン、バングラデシュ、グルジア、アイスランド、日本、ポルトガル、スーダンの国別報告書について審議する。

東ティモール:600人以上の難民帰還

 西ティモールから、600人以上の難民たちが海路、東ティモールのディリに無事到着。UNTAET、UNHCR、国際移住機構(IOM)が共同で帰還作業にあたった。これら難民たちは現在、それぞれの故郷に移送されている。

ボスニアで、人身売買の女性177人が解放される

 国連ボスニア・ヘルツェゴビナ・ミッション(UNMBIH)の支援の下、ボスニア連邦、セルビア共和国、ブルチコ地区の警察官500名以上が3日早朝、ブルチコにあるナイトクラブ38件を一斉に強制捜査し、身柄を拘束されていた女性たち177人を解放した。これら女性たちは、ルーマニア、モルドバ、ウクライナ、ロシア連邦、ユーゴスラビア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナから売られてきた、人身売買の犠牲者である。

コソボ:専門家パネルが自治政府の定義のため作業開始

 国連コソボ暫定統治ミッション(UNMIK)のヘケロップ代表は6日、暫定法的枠組に関する作業部会の初会合を開始、コソボの暫定自治政府のあり方を決め、総選挙への道を開く。

人権高等弁務官、ジンバブエ大統領に人権保障のための介入を求める

 ロビンソン人権高等弁務官はこのたび、ジンバブエのムガベ大統領に書簡を送付、同国の裁判官独立の問題などに対する国際社会の懸念を伝えるとともに、同国において人権の行使が完全に確保されるよう、同大統領の個人的介入を求めた。

婦人の地位委員会、開始

 第45回婦人の地位委員会がきょう、3月16日までの日程で開始した。今会期の焦点は、エイズと人種差別。

ギニア、2万9000人に援助物資が届く

 UNHCRはきょう、声明を発表し、ギニアの「オウムのくちばし」地域へのアクセスが可能となり、この1週間で、約2万9000人に対し、400トン以上の食糧を提供した、と述べた。

FAO、アフリカ南部の干ばつと洪水による不作に警鐘

 FAOは6日、報告書を発表し、アフリカ南部諸国が、干ばつや洪水による食糧安保への脅威に晒されており、多くの人々が緊急に人道援助を必要とする事態に陥っている、と警鐘を鳴らした。

タンザニア難民、ケニア政府に抗議し、ハンガーストライキ

 タンザニアのPembaおよびZanzibarの双子島から流出してきた難民2000人がこのたび、ハンガー・ストライキを行った。ケニア政府が、海岸沿いの町シモニに到着した難民の中から、30人‐40人の指導者については、同国北東部の地域にあるキャンプに移送する意向を示したことに対し、抗議した。

UNAMSIL、女性の社会復帰を支援

 国連シエラレオネ・ミッション(UNAMSIL)は6日、紛争の精神的後遺症を負った女性や女児たちの社会復帰などを支援するプロジェクト(6万6000ドル規模)を発表した。

気候変動政府間パネルの報告、温暖化ガス削減解決法を提示

 気候変動に間する政府間パネルの第3回(最終)報告が5日、アクラ(ガーナ)で発表された。同報告は、温暖化ガス排出量増加への対処方法を提示するとともに、気候変動との取り組みにおいて成功を収めるために、各国政府が様々な障害を除去する必要性を指摘した。

事務局の情報技術利用に関し、事務総長報告発表される

 国連事務局の情報技術利用に関して、事務総長報告が発表された。報告は、この10年間の進展を指摘しながらも、今後さらに情報技術の利用を通じ、事務局の改革を図っていく決意を示した。

Harold Stassen氏が死去

 米国の政治家Harold Stassen氏が死去。アナン事務総長は声明を発表し、深い悲しみを表明した。Stassen氏は、サンフランシスコ会議(1945年)の米国代表団の一員。他の代表団メンバーはすでに全員、死去している。

3月 7日(水曜日) 文責:山本

平和維持における国連の役割について会議

 安全保障理事会では国連の平和維持活動の効果を高めるための方策を検討する公開会議を行った。席上、アナン事務総長は、決議第1318号(特にアフリカでの平和と安全の維持における安全保障理事会の効果的な役割の確認を定めた宣言を採択)・第1327号(国連の平和維持活動の強化・国連事務局の情報収集ならびに情報分析能力の拡充を決定)の誠実な履行を求めた。

安保理はマケドニアにおけるアルバニア人過激派の動きを非難

 旧ユーゴスラビアマケドニア共和国の最近の情勢について、安全保障理事会は、7日、アルバニア人過激派による暴力を強く非難し、同地域における安全に対する脅威を速やかに終結させることを要請した。

マケドニアから250名の難民がコソボへ到着

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR;UN High Commissioner for Refugees)は7日、旧ユーゴスラビア・マケドニア共和国山間部における内戦から逃れてきたマケドニア難民約250名がコソボとの国境地帯に到着したと報告した。

バルカン半島の情勢不安のため、事務総長は特使派遣期間を延長

 アナン事務総長はバルカン特使として Carl Bildt 氏と Eduard Kuhan 氏を任命していたが、バルカン半島の情勢不安のため、特使の任期を2001年なかばまで延長することを明らかにした。Bildt 氏は前スウェーデン首相、Kuhan 氏はスロバキア外相であり、1999年5月7日 に特使に任命された。

3人の被告が控訴:旧ユーゴ国際刑事裁判所

 旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所で判決を受けた3人の被告が控訴した。2月22日に、 Dragoljub Kunarac、Radomir KovacとZoran Vukovic の3人の被告は、1992〜1993年に行われた「民族浄化」に携わったとしてそれぞれ28年、20年と12年の刑期を宣告されていた。

安保理、リベリア政府にシオラレオネ反政府組織への支援中止を要請

 安全保障理事会は7日、シオラレオネ情勢に関して討議を行い、リベリアに対し、シオラレオネの反政府組織・革命統一戦線(RUF;Revolutionary United Front)への財政的・軍事的支援を即時停止させることを要請した。これは本日採択された決議第1344号において要請されたもので、リベリアがRUFに対し軍事訓練への技術的支援を含めたあらゆる種類の援助の禁止を求め、同国が本決議に従わない場合、リベリアに対する禁輸措置をとるなどが決定された。

緩衝地帯からのエチオピア軍の撤退を確認

 国連エチオピア・エリトリアミッション(UNMEE;UN Mission in Ethiopia and Eritoria)は、エチオピア軍がエリトリアとの国境地帯にあり、将来、暫定安全地帯(TSZ;Temporary Security Zone)として指定されることになる地域からの撤退を確認した。しかしエリトリア軍による再配備が終了していないため、TSZの宣言をすることができないままでいる。

コンゴ民主共和国に1500人の国連軍事要員が展開

 国連コンゴ民主共和国ミッション(MONUC;UN Mission in the Demogratic Republic of Congo)の軍事要員1500人以上が展開を開始し、今月末までに完了すると発表した。これらの軍事要員はウルグアイ兵 208名・セネガル兵 540名・モロッコ兵 614名・チュニジア兵 200名から構成される。

モザンビークの洪水被害に対し1070万ドルの支援を要請

 モザンビークを訪問中の国連緊急援助調整官 Ross Mountain 氏は、先日同国を襲った洪水の罹災者への支援のために1070万ドルの支援を要請した。今だ水位が上昇する危険のある地域に約5万人のモザンビーク人がいるため、避難を勧告している。

イラク制裁委員会は人道支援物資の承認不要項目を追加

 イラクにおける国連人道援助活動を管轄するイラクプログラム室は7日、緊急援助物資を届けるための「急行便(fast-track)」システムを通じて供給される項目の追加を安全保障理事会のイラク制裁委員会が承認したと報告した。現在、イラクに対しては国際的に経済制裁を行っているため、イラクに物資を持ちこむためには制裁委員会の承認を得る必要があるが、人道的な支援物資のうちあらかじめ承認を得た分については、そのたびごとの承認を経る必要がない。

東チモールでの学生集会の騒乱者を逮捕

 東チモールの独立運動指導者の Xanana Gusmao 氏が学生集会での演説中に騒動を起こした3人を逮捕した。

ユニセフ、中国の学校での爆発事件に遺憾の意を表明

 国連児童基金(ユニセフ)は、中国江西州の小学校で爆竹を製造中に大爆発が起こり少なくとも37人の子どもたちが亡くなったことに深い遺憾と怒りを表明した。
 学校の運用資金不足を補うための活動とは言え、それは説明になっておらず、道徳的に受け入れ難く、国際法の違反である、とも強調した。

飢餓と貧困の撲滅のために女の子の就学促進を:WFP

 世界食糧機関(WFP;World Food Programme)の Catherine Bertini 事務局長は世界的な飢餓と貧困を終結させるための効果的な方法として、女の子の就学促進を訴えた。
 世界で8億7500万人の成人の非識字者の3分の2が女性と推定されており、彼女らが就労する前の期間に就学することで、そうでない少女たちより婚期が遅れ、少数の健康な子どもを持つとの報告がなされている。

ユニセフは子どもの結婚を止めさせるよう要請

 ユニセフは7日、子どもの結婚の悪影響の側面に関する研究成果を発表し、世界的な若年の結婚をストップさせるキャンペーンを開始すると発表した。「早婚:子どもの配偶者」と題された報告書では、子どもの結婚が子ども自身の基本的な権利を阻害し、個人の自由の制限や健康への影響も明らかにしている。

若年層に対する保健衛生サービスの向上に関する会議が開催

 世界中の若年層に対する保健衛生サービスのギャップを埋めるため、世界保健機構は問題を扱うために会議を開催した。毎年新たに発見されるHIV罹患者240万人のうち15〜24歳が約半数を占めていたり、少なくとも2〜400万件の(多くが非合法で安全でない)思春期の妊娠中絶が行われていると推測されるなど、多くの問題が取り上げられた。

「今日の一言」 ― おせっかい? ―

 今朝、我が家に訪ねてきた父の知人が、私の顔を見るなり口にしたのが
「嫁さん、まだか。」
でした。ここ数年、親戚の集まりとかに顔を出すと必ずこういう意味のことを言われるわけで、またかぁ、という感じで「はぁ」という生半可な返事をしてしまいました。そんなわけで最後から2番目の記事を訳してて、最初は「何じゃこりゃ?」と思ってしまいました。
 自由がなくなるからって早婚するなって、そんなの結婚する人の勝手…というか自由じゃないのかなぁ、と。それとも、ユニセフはそういうふうに考えておせっかいなことを言い出してるのかな、と。本人同士が望むなら、結婚の時期なんて問題じゃないんじゃないかと。
 ふむ。問題は、そこなんですね。「本人同士が望む」かどうかの判断をできる年齢に達する前に結婚させられることを防ごうということなのでしょう。記事の原文をよく読むと、どうも、男性(成人)が少女がまだかなり小さいときに妻にしてしまうことを指しているようです。
 しかし、結婚って束縛するもの、なんですかね。
 私は独身なのでよくわかりませんが。f(@@;)

3月 8日(木曜日) 文責:阿部

国際婦人デーにあたり事務総長がメッセージを発表

 国際婦人デー(International Women's Day)にあたりアナン事務総長はメッセージを発表し、女性たちが平和プロセスの全てに貢献する技術や経験を有しているとし、より多くの女性を意思決定の場に参画させるため、国際社会が政府、NGO、地域グループ、民間部門等とパートナーシップを築いていくことの重要性を指摘

国連難民高等弁務官、西アフリカ歴訪の結果を安保理にブリーフ

 Ruud Lubbers難民高等弁務官(High Commissioner for Refugees)は、西アフリカ歴訪を終えたことを受け、安保理に対し同訪問に関するブリーフィングを行い、ギニアに滞在する難民のための包括的な解決を支援し、同国からシエラレオネへと帰還する難民に安全な通過を確保するよう要請。

パレスチナ難民救済事業機関事務局長、パレスチナの雇用創出に資金拠出を要請

 パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA:the UN Relief and Works Agency for Palestine Refugees in the Near East)のPeter Hansen事務局長は、経済状態が急激に悪化しているパレスチナ領土における緊急雇用創出活動に対して、39百万ドルの資金拠出を要請。

ボスニア・ヘルツェゴビナ担当事務総長特別代表、ボスニア幹部会議の更迭を歓迎

 ボスニア・ヘルツェゴビナ担当事務総長特別代表(Special Representative for Bosnia and Herzegovina)のJacques Klein氏は、Wolfgang Petrisch高等代表がボスニア連邦とは別個に独自の政府機構を作ると宣言していたボスニア幹部会議長 Ante Jelavic の更迭を決定したことに歓迎の意を表明。

難民の国際的保護に関する会議がジュネーブで開幕

 難民の国際的保護(the international protection of refugees)に関する会議がUNHCRの執行委員会(Executive Committee)の56ヶ国政府、35のオブザーバー国、15の国際機関、40のNGOの参加を得てジュネーブで開幕。本会議の提案は、12月12日に予定されている1951年難民の地位に関する条約 (the 1951 Convention Relating to the Status of Refugees)と1967年議定書の締約国の閣僚を招いた会議で取り上げられる予定。

事務総長、ビル・ゲイツ夫妻と保健衛生分野の広範な問題について会談

 アナン事務総長は、ビル・ゲイツ夫妻と保健衛生分野の広範な問題について会談。同夫妻が創始したビル&メリンダ・ゲイツ財団(Bill & Melinda Gates Foundation)は、過去2年間で、世界の保健衛生関連活動に対し14億ドルを寄付している。

東ティモールでの暴力事件の調査のため政務担当閣僚らで構成するチームを派遣

 東ティモールの町Baucauにおいて、火曜日から2日間にわたり一連の暴力事件が発生。東チモール暫定行政機構(UNTAET;UN Transitional Administration in East Timor)は、本事件を調査するため、政務担当閣僚(Cabinet Member for Political Affairs)のPeter Galbraith氏や文民警察官代表で構成するチームを同地に派遣。

「今日の一言」 − 国際婦人デー −

 国際婦人デーは、1904年のこの日に、ニューヨークの女性労働者たちが女性参政権の運動を起こしたことを記念して、決定されているものだそうで、世界の関連機関が、この日に合わせて、様々な報告書を発表したり、イベントを開催しました。
以下、主なサイトをご紹介します。

国連

http://www.un.org/events/women/2001/sg_address.htm

世界銀行 Engendering Development - Through Gender Equality in Rights, Resources, and Voice

http://www.worldbank.org/gender/prr/
http://www.worldbank.org/gender/index.htm

世界食糧計画

  http://www.wfp.org/prelease/2001/0307E.htm

国際労働機関

http://www.ilo.org/public/english/bureau/inf/pr/2001/07.htm

ユネスコ

http://www.unesco.org/opi/eng/unescopress/2001/01-34e.shtml

NGO

http://www.populationaction.org/worldofdifference/rr2_introduction.htm
http://www.care.org/info_center/newsroom/2001/callsrenew030801.html
http://www.crlp.org/pr_01_0307iwd.html
http://www.futureharvest.org/

3月13日(火曜日) 文責:Jo

事務総長、持続可能な開発について、ダッカで演説を予定

 アナン事務総長、ダッカ入り。明日、環境問題に関する演説を行い、持続可能な開発を抽象的概念から日常の現実的問題とすることの重要性を訴える。持続可能な開発に関する世界サミット(2002年、ヨハネスブルク)を視野に入れ、バングラデシュが温暖化と海面上昇の脅威に晒される国であることを念頭に置いた演説となる。

エチオピアとエリトリアに平和をつくる用意あり、と国連特使

 事務総長個人代表Legwaila Joseph Legwaila氏は国連本部で記者会見し、エチオピアとエリトリアの和平プロセスについて、様々な問題が依然として未解決であるものの、和平プロセス自体が崩壊することはない、との楽観的な見方を示した。記者会見の前、同氏は、UNMEEに関する事務総長報告に関する非公開協議を行う安保理で、状況説明を行った。

事務総長、ネパールで、平和維持活動訓練センターへの支持表明

 アナン事務総長、ネパール訪問を終了。同国の政府高官との会談において、ネパールが平和維持活動訓練センターをつくる計画をたてていることに対し、支持を表明した。

寛容こそがタリバンの破壊を防ぐ鍵:アナン

 タリバンによるバーミヤンの石仏破壊を受けて、アナン事務総長は、今後こうした行為をなくすためには、寛容こそが鍵となる、と述べた。ネパールの主要空港で、記者団からの質問に答えて。

コソボ:劣化ウラン弾による健康被害を防ぐ予防的措置を:国連報告

 UNEPはきょう、コソボで使用された劣化ウラン弾の環境影響評価に関する調査を発表し、健康に対する影響はそれほど大きくないとしながらも、着弾地点付近の住民に対する健康被害の危険性を抑えるため、予防的措置を講じるよう勧告した。

コソボ暫定評議会、マケドニアに国境再開を求める

 コソボ暫定行政評議会はきょう、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国当局に対し、国境通過地点を再開し、交通状態を速やかに平常に戻すよう要請した。

東ティモール国民評議会、制憲議会選挙に関する法令

 東ティモール国民評議会はこのたび、88人構成の制憲議会選挙について規定する法令を承認した。同議会は、選挙実施から90日以内に、東ティモール初の憲法草案をつくることになる。

UNHCR、スーダンからのエチオピア難民帰還を完了

 UNHCRはきょう、1991年まで16年間続いた軍事政権下のエチオピアを逃れて、隣国スーダンに流出し、最後まで残っていた難民700人の帰還作業を完了した。

UNHCR、オウムのくちばしの襲撃を逃れた難民援助へ

 先週金曜日、ギニアの町Nongoaで反政府勢力の襲撃事件が起こり、1500人がGueckedou北部の難民キャンプに向かって流出していることから、UNHCRはこれら難民を同国内部のより安全な地域に搬送すべく、現在、輸送部隊を送っている。

石油食糧交換プログラムによるイラク収入、総額400億

 イラクプログラム部によれば、イラクは1996年12月の石油食糧交換プログラム開始時以来、総額にして、400億ドルと20億ユーロの収入を得た。

ルワンダ刑事裁判所で、Mukingo村・村長(当時)の裁判はじまる

 ルワンダ国際刑事裁判所において、ジェノサイドや人道に対するなどに問われている、ムキンゴ村・村長(当時)Juvenal Kajelijeli氏の裁判がはじまった。

ユネスコ:旧ユーゴ裁判所によるクロアチア遺跡破壊の起訴を歓迎

 ユネスコはきょう、タリバンによるバーミヤン石仏破壊との関連で、旧ユーゴ国際刑事裁判所によるクロアチア遺跡破壊の起訴を歓迎した。旧ユーゴ国際刑事裁判所は2月22日、クロアチアの旧港湾都市 Dubrovnik に対する襲撃事件(1991年)について訴追し、歴史的建造物の破壊の罪を裁くよう訴えていた。

3月14日(水曜日) 文責:山本

持続可能な成長が21世紀最大の挑戦課題

 地球温暖化が進み海水面が上昇すると極めて危険な状況にさらされることになるバングラデシュを公式訪問中のアナン事務総長は14日、持続可能な成長が新世紀の最大の挑戦課題であり、来年ヨハネスブルグで開催されるこの問題に関するサミットが各国の動向を見極めるよい試験紙となるであろうとアピールした。

事務総長、バングラデシュ首脳と会談

 バングラデシュ公式訪問初日の14日、アナン事務総長は同国の Justice Shahabuddin Ahmed大統領・Sheik Hasina 首相ら同国首脳と会談し、広範な問題について討議を行った。

コソボで再び暴力が激化

 コソボ情勢に関する最新の事務総長報告書で「同地域に平和をもたらすという目的に対するただひとつの、ただし最も大きな脅威」と指摘していた暴力が、14日早朝、また激化した。
 1日に国連コソボ暫定行政ミッション(UNMIK:UN Interim Administration Mission in Kosovo)が派遣している警察官によって逮捕された2人のセルビア人の釈放を求めてミトロビッツァ北部の警察署にセルビア人系住民が押し寄せ、パトロールカー1台を炎上、さらに1台を破壊した。

シオラレオネ反政府軍の勢力圏に初めて部隊を展開

 国連シエラレオネ・ミッション(UNAMSIL;the United Nations Mission in Sierra Leone)は、2000年5月以降、初めて革命統一戦線(RUF)の支配化にある町に部隊の展開を開始した。

コンゴ民主共和国からの兵力撤退が進展

 コンゴ民主共和国ミッション(MONUC;UN Mission in the Democratic Republic of the Congo)は同国における紛争当時関係者が調印した兵力再配置計画への準備が整い、15日から次の段階に移行することを明らかにした。本段階は3月28日までに完了する予定。

エリトリアで国連車両が地雷で損傷

 国連エチオピア・エリトリアミッション(UNMEE)の発表によると、14日午後、カナダ軍所属の軽装甲車がエリトリア国内のTsorena近郊を走行中、地雷に接触したものの、この事故で死傷者は出なかった模様。なお、先週木曜日にも同様の事故が発生していた。

ポリオ予防接種活動のため暫時停戦:アフガニスタン

 国連アフガニスタン調整官事務所の発表によると、同国内で紛争を続けているタリバンと北部同盟双方が、3月中旬に実施予定のポリオ予防接種活動の期間の停戦に合意したと発表した

パヴァロッティがアフガン難民救援チャリティコンサートを開催

 世界的なテノール歌手であり、国連平和親善大使でもあるルチアーノ・パヴァロッティ氏が、パキスタンに避難しているアフガニスタン難民の子どもを支援するためのコンサートを開催すると発表。コンサートは5月29日、イタリアのモデナで行われる。

1997年のアジア金融危機の傷は未だ癒えず:インドネシア

 1997年のアジア金融危機からほぼ4年が経つが、インドネシアでは未だ社会の広範囲の分野について事態は悪いままであることが、このたびユニセフから発表された報告書で指摘された。同報告書によれば今でも数百万人のこどもが栄養失調で苦しめられている模様。

猛威を振るう口蹄疫を警告:FAO

 世界食糧農業機関(FAO)は、口蹄疫(FMD;foot-and-mouth disease)が、長年に流行していなかった地域へ伝染する能力があることを確認し、現在蔓延している地域における制御の方策を採ることを勧告した。

軍縮におけるジェンダーの役割に関する書籍を刊行

 国連は14日、軍縮問題に取り組む活動とジェンダー間の平等に関する『軍縮におけるジェンダーの展望(Gender Perspectives on Disarmament)』と題する書籍を刊行した。

NBA選手がUNDCP親善大使に

 国連薬物統制計画(UNDCP)と全米バスケットボール協会(NBA)は14日、ダラス・マーヴェリックスの Eduardo Najera 選手を「薬物に反対するスポーツのためのUNDCP親善大使」に任命したと共同で発表した。

「今日の一言」 ― 神々は渇く ―

 前々回の「今日の一言」では「危険な純粋さ」に触れたわけですが、この「純粋さへの欲望」というのは、その集団の外部に破壊をもたらすだけではなく、その内部へも牙を向けてしまう構造を持っているのではないかと考えています。
 マキャベリは『君主論』の中で「1度変革があると次の変革のために歯型を残す」と書いているのですが、この原理が再帰的に作用して内部崩壊に向かう、ということです。
 ある原理への純粋性を主張することである勢力を追い出した勢力は、より過激に純粋性を主張する勢力に対し本質的に対抗し得ず(なぜなら自らが奪取した立場の基盤そのものと同じ論理構造なので)淘汰されます。ところがその新勢力でさえもさらに過激な立場からの突き上げには同じ理由で対抗できません。
 例えばアナトール・フランスの『神々は渇く』では、フランス革命に飛びこんだ青年・ガムランが、当初は革命の理念を奉じて断罪する側にいたものの、物語の最後のほうでは彼自身がギロチンにかけられて断罪されるという姿が描かれています。話の構造は同じでしょう。理念への過度の純粋性の要求は、それに従わないものを断罪せざるを得ないのです。そして神々の喉は人血をもって潤うことになります。
 アナトール・フランスは自分の作品についてこう語っています。

「人間は徳の名において正義を行使するにはあまりにも不完全な者であること、されば人生の掟は寛容と仁慈とでなければならないことを、私は示したかったのだ。」
と。この「寛容」は21世紀の大きなテーマであると私は思います。

3月15日(木曜日) 文責:阿部

国連安保理、パレスチナ及びアラブ連盟の要請を受け中東情勢に関し討議

 国連安保理は、パレスチナ国連代表及びアラブ連盟(the League of Arab States)からの要請を受け、中東情勢に関する討議を実施するとともに、両サイドの高級事務レベルの会議を開催。討議には、安保理の15メンバーを含む40ヶ国以上が参加。

アフリカ・グループ、年末に任期を迎えるアナン事務総長の再選を支持

 国連加盟国のうち53ヶ国からなるアフリカ・グループ(the African Group of States)諸国は、本年末に5年の任期を満了するアナン事務総長に対し、次期も事務総長を努めるよう求める書簡を公開。同グループの議長を努めるモーリシャスのAnand Priyay Neewoor大使は今週冒頭、アナン事務総長と会見し、全面的にサポートしていくと支持を表明。

事務総長、インドを訪問しパキスタンとの対話とCTBTへの署名の重要性を強調

 インド公式訪問のためニューデリーに到着したアナン事務総長は、パキスタンとインドがカシミール問題に関する話し合いを再開するとともに、包括核実験禁止条約(CTBT:the Comprehensive Nuclear-Test-Ban Treaty)に署名することが重要であると強調。

国連環境計画事務局長、気候変動に関するブッシュ大統領の方針に懸念を表明

 国連環境計画(UNEP:the UN Environment Programme)のKlaus Toepfer事務局長は、コペンハーゲンでデンマーク環境相と会談した後会見を行い、米国のブッシュ大統領が発電所から出る二酸化炭素を規制する方針を断念したとのニュースを受け、気候変動に効果的に対処していくには米国のリーダーシップが不可欠であると懸念を表明。

「今日の一言」 − About-Face on Warming −

 最後の出来事にあるように、米国のブッシュ大統領が発電所から出る二酸化炭素を 規制する方針を断念したとのニュースが物議をかもしています。
 発電所から出る二酸化炭素の規制はブッシュ大統領の選挙期間中の公約でもあった訳ですが、大統領は火曜日に、4人の共和党上院議員に書簡を送り、国内でのエネルギー供給を確保するために、公約を転換すると発表したのです。これに対しては、環境団体や民主党議員グループから「裏切り」「石炭産業という特殊利益の圧力」であるとの非難を浴びるとともに、ブッシュ大統領がまとめ上げた中道右派勢力に初めてできた大きなクラック(ひび割れ)であると懸念されています。
 上記UNEP事務局長も、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が作成した評価報告書(http://www.rivm.nl/env/int/ipcc/)を引き合いに出して、地球温暖化の因果関係はますますはっきりしてきている、と反論、京都議定書をまとめた日本の川口環境大臣も、米国のホイットマン環境保護庁長官に書簡を送り、積極的な対応を求めることを表明しました。

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A64935-2001Mar13.html
http://www.nytimes.com/2001/03/14/politics/14EMIT.html
http://www.worldwatch.org/alerts/010314.html
http://www.boston.com/dailyglobe2/074/nation/Ecologists_see_Bush_ignoring_data_in_greenhouse_gas_step+.shtml
http://washingtonpost.com/wp-dyn/opinion/A6809-2001Mar14.html
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A6184-2001Mar14.html
http://www.planetark.org/dailynewsstory.cfm?newsid=10103
http://www.earthtimes.org/mar/unnotebookarevisedusmar15_01.htm

 日本でも、15日に環境省の「温室効果ガス削減技術シナリオ策定調査検討会」が、現状の対策では二酸化炭素など温室効果ガスの国内排出量が、2010年に1990年レベルから5―8%増加し、京都議定書で義務付けられた削減目標(6%削減)を達成できない、との報告書をまとめたばかり。7月でボンで開催予定の地球温暖化に関する国際会議に向け、本格的な政策論議が不可欠となっています。

3月20日(火曜日) 文責:Jo

事務総長、ブッシュ米大統領と会談へ

 アナン事務総長は今週金曜日、ワシントンを訪れ、ブッシュ米大統領と会談する。24日には、ニューヨークを出発し、ヨルダン、スイス、ケニアへと向かう。アンマンでは、アラブ連盟首脳会議に出席し、演説する。アナン氏が同会議で演説するのは、初めて。

マケドニアおよびその周辺で、千人単位の人の移動:UNHCR

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のスポークスマンは火曜、ジュネーブで記者ブリーフィングし、UNHCRが依然として、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国および同国周辺の情勢について、極めて憂慮している旨表明した。マケドニアで同国治安部隊とアルバニア分離派との間の戦闘が発生して以来、数千の人々が国内で、あるいは国境を越えて、避難している。

ギニア:「オウムのくちばし」難民キャンプ破壊、備蓄食糧略奪

 このたび、ギニアの「オウムのくちばし」地域の状況を把握すべく、NGOの派遣団が現地に入って視察したところ、同地域に設営された難民キャンプは壊滅状態であることが明らかになった。またNongoaおよびその周辺において、国連が備蓄した食糧は略奪されていた。今月初め、反政府勢力による攻撃が行われ、1週間ほどの間に、推計10,000人の難民が近隣のMongo、Dandou、Katkama、Nongoa北部に追いやられた。

東ティモール住民登録、6千人を超える:UNTAET

 先週金曜日、東ティモールにおいて、住民登録が開始。この3日間で、6,000人以上の東ティモール人が、住民登録した。国連東ティモール暫定統治機構(UNTAET)が火曜、発表した。

エリトリアが、埋設地雷データをUNMEEに提供

 国連エチオピア・エリトリア・ミッション(UNMEE)はこのたび、エリトリア当局から、同国国内に埋設された地雷に関する情報の提供を受けた。この1週間、同国に展開する国連平和維持兵が地雷に触れ、負傷するなどの事件が相次いでいた。

麻薬委員会、開始

 国連麻薬委員会、スタート。3月29日まで。1998年の薬物特別総会が決めた目標について、各国の到達状況を検討する。

副事務総長、女性国連職員の地位向上について講演

 火曜、フィンランドの首都ヘルシンキで、Helvi Sipila講演会が行われた。Helvi Sipilaは女性として、初めて国連で上級職に就いたフィンランドの外交官。1972年から80年にかけて、女性、高齢者、障害者、青年の問題を担当する事務次長補を務めた。フレシェット副事務総長はこの講演会で演説し、国連における女性の地位向上に大きな進展がみられたことを指摘、一方で、さらに活動の全側面で、男女職員の平等な参加を確保していく必要を述べた。

イラク、石油輸出量が拡大

 イラクプログラム部によれば、3月16日までの1週間において、イラクは石油1790万バレルを輸出し、3億6700万ユーロの収入を得た。この輸出量は、12月6日に今期が開始して以来、最大。

ターナー財団、新規プロジェクトへの資金拠出を決定

 テッド・ターナー氏が出資した10億ドルを管理している国連財団が3月16日、新たな資金提供先となる39件の新規プロジェクトを承認した。総額7260万ドル。今回承認されたプロジェクトのうち、10件は持続可能なエネルギーに関するもの、7件は生物多様性に関するものである。

UNEP、貿易自由化における環境評価の必要を指摘

 ベルリンにおいて、UNEP、ドイツ環境省の後援の下、各国の貿易・環境閣僚の参加を得て、「相互支援的な貿易および環境政策」と題する会合が開始した。3月22日まで。UNEPは同会合に対して声明を発表し、開発途上国の発展のため、貿易の自由化による利益を最大化を図るには、環境評価が不可欠である、と指摘した。

大島事務次長、コンゴ訪問へ

 大島賢三人道問題担当事務次長は来月、コンゴ民主共和国を訪問する予定。訪問目的は援助を必要とする人々へのアクセス、一般市民および援助活動要員の保護に関し、同国当局からの保証を得ること。

ジャズ音楽家ウィントン・マーサリスさん、ピース・メッセンジャーに

 アナン事務総長は火曜、ジャズ音楽家として著名なウィントン・マーサリスさんをピース・メッセンジャーに任命した。これまでに任命された8人のピース・メッセンジャーは、以下のとおり。Muhammad Ali、Vijay Amritraj、Anna Cataldi、Michael Douglas、Earvin “Magic” Johnson、Enrico Macias、Luciano Pavarotti、Elie Weisel

3月21日(水曜日) 文責:山本

事務総長が国際人種差別撤廃デーにちなんでメッセージ

 アナン事務総長は、国際人種差別撤廃デーにちなんでメッセージを発表し、1960年のこの日、南アフリカ共和国の Sharpeville でアパルトヘイト法案に反対する平和的なデモ列に対し警官が発砲、69名が死亡した事件を歴史に留めるために制定されたことに触れた。
 また、今年秋にダーバンで開催される「人種主義・外国人嫌い・人種差別及び関連の不寛容に関する世界会議(the World Conference against Racism, Xenophobia, Racial Discrimination and Related Intolerance)」が世界をこの問題に注目させる機会を提供するだろうと語った。

MTVと国連が共同で国際人種差別撤廃デー記念イベント

 国連はMTV(Music Television)と共同で青年層が人種差別と闘い、忍耐を促進する 支援をするイベントを開催した。国連本部で開催された反人種差別フォーラムには約 400名のティーンエイジャーが参加し、コミュニティにおける不寛容と闘う方途につい て討論等を行った。
 ・イベントの模様 http://www.un.org/WCAR/21march/

難民高等弁務官が人権委員会でスピーチ

 ルベルス国連難民高等弁務官は21日、人権委員会でスピーチし、人権蹂躙・暴力・人種差別・排外主義が避難民の増加をもたらしていると語った。

事務総長、イスラエル首相と会談

 アナン事務総長は21日、ニューヨークでイスラエルのアリエル・シャロン首相と会談し、中東情勢・パレスチナ問題などについて討議した。

旧ユーゴ国際刑事裁判所とユーゴ政府の関係が改善

 旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所の Carla Del Ponte 判事はユーゴスラビア連邦共和国高官との会談後記者会見に応じ、同国との関係が改善したと語った。

安保理、アブハジア紛争に関するヤルタ会議を歓迎

 安全保障理事会は議長声明において、アブハジア=グルジア間の紛争当事者による会議が成功裏に終了したことを歓迎し、和平プロセスを履行することを両者に求めた。同会議はヤルタ(ウクライナ)において15・16の両日にわたって開催された。

口蹄疫に関する会議が開催

 口蹄疫統制欧州委員会(EUFmd;the European Commission for the Control of Foot-and-Mouth Disease)の第34会期が21日から3日間の予定でローマにある食糧農業機関(FAO)本部で開催。FAOの Louise Fresco 事務局長補は口蹄疫の蔓延を防ぐため、FAOがEUFmdに協力する準備があると演説した。

ギニアビサウ情勢に関する最新の報告書提出

 アナン事務総長はギニアビサウ情勢に関する最新の報告書を提出し、同国内の紛争当事者に緊張緩和のために対話に参加するように要請した。

東チモールに和解委員会設置を決定

 東チモール暫定行政機構(UNTAET;UN Transitional Administration in East Timor)は21日、先週発生した暴力事件について Viqueque 地区と Uato Lari地区の代表が参加して会合を開き、17人から構成される和解委員会を設置することを決定した。

事務総長、外交政策協会で講演

 アナン事務総長は21日、外交政策協会(the Foreign Policy Association)のCyrus Vance 講演シリーズの一環として「紛争予防のための国連強化」と題した講演を行い、最大の障害は加盟国の態度であると語った。

22日は「世界水の日」

 22日の「世界水の日」を踏まえて世界保健機構(WHO)は「健康と水」と題する報告書を公表し、途上国における上水道の整備や公衆衛生の強化を強く訴えた。WHOによれば世界で10億人が安全でない水を飲料水としており、年間に340万人(その大半が子ども)が、水を原因とする病気で亡くなっている。

「今日の一言」 ― 地に呪われたる者 ―

“追いつけという口実のもとに人間をせきたててはならない、人間を自分自身から、自分の内心から引きはなし、人間を破壊し、これを殺してはならない。”
 おそらく、人種差別の背景にあるのは、人種間の序列意識…「進んだ」「遅れた」という感覚…であって、追いつこう、ひっくり返そうと思っているうちは、実は、その序列の虜になったままだ、ということです。一方、「施してやろう」と(自分が優位に立っていると)いう意識も同じ意味で序列の虜になったままだと言えます。
“われわれは何者にも追いつこうとは思わない。だがわれわれはたえず歩きつづけたい、夜となく昼となく、人間とともに、全ての人間とともに。これはキャラバンをやたらに引きのばさないということだ。というのも、これを引きのばした場合には、ひとつひとつの列の者は前列の者がほとんど見えなくなるであろうし、もう互いに相手を認め得ぬ人びとは、ますます出会うこともなく、話すことも稀になるであろうから。”
(引用は全て 『地に呪われたる者』 フランツ・ファノン;みすず書房)

3月22日(木曜日) 文責:阿部

アナン事務総長、事務総長として2期目を務める用意があることを表明

 アナン事務総長は、記者会見で「私が事務総長として2期務めることを加盟国が望み決めるなら、深く感謝して、受諾するつもりである」「アフリカ・グループやその他多くの国々から受けた励ましに心を打たれ、また感謝している」と述べ、事務総長として2期目を務める用意があることを表明。

安保理、自治政府をつくる動きをみせているクロアチア民族会議を非難

 ボスニア・ヘルツェゴビナでクロアチア民族会議(Croat National Congress)がクロアチア自治政府をつくる動きをみせていることについて、安保理は議長声明を発表し、95年の和平合意に違反すると非難。

安保理、ミレニアム・サミットで採択した宣言に沿って役割を強化していくと表明

 安保理は、議長であるAnatoly Zlenkoウクライナ外相による声明を発表し、今後、特にアフリカにおける平和と安全の維持していくためにも、昨年9月7日、ミレニアム・サミットで採択した宣言に沿って、自らの役割を強化していくと表明。

国連エチオピア・エリトリア・ミッション、エチオピア軍部隊の残留に抗議

 国連エチオピア・エリトリア・ミッション(UNMEE:UN Mission in Ethiopia and Eritrea)は、エチオピア・エリトリア間の暫定安全地帯内にエチオピア軍部隊が撤退せず残っていることが確認されたことを受け、抗議の意を表明するとともに同部隊の再配置を要請。

管理担当事務次長、総会第5委員会で国連の財政状況について演説

 Joseph E. Connor管理担当事務次長(Under-Secretary-General for Management)は、総会第5委員会で国連の財政状況について演説し、今年は米国の滞納金支払いが行われ、財政の安定性をどうにか確保できそうであると報告。

世界保健機構、エイズ対策への医薬品メーカーの貢献に歓迎の意を表明

 世界保健機構(WHO:World Health Organization)と国連エイズ合同計画(UNAIDS:the Joint UN Programme on HIV/AIDS)は共同声明を発表し、結核がエイズ感染者の主な死亡原因となっていることを指摘し、エイズ及び結核と闘うための連帯を求めた。
 また、医薬品会社Ciplaが開発途上国においてエイズ関連の医薬品を安価な値段で販売すると申し出たことについて、エイズ薬への人々のアクセス向上に医薬品メーカーが貢献することに歓迎の意を表明。

ローマでアフリカの角地域援助国会合が開幕

 国連食糧農業機関(FAO:the UN Food and Agriculture Organization)と世界銀行は、ローマにおいて2日間の日程で「アフリカの角(the Horn of Africa)」地域援助国会合を開始。会議では、同地域の食糧不足の事態を解消するため、アナン事務総長が昨年立ち上げた戦略について話し合う予定。

3月27日(火曜日) 文責:Jo

事務総長、アラブ連盟首脳会議で演説

 アナン事務総長はきょう、アラブ連盟首脳会議で演説、イスラエルとパレスチナ双方に対し、平和の道へと戻るよう促した。「暴力は何の解決にもならない、当事者が交渉のテーブルに戻る日を引き延ばすことに何の意味もない」

事務総長、イラク副大統領と会談

 アナン事務総長はアンマン(ヨルダン)で、イラク副大統領Izzat Ibrahim氏と会談し、イラクと国連との関係や制裁の見なおしなどについて、建設的な話し合いを行った。

安保理、中東情勢について非公開協議

 安保理は、中東情勢に関して、非公開協議を継続した。

拘束された国連職員との国際連帯デー

 27日は、「拘束された国連職員との連帯の国際デー」。この日、ソマリアとコンゴ民主共和国において、国連職員に対する暴力事件が起こった。ソマリアでは、「国境なき医師団」事務所が武装集団に襲撃され、国連の国際職員6人とユニセフの現地要員が拉致された。コンゴでは、UNHCRの職員1人が何者かに襲われ、殺害された。

WFP、大湖地域への食糧援助資金を求める

 世界食糧計画(WFP)は27日、アフリカ大湖地域における10万人単位の難民、避難民、干ばつの被災者に対する食糧援助を継続するため、9500万ドルを求めるアピールを発した。

ヘケロップ代表、コソボ全土の選挙延期報道を否定

 エコノミスト誌がこのたび、コソボ全土の選挙実施は今年行われず、2002年になるとの記事を掲載したことを受け、国連コソボ暫定行政ミッション(UNMIK)のヘケロップ代表は、選挙は今年実施するつもりであり、この記事は正しくない、との反駁声明をだした。

マケドニア、避難民が戻り始める

 マケドニア旧ユーゴスラビア共和国の情勢が沈静化し始めるなか、テトボに戻る避難民の姿が見えるようになっている。UNHCRが発表した。

世界銀行、「アフリカにおける援助と改革」報告を発表

 世界銀行はこのたび、「アフリカにおける援助と改革 10件の事例からの教訓」と題する報告を発表した。海外援助が開発途上国における経済改革支援に役立つのは、受入国の政府と国民の間に、変化の必要への広い支持があるときだけである、と指摘。

東ティモール国民評議会、憲法草案の協議会設置を否決

 東ティモール国民評議会は27日、東ティモール住民が、憲法草案において自分たちの意見を表明することを可能にする協議会を設置する法案について採決、その結果、同案は賛成5、反対7、棄権8で、否決された。

3月28日(水曜日) 文責:山本

米国がパレスチナ問題について拒否権を発動

 27日夜、安全保障理事会においてパレスチナ文民を保護することを目的とした国連監視軍派遣ミッションに関する決議案が採決されたが、合衆国は「決議案は関係者双方の基本的な要望を踏まえていない非現実的なものである」とし拒否権を発動、決議案は否決された。
 賛成票を投じたのはバングラデシュ・中国・コロンビア・ジャマイカ・マリ・モーリシャス・ロシア・シンガポール・チュニジア、棄権はフランス・アイルランド・ノルウェー・イギリス。ウクライナは投票不参加。
 なお、この結果についてイスラエル代表は「決議案は一方的な見解を反映したものだった」とし、一方パレスチナ代表は「安保理は国際平和を維持するという責務の履行を怠っている」とコメントした。

人権高等弁務官はパレスチナの緊張緩和を要請

 メアリ・ロビンソン国連人権高等弁務官(UN High Commissioner for Human Rights)は28日、ジュネーブで開催された人権委員会の年次会合の席上、パレスチナ問題に触れ、イスラエル軍には同地域からの撤退、パレスチナ指導者には暴力を停止させるための手段を講じるよう要請、領土内の緊張緩和を要望した。

昨日誘拐された国際団体要員のうち4人が解放;ソマリア

 火曜日に発生した誘拐事件で身柄を拘束されていた人々のうち、ユニセフ職員3名(うち1名は現地スタッフ)・国境なき医師団職員1名の合計4名が解放された。しかしながらまだ国連職員4名の行方は不明のままである。

国連とエチオピアは兵力地位協定を締結

 国連エチオピア・エリトリアミッション(UNMEE;UN Mission in Ethiopia and Eritrea)は国連とエチオピア政府との間で兵力地位協定の調印が行なわれたことについて、平和維持活動要員を支援にとって重要であると歓迎した。

UNTEAT代表が併合派指導者と会見

 国連東ティモール暫定統治機構(UNTAET)の Sergio Vieira de Mello 代表は28日、ディリで併合派の指導者と会見した。席上、de Mello 代表は、全ての難民の帰還を歓迎するが1999年に行われた暴力に対しては恩赦は行わないとの立場を強調した。

UNMIK代表、マケドニアを訪問

 国連コソボ暫定行政ミッション(UNMIK)の Hans Haekkerup 代表はマケドニア旧ユーゴスラビア共和国の首都スコピエを訪問し、マケドニア=コソボ間の国境付近の情勢について話し合った。

UNMIBHは当局に国境管理業務の確立を要請

 事務総長副特別代表の Julian Harston 氏と国際警察タスクフォースの Vincent Coeurduroy 長官はボスニア=ヘルツェゴビナの首都サラエボを訪問し、不法移民と人身売買を防ぐためにも国境管理業務の1日も早い確立を要請した。

保健問題における民間セクターの役割拡大を

 アナン事務総長は28日、チューリッヒで開催されたスイス経済界の会合で演説し、貧しい国々で多数の死亡者を出している病気のほとんどは十分な基金が確保されさえすれば予防可能であり、このような世界の保健衛生について民間セクターは大きな役割を果たせるし、また果たすべきであると演説した。

「今日の一言」 …についての一言

 読者の方からときおりメールを戴くのですが、その多くが「今日の一言」に対する感想です。私の場合は担当分の記事の翻訳を通して思いついたことを書くようにしているのですが、何しろ「一言」ですので、出来るだけ論点を1つに絞って(でも話題は複数だったりする)20行程度に圧縮してますので、毎回、「ちょっと説明したりないなぁ」と思いつつ配信しています。
 戴くメールは同意を示す内容のものが多いのですが、「こういう見方もあるのでは」とご指摘いただく内容のものも少なくありません。もちろんわかっていたんだけれども分量的に削ぎ落とした視点というのもあるのですが、中には最前線の現場で体験しなければわからないことや、当方が思いもしていなかったことを指摘していただくこともあります。その内容が厳しいものであっても、自分の知りうる世界が広がるという意味で個人的にはこちらのほうがありがたかったりします。
 メルマガというのは基本的には一方的なメディアですので、読者の皆さんの反応を即座に捉えることが困難なため、賛成のものであれ反対のものであれ、参考になります。
 …というわけで、SUNの質的向上のためにもお気軽にメールくださいってことでした。ではではよろしく。

3月29日(木曜日) 文責:阿部

アナン事務総長、中東におけるテロリズムを非難する声明を発表

 イスラエルとパレスチナ領土における暴力が激化していることを受け、アナン事務総長は、あらゆる方面からのテロリズムを非難する声明を発表。しかし、イスラエル治安部隊による過剰な武力行使に対し、強く反対する立場に変わりない旨強調。

コソボでのアルバニア人武装集団による襲撃事件で民間人2人が死亡

 コソボの村Krivenikにおいて、マケドニア軍から逃れたアルバニア人武装集団による襲撃事件が発生し、英国人ジャーナリストら民間人2人が死亡し20人が負傷した事件を受け、国連コソボ暫定行政機構(UNMIK:the UN Interim Administration Mission in Kosovo)代表は、民間人の命が失われたことに深い遺憾の意を表明。

アナン事務総長、スイスでの演説で、小国の貢献こそ「国際協力の接着剤」と指摘

 アナン事務総長は、スイスのにあるBiel農工業学校で演説し、国連に加盟する小さな国々は、国際公共財のために協力する必要を他のいかなる国よりも理解しており、その意味で、小国の貢献こそ「国際協力の接着剤」("the very glue of international cooperation")となっていると指摘。

国連特別報告者、アフガニスタンの人権状況に関する第5次報告書を発表

 国連特別報告者であるKamal Hossain氏は、アフガニスタンの人権状況に関する第5次報告書を発表し、対タリバン制裁がアフガニスタンの女性や子どもなど普通の人々を傷つけないよう、注意を払う必要性を指摘。

世界保健機構と国連児童基金、はしかによる死亡者数半減へ戦略計画

 世界保健機構(WHO)と国連児童基金(UNICEF)は、世界のはしかによる死亡者数を2005年までに半減するため、「地球はしか戦略計画(the Global Measles Strategic Plan)」と名づけた共同事業を開始すると発表。毎年3千万人がはしかに罹り、うち90万人が死亡。

「今日の一言」 − About-Face on Warming (2) −

 標記については、水曜日に米国のブッシュ政権が地球温暖化防止のための京都議定書不支持を表明(http://washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A2354-2001Mar27.html)、金曜日には、日本の駐米大使が、再考を求める大統領あて親書をラーソン国務次官に手交するなど、動きが活発化しています。
 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の谷口副議長は、未だ最終決定ではない、米国は政策のレビューを行っている最中だと希望を繋ぐ発言をしています(http://www.planetark.org/dailynewsstory.cfm?newsid=10304)が、様々な報道を総合すると、ブッシュ大統領のポジションは、「京都議定書は米国の国益に反する」と明確になっている様子がうかがえます。
 "first things first are the people who live in America. That's my priority"
http://globalarchive.ft.com/globalarchive/articles.html?id=010329008038
http://globalarchive.ft.com/globalarchive/articles.html?id=010330000154

 上記のラーソン国務次官は、7月にドイツのボンで開かれる気候変動枠組み条約締約国会議(COP6)の再開会合には参加するとし、京都議定書に代わる新たな提案をする可能性も示唆したとのこと、各国の動きから目が離せません。

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Updated : 2007/02/19