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Title : October 2000
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10月3日(火曜日) 文責:Jo

安保理、パリ交渉前に中東における最近の暴力に関して討議

 4日、パリで中東和平プロセスの当事者交渉が予定されているが、同交渉の開催を前に、本日、安保理は公式会合を開き、中東で最近発生する暴力事件に関して話し合った。15の全理事国のほか、イスラエル、パレスチナ、南アフリカ、エジプトの代表が討論に加わった。討論において、多くの参加者が、暴力をやめ、和平プロセスを軌道に戻す必要を強調した。

事務総長、中東における暴力の即時終結、和平交渉再開を勧告

 アナン事務総長は、ストラスブール(フランス)で行われたプレス・エンカウンターで、ここ数日間に中東で起こった危機的事態に言及、この事態を「悲劇的」であると形容し、暴力の即時終結および和平プロセスの再開を求めた。

UNHCR、反政府勢力による攻撃でギニア南東部から数千人が避難

 UNHCRによれば、週末、ギニア南東部の難民キャンプが反政府勢力に襲われ、4,000人近くの難民が同キャンプから逃げ出した。

「ドイツ統一が国連を解放」10周年記念式典でアナン事務総長

 アナン事務総長は、ドイツ統一10周年記念式典にメッセージを送り、ドイツ統一が、同国、ヨーロッパ、世界にとって重要であったばかりでなく、国連を解放するのに役立った、と述べた。

東ティモール:2人のPKO要員がヘリコプター事故で死亡

 東ティモールのSame地区において、国連平和維持兵の乗ったヘリコプターが墜落し、ポルトガル人兵士2人が死亡した。事故原因は不明であり、現在、調査中。

事務総長、中国の地雷事故に哀悼の意

 中国・貴州において、先週、地雷が爆発、死者が出たが、アナン事務総長は同国首相に書簡(3日、発表)を送り、哀悼の意を表明した。

ユーゴ連邦共和国の人々は、「はっきりと意見を表明した」:事務総長

 アナン事務総長は、ユーゴスラビア連邦共和国の人々は政治的変革を求めたのであり、その選択は尊重されなければならない、と述べた(ストラスブールでのプレス・エンカウンターで、記者団の質問に答えて)。

WHO事務局長、「貧困による疾病」に対する多大な努力を要請

 スイスのウィンテルトゥールで、マラリアやエイズなど、貧困が原因で発生する疾病との闘いをテーマにした世界会議が開催され、70カ国のNGO、アドボカシー・グループ、民間企業を代表する専門家200人が参加した。ブルントラントWHO事務局長は同会議に対して、これらの疾病と闘うための地球的運動を求めた。

安保理の承認により、モロッコがイラクに人道物資を空輸

 3日、人道物資を積んだモロッコの輸送機が、バグダッドに到着した。今週月曜日に、安保理の対イラク制裁監視委員会が会合を開き、この空中輸送を承認していた。

海外直接投資が一兆ドルに:国連貿易開発会議

 国連貿易開発会議(UNCTAD)は3日、「世界投資報告2000:国境を超えた吸収・合併と開発」と題する報告書を発表した。この報告書によれば、海外直接投資(FDI)は今年、1兆ドルを上回る勢いを見せている。

10月4日(水曜日) 文責:山本

事務総長、中東情勢に関する和平プロセスの再開を希望

 中東情勢をめぐる高官級会議に参加するためにストラスブール空港に降り立ったアナン事務総長は記者団に対し、エジプトでの和平プロセスの再開を希望すると語った。パリではイスラエル首相のバラク氏とパレスチナ自治政府議長のアラファト氏がオルブライト合衆国国務長官と会談中である。

アラブ連盟常任委員会が国連人権委員会の緊急開催を要請

 アラブ連盟常任委員会(The Council of Arab Permanent Members of the League of Arab States)は4日、占領地域及びイスラエル国内における暴力に対抗するために国連人権委員会の特別会議の招集を要請した。

パレスチナ人に対するドナー国会議開催

 3日、国連中東和平プロセス特別調整官事務所(the Office of the UN Special Coordinator for the Middle East Peace Process)の要請で昨今の状勢悪化で深刻なパレスチナ人の保健衛生改善への資金拠出に関する会議が開催され、カナダ・フランス・イタリア・ノルウェー・スイス・合衆国などが合計約1600万ドルの拠出を誓約した。

事務総長、特別報告者の発言と自身の見解との無関係を強調

 アナン事務総長は、ボスニア=ヘルツェゴビナ・クロアチア・ユーゴスラビア連邦共和国人権状況国連報道官(the UN Special Rapporteur on the human rights situations in Bosnia and Herzegovina, Croatia and the Federal Republic of Yugoslavia)である Jiri Dienstbier 氏がミロシェビッチ大統領に対する戦争犯罪容疑の追訴の撤回に関して触れたことに対し、これは組織としての正式な見解ではないと強調した。

事務総長、国連とEUの連携強化を希望

 アナン事務総長は一連のヨーロッパ各国指導者との会見を終えた後、記者団に対して、「欧州各国が国連の関係する開発・平和維持活動等への支援強化を希望している。」と語った。

事務総長、イラクの人道援助契約の可及的履行を要請

 アナン事務総長は4日付で安全保障理事会議長あてに書簡を送り、イラクに対する人道的援助に関する20億ドル規模の契約が保留されたままであることに深い懸念を表明した。この人道援助は"oil-for-food"として呼ばれる、原油限定輸出プログラムで、イラクが輸出した石油に相当する分の人道物資を送付する計画であるが、対イラク制裁監視委員会の承認を必要とする。

西チモールで民兵指導者を逮捕

 国連東チモール暫定統治機構(UNTEAT;the UN Transitional Administration in East Timor)が4日発表したところによると、インドネシア当局が西チモールの民兵組織の指導者 Eurico Guterres を逮捕した模様。

国連はソマリアへの関与を拡大

 国連ソマリア人道調整官の Randolph Kent 氏は4日、記者会見し「国連がソマリアにおける人道的活動を拡充するにつれ、(活動員の)安全が大きな問題となっている。」と語った。

人権高等弁務官がコンゴ民主共和国首脳に人権の尊重を要請

 Marry Robinson 国連人権高等弁務官はコンゴ民主共和国を公式訪問、カビラ大統領ら同国首脳と会見し、人権と基本的な自由の尊重を要請した。

環境を守るために国連と市民社会が協力を…UNEP

 4日、ヨルダンの首都アンマンで開催された国際自然保護連盟(IUCN;World Conservation Union)主催の会議・Congress2000において国連環境計画(UNEP;UN Environment Programme)のKlaus Toepfer事務局長は、地球環境を守る上で政府だけでなく、市民社会が大きな役割をになっていると演説した。

「世界宇宙週間」開始

 「世界宇宙週間(World Space Week)」を記念して、人道に貢献する宇宙技術の利用方法についてアイデアを共有する会合が開催された。会合に寄せたメッセージの中でアナン事務総長は、「全民衆の半数は電話を使ったことがない人々であり、世界宇宙週間では民衆をつなぐことを熟慮すべきである」と語った。

World Space Weekのサイト:http://www.oosa.unvienna.org/wspw2000ny.html


「今日の一言」 ― ユーゴスラビア大統領選挙 ―

 金曜日に鳥取県西部で大きな地震がありましたが、みなさんご無事でしょうか。

 さて、世界各地でも緊迫した情勢が続いています。
 9月末に行われたユーゴスラビア大統領選挙をめぐって首都ベオグラード近辺では緊張状態が高まり、民衆が国会議事堂と国営テレビ局を占拠するという行動に出て、ついにミロシェビッチ大統領は敗北を認め、コシュトニッツァ候補の「勝利」に落ち着きそうです。
 私はふと、フィリピンでのマルコスvs.アキノの大統領選挙での、退陣劇を思い出しました。

 独裁的な政治指導者が、自らへの指示を過信したままで選挙を行った場合、民衆の賢さが最終的に勝利するという例を20世紀の最後に見せてくれたユーゴ国民を賛嘆したいと思います。

10月5日(木曜日) 文責:阿部

安保理は、中東における危機的な事態に関する公開討議を終了

 安保理は、火曜日に始まった最近の中東における危機的な事態に関する公開討議を終了するとともに、中東問題に関する決議案を検討すべく、今夜、非公開協議を行うことを決定。

事務総長は安保理に対し、シエラレオネ特別裁判所の設置を求める報告書を提出

 アナン事務総長は安保理に対し、戦争犯罪、人道に対する罪、その他の国際人道法違反に最も責任を有すると思われる者を裁くシエラレオネ特別裁判所(a Special Court for Sierra Leone)の設置を求める報告書を提出。初の包括的和平合意であるアビジャン合意(the Abidjan Agreement)が成立した96年11月30日の後に犯された罪が対象となる。

安保理は、ギニアビサウ情勢に関する非公開協議を実施

 安保理は、ギニアビサウ情勢に関する非公開協議を行い、議長による報道声明を通じて、同国で以前実権を握っていた軍部に対し、政治の舞台から退くとの約束を実行するよう要請。

事務総長特別代表は、特別報告者の旧ユーゴ大統領訴追取り下げを促す発言に懸念を表明

 バルカン地域の人権状況を担当する特別報告者(the Special Rapporteur of the Commission on Human Rights in the Balkans)であるJiri Dienstbier氏が昨日、旧ユーゴ国際刑事裁判所に対し、ミロシェビッチ旧ユーゴ大統領訴追の取り下げを促す趣旨の発言をしたことについて、クシュネル事務総長特別代表は本日、自身の立場が異なることを明確にし、当該発言が、人権原則、犯罪者の処罰に向けた国連の取り組みに対するコソボの人々の信頼を著しく損なうものであると懸念を表明。

アラブ首長国連邦は、イラクに対する人道物資の空中輸送を開始

 アラブ首長国連邦は、対イラク制裁監視委員会(the UN committee monitoring the sanctions against Iraq)の承認を得て、イラクに対する人道物資の空中輸送を開始。

メコン川の30年ぶりの大洪水を受け、世界食糧計画が援助拡大を発表

 メコン川の30年ぶりの大洪水により、ラオスにおいて水田が著しく損壊、3万の人々が影響を受けている。この事態を受け、世界食糧計画(WFP:World Food Programme)は、同国に対する援助活動を拡大する旨発表。

欧州裁判所によるEU煙草広告禁止命令無効決定にWHO事務局長が懸念を表明

 欧州裁判所がEUの煙草広告禁止命令を無効としたことについて、世界保健機構(WHO:World Health Organization)のブルントラント事務局長は懸念を表明するとともに、2003年の採択が期待される煙草統制枠組み条約(FCTC:the Framework Convention on Tobacco Control)を念頭に置き、各国が協調した対応をするよう要請。

10月6日(金曜日) 文責:森久

アナン事務総長、ユーゴスラビア連邦共和国の記念すべき変化を歓迎

 アナン事務総長と国連高官らは、ユーゴスラビア連邦共和国における政治的変化を歓迎し、新政権における民主主義確立に協力し、ユーゴの国際社会への復帰を支援する意思を表明した。

安全保障理事会、中東における人権侵害に関して、審議を行う

 安全保障理事会は、中東に多大な影響を与えた最近の危機に対して、非同盟運動のメンバーが提出した草案決議を非公式に検討する会議を行った。

安全保障理事会代表団、シエラレオネ・周辺地域へ向かう

 安全保障理事会メンバーのうち11名が、現在進行中の国連シエラレオネ・ミッションの活動を調査し、同地域における安定促進対策を見出すため、明日西アフリカへ向かう。

国連コソボ暫定行政機構が、ベオグラード新政府と連絡を開始

 ユーゴスラビア連邦共和国における政変を喜び、国連コソボ暫定行政機構高官であるBernard Kouchner博士は、今日、国連とベオグラードの新政府との連絡体制はすでに整っていることを述べた。

旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所、ミロシェビッチ引渡しを要請

 今日、旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所はユーゴスラビアの近況を喜び、同国民に対し、国民戦争犯罪人として起訴されているミロシェビッチ前大統領の身柄引渡しを行う意思を示すよう、期待の意を伝えた。

コンゴ民主共和国における国連平和維持活動の延長を考慮

 コンゴ民主共和国において国連が直面している深刻な問題が報告される中、今日、安全保障理事会はコンゴ民主共和国内での国連の平和維持活動の延長について討議するため、非公式の会議を行った。

対立するアフガン各派、ポリオワクチンキャンペーン期間中、停戦合意

 国連のアフガン問題対策担当者は、長年、主権争いのため内戦を続けている各派が一時的停戦に合意したことを報告した。停戦期間中、国連と関連NGOパートナーは、数百万の子供にポリオワクチン注射を行うことができる。

アルメニアで30万人が、厳しいかんばつの犠牲に

 国連食糧農業機構と世界食糧計画がローマで発表した共同報告によると、アルメニアで厳しいかんばつの結果、穀物生産や家畜に多大な被害が及んでいることがわかった。また、およそ30万人の農民が食糧を得ることができない状況に苦しんでいる。

10月9日(月曜日) 文責:YOSHI*

事務総長、テルアビブで暴力の否定と対話による解決の訴え

 コフィ・アナン事務総長は、中東危機に取り組むためテルアビブを訪れ、指導層から一般市民に至る人々へ暴力行為を止め、路上から対話の席へ行動を移すよう訴えた。事務総長は「この状況はなんとかできるものと信じているが、指導層だけで為す事はできない」「一個人でも集団であっても全ての人には社会的責任があり、我われには一般市民である皆さんが必要であり、たとえ時には理解が困難でも、暴力や武力行使を否定し、平和を目指して欲しい」「流血は止めねばならず、紛争の拡大は肯定できない」と語った。

事務総長特使、イスラエル-レバノン両国へ捕虜の早期解放を要請

 コフィ・アナン事務総長の特使であるRolf Knutsson氏は、レバノンで一連の高官レベルの会合の後、イスラエル、レバノン両国へ捕虜の早急な解放を求めた。

事務総長、ユーゴ新大統領誕生を歓迎

 コフィ・アナン事務総長は、ユーゴスラビアの新大統領の就任を祝し、Vojislav Kostunica大統領の選出は同国とバルカン半島地域全体における「平和と安定の回復に向けた重要な布石」であるとした。事務総長はKostunica大統領へ宛てた書簡で、「(Kostunica大統領の)ユーゴスラビア連邦共和国でのリーダーシップが、貴国と国連と国際社会の関係をさらに拡大する無二の新たな幕明けのチャンスとなる」と述べ、国連への加盟要請を促した。

安保理、ギニアで難民問題を協議

 ギニアのリベリアおよびシエラレオネ国境地域に住む数十万人もの難民が治安の悪化に直面しており、安保理理事国と国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の代表らはギニアの首都コナクリでこの問題について話し合った。11名の安保理理事国代表の一行は、シエラレオネに於ける国連活動の視察とこの地域の安定促進の手段を探るため、ギニアを皮切りにシエラレオネ、マリ、ナイジェリア、リベリアの西アフリカ諸国を訪問する。

事務総長、コートジボワール大統領選挙の制限を危惧

 コフィ・アナン事務総長は最近のコートジボワール最高裁判決に対し、来る大統領選挙へ主要政党から多くの代表が出馬できないことについて失望を表明した。国連は繰り返しオープンで透明性ある民主的な大統領選挙と立法機関を主軸とする憲法の施行を再度実現するようコートジボワール当局へ求めてきた。なお同国の大統領選挙は10月29日の予定。

WHO、イエメンで猛威を振るう病原菌対策に国際支援を要請

 世界保健機構(WHO)はイエメンで人体や家畜に感染する病原菌「Rift Valley Fever(RVF)」に対処するため、およそ100万ドルの国際支援を要請した。WHOによると、RVFは主に動物に感染する出血性病原菌だが、人間にも感染し、死に至る危険性もある。イエメンの保健省によると、RVFは数週間前までアフリカ以外で確認されたことはなかったが、同国で321名が感染し、32名が死亡したという。またサウジアラビアでも少ないながら感染例が見られている。

10月10日(火曜日) 文責:Jo

事務総長、アラファト、バラクとの交渉後も希望を維持

 アナン事務総長は昨夜から本日午後にかけて、アラファト・パレスチナ暫定政府議長およびバラク・イスラエル首相との一連の会談を終了。事務総長は本日午後の記者会見において、暴力の連鎖を断ち切り、和平プロセスを再開すべく、全当事者との協力作業を継続する決意を示した。

人権委員会、中東危機に関する特別会期を開催

 人権委員会はこのたび、中東情勢に関する特別会合を開催することを決定した。明日、同委員会のビュアローが同会合の期日を決める予定。

コロンビア、アイルランド、モーリシャス、ノルウェー、シンガポールが安保理非常任理事国に選出

 総会は本日、今年末で任期が切れるアルゼンチン、カナダ、マレーシア、ナミビア、オランダの5カ国に代わる、安保理の新しい非常任理事国(任期は来年から2年間)として、コロンビア、アイルランド、モーリシャス、ノルウェー、シンガポールを選出した。来年1年間、バングラデシュ、ジャマイカ、マリ、チュニジア、ウクライナと合わせた10カ国が非常任理事国を務める。

シエラレオネで安保理代表団、PKO要員、地域指導者らと会合

 シエラレオネ訪問中の安保理代表団は本日、2つのグループに分かれ、行動した。一つのグループは、東部の町ケネマに入り、国連シエラレオネ・ミッション(UNAMSIL)から同国の情勢に関する説明を受けた後、ダルへ向かった。もう一つのグループは、西部のPort LokoとMile 91を訪問した。

アフガンでの激しい戦闘のため数万人が避難:UNHCR

 UNHCRによれば、アフガニスタンにおいて、ここ数週間にタリバンと北部同盟の間で激しい戦闘が続いていることから、約15万の人々が避難民となった。

事務総長、ベトナムを襲った洪水被害に国際支援を呼びかけ

 ベトナムで大洪水が発生し、大きな被害を及ぼしていることについて、アナン事務総長は遺憾の意を表明するとともに、国際社会の援助を求めた。

国連イラク・プログラム部、情報不足のため人道契約が滞る

 国連イラク・プログラム部によれば、現在、技術的情報が足りないため、11億ドル相当の人道物資供給に関する契約が処理できずにいるか、あるいは対イラク制裁監視委への承認を求める送付が不可能になっている。同部担当のべノン・セバン事務局長は、サプライヤーらに対し、必要な情報提供をより迅速に行うよう促した。

国連東ティモール派遣団、自然災害に対処する作業部会を設置

 東ティモールにおいて雨季の到来が近い。国連東ティモール暫定行政機構

 (UNTEAT)は本日、これに備えて、災害準備作業部会を設置した、と発表した。

グローバル化された経済で、10人に1人の労働者が精神衛生問題に悩む:ILO

 国際労働機関(ILO)がこのたび発表した報告書によれば、経済のグローバル化が仕事上のストレスやその他の精神衛生問題を引き起こしている。ILOは、フィンランド、ドイツ、ポーランド、英国、米国の5カ国の状況を調査した結果、労働者10人のうち一人が、鬱状態、不安感、ストレス、燃え尽きを経験している、と述べた。

ILO: http://www.ilo.org/public/english/bureau/inf/pr/index.htm

10月11日(水曜日) 文責:山本

事務総長、中東和平プロセス進展へ奔走

 アナン事務総長は現在の中東危機を和平プロセスに回帰させるために高官級会議を継続した。11日はイスラエルのバラク首相と会談。ガザ地区でのアラファト議長との会談の前にはロシアのイワノフ外相とも会談した。

アナン事務総長の中東における活動:(Secretary-General in Middle East)
http://www.un.org/News/dh/latest/mideast.htm

人権委員会は18日に特別会議を開催

 国連人権委員会(United Nations Commission on Human Rights)は中東の状況について、今月18日に特別会議を開催することを発表した。

パレスチナ人権委員会が今回の事態に懸念を表明

 パレスチナ人の不可侵の権利の行使に関する委員会(the Committee on the Exercise of the Inalienable Rights of the Palestinian People)は10日、声明を発表し、この2週間で加熱する暴力とイスラエル国防軍の過剰な武力行使により、子ども20人以上を含む80名以上のパレスチナ人が死亡し、2000人以上が負傷したとし、極めて危険な状況であると懸念を表明した。

アンゴラ和平問題は暗礁に

 安全保障理事会に11日提出されたアンゴラ情勢に関する最新報告書においてアナン事務総長は、地域の安全の危うくする政治的・軍事的袋小路状態に陥る危険性があると警告した。報告書によると270万人のアンゴラ人が家を追われていると言う。

安保理代表団がシオラレオネを訪問

 安全保障理事会代表団は現在シオラレオネを訪問中。
 11日に訪れた元子ども兵士が収容されているキャンプで、同国における戦争犯罪を裁く法廷の設置の提案に対し、子どもは不起訴にすべきだとの意見を聞いた。

紛争における子どもの問題についてここ数年で大きな進展

 オララ・オトゥヌ事務総長特別代表(子どもと武力紛争担当)は11日、総会の第3委員会で演説し、この3年間で、武力紛争で影響を受ける子どもの保護に関して大きな進歩があったと報告した。特に重要な進歩は、国連平和維持活動の内容に子どもの保護を盛り込んだことであるとも強調した。

東チモールの民兵指導者の逮捕状を受理

 国連東チモール暫定統治機構(UNTEAT;the UN Transitional Administration in East Timor)が11日発表したところによると、逮捕された西チモールの民兵組織の指導者 Enrico Guterres に関し、東チモールで起った2つの虐殺事件についての逮捕状をインドネシア当局が受理した。

UNMIK代表、マケドニアを訪問

 国連コソボ暫定行政機構(UNMIK;UN Interim Administration Mission in Kosovo)のクシュネル代表は10日、旧ユーゴスラビア・マケドニア共和国を訪問し、同国首脳と経済協力について会談した。

旧ユーゴ国際刑事裁判所は合衆国の拠出に感謝を表明

 旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所は11日、同裁判所が実施する地域展開計画(The Outreach Programme)に対し合衆国が10万ドルの拠出を行ったことに感謝の意を表明した。この活動は裁判所とコミュニティとの絆を深めるためのものである。

国際防災デーにちなみ、災害への準備を呼びかけ

 10月第2水曜日の国際防災デー(the International Day for Natural Disaster Reduction)にちなみ、国連総会の Harri Holkeri 議長は、観測データは自然災害の増加と被害の激化を示しており、経済的損失や人命の喪失を緩和するためにコミュニティが防災に努めるべきであると呼びかけた。

「今日の一言」 ― Share ―

 牛丼の吉野家は最近100円引セールをやっているそうですが、自宅もしくは職場近くにないのでなかなか行けません。(「なか卯」ならあるんですが。)
 かなり前になるんですが、吉野家のCMで気になるのがありました。世界各地の吉野家の店員が順に出てきて、こう言うのです。

"We all share the same sky."

 なぜこんな話を思い出したかと言うと、現在のパレスチナとイスラエルの関係が、ちょうどこの逆、すなわち不倶戴天−ともに天をいただかず−の状態だからです。この言葉は儒教の四書五経の1つ「礼記」の曲礼上に出てくる、「父之讎、弗与共戴天」(父のあだ、共に天を戴くことなし)から出た言葉で、同じ空の下には共に存在し得ない、殺すか殺されるかの間柄であることを指します。

 "Share"には「分配する」と「共有する」の2つの意味があります。
 エルサレムは、今、各宗派・各民族に「分配」され、分断されているわけですが、「分ける」ことと「共有する」ことの微妙な共通性−"Share"の発想を転換することが1つの切り口になるかも知れません。

10月12日(木曜日) 文責:阿部

西岸地区における暴力事件を受けて、安保理が中東情勢に関する非公開会合を開催

 西岸地区における暴力事件発生を受けて、アナン事務総長はイスラエルに戻るべくレバノン訪問を早めに切り上げるとともに、声明を発表し、現在の危機的事態が中東地域の安定を崩す危険性を指摘。
 安保理は、中東情勢に関する非公開会合を開催し、議長声明において、中東で引き続く暴力に重大な懸念を示すとともに、事務総長による平和創造活動(the peace-making efforts)を全面的に支持すると表明。

国連総会、経済社会理事会の18理事国を改選

 国連総会は、経済社会理事会の18理事国を改選し、来年1月から3年の任期を務める新理事国として、アンドラ、アルゼンチン、ブラジル、エジプト、エチオピア、グルジア、イラン、イタリア、ネパール、オランダ、ナイジェリア、パキスタン、ペルー、韓国、ルーマニア、南アフリカ、ウガンダ、米国を選出。

国連貿易開発会議、「後発開発途上国2000年報告」を発刊

 国連貿易開発会議(UNCTAD:the UN Conference on Trade and Development)は、「後発開発途上国2000年報告」(Least Developed Countries 2000 Report)と題する報告書を発刊し、世界の最貧国を支援するためには債務帳消しだけでなく、国際開発協力も含んだ「ニュー・ディール」("new deal")が必要であると指摘。

国連東チモール・ミッション、エリー・ウィーゼル倫理賞を受賞

 国連東チモール・ミッション(UNAMET)は、東ティモールの独立に関する住民投票の実施を促進した功績を評価され、ニューヨークの国連本部でエリー・ウィーゼル倫理賞(Elie Wiesel Ethics Award)を受賞。

ネットエイド、退学率を減らすための新プロジェクトを開始

 インターネット利用を通じた絶対的貧困の解決をめざす国連開発計画(UNDP)とシスコ・システムズの共同事業であるネットエイド( Netaid.org )は、ペルーにおける退学率を減らすべく、インターネット利用者がオンラインで支援することができる "Two-for-One Learning for Life" という新プロジェクトを開始すると発表。

http://www.netaid.org/go/2for1

世界保健機構、最新のWHO速報を発行

 世界保健機構(WHO:World Health Organization)は、最新のWHO速報(WHO Bulletin)を発行し、世界の子どもの死亡率は近年急減したが、その進展は国ごとに開きがあり、例えば、欧州の新生児の5歳未満死亡率は2%であるがアフリカのそれは15%となっていると指摘。

10月13日(金曜日) 文責:森久

アナン事務総長、中東首脳会議開催に向けて準備万端

 現在、平和維持ミッションのため中東を訪れているアナン事務総長は、エルサレムで報道陣に対し、地域リーダー間の会議を行なう準備が全般的に整っていることを述べた。

安保理、アンゴラの国連事務所任務6ヶ月延長を決定

 安全保障理事会のメンバーは、今日、アンゴラにおける国連事務所による統治委任期間を、2000年4月15日まで6ヶ月間延長することを決定した。

コンゴ民主共和国における国連ミッション、12月中旬まで延長

 安全保障理事会は、今朝、コンゴ民主共和国における国連ミッションの期間延長決議に満場一致で賛成した。

イギリス軍のシエラレオネ援助、国際的問題解決策を示す

 アナン事務総長は、シエラレオネ政府と国連平和維持ミッションに対し、イギリス軍が援助を行うという決定を喜んで受け入れた。

ボスニアのセルビア人戦争犯罪容疑者、逮捕抵抗の途中に自決

 国連ボスニア・ヘルツェゴビナミッションの報告によると、起訴されていたボスニアのセルビア人戦争犯罪容疑者が、NATO安定維持軍の隊員による逮捕に抵抗中、手榴弾を爆発させて自決したことが明らかになった。

国連調査団、国内避難民の状況検討のため、エチオピア、エリトリアへ向かう

 国連の専門家によって構成される調査団はエチオピア、エリトリアの人権状況を検討するため、アフリカ南端諸国へ向かった。

安保理、インドネシア外相と建設的会談を行う

 ニューヨーク国連本部で発表された公報によると、安全保障理事会とアルウィ・シハッブインドネシア外相との会議は、建設的かつ打ち解けた雰囲気の中で行われた。

国連難民高等弁務官事務所、アフガニスタン人難民の記録的増加について報告

 国内の混乱状況を逃れるためパキスタンに移動しているアフガニスタン人の数が、三週にわたって記録的人数に上った。

アナン事務総長、韓国大統領のノーベル平和賞受賞決定を歓迎

 アナン事務総長は、本年度のノーベル平和賞が金大中韓国大統領に贈られることを喜び、同大統領の東アジア全般における民主主義と人権のための行動と、北朝鮮との平和・和解への尽力を賞賛した。

10月16日(月曜日) 文責:Tat

中東の不気味な決断(”grim determination”)の雰囲気の中アナン事務総長が出席

 中東サミットのためエジプトのSharm-El-Sheikhに集まった主要国首脳との会談の後、アナン事務総長は今日、中東危機を管理下にもたらすための最後の国際的努力としての全体会合に出席した。

アナン事務総長は、新しいベルグラードのリーダーシップが争点のPrevlakaについての対話の再開を促進することを希望

 ベルグラードにおける近日の発展がPrevlaka半島(クロアチアとユーゴスラビア連邦共和国との間で争点の戦略的地域)についての対話を再開を促進するよう、アナン事務総長は希望を表明した。

飢餓に対する戦いに進展なし −− 「世界食糧デー」に

 国連は今日「世界食糧デー」に、世界の栄養不良の人口減少率に測定可能な改善がなかったことを受け、飢餓との戦いのために緊急の行動として国連の食糧機関による新しい研究を要請した。

歴史上最大規模の西アフリカでの反ポリオキャンペーン

 西アフリカおよび中央アフリカのリーダーたちは大規模なポリオ免疫キャンペーンを開始し、地域における歴史上最大規模の公衆衛生イニシアチブの行動を起こした、と今日国連機関とそのパートナーたちはニジェール共和国で表明した。

国連アジア太平洋委員会は地域におけるデジタル格差の解消に焦点を

 ”電子技術的貧困の緩和(e-poverty alleviation)”“電子ワイヤレス(e-wireless)”“電子的技術に開かれた村(e-smart village)”といった新しいプログラムを通して国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)は地域のデジタル格差を解消する国を援助する、と事務局長は記者発表で語った。

IAEAはイラクにおける査察計画再開に準備状態のまま − 報告書

 今日ニューヨークの国連本部で発表された直近の進捗報告によれば、IAEA(国際原子力機関)は、イラクにおける秘密核プログラムの状況を確かめるための抜き打ち(Short-notice)査察の再開に準備状態のままである。

UNHCRのトップ職員が20万ドルの特別奨学金を教育信託基金に寄付

 UNHCR(国連高等弁務官事務所)の緒方貞子氏はソウル平和賞として授与された20万ドルを、新しい難民教育信託基金に寄付することに決定したと、国連機関は今日発表した。

10月17日(火曜日) 文責:Jo

中東サミットの結果達成に、「さらに前進を」:アナン事務総長

 アナン事務総長は17日声明を発表し、シャルムエルシェイクでの中東首脳会談の結果に安堵の念を表明するとともに、全当事者に対し、平穏な状況をつくり和平交渉を再開させるよう促した。

http://www.un.org/News/dh/latest/sgmdeast.htm#2


人権委員会、中東に関する特別会期開催

 人権委員会、中東情勢に関して特別会合を開催。ロビンソン人権高等弁務官は演説し、中東の平和で安定した未来への鍵は、人権と寛容の文化を発展させることにある、と述べた。

http://www.unhchr.ch/Huricane/Huricane.nsf/b4aec4dec540ceb680256601005b87bd/8e71194d81dab899c125697b0056f1a4?OpenDocument


アフリカ訪問後の安保理代表団、シエラレオネPKO強化を勧告

 シエラレオネ訪問を終えて帰国した安保理代表団は、同訪問の結果報告を発表し、国連シエラレオネ・ミッション(UNAMSIL)を、要員数、効率性、能力の面において強化するよう勧告した。

総会は、国連安保理の作業を検討

 総会は、安保理の活動報告について検討。同報告の対象期間は、1999年6月から2000年6月まで。安保理はこの一年間、144の公式会合を開催し、67の決議を採択、38の声明を発表し、194の全体協議を行った。

事務総長、米国と北朝鮮の関係前進を歓迎

 このたび、朝鮮民主主義人民共和国の趙明禄・国防委員会第1副委員長が金正日総書記の特使として訪米、同国と米国との関係改善がはかられたが、アナン事務総長は17日、この進展を歓迎する意を発表した。

http://www.un.org/News/Press/docs/2000/20001017.sgsm7592.doc.html


国連、化学兵器禁止機構との協定に署名

 フレシェット副事務総長は17日、国連と化学兵器禁止機構(OPCW)の協力関係に関する協定に署名した。OPCWは、化学兵器禁止条約(現在、137カ国が批准)の実施に責任を有する機構である。

http://www.opcw.nl/


国連、貧困撲滅国際デーを記念

 貧困撲滅のための国際デー。アナン事務総長はこの国際デーに寄せるメッセージにおいて、世界が貧困撲滅のための知識と手段の双方を備えているものの、依然として、それらを使う意思を欠いている、と訴えた。

http://www.un.org/events/poverty2000/index.html


ニューヨークで、イラク食糧交換計画会合開催

 イラク石油食糧交換プログラムのための第2回機関間会合、開催。フレシェット副事務総長は、このプログラムの収益により、食糧や医薬品ばかりでなく、その他の様々なニーズに資金を提供していることから、「石油食糧交換(oil for food)」という名称が、すでにプログラムの性格を正しく反映するものではなくなった、と述べた。

東ティモールの民兵がインドネシアに帰還:UNTEAT

 UNTEATによれば、最近、民兵30人が西ティモールに帰還し、東ティモールに残る民兵の数は現在、100人程度となった。

ギニア難民キャンプは比較的静穏:UNHCR

 UNHCRによれば、ギニアに設置されたシエラレオネおよびリベリア難民キャンプ6個所の状況は現在、「比較的静穏」である。一方、これらキャンプに滞在するほとんどの人々は、帰還を希望している。

http://www.unhcr.ch/news/news.htm


ウガンダでエボラ出血熱の患者数81人に:WHO

 世界保健機構(WHO)は17日、ウガンダにおいて新たに13人がエボラ出血熱に罹った、と発表した。これで、このたび発生したエボラ出血熱の罹患者数は計81人となった。

http://www.who.int/inf-pr-2000/en/


WFP、アンゴラ緊急支援のためにEUから1050万ドルを得る

 世界食糧計画(WFP)が発表したところによれば、EUはこのたび、戦争で荒廃したアンゴラにおいて救済支援を必要とする人々のために、1,050万ドルを拠出した。この拠出金により、WFPは、同国における最も脆弱な人々に対して、トウモロコシ1万4,000トン、調理油1,300トンを輸送・、配給することが可能になる。

http://www.wfp.org/prelease/2000/101700.htm

10月18日(水曜日) 文責:山本

国連総会はパレスチナ占領地に関する緊急特別会期を再開

 国連総会は18日、東エルサレム及び他のパレスチナ占領地におけるイスラエルの不法な行為に関する緊急特別総会(emergency special session)を再開した。緊急特別総会は、「平和のための結集(Uniting for peace)」決議(1950年11月採択)に従い、1997年4月に召集され、1999年2月に中断していた。また、総会では多くの発言者がこの件に関して安保理が積極的に取り組む(take a more proactive role in dealing with crises)ように望む演説を行った。

会議の概要:
http://www.un.org/News/Press/docs/2000/20001018.ga9790.doc.html


事務総長、辞任したスイス前大統領を賞賛

 アナン事務総長はAdolf Ogiスイス連邦大統領辞任の知らせに接し、18日に声明を発表し、Ogi 氏が任期中に果たした国連や専門機関への貢献を賞賛した。

「平和の使者」及び「親善大使」が国連本部に全員集合

 国連「平和の使者(Messenger of Peace)」及び「親善大使(Goodwill Ambassador)」48名全員が10月23日に国連本部に集合し、公開フォーラムを開催する予定。「平和の使者」及び「親善大使」は国連の活動を広く知らしめるために事務総長が任命する各界の著名人で、それぞれ、1997年、1954年から始まった。

国連はコートジボアール大統領選挙に関与せず

 国連は日曜日に実施されるコートジボアール大統領選挙に関し、アフリカ統一機構やNGOによる選挙監視員の派遣が注視されたことについて調停しないことを決定した。

UNMIK代表はバルカンサミットでコソボの将来の討議を提唱

 国連コソボ暫定行政機構(UNMIK;UN Interim Administration Mission in Kosovo)のクシュネル代表は18日、クロアチアのザグレブで開催(11/24)されるバルカンサミットにおいてコソボ自治州の将来について討議するよう、国連と旧ユーゴスラビア連邦に提唱した。

旧ユーゴ国際刑事裁判所は禁固囚をドイツへ移送

 旧ユーゴ国際刑事裁判所(ICTY;The International Criminal Tribunal for the Former Yugoslavia)は18日、人道に対する罪で禁固されている Dusko Tadic をドイツに移送することを確認した。

ウガンダで新たなエボラ出血熱患者

 世界保健機構(WHO)が18日発表したところによると、ウガンダではエボラ出血熱(Ebola fever)患者が94名にのぼり、うち39名の死亡が確認されている。

UNDP総裁はデジタルデバイドへの橋渡しのパートナーシップを要請

 国連開発計画(UNDP;United Nations Development Programme)のMark Malloch Brown 総裁はシアトルで開催中のデジタル配当会議(the Digital Dividends Conference)で演説し、情報技術を制御することでデジタルデバイドの橋渡しと世界の貧困層に対する新たな機会の提供を可能にするよう、協力を要請した。

UNEPはWTOと連携した会議を開催

 国連環境計画(UNEP;United Nations Environment Programme)の Klaus Toepfer 事務局長は、来る23日にジュネーブで開催される、通商政策と環境政策間の潜在的緊張を緩和し相互作用を高めるための会議に先立ち声明を発表し、貿易問題と環境問題を相補的なものとするよう政策立案担当者に要請した。また、そのために貿易に取り組む人々と環境問題に取り組む人々とが建設的で積極的な関係(positive and proactive engagement)を促進できるよう努めるとも語った。なお、世界貿易機構(WTO;World Trade Organization)はこの会議を受けて24・25両日にわたって会議を行う。

会議の開催予定:
http://www.unep.org/Documents/Default.asp?DocumentID=177&ArticleID=2659


国際海洋法裁判所移転合意書に署名

 ドイツ政府と国際海洋法裁判所(the International Tribunal for the Law of the Sea)18日、同裁判所本部のハンブルク移転に関する合意書に署名した。

コンゴ民主共和国はベルギーを国際司法裁判所に提訴

 コンゴ民主共和国は同国の外相代行 Yerodia Abdoulaye Ndombasi 氏にベルギーの裁判所が「国際人道法に対する重大な違反」により国際指名手配の逮捕状を発行したことに対し、ベルギーを国際司法裁判所に提訴した。

「今日の一言」 ― Proactive ―

 ギリシャ神話にはプロメテウスという神が出てきます。ティターン族の1人で、イアペトスの息子でした。火をもたらしたり、ゼウスが人類に対し怒ったときはとりなしたりなど、比較的人類の側に立った(?)神でした。彼にはエピメテウスという弟がいました。ゼウスから贈られたパンドラを妻にするなど、こちらも何かと話題の多い神でもあります。彼らがワンセットで語られることが多いのは、もちろん兄弟だということもあるのですが、プロメテウスが「先に考える男」、エピメテウスが「後に考える男」という意味をもつ、対の名前になっていることもあります。
 今日の記事を翻訳していて気になった単語に"Proactive"があります。ちょっとそのままは日本語にしにくい単語ではあるのですが。。。
 英語で"pro-"と言えば「〜に賛成の」という意味になることがありますが、ここでは上に書いたような意味、「前もって」とか「予め」とかいう意味になります。ただし単に「時間的に早く」なのではなく、「予測される困難な事態に予め備えて対処する」というようなニュアンスを持つ言葉です。

 先行きの不透明な現代には最も必要とされる姿勢であるように思います。

10月19日(木曜日) 文責:阿部

アナン事務総長、中東和平交渉の再開を要請

 アナン事務総長は会見で、中東及びその他の全当事者に対して自制を求めるとともに、同地域の緊張緩和を支援し、和平交渉再開への道を開くよう要請。

ルワンダ国際刑事裁判所、ルワンダ元首相に終身刑

 ルワンダ国際刑事裁判所(ICTR:the International Criminal Tribunal for Rwanda)の上訴審部(the Appeals Chamber)は全会一致で、ルワンダのJean Kambanda元首相に対し同裁判所審理部(the Trial Chamber)が下した有罪判決(終身刑)を支持。これにより、同氏はジェノサイドの罪で刑に服する初の国家首班となる。

Jose Ramos-Horta、東ティモール暫定内閣外相に就任

 ノーベル平和賞を受賞したJose Ramos-Hortaが東ティモール暫定内閣(the East Timor Transitional Cabinet)の外相に就任。

国際犯罪対策会議がウズベキスタンで開幕

 国際犯罪対策会議(an international anti-crime conference)がウズベキスタンにおいて2日間の日程で開会し、麻薬統制犯罪防止事務所(ODCCP:the UN Office for Drug Control and Crime Prevention)のPino Arlacchi事務局長が不法麻薬取引の防止に一層の努力を要請。

人権委員会の特別報告者、宗教的不寛容に関する報告を発表

 人権委員会(the UN Commission on Human Rights)の特別報告者(Special Rapporteur)であるAbdelfattah Amorが宗教的不寛容(religious intolerance)に関する報告を発表し、アフガニスタンのタリバンによる宗教的極端主義による惨劇の拡大をはじめとして、世界各地で驚くべきレベルの差別状態がみられると指摘。

世界食糧計画、エボラ出血熱の拡大にも拘わらず避難民への食糧援助を継続すると表明

 世界食糧計画(WFP:World Food Programme)の大湖地域担当官Burk Oberle氏は、エボラ出血熱の発生したウガンダのGuluを視察し、ウガンダ北部におけるエボラ出血熱の拡大にも拘わらず、同地域避難民キャンプに滞在する数十万の人々に対する食糧援助を継続していくと表明。

10月20日(金曜日) 文責:渡辺

事務総長、総会が中東危機に「違いをもたらす」と演説

 アナン事務総長は、18日に再開された占領下にある東エルサレムおよびその他のパレスチナ領土におけるイスラエルの不法な行為に関する緊急特別総会で演説し、総会が「実質的な違いをもたらすことができる」と述べた。20日午後には、50カ国以上の代表がスピーチに立ち、夕刻には決議草案に投票する予定。

事務総長がシャルムエルシェイク合意について安保理にブリーフィング

 事務総長は中東訪問に関し安保理にブリーフィング。シャルムエルシェイク合意を忠実に実行に移す必要性を強調。

国連人権委員会、人権査問委員会の設立を決議

 国連人権委員会(UN Commission on Human Rights)は、「重大かつ大規模なパレステチナ人民に対する人権侵害」を非難し、このような事件の再発を防ぐための調査機関として「人権査問委員会」の設立決議を採択。

特別報告者がコンゴ民主共和国の人権侵害について報告書を発表

 特別報告者、Roberto Garreton氏のコンゴ民主共和国の人権侵害に関する報告書が、本日、ニューヨークで公開された。これによると、全ての当事者がなんらかの人権侵害を犯しており、ルサカ合意に完全に遵守している当事者は無い、としている。

世界保健機関がウガンダのエボラ出血熱発生を抑えるための資金をアピール

 ウガンダでエボラ出血熱の発症件数が126、死者は47人に上っている。これに対応するため、世界保健機関(WHO)は84万8千ドルの資金援助をアピールした。

UNTEAT、国民評議会の構成を発表

 10月23日の国民評議会発足に先立って、UNTEATが同評議会の構成員を発表。政党代表−13名、地区代表ー13名、市民組織代表ー7名、宗教者代表ー3名の総勢36名全員が東ティモール人。現時点で空席が2、13名が女性となっている。

ユニセフ事務局長がスーダンとケニア訪問

 キャロル・ベラミー事務局長がスーダン、ケニアを訪問。両国でポリオ予防接種キャンペーンを開始する。

新たにアフガニスタン人2600名がパキスタンへ避難

 国連難民高等弁務官事務所の発表によると、タリバンと北部同盟の激しい戦闘により、今週だけでもアフガニスタン人2600名以上がパキスタンに避難。過去数週間におけるパキスタンへの難民総数は2万3千人弱となった。

国連、ベトナムの洪水被害者救援に940万ドルをアピール

 国連は、国連食糧農業機関(FAO)、国連開発計画(UNDP)、ユニセフ、世界保健機関(WHO)、世界食糧計画(WFP)らと協力し、ベトナム史上最大の被害を及ぼした洪水被害の救援活動をすすめる。この最初の6ヶ月分の資金として940万ドルを援助国にアピール。

10月23日(月曜日)YOSHI*

各界の著名人ら、国連親善大使としての役割を協議

 美術界、音楽界、映画界などの著名人およそ50名が国連本部に集い、国連の主な問題を世に知らしめ、国連活動への一般の支援を活性化させるため、国連平和メッセンジャーや国連親善大使として果たしうる役割について協議した。
 コフィ・アナン事務総長は開会にあたり、国連への理解と支援の向上を図る手段を検討するよう参加者へ促し、「皆さんの署名入りのメッセージは、広範にわたって各国の政治家や多くの有権者の関心を集めることができる」「皆さんが結びつける人々のための国連にするには、今後、私たちがもっとどうすべきかあらゆることを考えて欲しい」と語った。
 参加者の中には、プロボクシング元ヘビー級チャンピオンのモハメド・アリ氏(米国)、作家/ジャーナリストのアンナ・カタルディ氏(イタリア)、俳優のマイケル・ダグラス氏、スーザン・サランドン氏、ダニー・グローバー氏(米国)、ノーベル文学賞作家のナディーン・ゴーディマ氏(南ア)、歌手のジェリ・ハリウェル氏(英国)、女優/作家の紺野美佐子氏(日本)、サッカープレイヤーの“ロナウド”ルイス・ナザリロ・デ・リマ氏(ブラジル)、ファッションスーパーモデルのワリス・ディリー氏(ソマリア)、元ミスユニバースのMpule Kwelagobe氏(ボツワナ)、歌手/俳優のハリー・ベラフォンテ(米国)、ミュージシャンのユッスー・ンドゥール氏(セネガル)、俳優のピーター・ユスティノフ氏(英国)などがいる。

事務総長、国連平和活動の強化プランを詳述

 国際的な専門家グループPanel on United Nations Peace Operationsの提唱に続き、アナン事務総長は国連平和活動を強化する行動計画の詳細を明らかにした。事務総長はこの計画に必要な金額を明らかにしていないが、完遂するには多くの資源が必要になるとした。

国連総会、イスラエル-パレスチナへ武力行使中止を勧告

 国連総会はパレスチナ自治区における最近の武力衝突を非難し、対立する両陣営に武力行使の中止とエジプトのSharm el-Sheikhサミットでの合意事項の実施を勧告した。この勧告は賛成92、反対6、棄権46で採択された。

事務総長、安全管理システムの強化に年3000万ドルを資金要請

 アナン事務総長は、紛争下で国連職員を保護するシステムを強化する必要があり、そのために年間3000万ドルの資金が要ると報告した。この報告によると、現在の安全理システムは20年前の国連活動に合わせて設計されたもので、1992年1月1日から2000年9月18日までの間に国連の活動で198名の文民スタッフが命を落とした。

国連食糧農業計画、第三世界で太陽エネルギーの利用推進を奨励

 国連食糧農業計画(FAO)の報告「Solar Photovoltaics for Sustainable Agriculture and Rural Development」によると、開発途上国の非都市部で太陽エネルギーを利用することにより「数百万もの人々の生活が著しく向上する」と見込まれている。太陽エネルギーは主に照明、ラジオ、テレビに用いられてきたが、現在では飲料水の汲み上げ、かんがい、小規模な産業用、医療サービスにも利用可能だという。しかし太陽エネルギーの導入は、多額の投資コストがかさむなど障害があり、FAOでは各国政政府に非都市部での太陽エネルギーの推進を呼びかけている。

国連本部で軍縮問題に関する展示が開幕

 軍縮問題に関する新しい展示が国連本部で開幕した。この展示では、原子爆弾の使用、核開発競争、冷戦後の世界で起こる新たな危惧について検証し、軍縮への歴史的流れを紹介。また、化学兵器、生物兵器といった大量殺戮兵器や、小火器、地雷などの拡散がもたらす脅威についても論じている。

10月24日(火曜日) 文責:Jo

安保理、初の女性と武力紛争に関する会合を開催

 安保理は本日、紛争および紛争後の状況における女性の問題に関し、初の討論を行った。
 「女性、平和および安全」とのテーマの下、すべての国連平和活動における女性のニーズ、平和の維持と建設における女性の役割といった幅広い問題について討論した。提案国は、今月の議長国を務めるナミビア。

UNIFEM:
http://www.unifem.undp.org/index.htm

国連デーを記念して、ミレニアムサミットの誓約を実のあるものに

 本日は、国連デー。アナン事務総長はそのメッセージにおいて、ミレニアムサミットの採択した宣言が希望の光を放っているとしたうえで、同宣言でうたった誓約には行動が伴わなければならない、と訴えた。

国連デー;
http://www.un.org/av/special/unday00/index.html

ベルリン会議で国連強化の具体的行動を勧告

 フレシェット副事務総長は、「地球的問題に関する第4回フォーラム」(ベルリン)で、演説し、国際社会がミレニアム宣言の設定した目標を達成するよう促した。

東ティモール、ティモール海峡の石油開発からの初の利権料を得る

 東ティモールとオーストラリアとの間のティモール海峡(Timor Gap)における石油開発に伴う使用料の支払い(300万ドル以上)が、東ティモールに対して初めて行われた。現在、同海峡における東ティモールとオーストラリアの石油開発に関する取り決めは、暫定的な 措置として、ティモール海峡条約に依拠している。しかし、これはインドネシアとオーストラリアの合意であり、国連は認めていない。今後、オーストラリアと東ティモールの間でこれに替わる新しい条約をつくるべく、現在、交渉が進められている。

世界食糧計画、パレスチナ領域に緊急食糧援助

 世界食糧計画(WFP)は、イスラエルへの入国地点の封鎖による影響を受けるパレスチナに対して、緊急食糧援助活動を行う、と発表した。

米国の公民権運動の指導者が、国連人権高等弁務官に対して請願

 「有色人種の地位向上をめざす全米協会(NAACP)」のジュリアン・ボンド代表やジェシー・ジャクソン氏など、米国市民運動の指導者47人が本日、ロビンソン人権高等弁務官に、「行動への呼びかけ(Call to Action)」と題するアピールを手渡した。
 そして来年開催予定の人種差別に反対する世界会議が、米国および世界の人種差別をしっかり扱うことを確実なものとするよう訴えた。

エクアドルのコロンビア難民がUNHCRから支援

 UNHCRはこのたび、コロンビアから薬物をめぐる武力紛争を逃れてエクアドルに流出した人々を助けるべく、エクアドルに現地事務所を設置した。

国連石油食糧交換計画の下でイラクは5億800万ドルの収入を得る

 国連イラク・プログラム部によれば、イラク石油食糧交換プログラムの下、イラクは先週、1940万バレルの石油を輸出し、5億800万ドルの収入を得た。1週間分の石油輸出による収入としては、1996年に同計画が始まってから、最大の金額である。

国連エチオピア・エリトリアミッションが空中輸送能力を強化

 国連エチオピア・エリトリア・ミッション(UNMEE)の活動のために、本日、4機のロシア製ヘリコプターM18がアスマラに到着、これにより、UNMEEの空中輸送能力が強化されることになる。

UNMEE
http://www.un.org/Depts/dpko/unmee/body_unmee.htm

10月25日(水曜日) 文責:山本

緒方難民高等弁務官の後任に元オランダ首相を任命

 アナン事務総長は25日、任期が終了する緒方貞子国連難民高等弁務官の後任として元オランダ首相の Ruud Lubbers 氏を任命した。

安保理は女性と武力紛争に関する討議を終了

 安全保障理事会は25日、2日間にわたる女性と武力紛争に関する討議を終了した。この討議は10月の安全保障理事会議長であるナミビアによって提案されたもので、このテーマで安保理が会議を開くのは今回が初めて。

 会議の概要:
 http://www.un.org/News/Press/docs/2000/20001025.sc6939.doc.html


UNFPAの新事務局長を任命

 アナン事務総長は25日、国連人口基金(UNFPA;the UN Population Fund)の新事務局長としてサウジアラビアの Thoraya Ahmed Obaid 氏を任命した。

事務総長はヨルダン軍のUNAMSILからの撤収を承認

 アナン事務総長は25日、ヨルダン軍の国連シエラレオネ・ミッション(UNAMSIL:the United Nations Mission in Sierra Leone)からの撤収を承認した。ヨルダンは自国よりも先進国が平和維持活動に軍を展開することを希望しており、事務総長は同国の決定を極めて重大な問題と考えていると表明した。

UNTEAT要員との交通事故で民兵が死亡

 国連東チモール暫定統治機構(UNTEAT;the UN Transitional Administration in East Timor)の平和維持軍兵士と民兵とが24日、交通事故を起こし、民兵側に3人の犠牲者が出た模様。

事務総長はコートジボアールのGuei将軍の行動にあきれ

 アナン事務総長は25日、コートジボアールのGuei将軍の愚行にあきれていると表明した。コートジボアールでは先日大統領選挙が実施され、与野党双方の候補者が勝利宣言を行うという事態になっていたが、最近セルビアで起った事態とパラレルな現象であると指摘した。

[訳注]現時点では既にゲイ大統領は国外へ逃亡、対立候補だったバグボ氏が勝利宣言した。

30カ国以上がマネーローンダリング抑制を誓約

 麻薬統制犯罪防止事務所(ODCCP : the UN Office for Drug Control and Crime Prevention)が25日発表したところによると、30以上の国と地方の国際金融センターがマネーローンダリングに反対する国際的取り組みに参加することを表明した。

専門家はAIDS/HIVの母子感染予防薬を推進

 世界保健機構(WHO;World Health Organization)は25日、専門家による協議結果として、AIDS/HIVの母子感染を防ぐための薬の開発を促進することを要請していると発表した。

ウガンダとサウジアラビアにおける流行病の状況を発表

 世界保健機構(WHO;World Health Organization)は25日、ウガンダとサウジアラビアで起っている流行病の状況について発表した。ウガンダではエボラ出血熱の患者176名が出ており、うち64名が死亡。サウジアラビアではリフトバレー熱(Rift Valley Fever)がアフリカ以外ではじめて発見され、443名の患者を出ており、うち85名が死亡している。

「今日の一言」 ― 『いちご白書』 ―

 ♪ いつか 君と行った 映画がまた来る
   授業を抜け出して 2人で出かけた ♪
 …と歌われた映画は『いちご白書』なのですが、私はこの映画を見たことはありません。が、原作の翻訳は角川文庫から出版されており、こちらは読んだことがあります。まあ、この本は日記調になってましていろんな話題が錯綜してて、はっきり言って内容を把握しにくいです。でも、その中で1つだけ、とても気になってしかたがない言葉があります。

「人々はひとりぼっちではない。しかし、そのかわり孤独である。」
 これとよく似た意味のことをH.アーレントが『全体主義の起源』の中で触れているからです。
「全体主義でない世界で人びとに全体主義の支配を準備するもの、それはかつては老齢のような、ある種のマージナルな社会状況において生じる極限的な体験だった孤立感が、20世紀には絶えず増えつづける大衆の日常的な体験となったという事実である。全体主義が大衆を駆り立て、組織化する過酷な過程は、この現実からの自殺的な逃避であるように見える。」
 単語の用法としては逆なのですが、独りでいるという意味での孤独(solitude)と、大勢の中にいるのに(いるからこそ)感じる孤立感(lonliness)を区別し、後者が日常化してしまうと言う状況。そして、その状態になった大衆を掠め取って行く全体主義の影。
 次に来る全体主義は軍服なんて着ていないでしょう。おそらく、現在に蔓延する孤立感を埋めていく、"Friendly" で「癒し」の側面をもったものでしょう。
   (引用した歌詞は当然ながら「『いちご白書』をもう一度」 by 松任谷由美)
10月26日(木曜日) 文責:阿部

国際司法裁判所、加盟国に対し財政的・人的支援を要請

 国際司法裁判所(ICJ:International Court of Justice)の Gilbert Guillaume 所長は、年次報告書を国連総会に提出するとともに、「これまでになく需要が拡大している」ことを背景に、加盟国に対し、その財政的・人的リソースを充実させるよう要請。

国連安保理、来月にも東チモールに調査団を派遣

 国連安保理は、来月にも東チモールに調査団を派遣し、国連東チモール暫定統治機構(UNTEAT:the UN Transitional Administration in East Timor)の活動をレビューすると決定。

安保理、ボスニア・ヘルツェゴビナ情勢について討議

 安保理は、ボスニア・ヘルツェゴビナ情勢について討議し、ボスニア和平合意実施高等代表(High Representative for implementation of the Peace Agreement on Bosnia andHerzegovina)であるWolfgang Petritsch氏は、国家主義的な動きを排し、変革のペースを維持する必要があると指摘。

国連総会、新しい国連難民高等弁務官を指名

 国連総会は、緒方貞子国連難民高等弁務官の後任にオランダの Ruud Lubbers 前首相を選任。ジュネーブにおいて、10年近く難民高等弁務官を務めた緒方弁務官は「国際経験が豊富」なLubbers氏の指名に歓迎の意を表明。

国連難民高等弁務官事務所、ユーゴへの緊急援助を要請

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、ユーゴスラビア連邦共和国において難民、避難民となっている70万人もの人々が冬を乗り切るためには緊急援助が必要であるとして、2千万ドルの追加支援を要請。

「今日の一言」 ― 情報戦 ―

 今夜のNHK特集は、「民族浄化」−ユーゴ・情報戦の内幕−と題して、92年当時のボスニア内戦を巡る熾烈な情報戦を取り上げていました。ボスニア・ヘルツェゴビナの独立に際して内戦が勃発した時、ボスニアのシライジッチ外相が、如何に米国の情報コンサルタント企業と契約し、メディアを操作し、国際世論を味方につけていったか、を追跡したもので見応えがありました。
 今ではすっかり定着した「民族浄化」(ethnic cleansing)という言葉も、ボスニアで起こっていることを効果的に伝えるために、ルーダー・フィン社という情報コンサルタント企業が作り出したものだ、というのです。
 一方のユーゴスラビアのパニッチ首相が同じように米国の情報コンサルタント企業と契約しようとした時には、既に米国による経済制裁が発動されており、情報戦はボスニア側の一人勝ちで、ユーゴは国連総会からも追放されてしまいます。国際政治における情報戦の重要性については、このSUNの活動の背景の一つでもあり、これまでも何度か言及してきましたが、番組の最後に、ボスニア側のシライジッチ外相が自国の諺として紹介していた言葉がとても示唆的でした。

 「泣かない赤ちゃんはミルクをもらえない」

10月27日(金曜日)

コソボで地方選ーアナン事務総長、平和と寛容の精神を強調

 コソボの地方選前夜、アナン事務総長はコソボ民衆と政治指導者に対し、平和と寛容の精神を保つよう促した。明日の選挙では、90万1千人の登録有権者が1464箇所の投票所に出向く予定。

行政調整委員会がニューヨークで開催

 20以上の国連専門機関の長で構成される行政調整委員会(ACC:Administrative Committee on Coordination)がニューヨークで開幕。今回は、グローバリゼーションの影響、開発融資、後発開発途上国の特別なニーズなどが検討され、議長は、アナン事務総長が務める。

アナン事務総長、スリランカでのタミル人殺害を非難

 スリランカのリハビリテーション・センターに収容されていた20名以上のタミル人がテロ活動により死亡。アナン事務総長は、これを強く非難すると共に、調査を依頼。

UNHCRが、ギニア政府難民の移動申請を検討

 ギニア政府は、安全が危惧されるシエラレオネ国境付近の難民12万5千人を移動させる計画を、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に提出。UNHCRは提案された6都市の調査検討に入った。現在までに2都市が環境への影響などを理由に却下され、残された4都市に各2万5千人、合計10万人の移動が可能なのではないか、との結果報告がされている。

UNTEAT、計画開発庁を設置

  国連東ティモール暫定行政機構(UNTEAT)は、UNTEATが同国を去った後の開発計画を担う組織として、計画開発庁(National Planning and Development Agency)を設置。支援国との調整、ジェンダー問題、環境、経済計画とプロジェクトの査定、5つのUNTEATの組織を監督する。

イラク賠償委員会、新たに約12億7千5百万ドルの賠償金を分配

 国連イラク賠償委員会(UN Compensation Commission)は、約12億7千5百2万ドルの賠償金の支払いを、38政府と1国際組織に開始する。

10月30日(月曜日) 文責:Tat

安全保障理事会は国連の西サハラミッションを延長 ーー 更なる対話を期待して

 安全保障理事会は今日、当事者であるモロッコ政府とポリサリオ戦線(Frente POLISALIO)とのあいだの顕著な相違を解決する目的で、それらの対話のために時間をつくれるよう、国連西サハラ住民投票ミッション(United Nations Mission for the Referendum in Western Sahara)への委託を4ヶ月間延長した。

アナン事務総長 コートジボワールの集団墓地に衝撃

 アナン事務総長は今日、コートジボワールにおける選挙後の暴動による50人以上もの犠牲者の集団墓地を発見し、衝撃を受けた(”shocked”)と表明した 。

約束にもかかわらず、対アンゴラ制裁には仕事が山積

 安全保障理事会の国連制裁をモニターする機関の最近の報告によれば、アンゴラの反乱軍 UNITA(アンゴラ全面独立民族同盟)に対する制裁を発動することに国際社会は意図を表明したにもかかわらず、反乱軍の軍備能力を低下させるためには依然として仕事が山積みである。

経済社会理事会は世界の飢餓と戦うために会合

 経済社会理事会は今日、飢餓問題を扱っている3つの国連機関の代表がその努力を結集する中、“ニューミレニアムにおける飢餓の撲滅”という議題のためだけの初めての会合を開催した。

国連保健機関は、西太平洋地域はポリオフリーの指標を達成と宣言

 WHO(世界保健機関)によれば、ポリオに対する世界的戦いの主要な指標の達成を記録したところ、国際的専門家による独立パネルは、西太平洋地域はポリオ・フリーであると、保証した。

国連は若者むけの人道に関する小説を初めて発表

 国連は今日、軍備を伴う紛争に巻き込まれた世界中の同年代の苦境について若者に知らせるための独自の努力として、初めての小説の出版を発表した。題名は“Marie − In the Shadow of the Lion”。

10月31日(火曜日) 文責:Jo

安保理、ユーゴ連邦の国連加盟承認を勧告

 安保理は決議1326を全会一致で採択し、総会に対して、ユーゴスラビア連邦共和国の国連加盟を勧告した。これに伴い、安保理議長の Martin Andjaba 大使(ナミビア)は声明を発表、同国に祝福の言葉を送った。

安保理プレスリリース
http://www.un.org/News/Press/docs/2000/20001031.sc6944.doc.html

安保理、国連平和活動における女性の地位向上を勧告

 安保理は決議1325を全会一致で採択し、紛争予防、平和促進、紛争後の再建支援における女性の役割を高めるための様々な措置を提案した。

安保理プレスリリース
http://www.un.org/News/Press/docs/2000/20001031.sc6942.doc.html

事務総長、アフリカ初の自由貿易地域設立を歓迎

 このたび、アフリカにおいて、初の自由貿易地域として、東南部アフリカ市場共同体(COMESA)が自由貿易地域となったことについて、アナン事務総長は、アフリカ地域の統合における分水嶺となるものであるとして、歓迎の意を示した。

事務総長プレスリリース
http://www.un.org/News/Press/docs/2000/20001031.sgsm7612.doc.html

事務総長、現在進行中の中東の衝突事件にますますの懸念を

 中東における相次ぐ衝突事件の発生を受け、アナン事務総長は当事者に対して、エジプト・シャルムエルシェイク首脳会談での合意を尊重するよう促した。

事務総長コメント
http://www.un.org/News/dh/latest/sgmdeast.htm#d

コソボ:地方選挙の非公式集計によればLDKの勝利

 コソボでこのたび行われた地方選の投票率は約80%、そのうち90%の開票が済んだ。これまでの集計では、コソボ民主連盟(LDK)の勝利がほぼ確実。

OSCE選挙ページ
http://www.osce.org/kosovo/elections/

コンゴ反政府勢力指導者、国連ヘリ撃墜につき謝罪

 30日、コンゴ民主共和国において、反政府勢力「コンゴ解放運動」の兵士が国連ヘリを銃撃。反政府勢力指導者Jean-Pierre Bemba氏は、兵士の過失であるとし、謝罪の念を表明した。

東ティモール:UNHCRによれば7月以来Oecussiへの最大の帰還

 UNHCRによれば、西ティモールに滞在していた難民121人が30日、東ティモールの飛び地Oecussiに自発的に帰還した。わずか1日でこれだけ多数の難民が帰還したのは、今年7月以来、初めて。

UNHCR
http://www.unhcr.ch/news/news.htm

WFP、更なるウガンダ干ばつ救援支援を勧告

 世界食糧計画(WFP)は31日、干ばつに襲われたウガンダにおける救済活動を拡大する旨明らかにし、援助国に対し、同活動の遂行に必要な資金として、710万ドルを拠出するよう促した。

WFP
http://www.wfp.org/newsroom/

ケニヤ人の将軍が国連シエラレオネミッション司令官に任命

 アナン事務総長は安保理への通告において、ケニアの Daniel Opande 中将を国連シエラレオネ・ミッション(UNAMSIL)の司令官に任命する意向を示した。

制裁委員会、イラクの石油売却通貨切替の要請に異議なし

 イラク政府がこのたび、イラク石油食糧交換プログラム下の石油売却で使用する通貨をドルからユーロに変更するよう求めたことについて、安保理の対イラク制裁監視委員会は30日、会合を開き、この要請に 反対しない旨決めた。

HIV/エイズとの闘いには、南南協力が肝要:UNAIDS

 国連エイズ合同計画(UNAIDS)のピーター・ピオット事務局長は「健康の発展に関するアフリカ・セミナー」(東京、日本政府主催)で演説し、開発途上国間のパートナーシップ、いわゆる南南協力がHIV/エイズの蔓延防止に不可欠である旨述べた。

UNAIDS
http://www.unaids.org/

ボスニア・セルビア系戦争犯罪人が服役のためドイツに到着:ICTY

 旧ユーゴ国際刑事裁判所(ICTY)によれば、ボスニア・セルビア人の戦争犯罪者Dusko Tadicがドイツに到着、同国において、20年の禁固刑に服する。裁判所とドイツ政府が今月はじめ、暫定協定を結び、Tadicの 同国監獄への収容を可能とした。

ICTY
http://www.un.org/icty/latest.htm

ボスニア警察、人身売買防止の措置:UNMIBH

 国連ボスニア・ヘルツェゴビナ・ミッション(UNMIBH)によれば、Ilidzaの地方警察およびサラエボ内務省は、ナイトクラブに強制的に立ち入り、不法な人身売買の証拠を発見した。国際警察タスクフォース(IPTF)が人身売買の犠牲者と思われる17人の聴き取り調査をしたところ、12人の女性が意思に反して拘束されたと訴え、東欧諸国への帰国支援を求めた。

新しい国連ウェブ・ページがポルトガル語情報を提供

 ポルトガル語版国連ホームページがこのたび、立ち上げられた。このホームページは、リスボンの国連広報センターが開設したもの。

アドレス
http://www.onuportugal.pt/

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Updated : 2007/02/19