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Title : September 2000
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9月1日(金曜日) 文責:渡辺

152カ国の首脳がミレニアム・サミット参加を確認

 Gastaut ミレニアム・サミット担当報道官は、ミレニアム・サミット開催にむけて世界152カ国の首脳が参加の意向を確認してきている、と発表。同サミットは、6日午前9時(米東部標準時)より8日まで開催される。

人権高等弁務官、反政府指導者に対するミャンマー政府の人権問題解決を要求

 反政府勢力指導者アウン・サン・スー・チー氏は、先月24日午後、同氏が所属のする党の会合にむかう途中、ミャンマー政府のトラック2台により道路を封鎖され、それから9日間路上で自由を奪われた状態が続いている。
 メアリー・ロビンソン高等弁務官は同政府に対し、自由な行動と表現を奪う人権違反として深慮の意を表明すると共に、国際人権基準に従い、現在の膠着状態を解決することを求めた。

人権高等弁務官がコソボで自由を奪われた人々に関する特使を任命

 メアリー・ロビンソン人権高等弁務官は、スウェーデンのHenrik Amneus大使を、コソボ危機において自由を奪われた人々に関する特使(Special Envoy on persons deprived of liberty in Kosovo crisis)に任命。

ビエラ・デ・メロUNTEAT代表、インドネシア大統領と会談

 国連東チモール暫定行政機構(UNTEAT)のビエラ・デ・メロ事務総長特別代表は、インドネシアのワヒド大統領とジャカルタで会談、大統領は西ティモールでの治安や難民問題、東ティモールとの友好関係の維持に対する支援継続を約束。

コロンビア人500名が、準軍事勢力の襲撃を逃れ500名がベネズエラへ

 国連難民高等弁務官事務所によると、8月22日に準軍事勢力がコロンビアの町ラ・ピスタ(La Pista)を襲撃、1000−1500名が避難を開始。準軍事勢力は逃げる人々に対しても追従し、銃撃するなどの危害を加えつづけ、避難民約500名が、ベネズエラへ流入した。
 過去数年にわたる戦闘で、避難を余儀なくされたコロンビア住民は、110万人にのぼる。

資金不足により、アフガニスタンにおける地雷除去活動半減

 国連アフガニスタン地雷除去プログラム(UN Mine Action Programme for Afganistan)は、資金不足の結果、活動を半減する。継続する内戦による活動の長期化から、支援各国の疲弊が原因と見られている。

シエラレオネのKabbah大統領が平和維持部隊を初訪問

 1996年に就任以来初めて、シエラレオネのKabbah大統領は平和維持部隊が展開されている同国西部の町Port Lokoを訪問。

煙草統制条約に対し、多数の関係者がWHOに見解を提出

 現在提案中の煙草統制条約に対しする関係者の意見提出が、昨日の8月31日で完了。WHOによると、反応は極めて良く、主要煙草企業、飲食・ホテル業界、広告、消費者団体、教会組織、喫煙権主張団体、スポーツ団体、公衆衛生担当官など、総計400以上に及ぶ証言が提出された。

9月4日(火曜日)

(Labor Day で国連はお休みです。)

9月5日(火曜日) 文責:Jo

ミレニアムサミットは、歴史的意義をもつ機会:共同議長

 ミレニアム・サミット開幕を前に、サミット共同議長のフィンランド大統領 Tarja Halonen 氏およびナミビア大統領 Sam Nujoma 氏は本日、報道声明において、この画期的なフォーラムが「真に歴史的な意義をもつ機会」であると述べたうえで、サミットの終了後、そこで採択された宣言を実質的な行動に移していくことの重要性を強調した。

ミレニアムサミット
http://www.un.org/millennium/


ミレニアムサミットは世界の指導者にとって「決定的な瞬間」:事務総長

 国連本部で記者会見したアナン事務総長もまた、ミレニアム・サミットに出席する世界の指導者たちがこの機会をとらえ、世界の主要な問題に関する行動計画を採択するとともに、そこでなされる政治的公約を国内レベルで具体的な行動に移していくよう訴えた。

ミレニアムサミットで記録的な数の条約署名が予定されている

 6日、事務総長に寄託された多国間諸条約の署名式典が開始する。ミレニアム・サミットに出席するため集まった約82カ国の首脳が、250を超える条約に 署名、 批准あるいは加入する予定である。

国連総会、第54会期終幕

 第54回総会、閉幕。グリラブ総会議長は最終会合で演説し、この1年間、総会の権威が依然として、侮蔑の対象となってきたのを自らの目で見たと述べ、すべての国々、特に開発途上国に対して、この傾向を改善するよう促した。

国連総会、ミレニアム会期を開始、フィンランドを議長に選出

 ミレニアム総会、開幕。フィンランドの元首相 Harri Hokeri 氏が、総会議長に選出された。

事務総長、北朝鮮のミレニアムサミット欠席に失望

 朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)のミレニアム・サミット欠席について、アナン事務総長は失望の念を表明。また、これに伴い、予定されていた韓国とDPRKの会談が中止となることについては、両国がこれまで達成したものを踏まえ、引き続き関係正常化をはかっていくよう希望を表明した。

10ヶ国の首脳が国連に会し、文明間の対話について討議

 アフリカ、アジア、ヨーロッパの10カ国首脳が、国連本部で開かれた円卓会議に出席し、文明間の相違点を乗り越え、より調和のとれた世界をつくる手段として、文明間の対話を進める必要性に関して話し合った。この会議は、ユネスコが国連との協力の下、イランの支援を得て、開催したもの。この会議をもって、国連文明間の対話年(2001年)が開始した。

文明間の対話の年
http://www.unesco.org/dialogue2001/


ユニセフ:世界の指導者に「子どものために最善を尽くせ」

 ベラミー・ユニセフ事務局長はミレニアム・サミットに参加した世界各国の首脳に対し、世界の発展を測る主な尺度として、子どもの健康、成長、福祉に焦点を当てるよう促した。

ツバルが189ヶ国目の加盟承認

 総会は決議を全会一致で採択、ツバルの国連加盟を承認した。これにより、国連加盟国総数は、189となった。

安保理、シエラレオネPKOの任期延長

 安保理は決議1317を全会一致で採択し、国連シエラレオネ・ミッション(UNAMSIL)の任期を9月20日まで延長した。

UNAMSIL
http://www.un.org/Depts/dpko/unamsil/body_unamsil.htm


UNHCR:ザンビアへアンゴラ避難民が急増

 UNHCRによれば、アンゴラ西部の州Moxicoの紛争を逃れて、ザンビアに流入する難民が急増している。

事務総長、レバノン選挙の実施を祝福

 レバノンにおいて、20年ぶりに同国南部を含んだ議会選挙が実施されたことについて、アナン事務総長は5日、同国政府を祝福する言葉を述べた。

1978年安保理決議
http://www.un.org/documents/sc/res/1978/78r426e.pdf


国連とインドネシア、東ティモールの境界委員会設置合意

 東ティモール暫定行政機構の閣議はこのたび、国連平和維持ミッションとインドネシア政府が東・西ティモールの境界地帯問題を扱う委員会の設置について合意した取極めを承認した。

9月6日(水曜日) 文責:山本

ミレニアム・サミット開幕

 6日、世界各地から150名以上の代表が国連本部に集まり、史上最大のサミットが開幕した。サミットは議長(フィンランドの Tarja Halonen 大統領とナミビアの Sam Nujoma 大統領)の開会宣言によって始まり、冒頭の演説でアナン事務総長は、それぞれの国の国民が安全で健康で豊な生活を送れるようにすることが政治指導者の責務であり、そのためにも、サミットが独自の機会であるだけでなく、独自の責任を果たすことも出来ると強調した。
 この後、開催地である合衆国のクリントン大統領が最初に演説し、東チモールとシオラレオネの例を挙げて、国連が介入していなければ事態はさらに悪化していたであろうと強調した。

 また、多くの首脳が中東和平にふれ、さらなる努力を要請した。
 イスラエルのバラク首相は「我々が成功しようとすれば、いずれの側も夢を100%実現することはできないだろう。」と語り、一方のPLO・アラファト議長は「苦痛の譲歩を行った。」と語った。

 一方、円卓会議では約50カ国がグローバリゼーションへの対応が主要な懸念となっており、これへの対処方法が討議された。

西チモールで国連要員及び人道活動家を民兵が襲撃、4名が死亡

 6日、西チモールの町 Atambua で国連難民高等弁務官事務所(UNHCR ; UN High Commissioner for Refugees)の要員3名と人道活動家1名が民兵の襲撃に遭い、死亡した。アナン事務総長はミレニアム・サミットの冒頭でこの襲撃事件について伝え、1分間の黙祷を行った。

UNMIKは今月コソボで実施される選挙を「茶番的行為」として否定

 国連コソボ暫定行政機構(UNMIK;UN Interim Administration Mission in Kosovo)は6日、声明を発表し、9月24日にコソボ自治州内で UNMIK への公式協議なしで実施されるユーゴスラビア連邦共和国主導の選挙を「茶番的行為」であり、10月28日にUNMIK主導で行う選挙に対する露骨な妨害であると発表した。
 UNMIKは安保理決議第1244号により、コソボにおける暫定自治の唯一の当局であることが定められている。

「今日の一言」 ― ほくろの数 ―

 6日から8日まで国連本部でミレニアム・サミットが開催されます。未だかつてない数の地域と国から首脳が参加するサミットで、ニューヨークの街は警備で大変だそうです。

 さて、日本ではこの夏は猛暑だったと言う他に、何かと異物混入が騒がれた夏でもありました。個人的には、今年になって突然いろんな製品への異物混入が突然増加したというのも考えにくいなと思っています。数年前に比べれば消費者センターへの異物混入の相談(クレーム)件数は増加しているようですが、今年の上半期までは、昨年と比較して飛びぬけて多いわけでもないようです。ただし、一連の報道以降は激増している模様です。
 これについてはいろんなことが言えますが、現象としては「ほくろの数を数えるとほくろの数が増える」という思いこみと同型なのではないかと考えています。
 当然ながら、ほくろの数を数え始めたからといって、その行動が原因となって皮膚細胞の色素に変化が現れて実際にほくろが増えるというのは(可能性は0ではないけれども)非常に考えにくいです。おそらく、ほくろを数えようとすることによって、それまで気にもとめていなかった、小さく色の薄いほくろまで見つけてしまうことが、「ほくろができた」ように見えるだけのことではないでしょうか。

 観測という行為自体が観測対象を変化させるということもあるわけですが、今回の一連の騒ぎは、観測しようという意図が観測する目を鋭くさせてしまって、当初の想定よりも遥かに多い対象を発見してしまうという構造から発生したものだと思います。

9月8日(金曜日) 文責:渡辺

ミレニアム・サミット宣言を採択

 未来の国連の役割を展望するミレニアム・サミット宣言を採択。宣言では、価値観、原理を明確に提示している他、平和、開発、環境、人権、アフリカのニーズ、国連強化など重要課題の目標を明らかにしている。

宣言ドラフト:
http://www.un.org/millennium/declaration/a55L2.pdf

事務総長、目標達成へ指導者達の行動を要請

 ミレニアム・サミット宣言採択直後に演説に立ったアナン事務総長は、「新世紀へ向けて、国連の進むべき道を描いた皆さん自身が、国連そのものなのである」とし、世界の指導者達が目標達成のために具体的行動をとることを期待した。

安保理、西ティモール民兵の攻撃を非難

 安保理は、国連救援作業員3名を殺傷した西ティモールにおける民兵による数々の攻撃を非難。インドネシア政府に対し、民兵の武装解除・解体と法の秩序の回復のため、更なる方策を取る事を強く主張した。

UNHCRによると西ティモール民兵による攻撃がいまだに継続

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の東ティモール事務所は、西ティモールの民兵が未だに市民や援助作業員等に攻撃を加えつづけている、と発表。現地のNGO職員等はこれを避けて隠れたままの状態が続いている。
 しかしながら、過去48時間安否が最も気遣われていた5名を含む9名が、昨日、東ティモールへの避難に成功し、安全を確認した

アフリカ大陸の特別なニーズが、ミレニアム・サミット最終日の優先課題に

 ミレニアム・サミットの最終日、登壇する世界の指導者から、引き続きアフリカの紛争予防、開発促進などに関するアフリカの特別なニーズが優先課題としてとりあげられた。

第四回目の円卓会議で債務救済、テロ、国連改革を討議 

 最後になった第4回目の円卓会議では、テロ~済など緊急に対処すべき国際問題が議題に上がった。円卓会議の議長Abdelaziz Bouteflikaアルジェリア大統領は、何人かの先進国の代表が発展途上国の窮状に対する深い理解を示した事に非常に感銘を受けた、と語った。

サミット開催中の条約署名で国際法による支配に飛躍的な前進 

 ミレニアム・サミット開催中に継続されていた条約署名式典に、最低でも世界85カ国の指導者が参加し、署名、批准、又は、加盟などの条約に対する行動を取った。これにより国際法による支配は飛躍的な前進を遂げた。

9月11日(月曜日) 文責:tat

総会はミレニアムサミットの精神を維持

 今日、総会議長は国連本部にて、今日今会期の179項目の議題を決議した国連総会は、「いつもどおりの仕事」をするメンタリティーを排し、先週ニューヨークにて開催された記念碑的ミレニアムサミットによって創出された精神を維持しなければならない、と発言した。
 先週総会議長に選任されたフィンランドのHarri Holkeri氏は「総会は大変明快なメッセージを得た。総会の使命はミレニアムサミットのフォローアップをすることである、もし私がそう言うならミレニアムサミットの精神を守ること、私はこれをミレニアムスピリットと呼びたい。」「われわれはこの転機を維持しその精神を守らなければならない、われわれは明日ではなく、今日はじめなければならない。」と初めてのニュースコンファレンスにて発言した。

アナン事務総長はニューヨーク市当局およびニューヨーク住民に感謝

 アナン事務総長は先週のミレニアムサミット開催中におけるニューヨーク住民の「礼儀、理解そして支援」にたいして感謝の意を表明するため、国連本部ビルの両面に”Thank You NY”の文字を週末の間にくわえて月曜日の夜にも点灯させた。

国連開発機関は自助努力の国を支援

 今日、国連事務総長コフィ・アナンは、自らを助くる国家を助ける、という国連開発計画(UNDP)の独特の役割に触れつつ、「デジタル格差(digital divide)」の橋架けから残酷な紛争の余波の中での平和構築にまでわたる機関の広範な努力に対する、強力な国際的支援を要請した。

アナン事務総長はシエラレオネに対するギニア=リベリア間の緊張に懸念を表明

 コフィ・アナン事務総長は今日、ギニア=リベリア間の国境地帯における緊張の報告に対し懸念を表明し、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)にシエラレオネ情勢に悪影響を与えうるような状況悪化を阻止するよう緊急要請した。

国連本部においてキプロスについての緊密な対話を予定

 今日国連の直近のラウンドにおいて、明日ニューヨークの国連本部にてキプロスについての緊密な対話を促す、とコフィ・アナン事務総長のスポークスマンが語った。

イラク物資のための原油限定輸出プログラム(oil-for-food programme)基金の使用について進展なし

 コフィ・アナン事務総長からの直近の報告によれば、イラクの物資およびサービスを購入する目的で国連により管理されている原油限定輸出プログラムのための基金を使用する準備について、イラク政府は議論することを拒否している。


国連はコソヴォ紛争による2つの隣国に対するダメージを評価するために専門家チームを派遣

 国連環境計画(UNEP)は今日、コソヴォ紛争によるアルバニアおよび旧ユーゴスラビア・マケドニア共和国における環境上のダメージを評価するため専門家による国際的チームが次の2週間を費やす、と発表した。

今日の一言 − 北朝鮮のミレニアムサミット参加ならず

 みなさんご存知の通り、北朝鮮のミレニアムサミットサミット参加は予定されていたにもかかわらず中止されました。理由はニューヨークに向かっていた金永南(キムヨンナム)最高人民会議常任委員長一行がフランクフルト空港で米アメリカン航空に乗り換えようとしたところ厳しいチェックを受けたこと。 「米当局者より、不良国家の人物であることを理由に、荷物をあけ、靴の中まで調べようとした。人権侵害だ」と指摘し、北京経由で帰国した、と報道されています。
 金永南(キムヨンナム)最高人民会議常任委員長は対外的に北朝鮮の国家元首の役割を果たしており、ミレニアムサミット参加を機に韓国の金大中大統領はじめ各国首脳との会談が計画されていました。これらが全部ふいになってしまったというわけです。
 これにつきアナン事務総長は「失望している」、米当局は「米政府の指示にもとづいたものではない」「われわれは彼らがミレニアムサミットに参加するのを楽しみにしていた」、韓国大統領は「南北関係に支障があってはならない」、と次々に声明を出しました。
 北朝鮮の李衝哲国連大使は「米国はこのような挑発的行為の代償は極めて高価なものになると理解すべきだ」と警告。
 またも北朝鮮の援助要求外交。あまりにしたたか、かつ実利的な北朝鮮の外交態度にしばし唖然としたのは私だけでしょうか。。2000年に入りイタリア、フィリピン、カナダなどが北朝鮮と国交を樹立。6月中旬には歴史的な南北首脳会談が実現。世銀総裁も7月には「援助の準備はある」と言明。外交ムードは一気に盛り上がってきたのですが、、、、、、北朝鮮をとりまく情勢はまだまだ山あり谷あり。日朝関係でも7月に外相会談が実現したとはいえ、難しい問題が山積しています。しかし21世紀の世界平和のカギを握る朝鮮半島情勢。これからも注視しつつ、好転を祈るばかりです。

9月12日(火曜日) 文責:Jo

事務総長、サミットの誓約を実行に移すよう総会に要請

 総会一般演説、開始。アナン事務総長は冒頭演説を行い、総会に対して、ミレニアム・サミットでの「大胆な公約」を行動に移すよう促した。

ジブチ大統領、ソマリア新政府に支援を要請

 ジブチ大統領は一般演説において、ソマリアが「現代で最も長い国家崩壊の時期」を終えてこのたび新政府を樹立した、と称えるとともに、国際社会の支援を求めた。

トーゴ大統領、アフリカ問題に対する国際的関心を呼びかけ

 トーゴ大統領は一般演説において、アフリカで発生する紛争に対する関心が他の地域の問題に比べて薄いと述べ、安保理に対して、地域による区別なしに、すべての紛争に平等の関心を払うよう求めた。

国連総会第55会期、一般討議開始

 第55回総会、一般演説を開始。20カ国以上の代表が、平和と安全の維持、「万民のためのグローバリゼーション」の促進、環境保護など、国際社会の直面する重大な問題に関して、それぞれの立場を表明した。

事務総長:キプロス問題の隣人対話、「前進の時」

 キプロス間接交渉、開始。この間接交渉には、ギリシャ系住民およびトルコ系住民が、包括的解決につながる意味ある交渉の土台を築くべく、1999年12月以来参加している。

シエラレオネ反政府勢力メンバー、国連に投降

 シエラレオネの反政府勢力West Side Boysモがこのたび、国連シエラレオネ・ミッション(UNAMSIL)に投降。週末、同勢力の拘束下にあった英国人兵士6人とシエラレオネ軍兵士1人が解放された後、Masiaka地域では緊張状態が続いているが、全体としては同国の治安状況は落ち着いている。

東ティモールの民兵団が、PKOに投降

 東ティモールにおいて、一部の民兵組織から離脱したメンバー数人がこのたび、国連東ティモール暫定行政機構(UNTEAT)に投降した。UNTEATのビエラ・デ・メロ代表は、民兵に対して、安全の保証と再定住支援を得るかわりに武器を差し出すよう奨励する大々的なキャンペーンが効果を表しはじめている、と述べた。

国連、コソボの指導的建築家殺害を非難

 コソボ・アルバニア人の著名な建築家であり、元プリシュティナ都市開発計画再建部部長のRexhep Luci氏が11日、殺害された。12日、国連コソボ暫定行政ミッション(UNMIK)はこの事件を強く非難する声明を発表した。同氏は最近、プリシュティナの不法な建設物の破壊プロジェクトに従事していた。

UNHCR、ギニアに難民保護を呼びかけ

 UNHCRはこのたび、ギニア当局にメッセージを送り、同国に流入した難民への保護の提供を継続するよう促した。

国連ボスニアミッション、退役軍人グループによる架橋閉鎖を非難

 モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)において、ボスニア・クロアチア戦争退役軍人協会(HVIDRA)がCarinski橋の閉鎖を続けている。国連ボスニア・ヘルツェゴビナ・ミッション(UNMIBH)は、この閉鎖が市民の移動の自由を奪っている、と非難した。

ODCCP、アフガンからの主要なヘロインルートの遮断を支援

 タジキスタン・アフガニスタン国境地帯において押収される麻薬量が、過去1年間で4倍となった。アルラッキ国連薬物統制犯罪防止事務所(ODCCP)事務局長は、国連によるタジキスタンおよびロシア国境警備隊への支援によって、即時かつ優れた成果がでた、と述べた。

ノルウェー、WHOのアフリカ健康計画に対して500万ドルの支援誓約

 ノルウェーはこのたび、WHOによる今後3年間のアフリカ健康プログラムに対して、約500万ドルの資金を拠出することを決めた(11日、ノルウェーの駐ジンバブエ大使館で発表された)。

9月13日(水曜日) 文責:山本

安保理常任理事国、サミット宣言のフォローアップを確認

 安全保障理事会常任理事国5カ国の外相は13日、共同で声明を発表し、先週開催されたミレニアム・サミット宣言の確実なフォローアップを確認する意図を明らかにした。

エチオピア・エリトリアへの国連軍事監視団派遣開始

 国連は13日、エチオピア・エリトリア両国への国連ミッション活動の最初として軍事監視員の派遣を開始した。第1段として、エリトリアの首都アスマラには3名、エチオピアの首都アジスアベバには4名が到着した。

ミレニアム総会 2日目

 ミレニアム総会の2日目。現在、一般討議が進行中で13日は約20カ国の外相が演説した。

西チモールで殺害された国連要員の追悼式典を開催

 先週西チモールで殺害された国連援助要員への追悼式典が13日、ディリで500名以上が参加して行われた。

イラクにおける子どもの栄養状態は「受け入れがたいほど悪い」

 国連食糧農業機関(FAO ; UN Food and Agriculture Organization)と国連食糧計画(WFP ; World Food Programme)が共同で13日に公開したイラクの子どもの栄養状態に関する報告書によると、栄養失調状態は極めて深刻で、特にバグダッド郊外の農村地帯は旱魃と貧困のために危機的な状況である。一方、イラク北部では自体が改善しており、oil-for-food などの国際的な援助活動の恩恵が地域によって差があることを厳しく指摘している。

グアテマラで続く人権侵害

 13日に国連グアテマラ検証団(MINUGUA ; United Nations Verification Mission in Guatemala)の活動に関する報告書が提出され、人権侵害はわずかに増加していると報告している。この報告書は1999年12月1日から2000年6月30日までの活動をまとめたもので、4863件の人権侵害が確認されている。

武力紛争がこどもに与える影響に関する報告書提出

 ユニセフは13日、戦争が子どもや女性に及ぼす影響の緩和に関する報告書(1996年に作成)からの進展をまとめた報告書を歓迎した。この報告書は Graca Machel (前南アフリカ共和国大統領夫人)が作成したもので、今週カナダのウィニペグで開催された「戦争による子どもへの影響に関する国際会議」(International Conference on War-Affected Children)における文書をもとにまとめられ、13日に公開された。この報告書は4年間に彼女が提出した「武力紛争が子どもに与える影響」(The Impact of Armed Conflict on Children)のフォローアップとなっている。
 報告書によれば30万人もの18歳以下の兵士が徴用されいると推定されており、少なくとも2000万人の子どもが戦争のために我が家から引き離されている。

The Impact of Armed Conflict on Children(4年前の報告書)
gopher://gopher.un.org/00/ga/docs/51/plenary/A51-306.EN


アフガニスタンにおける薬物統制問題について6+2会議開催

 アフガニスタン及び国境を接する5ヶ国(中国・イラン・パキスタン・タジキスタン・ウズベキスタン)とロシア連邦・アメリカ合衆国の合計8カ国でアフガニスタンにおける薬物統制に関する高官級会議が13日開催され、国連薬物統制計画(UN Drug Control Programme)の協力による行動計画の遂行が了承された。

コソボの化学工場からの薬品流出に対し徹夜で作業

 12日、コソボ自治州のミトロビッツア南部にある Trepca 工業プラントで60万リットルの容量の硫酸タンクへのパイプに破損事故が発生し、1分間に100リットルのペースで溶液が流出した。そのため国連要員及び国際平和維持部隊(KFOR)兵士は夜を徹して、流出範囲の拡大防止と溶液の中和など被害を留める作業を行った。

世界の人口の半数が1日2ドル以下で生活

 世界銀行(World Bank)が13日に発表した報告書・『世界開発報告 2000/2001』によると、世界の人口のほぼ半数にあたる28億人が1日2ドル以下で生活しており、そのうち12億人は1ドル以下で生活しているという。所得の高い国々では5歳になるまでに死ぬ子どもは100人のち1人にも満たないが、貧しい国ではこの死亡率はもっと高くなることを指摘している。また、富の配分が極めて不平等で、最も豊かな国々上位20位の平均所得は、最も貧しい国々20カ国の平均所得の37倍以上であり、この差は過去40年で2倍に拡大している、とも指摘している。

「今日の一言」 ― 「姥捨山問題」 ―

 最近週刊ヤングサンデー(いわゆる「ヤンサン」)を買うようになりました。
 連載中の『The World is Mine』を読むためだったのですが、最近、ちょっと『海猿』という作品のほうに浮気をしています。海上での救難を行う海上保安士たちの話です。今週号(9/28号)では、玄海沖で漁船が横波を受け、乗員7名のうち1名が重傷との連絡を受け、緊急搬送のために保安士たちが現地へヘリで向かったところ、漁船は沈没寸前で、7名ともをヘリに乗せないと彼らの命が危ないという状況。ところが救助ヘリの定員は11名で既に救助要員として6名乗っていて、このままでは2人乗れません。その時、主人公の潜水降下士がもう1人の降下士にこう言います。
 「オレ達が乗らなきゃ… 11人だ…」

 …倫理学で言う、「救命ボートの倫理」の典型的な例です。
 ここまで極限的な状況にはなかなか出会わないにしても、問題の構造としては同じものをいくつでも私達の周囲には内包されています。たとえば今日の最後のような記事を読むたびに、心は痛むし、何とかしてあげたいと思う。余裕のある範囲内で募金などもする。でも、私財を完全に投げ打つわけじゃない。「苦しんでいる人が居るなら積極的にかかわって救いなさい」という倫理的な命令は確かに正論ではあるけれども、そのまま実行できる人などほとんどいない。どこかで、冷酷に、かつ巧妙に見捨ててしまう。この問題の構図を大阪府立大学の森岡教授は「姥捨山問題」として指摘しています。
 とはいうものの、問題点ばかりが見えて解決策が見えない程度の能力の私では、どうすればいいのか今のところわかりません。

☆姥捨山問題
 http://member.nifty.ne.jp/lifestudies/library01/ubasute.htm

9月14日(木曜日) 文責:阿部

ジブチ大統領がソマリア・ミッション設置を要請

 ジブチ(Djibouti)のIsmail Omar Guelleh大統領は、国連安保理に対し、平和を構築するためのミッションをソマリアに設置することを真剣に検討すべきであると要請。

事務総長はシエラレオネ・ミッションの増強に約8億ドル必要であると指摘

 アナン事務総長が最近の報告書で勧告しているように、国連シエラレオネ・ミッション(UNAMSIL:the UN Mission in Sierra Leone)の人員を現在の11,100人から20,500に増強するためには、更に年間7.8億ドルが必要であると事務総長が指摘。

安保理はインドネシアの特使と西チモール情勢について話し合うと発表

 国連安保理は、インドネシア政府がニューヨークに派遣する特使、Bambang Yudhoyono調整相が到着し次第、治安が悪化している西チモールの状況について話し合うことを計画していると発表。

事務総長はアウンサン・スーチー女史の軟禁が解かれたことを歓迎

 アナン事務総長は声明を発表し、ミャンマーのアウンサン・スーチー(Aung San Suu Kyi)女史をはじめとする国民民主連盟(NLD:the National League of Democracy) のリーダーらが軟禁状態から開放されたことに歓迎の意を表明するとともに、政治対話を重ねるよう改めて要請。

世界保健機構は10億人が屋内空気汚染に脅かされていると指摘

 世界保健機構(WHO:World Health Organization)は、ジュネーブで開催中の会合で世界中でおよそ10億人がガイドラインの100倍にも及ぶ屋内空気汚染(indoor air pollution)にさらされていると警告。

「今日の一言」 ― 国連TV ―

 私は、CNNやBBCを見るためにスカイパーフェクTVに入っているのですが、チャンネルの中に「国会TV」なるものがあります。ひたすら国会審議の模様や関連の記者会見等を流しているのですが、時々興味ある審議などがあって追いかけるように見ることがあります。21日からも臨時国会が開会し、少年法やあっせん利得関連など、重要な事項が審議入りしますので、注意したいものです。
 この国会TV、実はモデルは米国のC−SPANというチャンネルでした。79年に米国のケーブルTV産業がお金を出し合って設立した会社なのですが、これが、もう延々と議会の様子を映し出しているのです。自分も米国に滞在していたときに、結構面白がって見ていたのですが、特に米国のC−SPANは、ケーブルTVの基本料金に付くベーシック・サービスであるため、ほとんどの家庭に普及しているとのこと。こうしたことを考えているうちに、国連TVってできないものかなぁ、思い始めています。ミレニアム・サミットも、結局世界中でどれだけの人々がその討議の様子に触れることができたのでしょうか。インターネットでもいいしラジオでもいい。メディア会社を含めて世界中の人々がお金を出し合って、非営利で運営する、そうした会社ができると素晴らしい。
 シドニーで繰り広げられている感動のオリンピック競技に関する映像は、商業ベースでどんどん家庭に運ばれてきますが、もっと地味な、それでいて重要な情報が世界中に届けられる仕組み、そうした仕組み作りが今必要なのだと思います。

C−SPAN http://www.c-span.org/
国会TV http://kokkaitv.com/

9月19日(火曜日) 文責:Jo

ギニアの拉致された国連職員の捜索続行、安保理は襲撃を非難

 UNHCRスポークスマンは19日記者団に対し、18日ギニアで武装集団に拉致されたUNHCR職員を捜しだすため、UNHCRがあらゆる措置を講じていく旨述べた。一方、安保理議長は19日、報道声明を発表し、昨日ギニアで起こった襲撃事件を強く非難した。

世界各地の国連職員の保護のために更なる措置をとる:事務総長

 アナン事務総長は、国連が今後、世界各地で平和維持活動、開発、人道活動に従事する職員を保護するため、さらなる措置を講じていく、と述べた。(19日朝、国連本部ビル内に入る際、記者団に対して)

武装集団がソマリアWHO事務所を襲撃

 月曜日夜、ソマリア南部の町MerkaにあるWHO事務所が武装集団に襲われた。武装集団は半時間ほど、現地護衛官たちと銃撃戦を展開した後、現場から逃げ去った。この町は、今年前半WHO事務所および近くの空港に対する襲撃事件が発生して以来、国連の陸上および航空活動に対して閉鎖されていた。襲撃時、同事務所には、その治安状況を調査するため、この日同地に入った国連治安担当職員2人が滞在していたが、国連側に死傷者はなかった。なお、まもなく、この2人の職員は同地から退避した。

総会、世界的諸問題、各国の関心事項について一般演説続く

 総会一般演説、続く。モルドバ、韓国、パナマ、インドネシアなどの外相が自国の意見を述べた。オブザーバー資格を有するパレスチナも演説した。

ギニアからのシエラレオネ難民帰還によって保健衛生部門に過大な負担を:WHO

 ギニアにおいてこのたび発生した危機的事態により、多くのシエラレオネ難民が自国へと戻っていくことが予想される。WHOは19日、シエラレオネに設置された保健衛生施設はすでに、能力の限界を超えて活動しているとし、新たな難民流入により、さらなる負荷が加わることに警鐘を鳴らした。

シエラレオネ反政府勢力が、国連に武器引き渡し

 19日、シエラレオネ反政府勢力、West Side Boys元戦闘員162人が国連シエラレオネ・ミッション(UNAMSIL)に武器を引き渡した。日曜日には、同戦闘員64人が武器の引き渡しを行っている。昨年11月以来、様々な武装戦力の元戦闘員1万7,800人が、国連に武器を引き渡した。

国連、コソボで不法な武器・弾薬諸事の容疑者を拘束

 18日の真夜中12時直前、コソボのGracanicaにおいて、KFORと国連警察は共同捜査活動を行い、不法な武器や爆発物を押収するとともに、不法爆発物との関連で、6人の容疑者を逮捕した。

依然として世界経済に大きな不均衡:UNCTAD

 国連貿易開発会議(UNCTAD)、「貿易開発報告2000」を発表。主要先進国がこのまま、地球的な影響を考慮せず、その政策を立案し続けていくなら、開発途上国の経済は今後、急速に悪化していく、と警告した。

ルワンダ国際刑事裁判所、裁判官不適格の申立てを却下

 ルワンダ虐殺(1994年)の扇動容疑で起訴されたジャーナリスト3人の裁判について、弁護側は、担当判事2人の資格欠落の認定を求めていたが、ルワンダ国際刑事裁判所は本日この申立を却下した。今回裁判で証言を行う人物は、別の裁判でも証人となっていたが、2人の判事はその裁判でも判事を務めたことから、弁護側は、これら判事が証人の信頼性を評価することはできない、と主張した。

タジキスタンの飢饉につき警告、7700万ドルの干ばつ援助をアピール:OCHA

 収穫減少、貧困悪化に加え、75年ぶりの大干ばつの被害を受けるタジキスタンに対して、国連人道問題調整部(OCHA)はこのたび、7,660万ドルの緊急資金提供を求めるアピールを発した。

イラク、国連石油食糧交換プログラムで4億9000万ドルを得る

 イラク・プログラム部によれば、国連イラク石油食糧交換プログラムの下、イラクはこの1週間で、1,680万バレルの石油を輸出し、4億9,000万ドルの収入を得た。

9月20日(水曜日) 文責:山本

事務総長、UNMEEに人権担当部局設置を要請

 アナン事務総長は20日公表された国連エチオピア・エリトリアミッション(UNMEE;UN Mission in Ethiopia and Eritrea)の報告書において、両国における人権の状況についての状況に警告を発した。国内避難民となった35万人のエチオピア人の大半は家に戻ったが、援助がなければ生活していけないような状態である。エリトリア側でも約40万人の国内避難民のうち5万人が地元に戻ったと推定されている。このような状況を受け、アナン事務総長はUNMEE内部に人権担当部局の設置を要請した。

安保理、UNAMSILの活動委任期限を延長

 安全保障理事会は20日、決議第1321号を採択し、国連シエラレオネミッション(UNAMSIL:the UN Mission in Sierra Leone)への活動委任期限を2000年12月31日まで延長した。

インドネシア特使が西チモール民兵の武装解除への意図を発表

 19日の安全保障理事会会議においてインドネシア特使がブリーフィングを行い、西チモール民兵の武装解除を計画していることを明らかにした。民兵の武装解除については9月8日に採択された安保理決議第1319号で決定されていた事項でもある。

UNHCRは拉致された女性職員の探索に注力

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR;UN High Commissioner for Refugees)は20日の声明において、日曜日にギニアで正体不明の銃武装した集団に拉致された女性職員を探索するため採り得る手段を講じる旨を発表した。

事務総長は合衆国の対中国の貿易正常化を歓迎

 アナン事務総長は、合衆国が中国に対して通常貿易を恒常化させる法案を上院で可決したことに対し歓迎の意を表した。

UNFPAが「世界人口白書」を発表

 国連人口基金(UNFPA;the UN Population Fund)は「世界人口白書」"Lives Together, Worlds Apart -- State of World Population 2000" )を発表した。本報告書では20世紀は大きな進歩も見られたが、依然として女性に対する差別や暴力が文化に深く根ざしていると指摘、その代償はあまりにも大きいと強調している。また、女性の3人に1人が生涯の内に自分の知る人からの暴力を受け、非識字者の3分の2が女性であり、妊娠の3分の1(年間約8000万人)が意図しないまたは望まない妊娠であるとも報告している。

Lives Together, Worlds Apart -- State of World Population 2000
http://www.unfpa.org/swp/swpmain.htm


ミレニアム総会 9日目

 国連ミレニアム総会は9日目。
 スロバキア外相は、国連が考える課題の優先順位を示すべきだと強調し、アゼルバイジャン代表はグローバリゼーションの影響から零れ落ちる小国を国連が支援すべきであると語った。その他、ナミビア・シンガポール・キルギス・レソト・パラオ・カンボジア・中央アフリカ・ボリビア・ミャンマーの代表が演説した。

 【それぞれの演説の内容】
アゼルバイジャン:http://www.un.org/ga/webcast/statements/slovakiaE.htm
シンガポール  :http://www.un.org/ga/webcast/statements/azerbaijanE.htm
ナミビア    :http://www.un.org/ga/webcast/statements/namibiaE.htm
シンガポール  :http://www.un.org/ga/webcast/statements/singapourE.htm
キルギス    :http://www.un.org/ga/webcast/statements/kirgyzstanE.htm
レソト     :http://www.un.org/ga/webcast/statements/lesothoE.htm
パラオ     :http://www.un.org/ga/webcast/statements/palauE.htm
カンボジア   :http://www.un.org/ga/webcast/statements/cambodiaE.htm
中央アフリカ  :http://www.un.org/ga/webcast/statements/centrafriqueF.htm
リベリア    :http://www.un.org/ga/webcast/statements/liberiaE.htm
ボリビア    :http://www.un.org/ga/webcast/statements/boliviaE.htm
ミャンマー   :http://www.un.org/ga/webcast/statements/myanmarE.htm

 また、19日(8日目)午後の一般討議ではシオラレオネ外相が同国のダイアモンド不正輸出禁止後の状況にふれた。またタイ外相は薬物・AIDS/HIV・貧困といった問題の民衆中心の開発(people-centred development)による解決を呼びかけた。この他、トルクメニスタン・フィリピン・ボツワナ・バングラデシュ・インド・ガイアナ・ドミニカ・スーダン・コンゴの代表がそれぞれ発言した。

国連開発計画等がエネルギー問題に関する報告書を提出

 開発計画(UNDP;UN Development Programme)・国連経済社会局・世界エネルギー会議は合同で「世界エネルギーアセスメント」を発表し、21世紀のエネルギー問題に関して討議した。

The World Energy Assessment: Energy and the Challenge of Sustainability
http://www.undp.org/seed/eap/activities/wea/


WHOが予防接種運動を開始

 国連保健機構(WHO;World Health Organization)は20日、新規に13カ国の発展途上国における1億4500万ドル規模の予防接種運動を開始することをを発表した。れにより10万人の子どもの命が救われる。

UNMIKが検察官を任命

 国連コソボ暫定行政機構(UNMIK;UN Interim Administration Mission in Kosovo)は20日、Gracanicaで月曜日に拘留した3人の容疑者に対する検察官を任命した。

「今日の一言」 ― 「暴力」 ―

 今日の記事を読んでいると、「暴力」が目に付きます。記事本文で violence という単語は4回使われています。通常、「暴力」というと殴る・蹴るといった物理的強制力を想定してしまいがちですが、平和学の泰斗J.ガルトゥングは論文『暴力、平和、平和研究』(Violence, Peace and Peace Research;1969)の中で次のように定義しています。

 暴力とはここでは、可能性と現実とのあいだの、つまり実現可能であったものと現実に生じた結果のあいだのギャップを生じさせた原因、と定義される。暴力とは、潜在的可能性と現実とのあいだのへだたりを増大させるものであり、このへだたりの減少にたいする阻害要因である。

 つまり、ガルトゥングは「暴力」の問題が目に見える物理的な振るまいににだけ存在するのではなく、言わば人を苦しめるものはすべて「暴力」とみなすべきではないかという提言でもあるわけです。

 なお、論文『暴力、平和、平和研究』は『構造的暴力と平和』(中央大学出版会)に収録されています。

9月21日(木曜日) 文責:阿部

28の都市で国連援助要員の安全確保を求めた街頭行進

 ニューヨークやジュネーブを含め少なくとも28の都市で、数千人の国連職員が援助要員の安全確保を求めて街頭行進を行い、西ティモールとギニアで相次いで殺害された4人の国連難民高等弁務官事務所(UNHCRthe UN High Commissioner for Refugees)職員に哀悼の意を示すとともに、加盟各国に援助活動家たちの安全確保を要求。

アフガニスタン情勢に関する事務総長報告を発表

 アナン事務総長は、アフガニスタン情勢に関する報告を発表し、最近頻発しているアフガニスタンから他の中央アジア諸国へのイスラム戦闘員の侵入と各国の治安部隊との衝突事件について、アフガニスタン紛争の拡散に対する懸念を表明するとともに、同国の危機に対する包括的な解決策を見出す必要性を指摘。

イラク・プログラム部事務局長が安保理非公開協議でブリーフィング

 イラク・プログラム部(the Office of the Iraq Programme)のBenon Sevan事務局長は、安保理非公開協議でブリーフィングを行い、イラクの人々のための人道プログラムに関する決定を行う際には、政治(political considerations)を切り離すように努め、人間的側面(the human factor)を忘れてはならないと指摘。

事務総長がイラン上訴裁判所の減刑決定に歓迎の意を表明

 アナン事務総長は、7月にスパイ容疑で逮捕され禁固刑となっていた10人のイラン系ユダヤ人について、イラン上訴裁判所(an Iranian appeals court)がの減刑を決めたことについて、歓迎の意を表明。

インドが国連シエラレオネ・ミッションからの自国軍隊撤収を示唆

 インド政府は、アナン事務総長に対して、国連シエラレオネ・ミッション(UNAMSIL:the United Nations Mission in Sierra Leone)から自国軍隊3千名強を撤収する考えを示唆。

国連食糧農業機関と世界食糧計画がグルジアに緊急食糧援助を必要と指摘

 国連食糧農業機関(FAO:the Food and Agriculture Organization)と世界食糧計画(WFP:the World Food Programme)は、合同グルジア調査団の報告を発表し、中央アジアを襲う干ばつにより、グルジアで70万人近くが緊急食糧援助を必要としていると指摘。

ジュネーブ軍縮会議が核軍縮等に関する作業計画を採択することなく閉幕

 ジュネーブ軍縮会議(the Conference on Disarmament)は、2000年会期全体を通じて、1)核軍縮及び2)宇宙空間における軍備競争の防止という2つの問題に関すして討議してきたが、加盟国間の合意を形成できず、作業計画を採択することなく本日閉幕。同会議は、昨年に続き、作業計画を採択できない膠着状態が続いている。なお、次会期は2001年1月22日に開幕する予定。

世界銀行が貧困問題に関する報告書を発表

 世界銀行は、「貧しい人々の声 変化を求める叫び」("Voices of the Poor: Crying Out for Change")を発表し、23の開発途上国の貧しい男女2万人以上の貧困体験を記し、貧困問題への取り組みに関する考え方を提示。

9月22日(金曜日) 文責:渡辺

国連総会での2週間にわたる一般演説が終了

 国連の中心的な審議・代表機関である総会の一般演説が終了。ミレニアム・サミットでの採択事項を実現にむけて行動に移すよう要請。また、ルワンダ、アンチグアバーブーダ、タンザニア、ベネズエラ、モーリシャス、エリトリア、ベニン、赤道ギニア、ニカラグアの代表が最終日に演説。

コンゴ民主共和国の和平プロセスに進展見られず、とアナン事務総長

 暗礁に乗り上げたコンゴ民主共和国の和平プロセスの状況を考慮し、アナン事務総長は、同国内での国連の作業を8週間延長することを勧告。紛争当事者が有効にこの延長期間を利用することを期待した。

事務総長報告書、コソボ自治への移行に危機感

 アナン事務総長のコソボに関する安保理報告書が公開された。この中で事務総長は、主にアルバニア人を中心とした、暴力に依存する強硬派により民主プロセスに対する信頼が損なわれる恐れがあると、危機感を表明。

コソボでのユーゴ連邦共和国の選挙にUNMIKが立ち会う意向を表明

 23日、ユーゴスラビア連邦共和国がコソボで選挙。UNMIKとKFORは公式には監視しないが、法と秩序を維持に全力を注ぐ。

旧ユーゴ国際刑事裁判所、裁判所長が訴追件数増加を見越して組織改変を提案

 旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所のCLAUD JORDA 所長は、訴追件数の増加により模範的な高水準の裁判を維持することが難しくなると危惧。これに対処するため、組織改変案を安保理と国連総会に提出した。

ギニアでシエラレオネ国境付近の数万人が避難 

 UNHCR報道官の発表によると、シエラレオネ北西部と隣接するギニアのKindiaとForecariahの両地域が攻撃を受け、数十人が死亡した。また、両地域それぞれ最大で1万7千人と2万1千人の避難民が出ている。

WFPがベトナムの洪水被害者4万人に食糧援助

 メコン川の洪水でベトナム南東部に被害が続いている。世界食糧計画(WFP)は、被害の最もひどい地域に在住する4万人に対し、一人あたり20キロの米(2か月分)を配給する。

9月25日(月曜日) 文責:Tat

アナン事務総長はユーゴスラビアの選挙が民主的政府につながることを希望

 事務総長スポークスマンは今日、多大な関心をもってユーゴスラビア連邦共和国の選挙結果を待つ中、コフィ・アナン事務総長は選挙のプロセスが対話に開かれた民主的政府をもたらすよう希望する、と語った。

ユーゴスラビアの選挙にコソボから投票したのは4万5千人以下

 日曜日に実施されたユーゴスラビア連邦共和国の選挙において、コソボから投票したのは4万5千人以下である、と国連コソボ暫定行政機構(UNMIK ; The UN Interim Administration Mission in Kosovo)の Bernard Kouchner 代表は、昨日のPristina (コソボの州都) におけるプレス発表で語った。

アフガン危機の拡大を懸念し安全保障理事会は対話を再度召集

 安全保障理事会のメンバーは今日、国境を超えてますます拡大するアフガン紛争とその近隣諸国に対する不安定化の影響に懸念を表明し、関係諸国 (特にタリバン"Taliban") にたいしてこれ以上の遅れと前提条件なしに国連支援のもとで交渉を再開するべき、と表明した。

西チモールの武装解除のためのインドネシアの努力に「感動」、国連ミッションが表明

 国連東チモール暫定統治機構(UNTEAT)代表は今日、国民軍の支持者に脅かされている地域において行われた武装解除式典に国連の代表が参加した後、西チモールの国民軍の武装解除のためのインドネシアの努力は「感動的である("pathetic")」と表現した。

エチオピア=エリトリア国境に国連監視団の初期配置を完了

 エチオピア=エリトリア国境の両側4箇所に、国連の軍事監視団が現在配置されている、と国連は表明した。

多国間(Multilateral)の解決がすべての国家の国益にかなう、と総会議長

 国連とアメリカ合衆国とのパートナーシップのために貢献している非営利組織(NPO)を賞賛しつつ 、総会議長は今日、多国間主義(Multilateralism)が国連の大小のメンバー国にとって有益であると強調した。

安全保障理事会の代表が10月にシエラレオネを訪問

 ニューヨークで国連本部が公表したレターによれば、安全保障理事会は来月はじめ、安全保障理事会の決定および国連のシエラレオネへのミッションであるUNAMSILの実効性を促進し、完全な遂行を確かにする手段を調査するためにシエラレオネに代表を送る。

国連は職員の日(Staff Day)を陰鬱な雰囲気で迎えた

 4人の死亡者と1人の行方不明者を出した最近の国連職員に対する暴力の嵐をうけて、国連は「職員の日(Staff Day)」を陰鬱な雰囲気の中に迎え、犠牲者を追悼し、依然として危険な状況下で任務についている国連職員のため、より強力な保護を緊急要請した。

有罪判決を受けた二人の戦犯はフィンランドで受刑

 旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所(the International Criminal Tribunal for the former Yugoslavia)に有罪判決を受けた二人の戦犯は受刑地であるフィンランドに到着した、と今日旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所は発表した。

9月26日(火曜日) 文責:Jo

東ティモール、PKOとの衝突で民兵が死亡

 26日、東ティモールのスアイ地区において、民兵と国連東ティモール暫定行政機構(UNTEAT)の間で銃撃戦が発生、民兵1人が死亡した。

世界食糧計画、タジキスタンの干ばつで100万人相当の食料援助計画を発表

 干ばつに襲われるタジキスタンにおいて、約100万の人々が現在、飢餓の危機に直面しているが、世界食糧計画(WFP)は26日、これらの人々に対し、6,200万ドル相当の緊急援助活動を行い、12万6,000トンの食糧を提供する、と発表した。

UNHCR、コンゴ川流域の難民ニーズについて影響評価

 UNHCRは、コンゴ民主共和国および周辺諸国への調査団派遣を発表した。コンゴ民主共和国のEquateur州において戦闘が発生し、新たな避難民が同国北部のコンゴ川及びウバングイ川沿いの地域に移動しているが、同調査団はこの影響評価を行う。

世界食料援助計画、モザンビーク洪水被災者への支援計画を拡大

 世界食糧計画(WFP)は、モザンビークを今年襲った大洪水の被害に苦しむ約17万2,000人に対して、食糧援助を継続すべく、同国での緊急援助活動を6ヶ月延長する旨発表した。

9月27日(水曜日) 文責:山本

コソボでは少数民族の状態が最大の問題

 国連コソボ暫定行政機構(UNMIK;UN Interim Administration Mission in Kosovo)のクシュネル代表は27日、安全保障理事会でブリーフィングを行い、非アルバニア系、特にセルビア人とロマ人の置かれている状態の悪化がコソボにおける最大の問題であると強調した。クシュネル代表は UNMIKの15ヶ月の活動を振り返ると同時に、現実に起きている紛争のことを議論せずに非現実的な施策を実行しようとしたことなどの反省点も挙げた。

会合の概要:http://www.un.org/News/Press/docs/2000/20000927.sc6926.p2.doc.html

安保理で国連平和活動に関する報告書を討議

 安全保障理事会は27日、8月に公開された『平和活動に関する専門家パネル報告書(Report of the Panel on Peace Operations)』において推奨されているプランを基に、今後の国連の平和維持活動のあり方に関する非公開の討議を行った。

Report of the Panel on Peace Operations:
http://www.un.org/peace/reports/peace_operations/


事務総長はユーゴスラビア大統領選挙に関して声明を発表

 アナン事務総長は24日に実施されたユーゴスラビア大統領選挙の結果について声明を発表し、選挙結果が投票者の純粋な変化を望む声を反映していると述べた。

WFPは洪水に襲われたカンボジアへ緊急支援を発表

 メコン川とトッレサップ川の氾濫により洪水に見舞われ、数千軒に及ぶ家屋と22万ヘクタール近くの水田に被害を受けたカンボジアに対し、世界食糧計画(WFP ; World Food Programme )は緊急支援することを27日発表した。 WFPによると50万人が支援の対象であると言う。

旧ユーゴ国際刑事裁判所検察官が訪米

 旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所(ICTY ; International Criminal Tribunal for the former Yugoslavia )の Carla del Ponte 検察官は現在訪米中で、27日にはレノ司法長官・コーエン国防長官・テナントCIA長官らとペンタゴン(国防総省)で会談の予定である。

旧ユーゴ国際刑事裁判所:
http://www.un.org/icty/
http://www.issue.net/sun/se/com20000105.html

ルワンダ国際刑事裁判所は虐殺の証言者支援の活動を開始

 ルワンダ国際刑事裁判所(ICTR ; International Criminal Tribunal for Rwanda)は1994年にルワンダで発生した虐殺の生存者を支援する活動「証言者及び潜在的証言者支援プログラム(the Support Programme for Witnesses and Potential Witnesses)」を26日に Taba で開始した。このプログラムは虐殺を生き残った人たちへの法的支援や心理カウンセリング等を通じて支援するもの。

ルワンダ国際刑事裁判所:
http://www.ictr.org/
http://www.issue.net/sun/se/com20000123.html


東チモールの飛び地までフェリーが就航

 東チモール暫定行政機構(UNTEAT;UN Transitional Administration in East Timor)は、東チモールの飛び地である Oecussi と東チモールの間に新しいフェリーを就航させることを発表した。 Oecussi と東チモールまでは45km離れており、西チモールの民兵の活動を抑え、安全な陸路の確保が現時点では困難なため。

「ポリオとの戦いは最後の1人まで」と事務総長

 「世界ポリオパートナーサミット(Global Polio Partners Summit)」が27日、ニューヨークの国連本部で開催され、その基調後援でアナン事務総長は「国連ファミリーはポリオとの戦いを、その成果が最後の1人の子どもにいたるまで続ける」と決意を表明した。

Global Polio Partners Summit:
http://www.interpartners.org/polio/


国際的名士によるフォーラムを来月開催

 国連は10月23日に、国際的名士を集め、より多くの人に国連の扱う世界的な問題に興味を持ってもらうためのフォーラムを開催する予定であることを27日発表した。集められる名士達は「平和の使者」及び「親善大使」(Messengers of Peace and Goodwill Ambassadors)と呼ばれ、モハメド・アリ氏、マイケル・ダグラス氏、エリ・ヴィーゼル氏等が招聘されている。

United Nations Messengers of Peace and Goodwill Ambassadors
http://www.un.org/News/dh/latest/27list.htm


WHOは2001年のインフルエンザワクチンの成分を決定

 世界保健機構(WHO;World Health Organization)は南半球の2001年の冬季に向けたインフルエンザワクチンの成分を決定、製造に入るように呼びかけた。WHOでは毎年9月に来年の南半球の冬季に流行するであろうインフルエンザを予測し、必要なワクチンの成分を決定している。

「今日の一言」 ― 洪水 ―

 「堯舜の世」という言い方で理想の世の中を表現するのは、もはや一般常識ではないのかも知れませんね。中国の神話時代の五帝の最後の2人・堯(ぎょう)と舜(しゅん)のことです。彼らの時代は極めて太平であったとされていますが、その末期は非常に水害が多かったと伝えられています。この洪水が起こりがちな国土を、舜に命じられた、こん(「魚玄」という字)と禹(う)の親子が2代かかって安心して生活できる土地に変えていったと伝えられています。その功績を皆が慕って夏王朝は成立する…というのが夏の建国神話の展開なのですが、まあ、その是非をここで問いたいわ けではありません。
 こういう話を読むにつれ、やはりアジアは昔から洪水に悩まされつづけてきた土地なのだなという気がします。ひょっとしたら洪水−すくなくとも雨と良くも悪くも戦い続けることがアジアに住む者の宿業なのかもしれません。

9月28日(木曜日) 文責:阿部

ギニアで拉致されたUNHCR職員を救出

 2週間前にギニアで武装グループに拉致された国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)職員のSapeu Laurence Djeya氏が、リベリア兵士によって救出され、コートジボワール当局に引き渡された。

国連開発計画と伊外務省がレバノン南部の開発に関する国際会議を開催

 国連開発計画(UNDP)とイタリア外務省がレバノン政府と協力して、レバノン南部の開発活動に携わるNGOを集めて開催した国際会議において、レバノン南部担当のRolf Knutsson事務総長個人代表が演説し、国際援助コミュニティーがレバノン南部地域における平和の強化のため支援するよう要請。

国連イラク賠償請求委員会がクウェート石油公社に賠償

 国連イラク賠償請求委員会(the UN Compensation Commission)の管理理事会(the Governing Council)は、90年のイラク軍侵攻により損害を被ったクウェート石油公社に対して賠償金159億ドルを支払うことを決定。

人権高等弁務官がコンゴ民主共和国を初めて公式訪問

 ロビンソン人権高等弁務官(UNHCHR:UN High Commissioner for Human Rights)は10月の1日から3日にかけて、コンゴ民主共和国を初めて公式訪問。滞在中、同弁務官は、政府及び反政府勢力の指導者、並びに人権NGOなど市民社会の代表らと会談する予定。

世界食糧計画が朝鮮民主主義人民共和国の食糧不足に懸念を表明

 世界食糧計画(WFP:the UN World Food Programme)は、朝鮮民主主義人民共和国における食糧不足が今後さらに1年間は続く可能性があるとして、懸念を表明。関連して、Catherine Bertini事務局長は、ローマ訪問中の朝鮮民主主義人民共和国外相と会談後、同計画と国連食糧農業機関(FAO)が合同視察団を同国に派遣すると発表。

世界保健機構がリベリアにおける黄熱病蔓延に対し緊急予防接種活動を実施

 世界保健機構(WHO:World Health Organization)は、リベリアのGrand Cape Mount郡における黄熱病(yellow fever epidemic)蔓延の脅威を回避すべく、リベリア保健省と協力して緊急予防接種活動を実施、同地域人口の7割に当たる8万6千人にワクチン投与を実施。

国連経済社会局が「2000年世界経済報告(下巻)」を発刊

 国連経済社会局(the UN Department of Economic and Social Affairs)は、「2000年世界経済報告(下巻)」を発刊し、開発計画において農業は蔑ろにされる傾向があるが、貧しい国々が貧困から抜け出すことを可能とするためには、農業こそが主導的役割を果たすことができると指摘。

9月29日(金曜日) 文責:渡辺

安保理、反乱軍のブルンジ市民攻撃を非難

 ブルンジ情勢に関してマンデラ氏が安保理にブリーフィング。安保理はその後、議長名で声明を発表し、反乱軍のブルンジ市民に対する攻撃を非難。互いに歩み寄り、アルーシャ和平合意を履行するよう求めた。

ビエラ・デ・メロ代表「民兵問題対応の全責任はインドネシア政府にある」と安保理に訴える

 国連東ティモール暫定行政機構(UNTEAT)のビエラ・デ・メロ代表が、安保理に対しブリーフィング。インドネシア政府当局が西ティモール民兵問題に効率的に「対応できない」、または「対応拒絶」とも取れる現状を安保理に訴えた。
 現在インドネシア政府は、武器を放棄するよう民兵を「説得」する政策をとっているが、ビエラ・デ・メロ氏は、いまだに効果的とは考えがたいとの立場を維持しており、その代わりに民兵を追跡・解体し、指導者らを断罪すべきである、と提案した。

事務総長、エルサレムでの暴動に遺憾の念を表明

 アナン事務総長付けの報道官によると、事務総長は状況を「深慮」すると共に、「人命が失われたことを残念に思う、両者が最大の自制を」と訴えた。
 また、今回の事件でイスラエルとパレスチナの和平交渉を継続し、最終的に和平合意に至るための努力の必要性を痛感した、と語った。

国連調停の西サハラ交渉、今回も決着付かず

 モロッコとポリサリオ戦線(Frente Polisario)の直接会談が、昨日ベルリンで持たれたが、今回も双方の合意は得られずに終了。

アフガニスタンの難民救援が紛争で難航、安全の確保を紛争当事者に要請

 アフガン北東部での戦闘が悪化しており、8000人が国境を越えてパキスタンに流入した。国連高等難民弁務官事務所(UNHCR)の報道官は、「新たな到着した難民の話では、空からの無差別攻撃を受け、親戚等が殺されたり障害を負ったため避難した」との証言を紹介、そして「使い古しのビニール・シートや布、毛布など、使えるものは何でも使い仮の避難小屋をつくっている」との惨状を語った。
 また、国連アフガニスタン調整事務所は、引き続く戦闘のため北東部の救援活動が滞っているとして、市民と救援作業員の安全確保を当事者に要求した。

50名のUNITAメンバーが難民としてザンビアに到着

 過去数日で、アンゴラからザンビアに約8500名の難民が到着したが、この中にアンゴラの反乱軍、アンゴラ全面民族独立同盟(UNITA)のメンバーが50名ほど紛れていたことが確認された。国連高等難民弁務官事務所(UNHCR)は、ザンビア政府と合同で、反乱分子を尋問する計画を立てている。

世界保健機関、アフリカ外で初のリフトバレー熱蔓延を抑えるために援助

 世界保健機関(WHO)の発表によると、イエメンでは134件の急性出血熱症候群(acute haemorrhagic fever syndrome)が報告され31名が死亡。また、サウジアラビアでは、リフトバレー熱(RVF: Rift Valley Fever)と思われる患者が160名報告され33名が死亡した、と報告されている。
 WHOと協力機関は両国政府に病気の確認、現地調査、抑制措置などについて助言する。
 リフトバレー熱は、1931年ケニアのリフトバレーで確認された動物原性感染症(または人畜共通伝染病、zoonosis)で高い疾病率と死亡率につながるとされている。

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Updated : 2007/02/19