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Title : August 2000
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8月1日(火曜日) 文責:Jo

事務総長、シエラレオネPKO拡大、増強を勧告

 国連シエラレオネ・ミッション(UNAMSIL)は、この5月に生じた深刻な事態の後、その戦略的地域を掌握し、一般市民を攻撃したり人道援助の流れを妨げている武装グループに「断固として」立ち向かうため、「強い確信をもって」活動を行っている、と最新の事務総長報告書は伝えた。

シエラレオネ制裁委員会委員長、ダイヤモンド取引に関するパネル設置を発表

 安保理制裁委員会の委員長は1日、シエラレオネに対する制裁違反および、同地紛争におけるダイヤモンドと武器などの物資の密輸取引を調査するためのパネルを設立し、その構成員を発表した。任命された構成員はダイヤモンド専門家、武器輸送に関する専門家、Interpol職員および国際民間航空機関(ICAO)の職員の計4名である。

事務総長、ガーナで独立の父・エンクルマ大統領に敬意を表明

 アナン事務総長は母国ガーナへの公式訪問を開始した。事務総長はガーナ初代大統領のKwame Nkrumahを偲び、植民地からの独立戦争の指導者として活躍した同氏から受けた感動と「人間は発展を目指さなくてはならない」という教訓について語った。

UNHCR:スーダンからのエリトリア帰還難民拡大

 国連難民高等弁務官(UNHCR)は、1日、スーダン東部から帰還するエリトリア難民への支援協力を拡大している、と発表した。UNHCRは7月25日にエリトリア人に対する任意の帰還プログラムを開始し、それ以来、昨日まで、1万1,785人の難民がエリトリアの17の市町村に戻っている。

国連緊急援助調整官補、スーダンの救援機関に対する批判に反対

 ロス・マウンテン国連緊急援助調整官補は “Operation Lifeline Sudan(OLS)”に対するスーダンのメディアの一方的な批判に対し、深い懸念を表明した。OLSは紛争により被害を受けている同国の人道援助のために、国連の援助機関とNGOとの協力関係を強化する目的で設立された。一方、これを受けてスーダン政府はOLSへの支援を改めて保証した。

東ティモール兵士、非軍事的訓練を国連PKOから受ける

 国連東ティモール暫定行政機構(UNTEAT)は、ファリンティル(Falintil:National Liberal Armed Forces of East Timor)の東ティモール人兵士に対して、環境保全や応急手当などの非軍事訓練プログラムを開始した。

ボスニア・ヘルツェゴビナ国境サービスの強化を国連は歓迎

 国連はボスニア・ヘルツェゴビナの国境サービスが強化されたことを歓迎した。新たにIzacicに主に女性の人身売買および越境密輸取引の監視を目的とした国境サービス・ユニットが開設され、越境犯罪防止に対する「重要な一歩」である、とJacques Paul Kleinボスニア・ヘルツェゴビナ担当国連事務総長特別代表は伝えた。

イラク、国連石油食糧交換計画で3億8700万ドル相当を得る

 国連イラク・プログラム部の発表ではイラクは、先週、国連が同国の人道援助のために行っている「石油食糧交換(Oil-for-Food)プログラム」に基づき、3億8,700万ドル相当の石油を輸出した。

8月2日(水曜日) 文責:山本

安保理はブルンジにおける敵意の終結を要請

 安全保障理事会は2日、非公開協議を開催した後、議長が声明を発表し、ブルンジにおける紛争当事者に、遅滞なく敵意を終結させることを要請し、紛争の被害に遭ったアフリカ諸国への開発援助の重要性を強調した。

東チモールで平和維持部隊兵士が発砲、民兵2人が死亡

 東チモール暫定行政機構(UNTEAT;UN Transitional Administration in East Timor)の Vieira de Mello 代表の発表によると、2日にUNTEATの平和維持部隊兵士が西チモールとの国境近くで武装民兵に対し発砲し、2人を射殺した模様。平和維持部隊兵士が現地の民兵を射殺したのはこれが最初。
 東チモールでは、以前より平和維持部隊兵士が襲撃されるなどして緊張が高まっていた。

事務総長はカシミールの大量殺戮に哀悼の意を表明

 アナン事務総長は2日、声明を発表し、カシミールで発生した92名もの(ほとんどがヒンドゥーの巡礼者)大量殺戮に対し深い哀悼の意を表した。同時にインドとパキスタンに対し一国も早いカシミール帰属問題の解決を要請した。

ガーナに平和維持活動訓練センター開設

 アナン事務総長は2日、ガーナの国連平和維持活動訓練センターの開所式に参加し、同国への公式訪問の全日程を締めくくった。この訓練センターは事務総長の名前にちなんで「コフィ・アナン国際平和維持活動訓練センター・ガーナ武装部隊カレッジ」と名づけられている。

タバコ産業がWHOの禁煙活動阻止へ暗躍か?

 世界保健機構(WHO:the World Health Organization)の国際委員会が2日発表した報告書によれば、WHOの進めている禁煙活動の基盤を崩壊させ、運動を弱体化させるためにタバコ産業が数年にわたって、WHOのイメージダウンや予算削減などの活動に暗躍してきたと報じている。

報告書:http://filestore.who.int/~who/home/tobacco/tobacco.pdf


ジャカルタで開発融資に関する高官レベル会合が開催

 4日間の日程で行われる開発融資に関する高官レベル地域的諮問会合が、2日、ジャカルタで開催され、席上、インドネシアのワヒド大統領は地域諸国の一致した協力の必要性を強調した。

シオラレオネ産のダイヤモンドと反政府勢力の活動資金の関係調査へ

 国連報道官は2日、シオラレオネの反政府組織の活動資金とダイヤモンドと関係を調査するために結成された専門家5人による調査チームが結成され、先月末に第1回会合を開いたと発表した。

MINUGUAの新たな代表を任命

 アナン事務総長は、国連グアテマラ人権検証団(MINUGUA;the UN Human Rights Verification Mission in Guatemala)の新たな代表として Gerd Merrem 氏(ドイツ)を任命し、同氏は1日、着任した。

「今日の一言」 ― 名前を呼ぶ、ということ ―

  「ねえ、この丘で菜を摘んでいるカノジョォ、名前はなんて言うの?」 
 これは、万葉集の巻一の冒頭の歌を無理に現代語訳した雄略天皇によるナンパ&プロポーズの歌です。現代の感覚から言えば名前を聞くことはさほど大したことはないんですが、当時は男性が女性に名前を聞くというのは求婚を意味し、それで女性が名前を教えるとOKしたことを意味するという、特別なことでした。

 人が人を殺すとき、その人の名前を知って殺すのでしょうか。
 たとえば憎い相手を殺す−これは殺す側と殺される側の生々しい関係が透けて見えるわけで、決して許されないことですが、理解できないことではありません。けれども、戦争や大量虐殺は違うのではないでしょうか。死ぬのは憎い奴でもなんでもない。死ぬのは「ひと」。顔の思い浮かぶ「人間」ではなく、抽象化し、物象化された「ひと」ではないでしょうか。
 3つ目の記事では92名の人がなくなっているわけですが、これがたとえば、「小学校で一緒に遊んだ○○ちゃん」「よく一緒に授業をサボった××くん」…なのだとしたら、その事実があまりにも重くて訳せなくなるでしょう。

 名前を呼べるということは、その人との関係性が築かれたということです。
 最近、大量殺人を許す素地は、匿名性にあるのではないかという気がしています。
 恐らく、人間を殺す前に、人間を人間と見る心を殺しているんです。

8月3日(木曜日) 文責:阿部

安保理は、東チモールの紛争終結に努めるようインドネシア政府に要請

 国連安保理は、先週24日に東チモールでニュージーランドの国連平和維持隊員が殺害されたことを取り上げ、強く非難するとともに、インドネシア政府及び国連東チモール暫定統治機構(UNTEAT:the UN Transitional Administration in East Timor)に対し、現在も東チモールの国境付近で活動する反政府活動を取り締まるよう要請。

国連コソボ暫定行政機構は、コソボで6人が殺害されたと発表

 国連コソボ暫定行政機構(UNMIK:the UN Interim Administration Mission in Kosovo)は、昨日、コソボで6人が殺害されたことを確認したと発表。一方、国際平和維持部隊(KFOR)は、昨夜、コソボ民主同盟(LDK;Kosovo Democratic League)の代表が襲撃された事件に関連して4人の容疑者を逮捕。

国際原子力機関は、アイリッシュ海に放射能をモニタリングするための装置を配備

 国際原子力機関(IAEA:International Atomic Energy Agency)は、the Radiological Protection Institute of Ireland 及び the Environment and Heritage Service of Northern Irelandの専門家と協力して、アイリッシュ海(Ireland島とGreat Britain島の間の海)に放射能をモニタリングするための装置を配備したと発表。

アナン事務総長は、中央アフリカ諸国の森林管理に対する支援の必要性を指摘

 2.1億ヘクタールにも及ぶ中央アフリカの熱帯生態系を管理する中央アフリカ諸国の能力は向上してはいるものの、多くの障害に直面しているとアナン事務総長は今般発表された報告書で指摘。特に、持続可能な方法で生態系を開発していくためのプロジェクトに投資する余裕がないこと、複雑な官僚機構・手続きが大きな原因。

「今日の一言」 ― SUNホームページ紹介 ―

 このメール・マガジンSUNは、水曜日担当の山本が管理・更新等を一手に受け持つホームページも開設しています。このホームページ、一番活用しているのは、もしかしたら私たち翻訳スタッフかもしれないなぁ、と時々感じます。

 例えば、サーチエンジン。 http://www.issue.net/sun/wwwsrch.html

 簡単なものですが、これが結構便利でして、私たちがこうしてデイリーニュースをお届けするために翻訳作業をする際にも、専門機関の名称等聞き慣れないものが出てくると、すぐにサーチエンジンで調べます。すると、時系列で過去のニュースがずらっと並びますので、大まかな経緯を復習することができます。

 また、昨日、NHKスペシャルで今世紀最後の「NPT再検討会議」を取り上げていましたが、早速、「再検討」と打ち込んで調べてみると、5月に自分が書いた「今日の一言」が出てきて、「あの時はこんなこと考えていたんだなぁ」と省みたりしています。
 この便利なサーチエンジン。読者の皆さんも、是非活用いただいて、いろいろ御意見等をいただければ幸せです。

8月7日(月曜日) 文責:Yoshi

レバノン南部で銃撃事件。PKOが配備増強

 イスラエル-レバノン国境付近の Fatima Gate でイスラエル側から銃撃があり、少なくとも3名のレバノン市民が負傷したと報告された。またレバノン側も投石と火炎瓶により応酬したという。これを受けて国連は暴力が激化する危険性について両国当局へ危惧を表明した。
 一方、国連レバノン暫定隊(UNIFIL)は引き続き、レバノン南部の撤退ラインに展開し、展開地域を新たに17カ所増やし、また、レバノン当局と協力して数日内にさらに11カ所増加する方針。

アフガニスタンで地雷撤去作業要員15名が死傷

 アフガニスタンでこの週末、地雷撤去作業に取り組む非政府機関(NGO)、OMARのスタッフが奇襲を受け、7人が死亡、8人が負傷した。国連はこの報告について危惧を表明した。

ロビンソン高等弁務官、東チモールでの裁判を主張

 メアリー・ロビンソン国連人権高等弁務官は3日間の東チモール訪問の締め括りにあたり、国際社会には昨年の住民投票での暴力沙汰の犯行者を法の裁きから逃れさせないようにする責務があると語った。この発言に呼応して、国連東チモール暫定行政機構(UNTEAT)のビエラ・デ・メロ事務総長特別代表も、人権の原則を基礎とする東チモールの再建に向けた国際社会の支援に期待を寄せた。ロビンソン高等弁務官はインドネシアのジャカルタを発ち、モンゴルや韓国を訪問する予定。

シエラレオネ、投降兵が増加

 国連シエラレオネミッション(UNAMSIL)によると、この10日間でシエラレオネのLungiにある軍縮センターへ300人以上の投降があり、国連ではこの進展を歓迎している。

生物兵器条約の交渉に進展

 「生物兵器条約(Convention on Biological Weapons)」と批准のスキームに関する交渉の最新ラウンドが終わり、この交渉を統括する特別委員会のTiber Toth議長(ハンガリー)は、定義や準備作業など多くの問題で合意に近づいたと明らかにした。この条約は以前、「細菌(生物)兵器および毒素兵器の開発、生産、貯蔵の禁止ならびに排気に関する条約(Convention on the Prohibition of the Development, Production and Stockpiling of Bacteriological (Biological) and Toxin Weapons and on their Destruction)」と呼ばれていたもの。一方、Toth氏が将来的な議定書の中核部分になると説明した準拠手段に関する問題はほとんど進展が見られなかった。

イラク、「oil-for-food」プログラムで3億5300万ドルの収益

 イラクは先週、原油価格が平均を上回ったことで「oil-for-food」プログラムにより3億5300万ドルの収益を計上した。安全保障理事会の決議のもと、この収益の66%は同国の人道的ニーズに充てられ、30%はイラクによる1990年のクェート侵攻で発生した賠償金に、残額は国連および国連監視活動の運営費となる。

8月8日(火曜日) 文責:Jo

国連、爆撃事件後、スーダンのOperation Lifelineを一時停止

 コフィー・アナン国連事務総長は、7日南スーダンで起きた国連援助プログラム「Operation Lifline Sudan」に対する爆撃に対し、「深い憂慮」の意を表明した。前回7月末に爆撃事件が発生した際、スーダン政府は、国連をはじめとする人道援助プログラムが利用している同国の施設の安全を確約していた。

事務総長、アフガン地雷除去作業員7人の殺害について追跡・処罰を要請

 事務総長は、アフガニスタンで活動中の地雷撤去活動要員7人が襲撃され、殺害された事件に関し、深い悲しみを表明すると共に犯罪者の断罪を求めた。

コンゴ民主共和国での武力衝突で数千人が国外退去

 コンゴ民主共和国(DRC)内で発生した戦闘により、最近新たに何千という難民が近隣諸国へ避難している。DRCからウガンダには7月下旬から約2,700人が避難し、その難民流入は依然として続いている。同様に、中央アフリカ共和国とコンゴ共和国にもDRCからの難民は到着して来ている。

事務総長、新しいレバノン担当個人代表を任命

 事務総長は8日、Rolf Knuttson(スウェーデン)をレバノン南部担当の事務総長個人代表に任命した。1978年の設立以来初めて、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)はレバノン南部全領域において展開を進めており、既に同地の17の新拠点に約400の部隊が展開している。

国連ハイチ要員が、強盗事件で狙撃され重体

 国連ハイチ文民警察ミッション(MIPONUH)の職員が首都 Port-au-Prince で強盗事件に巻き込まれ、頭部を撃たれた。被害者は依然として重体。今回の事件はMIPONUHが発砲事件に巻き込まれた初の出来事となった。

東ティモールPKO要員が、民兵らと交戦

 東ティモールのマリアナ地区において、国連東ティモール暫定行政機構(UNTEAT)のオーストラリア部隊と迷彩服に身を包み武装した民兵との間で、銃による交戦が発生した。

世界食糧計画、援助の必要な干ばつ犠牲者の激増を報告

 世界食糧計画(WFP)の最新の報告によると、過去4年間の干ばつによる犠牲者は4倍にも増加している。20カ国におよぶ約1億人以上の人々が干ばつの被害を受けており、今年の干ばつ救済プロジェクトに充てられた費用は、WFPの緊急援助総額の約20%に達している。

WHO、タバコへの課税率を上げることが喫煙を減らすための有効な手段

 タバコへの課税率を上げることが喫煙を減らすための有効な手段である、と世界保健機関(WHO)が最新の報告書で発表した。現在の喫煙習慣の傾向が今後も持続すれば、21世紀には犠牲者が10億人に達すると報告書は指摘し、タバコの喫煙を統制するための経済対策を、今回初めて、徹底的に分析している。

FAO、森林伐採のペースが減少と報告

 国連食糧農業機関(FAO)は本日、世界の森林破壊は続くものの、そのペースは減速してきている、と発表した。一方、森林を破壊することなく、環境に優しい管理を行うためには今後も努力を怠ってはならない、とFAOは警告した。

ESCAP主宰会議、国際金融システムの透明性を勧告

 アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)が主催した「開発への金融に関する高位級地域諮問会議」がインドネシアのジャカルタで8月2日から開催され、5日に閉幕した。健全な国内マクロ経済の管理と透明性の高い統治を実践するためには、ヘッジ・ファンドや投資銀行に代表されるグローバルな金融市場の取引が享受しているような透明性が必要である、との合意が会議参加国の間でなされた。

中小企業とグローバル企業を連結する国連作業部会がマレーシアで開幕

 世界の多国籍企業と現地中小企業の代表は共に、国連がマレーシアのペナンで8日から3日間開催する研修会に参加し、開発途上国における地元ビジネスの強化に関し討議する予定。

8月9日(水曜日) 文責:山本

ハイチの政治情勢不安がミッションの活動に影響

 アナン事務総長は9日、ハイチの情勢について報告書を提出し、同国における政治情勢不安のために、国際文民支援ミッション(UN International Civilian Support Mission)の活動が著しく制限されると警告した。

レバノン軍が南レバノンに展開

 9日早朝、1000名のレバノン治安部隊が南レバノンに展開し、同地域におけるレバノン当局の主権回復への第一歩を果たした。同地域は1978年にイスラエル軍が侵攻したことに対し安保理は決議第425を採択し、軍の撤退を求めていたが、ようやく今年になって実現された。

スーダンで空爆・WFPが現地から避難へ

 9日、スーダン南部にある支援設備近辺に9発の爆弾が投下され、危険を避けるために世界食糧計画(WFP;World Food Programme)は同地域から要員を撤退させることを発表した。WFPの Catharine Bertini 事務局長は継続する爆撃を強く非難し、「このような攻撃は全く許されないことである。攻撃している側は罪もないスーダン人を援助しようとしている人々に対する敬意を全く持っていない」と語った。

世界の先住民の国際デー

 アナン事務総長は世界の先住民の国際デー(the International Day of the World's Indigenous People)にちなんで声明を発表し、先住民の子どもの権利の擁護を要請した。

多国籍組織犯罪に関する条約の会議が閉幕

 組織犯罪に対抗することを目的とした条約の素案作成のために昨月より各国の代表が集まっての検討委員会が閉幕した。

クリーンプロダクションに関する国際会議がナイロビで開催

 国連環境計画(UNEP:the UN Environment Programme)はナイロビでクリーンプロダクションに関する国際会議を開催した。クリーンプロダクション(Clean production)とは、総合効率を向上させ、人や環境への負荷が小さくすることを目的とした環境に対する予防的戦略のことである。

「今日の一言」 ― Think different ―

 全くの私事ですが、今日、我が家に Macintosh が来ます。
 新たに買うのではなくて、要らなくなった人から譲ってもらうわけですが。
 今はWindowsマシン(Gateway)を使っているのですが、以前はPowerBookを使っていましたので、特に変心したとかいうわけではありません。

 Apple社は創立者の1人・S.ジョブスが戻ってから調子がいいようですね。
 Apple社のCMというのはセンスがいいのが多いので好きですね。伝説の「1984」もいいのですが、私にとっての一番は Think different です。Macにまつわるいろんな話は私にとってはワクワクすることが多いのですが、その中でこのCMはGoodでした。こういうキャッチが使われてたCMです。

 自分が世界を変えられると
   本気で信じる人こそが
     本当に世界を変えているのだから。
         Think different.

☆ ☆ ☆

 平成が始まった1989年以来、時代はちっとも「平成」どころではないなという気がします。確かに、平安時代は必ずしも「平安」ではなかったし、『太平記』の内容は戦争だらけでちっとも「太平」でないことを考えたら、ま、しかたないのかも知れません。基本的に「〜であれかし」という願望・希望の表現であり、それが渇望されるほど時代が悲惨だということなのですね。でもその願いは必ずしもかなわなかった。年号が変わってもちっとも情勢は変わらなかった。いやむしろ悪くなったような。
 でもでも、それとは逆に、「みんなが変わると思っている」とみんなが思った場合は、本当に変わってしまうかも知れないなという気もします。
 おそらくこのメールが皆さんの手元に届く8/11現在で、21世紀まであと142日。
 ちょっと、 Think different してみません?

 あ、Macを買えという意味ではありませんよ。

8月11日(金曜日) 文責:渡辺

350名の大学生が初の「国際模擬国連」に参加

 世界33カ国175大学から350名の大学生が初めて国連本部に集い国際模擬国連会議(International Model UN Conference)が開催された。開催に際し挨拶に立ったフレシェット副事務総長は、「ここに集った皆さんこそが貧富の差を埋め、橋を架けることが出来る」と参加者を激励。「非難だけでは不十分、我々は共に行動を!」と語った。
 プレスリリース:
 http://www.un.org/News/Press/docs/2000/20000309.pi1228.doc.html

アナン事務総長及び安保理がインドネシア政府にの民兵沈静化を期待

 10日、西ティモールとの境界から30キロほどのHolibo村で武装した民兵2人が国連のパトロール隊員と衝突。ネパール人の軍事要員1人が死亡の他、4名の軍人と1名の民間がけがを負った。
 安保理とアナン事務総長は、西ティモールから侵入してくる民兵に対する効果的な対策をインドネシア政府に期待、民兵組織の解体、武装解除、そして犯人の追及を求めた。

安保理が、紛争に巻き込まれた子どもを保護するための行動計画を採択

 安保理が紛争に巻き込まれた子どもを保護する、具体的に目標を定めた「行動計画」ともいえる新規対策案に関する決議を採択。

安保理はスーダン政府に人道目的の停戦を要請

 度重なる空爆により、スーダンでの人道援助活動が8日(火)から中断している。人道問題調整局によると反乱分子は航空機を所持しておらず「スーダン政府所有の航空機によるもの」と見なされており、安保理は、スーダン政府に対し国連やその他の人道援助要員の安全を確保するため再度停戦するよう要求した。

今週4日間で2500人がシエラレオネからギニアへ避難

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によるとシエラレオネ政府と革命統一戦線(RFU)間の戦闘がエスカレートしたためにシエラレオネからギニアへと避難しと人々の数は今週の4日間だけでも2500名で、過去2週間の総計は4000名に上る。5〜7月の難民は600名であったことから考えると多大な増加となっており、状況の悪化を物語っている。

国連の人権専門家がコンゴ民主共和国政府を訪問

 国連の人権専門家がコンゴ民主共和国の招聘により8月13日〜26日の間同国を訪問し、人権関連のNGO代表、宗教指導者等と会談の予定。

ナミビアとフィンランドの両大統領がミレニアムサミットの議長に決定

 「ミレニアムサミット」が9月6日から3日間に渡って開催される。これに関し国連総会は、本日、今期総会議長を務めたSAM NUJOMAナミビア大統領と来期総会議長に就任予定のTARJA HALONENフィンランド大統領の両名が議長としての任務をつとめる事を決定した。

「今日の一言」

 最初の記事にでた模擬国連では、ミレニアム記念行事の一環として広報局(DPI)の協賛を得て米国模擬国連インターナショナル(AMUNI:American Model UN International)が運営主体として、開催されているようです。
 AMUNIは、1989年に設立された非営利教育団体で、シカゴに本部があります。高校生や成人対象にも模擬国連を全米各地で開催しており、ボランティアをフルに使って運営をしています。
 今回は、日本からは関西学院が、ブラジル、日本、カナダ、フィージー、インドネシア、マレーシアを代表する形で参加している他、ワシントンDCにあるジョージ・タウン大学に留学している日本人学生が一人、ヨルダンを代表するかたちで参加しています(日本人が日本の代表をするという決まるはないようです)。
 関西学院は、毎年、国連本部に英語が出来る生徒を選抜して正規に研修するシステムが出来上がっているとか。米国に15年以上いますが、英語で理路整然と意見を述べたり、ネイティブのテンポでディベートするのは、未だに簡単なことではないと感じてますので、若い彼等の活躍は、非常にたのもしいこと感心するばかりです。

 《関連サイト》
 国際模擬国連(今回のイベント公式サイト)
 http://www.unimun.org/
 日本模擬国連委員会
 http://www.jmun.org/
 米国模擬国連インターナショナル
 http://www.amun.org/

8月14日(月曜日) 文責:yoshi

安保理、シエラレオネで特別裁判所の設置を承認

 国連安全保障理事会は、シエラレオネでの市民を標的にした深刻な犯罪を深く危惧し、同国における紛争の責任を追及する特別裁判所の立ち上げ準備を全会一致で承認した。この決定のもと、安保理は独立の特別裁判所の設置に向けてシエラレオネ政府との交渉をコフィ・アナン事務総長へ要請した。

100名のPKO要員、今月下旬にエチオピア-エリトリアへ

 国連平和維持活動(PKO)のBernard Miyet事務次長は安保理で、今月下旬にエチオピアとエリトリアへ100名の軍事監視要員を派遣する準備が整ったと語った。 このPKO派遣を先月末に承認した安保理では、コフィ・アナン事務総長が提唱した4200名規模のPKO派遣案について話し合われた。

事務総長特使、アフガン近隣諸国を訪問

 アフガニスタン担当のFrancesc Vendrell事務総長特使は、アフガン近隣諸国を訪問し、アフガン内戦と近隣地域への影響についての話し合いで積極的な役割を果たすよう各国に促している。各国は長期化するアフガン内戦の終結を目指す国連外交に支持を表明しており、Vendrell氏の旅は15日にイランを訪問して終了する。

WFP、チェチェンへ食糧援助

 コーカサス地方での紛争が長期化しているが、世界食糧計画(WFP)は飢えに直面するチェチェンへおよそ3万5000人分の緊急の食糧援助を発送した。

ブルンジで難民・国内避難民に関する会議が開幕

 国連のStanding Advisory Committee on Security Questions in Central Africaは、中央アフリカ地域の多くの人が国内避難民となった原因と結果をつきとめるため、ブルンジで3日間にわたる会議を開催した。参加者らは、特に女性と子どもに焦点をあて、難民と国内避難民という大きな問題について協議する見込み。
 また、国家レベル、地域レベル、国際レベルで可能な行動についても検証する。この会議は、中央アフリカ地域向けの行動計画と支援プログラムを採択して終了することになる。

8月15日(火曜日) 文責:Jo

アナン事務総長、スーダンへの国連人道空輸再開を表明

 アナン事務総長は、先週火曜に支援施設に対する暴力によって一時停止していた国連人道空輸を16日には再開すると、表明した。国連報道官は、アナン事務総長が、スーダンのウマル・アル・バシル大統領から、スーダンOperation Lifelineから の人員・航空機の安全を確保するために、「あらゆる措置がとられている」との確証を得たことを歓迎した。

国連がボスニア警察部隊の統合作業に成功:安保理

 国連ボスニア・ヘルツェゴビナミッション(UNMIBH)による同国警察部隊の統合のための作業が成功した、と国連PKOトップが、15日朝、安保理に伝えた。

アナン事務総長、コンゴ民主共和国における違法な収用を調査するパネル設置

 アナン事務総長は、コンゴ民主共和国における天然資源の違法な収用に対処する国際パネルを設置した。

バクダッドで国連高官、国連イラク石油食糧交換計画の効率性を改善するよう要請

 国連イラク計画事務所のベーコン・シヴァン指揮官は、国連イラク石油食糧交換計画の効率性に改善の必要性がある、と言った。同計画は、イラク国民の人道的必需品を得るために、資源となる石油をイラクに売却することを可能とするもの。

国連要員、シエラレオネの反乱同調者の攻撃を報告

 国連シエラレオネミッション(UNAMSIL)の人権事務官は、一般文民に対する攻撃事件が、反政府勢力RUFとつながりがあるのではないか、と報告した。

数千人のアンゴラ人が、戦闘によって近隣諸国へ退避:UNHCR

 アンゴラにおける戦闘勃発により、数千人の人々が、危険な状況下で、近隣諸国へ退避している、とUNHCRが報告した。UNHCR報道官によれば、1月に1000人のアンゴラ人が、過去4ヶ月にわたってザンビアに流入。6000人以上のアンゴラ人が、内戦を逃れて、ナミビア北部に、去年の11月以来、渡ってきている。

ユニセフ、イランの干ばつ被害に支援基金

 国連児童基金(ユニセフ)は、その他の国際機関と共同して、イランで猛威を奮っている干ばつとの闘いを支援するために基金を募ることを表明した。

8月16日(水曜日) 文責:山本

安保理はソマリアの国会議院選挙の結果を歓迎

 安全保障理事会は16日、非公開協議を行い、ソマリアで実施された国政選挙の結果を歓迎し、ソマリア当局に和平過程の実現支援を強く要請した。

事務総長、MONUCの活動期限延長を勧告

 アナン事務総長は16日、安全保障理事会に対し書簡を送り、8月末に切れる国連コンゴ民主共和国ミッション(MONUC ; the UN mission in the Democratic Republic of the Congo)への活動委任期限を1月間延長し、同国の最近の活動の影響を評価することを勧告した。

事務総長書簡:
http://www.un.org/Docs/sc/letters/2000/799e.pdf

安保理はハイチの国連要員の保護を要請

 安全保障理事会は16日、ハイチの情勢不安に懸念を表明し、当局に対し国連要員の安全確保を要請した。同国では、今月7日に国際ハイチ文民支援ミッション(MICAH; International Civilian Support Mission)として活動していた Garfield Lyle 氏が撃たれて亡くなったばかりである。

安保理はブルンジの和平過程における女性の役割を賞賛

 安全保障理事会は16日、ブルンジに関する議長声明を発表し、同国の和平課程において、新憲法に女性に関する章が設けられるなど、女性の役割について十分配慮していることについて賞賛した。

国連とロシアは北コーカサス地方の援助に関する覚書に署名

 国連とロシア共和国は16日、国連が援助を要する市民に対し支援を提供するための確固たる基礎を構築するために、北コーカサス地方の人道的状況に関する了解覚書に署名した。

南レバノン事務総長特使がベイルートに到着

 新しく南レバノン事務総長個人特使に任命された Rolf Knutsson 氏は任地である南レバノンに向かうためにベイルート空港に降り立った。

東アフリカで2000万人近くが深刻な食糧不足に直面

 国連食糧農業機関(FAO ; UN Food and Agriculture Organization)はサブサハラ地域の食糧事情に関する報告書を16日に発表し、2000万人近くが深刻な食糧不足に陥っていると警告している。
 FAOの報告書:
 http://www.fao.org/WAICENT/faoinfo/economic/giews/english/eaf/eaftoc.htm

KTCはセルビア人が管理する刑務所でアルバニア人死亡に強く非難

 コソボ暫定協議会(KTC;Kosovo Transitional Council)はセルビア人の管理する刑務所内でコソボ系アルバニア人が2名亡くなったとの知らせを受け、極めて強い調子で非難した。1人は家族による面会も許されず、十分な医療を受けることなく亡くなったとされ、もう1人は死因は不明である。

タリバンは女性が経営するパン屋の閉鎖を命令

 アフガニスタンで実質的な支配を行っているタリバンは16日、世界食糧計画(WFP;World Food Programme)に対し、首都カブールで女性によって経営されている24軒のパン屋の閉鎖を通告した。この閉鎖により、戦争により世帯主を失った7200家族・約4万人が安く食糧を入手する方途を断たれたことになる。WFP側はこの通告に対し有効な措置をとれないままでいる。

国連は調達の透明性を改善する報告書を提出

 国連は16日、資材等の調達の有効性並びに透明性を高めるための手段に関する報告書を提出した。

国連事務局 調達部のページ:
http://www.un.org/Depts/ptd/

東チモールは時間帯を1時間進めることを決定

 東チモール暫定行政機構(UNTEAT;UN Transitional Administration in East Timor)によれば、東チモールは周囲の地域よりも時間帯を1時間進めることを決定した。これはサマータイム制などの季節的な調整ではなく、恒久的な変更である。

「今日の一言」 ― マタイ効果 ―

 東アフリカでは深刻な食糧危機だというのに、例えばシカゴ商品取引所(CBOT)の穀物価格は長期的には低落傾向にある。…ということは世界的にはだぶついているってことです。お金も人口もアイデアも働き口も人望も食糧も、有るところには有るし、そこにどんどん集まってくるんだけれども、無いところにはやっぱり無いし集まっても来ない。最近の流行の言葉で言えば自己組織化とかロックインとか言うのですが、このような一方向の集中現象を「マタイ効果」とも言います。
 これは聖書のマタイ伝25章29章に出てくる

誰でも持っている人は更に与えられて豊かになるが、持っていない人は持っているものまで取り上げられる。(新共同訳)

という一節を踏まえたものです。

 初期の微細な差が、フィードバックを繰り返すことによって増幅され、決定的な差となって現れるという現象は社会のいたるところに見ることができます。デジタル・デバイドも技術と情報の偏在の自己組織化活動の結果とも見ることができます。
 マタイ効果によってもたらされた結果(による不平等)を是正するには、もちろん再配分やご破算によるゼロクリアが手っ取り早いのですが、構造そのものが変わらない限り何度でも不平等を生み出します。フィードバック・ループそのものの改編を企図しない限り、抜本的な解決にはならないのです。

8月17日(木曜日) 文責:阿部

イラク担当高位級調整官が安保理でブリーフィング

 イラク担当高位級調整官(the Secretary-General's High Level Coordinator)のYuli Vorontsov大使が、安保理の非公開協議においてブリーフィングを行い、過去10年間行方不明となっているクウェート人等の安否確認作業に関して説明。協議後、安保理議長は報道声明を発表し、これら行方不明者の苦境に深い憂慮を示すとともに、イラク政府に国連及びその他の人道機関に協力するよう要請。

レバノン南部担当事務総長個人代表が活動を開始

 先週、レバノン南部担当事務総長個人代表(Secretary-General's Personal Representative for Southern Lebanon)に任命されたRolf Knutsson氏が本日、ベイルートで本格的に活動を開始、レバノン大統領及び首相と会談。

UNAMSILインド部隊がシエラレオネに駐留を完了

 シエラレオネの町Mile91で避難生活を強いられている約3万5,000人に対する人道援助活動が行われているが、本日、同町へUNAMSIL(the UN Mission in Sierra Leone)のインド部隊が駐留を完了。

世界食糧計画が製パン所の再開許可に歓迎の意を表明

 世界食糧計画(WFP:World Food Programme)は、タリバンがアフガン女性たちが経営する24の製パン所の閉鎖命令を翻し再開を許可したことに歓迎の意を表明。

スーダン人道問題担当事務総長特使がスーダン首都を訪問

 スーダン人道問題担当事務総長特使(Secretary-General's Special Envoy for Humanitarian Affairs in the Sudan)であるTom Eric Vraalsen氏は、スーダンの首都ハルトゥームを訪問し、緊急援助プログラム"Operation Lifeline Sudan"の安全な実施に関して同国高官と会談。

アフリカ経済委員会本部でワークショップを開催

 アフリカ経済委員会(ECA:the UN Economic Commission for Africa)本部でワークショップが開催され、アフリカ人研究者と政策立案者をつなぐネットワークの構築に向けて討論。

「今日の一言」 ― 世界平和サミット ―

 週末の米国主要紙の論説はテーマの一つとして「世界平和サミット」を取り上げていました。この行事に注目が集まっているのは、そこに千以上の世界中の宗教関係者が参集するということもありますが、何よりも中国がチベットの宗教リーダーであるダライ・ラマの参加を認めないよう圧力をかけていることにあります。
 このthe Millenium World Peace Summitは、国連の正式行事ではなく、テッド・ターナー国連基金、フォード基金といった米国NGOが今月末28日からにNYで開催するものなのですが、当然、国連と無関係ではあり得ず、ダライ・ラマの参加が危ぶまれているのです。
 ある論説は、"U.N. bows to Beijing"との見出しで、北京の政治圧力に屈服する国連を非難しています。
 しかし、チベット問題で国連が及び腰になっているのは、この件が始めてではありません。チベットにおける中国の圧政については、genocide と呼んで非難されるほど厳しいものだったようですが、中国政府がその常任理事国にある国連は、これまでもずっと、知らぬ存ぜぬとの立場を貫いているように見えます。
 別に国連を擁護するつもりも無いのですが、一方で、この件を取り上げて国連を非難する気もあまり起きません。なぜなら、こうした国連の立場を承知していれば、国連本部に世界の宗教指導者を招くと中国が反対することくらい、容易に想像できるからです。言いかえれば、主催者たちは、この企画段階から、こうして揉め事になること を予想して、あるいは意図していたに違いありません。
 「平和サミット」を政治闘争の舞台とするのも結構なのですが、できれば、世界中の宗教的な情熱から発する地道な活動に少しでも光を当て、その情報を世界中に発信できる、そうした行事にしてもらいたいものです。

8月18日(金曜日) 文責:渡辺

安保理がコンゴ民主共和国の人権状況を深慮

 安保理はコンゴ民主共和国(DRC)の人権状況悪化について、「憂慮している」との意を表明。DRCの東部の州における人権侵害と残虐行為を非難した。

WFPとUNHCRがアフリカ難民食糧難への国際支援をアピール

 国際支援が不十分なため、アフリカ難民キャンプへの食糧配給が減少。WFPによるとギニア、ザンビア、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ケニア、そしてタンザニアが食糧配給量の減少による被害が最も大きい。
 空腹を満たすため、難民達はキャンプからでて地域で略奪や状況不安定な自国へ帰還するなどの行動を各地域でとりはじめており、WFPとUNHCRは懸念の意を表明すると共に、国際社会に対し支援を訴えた。

コソボのプリシュティナ所在の国連事務所で爆弾事件

 18日朝、プリシュティナ所在の国連ビルで爆弾事件が勃発し、女性一名が軽傷、いくつかの政党の事務所にも被害が及んだ。

クシュネル特別代表が、コソボの地方自治に関する条例を制定

 クシュネル特別代表が、コソボの地方自治に関する法案に署名し、条例化した。この条例は10月28日の各地方自治体の選挙後に発効し、医療や教育などの基本的なサービスの供給が地方自治体の責任となる。 

ボスニア・ヘルツェゴビナで地雷爆発、3名が死亡

 国連ボスニア・ヘルツェゴビナミッション(UNMIBH)の発表によると、サラエボから東方に約70キロの町ROGATIAで対人地雷の爆発事故が発生。地雷撤去の専門家2名と警察官1名が死亡した。

人権委員会専門家がインドとパキスタンにカシミールでの暴動の調査を主張

 8月1日にカシミールで85名が殺害されたほか、8日と10日にも車に仕掛けられた爆弾などで24名が死亡していることから、人権委員会の裁判外・略式あるいは恣意的な処刑に関する特別報告者である Asma Jahangir氏は、インド、パキスタン両政府に厳密な調査を促した。

国連緊急援助調整官代行が、カブールの製パン所再開を歓迎

 Carol McAskie国連緊急援助調整官代行(The acting UN Emergency Relief Coordinator)は、昨日、世界食糧計画の支援により運営され、350名のアフガン女性たちが働く24の製パン所の閉鎖命令をタリバンが翻し、再開を許可したことを歓迎。
 しかしながら、同国連緊急援助調整官代行は、タリバンによる女性の国連関連機関への就業禁止が続いていることに懸念の意を表明した。

「今日の一言」

 しばらく前に、米国の女性管理職としてキャリアを積んで、社会で成功している女性に対し、「これからの人生何をしたいか」との調査が行われました。
 「仕事を続けたい」と答えた人が殆どかと予想したのですが、一番多かったのが「今の仕事を辞めてボランティアをしたい」との回答。その後、「仕事を辞めて家にいたい」と「フルタイムではなくパートで」と続き、このまま仕事を続けたいとの希望は第4位との結果でした。
 社会に出て、馬車馬の様に働き管理職についた彼女等が自分達に問いかけた事は、「何のために仕事をしているのか」、「今している事がいかなる価値を生むのか」、「今の私は幸せなのか」という問いでした。
 アメリカらしい「ボランティア」志向の裏には、単なる利益追求を超えて、何か他人の為に役に役に立ちたいという気持ちや、他人を生かして自分も生きることに価値を見出す考え方、そして、本当に自分がしなければいけない事を真剣に考えている女性の姿が見えるようです。
 世界の女性が平等を勝ちとり、バリバリと仕事に生きるにしても、何をするにしても、一人一人が、本当の自分の個性と能力を生かして、「自分の人生悔いはない、本当に幸せだった」といえる21世紀にしていきたいものです。

8月21日(月曜日) 文責:yoshi

事務総長、ロシアの潜水艦事故に哀悼

 コフィ・アナン事務総長は、バレンツ海に沈んだロシアの潜水艦に関する最新の ニュースを受け、犠牲者の遺族に哀悼の意を表明し、また各国による救出への取り組みにも感謝の意を示した。

マリ、ナイジェリア両大統領、RUFへシエラレオネ和平プロセスの支持を勧告

 国連シエラレオネミッション(UNAMSIL)の報告によると、マリのアルファ・コナレ大統領とナイジェリアのオルシェグン・オバサンジョ大統領は、革命統一戦線(RUF)の元指導者Foday Sankoh氏と会見した後、新たにRUFの指導者に選ばれたIssa Sesay氏へシエラレオネの和平プロセスを支持するよう勧告した。
 Sankoh氏との会見はシエラレオネのアフマド・テジャン・カバー大統領の同意で実現し、ここでコナレ、オバサンジョ両大統領は、RUFの新たな指導者に総意でIssa Sesay氏で選出されたことを知らせる書簡をSankoh氏に手渡した。この決定についてSankoh氏は、両大統領に了解と同意を示したという。

新事務総長特使、各地でDRC紛争終結の呼びかけ

 新たにコンゴ民主共和国(DRC)の事務総長特使に任命されたAbdulsalami Abubakar将軍は、DRCでの紛争終結と円滑な国連活動の必要性を説くため、各地への訪問を開始した。アブバカル将軍はまず、21日にザンビアへ向かいフレデリック・チルバ大統領と、翌22日にはキンシャサでDRCのローレン・カビラ大統領らと会見する予定。アブバカル将軍はナイジェリアの元暫定統治評議会議長、先週、アナン事務総長の任命を受け、ルサカ協定や安保理の決定に関わる問題についてDRC政府との協議にあたることとなった。

UNTEAT事務総長特別代表、政治的寛容性を主張

 国連東チモール暫定行政機構(UNTEAT)のビエラ・デ・メロ事務総長特別代表は、初の東チモール議会の開会にあたり、各政党間での政治的寛容性を訴え、完全な独立へ向けた主要な段階的施策を概説した。

ケニアで栄養不良児が急増

 世界食糧計画(WFP)は、ケニアで干ばつの被害状況が悪化するにつれ、5歳以下の栄養不良児の数が急増していると明らかにした。WFPによると、国連児童基金(ユニセフ)が5月と6月に実施した調査で、Turkana、Marsabit、Wajir、Mandera、Garissaの最も被害を受けている地域では25〜30%が栄養不良児であることが分かり、これは他の発展途上国の平均値の2〜3倍にあたるという。

WHO、“エアポート・マラリア”の蔓延について警告

 世界保健機関(WHO)の新調査によると、航空機内に入り込んだ蚊がマラリアの病原体を運搬する危険性について各国の保健当局の間で危惧が高まっている。この“エアポート・マラリア”は欧州や北米などで数多くの報告があり、空港付近に済む住人がマラリアに感染するケースが過去30年ほどの間に12カ国で計87件報告されている。正確な診断が遅れると病状が深刻なほどに悪化する危険があり、これまでに少なくとも5人の死亡が報告されている。

4人の東チモール選手、シドニー・オリンピック出場へ

 国連東チモール暫定行政機構(UNTEAT)によると、オーストラリアで5週間の集中トレーニングを終えた東チモールのスポーツ選手らが、国際オリンピック委員会(IOC)より今年9月のシドニー・オリンピックへの出場を認められたという。
 オリンピックへ出場するのは、Martinho de Araujo選手(重量挙げ)、Victor Ramos選手(ボクシング)、Calisto da Costa(マラソン)、Aguida Amaral(マラソン)の4名。Ramos選手は現在、UNTEATで警備兵として任務に就いており、先の国際スポーツ競技大会のゴールドメダリスト。

8月22日(火曜日) 文責:Jo

シエラレオネPKO派遣国、その効率性を討議

 23日、国連シエラレオネ・ミッション(UNAMSIL)の兵力提供国9カ国の国防担当幹部がアナン事務総長の招請を受けて、ニューヨーク国連本部で会合をもち、同ミッションの効率化をはかる方法について話し合うこの9カ国は、バングラデシュ、ガーナ、ギニア、インド、ヨルダン、ケニア、ナイジェリア、ロシア連邦、ザンビア。

アフガン制裁のネガティブな影響が顕在化

 国連人道問題調整部が22日発表した報告によれば、安保理による制裁措置により、すでにほとんどの人々が厳しい状況に陥っているアフガニスタンの経済、またそれらの人々を支援する人道機関が、実質的にマイナスの影響を受けている。この制裁措置は、タリバンに対して、テロリストとして起訴されているUsama bin Ladenの引き渡しを迫るために科したもので、安保理が昨年11月に採択した。

東ティモール、将来の治安部隊の編成について考慮

 国連東ティモール暫定行政機構(UNTEAT)は、FALINTIL(東ティモール民族抵抗評議会の軍事部門)と非公式協議を行い、東ティモールにおける治安部隊の編成について話し合った。話し合いでは、ロンドンのキングズカレッジによる独自の研究報告が提案した3つの選択肢が示された。第1の選択肢は、元FALINTIL兵士と徴収要員3,000人から5,000人で構成する部隊設置、第2は1,500人の通常部隊を中核とし、1年ごとに1,500人を徴収して補完する方法、第3は3,000人の非常勤志願予備隊の設置(その半数は元FALINTIL兵士で構成し、残る1,500人は志願予備隊員として自宅待機して、定期的に訓練を受ける)である。

国連軍縮特別会議、秋田で開催

 「2000年国連軍縮秋田会議」が開始した(会期は4日間)。テーマは、「21世紀の軍縮と国連:その戦略と行動」。アジア太平洋地域における平和を達成するための戦術、同地域における国連の役割、朝鮮半島情勢、NPT、核保有国の役割、核エネルギーの平和的利用、通常兵器、STARTプロセスなどについて検討する。

イランの干ばつ猛威をふるう

 30年ぶりの最悪の干ばつに襲われたイランにおいて、国民の半数以上、約3,700万人がその被害に苦しんでいる。視察のため、7月22日から8月8日まで同国に入った国連専門家によれば、同国の生活状況は日増しに悪化しており、水、家畜、穀物などの供給が厳しい状況となっている。

国連環境計画、500万ドル規模の有害化学物質に関する計画を設置

 国連環境計画(UNEP)は、世界各地の有害物質が健康に及ぼす危険性について調査すべく、500万ドル相当のプロジェクトを開始する、と発表した。現在、12の残留性有機汚染物質に関する条約づくりが進められているが、このプロジェクトの下、さらに12以外の残留性有機汚染物質に関しても情報を集め、それらが環境や公衆衛生に与える脅威の性格や規模を評価する。

バンコクで、アジアのセックスツアーに反対する国連会議

 子どもの性を売り物にした観光を防止する方策に関して、観光専門家たちがバンコクに集まり、初のワークショップを開始した(会期は2日間)。「子どもの売春、ポルノ、人身売買を止めさせるためのオーストラリア・キャンペーン」がアジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)と協力し、開催した。

8月23日(水曜日) 文責:山本

事務総長、平和維持活動に関する専門家パネルの報告書を支持

 アナン事務総長は23日、去る3月に設置した専門家パネルによる国連平和維持活動に関する広範な提言を含んだ報告書を支持した。この専門家パネルは前アルジェリア外相の Lakhdar Brahimi 氏を議長に、世界各 地から集められた10名の専門家により構成されている。報告書では早期警戒システム(Early Warning system)を強化し、紛争の勃発を防止することの重要性を強調しており、一般住民に対する暴力や和平合意を破った側に 対して措置を講じることを支持している。
 報告書(Report of the Panel on UN Peace Operations):
 http://www.un.org/peace/reports/peace_operations/

専門家パネル議長が会見

 上記の報告書を作成した国連平和維持活動に関する専門家パネル(the Panel on UN Peace Operations)の議長を務めた前アルジェリア外相の Lakhdar Brahimi 氏(現アルジェリア大使)は23日、国連本部で記者会見し、来るミレニアム総会ならびに安全保障サミットで本報告書が考慮され、報告書における勧告が実行に移されることを望んでいると強調した。

MONUCの活動期限延長を決議

 安全保障理事会は23日、コンゴ民主共和国の情勢に関して協議し、国連コンゴ民主共和国ミッション(MONUC;UN mission in the Democratic Republic of the Congo)への活動委任期限を2000年10月15日まで延長する決議を採択した。

安保理、アフガニスタン情勢に関し懸念を表明

 安全保障理事会は23日、アフガニスタン情勢に関して非公開協議を行い、アフガニスタン国内で続いている紛争に深い懸念を表明し、治安不安問題が国外にも拡大する危険性が大きくなっているとの認識で一致した。

UNHCRが西チモールでの活動を一時停止

 州都 Kupang 東部の町 Kefamenanu 郊外の Naen キャンプで難民にプラスチックの シートを配っていた国連難民高等弁務官事務所(UNHCR ; UN High Commissioner for Refugees)の要員3名が火曜日、親インドネシア派の民兵に襲撃され重傷を負った ことを受け、UNHCRは西チモールにおける難民キャンプでの援助活動を一時中止を決 定した。

UNAMSILへの平和維持部隊派遣国が国連本部で会議

 シオラレオネにおける平和維持活動に兵士を派遣している国の代表がアナン事務総長の招聘に応じて23日、国連本部に集まり、同国における国連シエラレオネ・ミッション(UNAMSIL:the UN Mission in Sierra Leone)の活動をより進展させる方法について協議した。会議では指揮系統の一本化・基本的な設備の不足の解消・交戦規則の制定などが話題となった。

次期イラク武器査察の準備が進行中

 国連監視検証検査委員会(UNMOVIC: UN Monitoring, Verification and Inspection Commission)の16名から成る理事会(College of Commissioners)が次期イラク武器査察に関して2日間の予定で会議を開催した。

人種差別撤廃委員会が瑞英の報告をレビュー

 人種差別撤廃委員会(Committee on the Elimination of Racial Discrimination)は22日スウェーデンとイギリスによる人権に関する報告書を受理し、両国政府の、最近の人権差別に対する法的措置への努力を評価した。一方で、特に青年層に人種主義や排外主義が起りつつある危険性も指摘している。

「今日の一言」 ― 平和維持活動権限強化の勧告 ―

 最初の記事にある平和維持活動に関する報告書は、基本的に武力行使の権限強化を勧告しています。SUNで日ごろ配信している記事を見るだけでも、各地で平和維持活動や難民救援活動をしている国連要員(もしくは民間ボランティア)が襲撃されて死傷している事件が多発しているという事態を踏まえたものです。
 だからといってむやみに交戦したのでは平和維持部隊が紛争の当事者になり、紛争を拡大することになってしまいます。だから6番目の記事にあるように、交戦規則(rules of engagement;紛争時にどのような条件の時にどのように戦うかということに関する取り決め)をきちんと定めておく必要があるのです。

 国連の平和維持活動の強化についてはガリ前事務総長時代から「平和への課題」作業グループが検討を続けており、予防外交・平和維持・平和創造・紛争後の平和構築という4つの段階があるとしています。ガリ氏の時代には、平和強制部隊など、かなり紛争への積極的介入の色が濃かったように思うのですが、アナン事務総長の時代になってからは、予防外交(最近は「予防行動」preventive actionという用語が国連では主流)を強化しようという流れのように思えます。
 このあたりの内容は
 『予防外交入門』 ISBN4-89451-081-2 (編著:堂之脇光朗;発行:日本国際フォーラム;発売:フォレスト出版)
 に詳しい説明があります。ご参考までに。

8月24日(木曜日) 文責:阿部

ミレニアムサミットに関し副事務総長が会見

 フレシェット副事務総長(UN Deputy Secretary-General)が、ニューヨーク国連本部で記者会見し、来る9月6日からのミレニアムサミットは、世界各国の政治的意思を活性化し、来世紀の国連の青写真を描く総会となるであろう、と指摘。

安保理はコソボ地方選挙に関連する暴力事件の増大に懸念を表明

 安保理のコソボ情勢に関する公開協議を受け、Annabi平和維持活動担当事務次長補(Assistant Secretary-General for Peacekeeping)はブリーフィングを行い、10月28日のコソボ地方選挙の準備が進むなか、LDK(the Kosovo Democratic League)党員に対する暴力が増えるなど政治絡みの暴力事件が増えていることに懸念を表明。

シエラレオネ西部で国連要員を革命統一戦線が襲撃

 シエラレオネ西部のPort LokoとLungiを結ぶ道路沿いで、国連シエラレオネ・ミッション(UNAMSIL:the UN Mission in Sierra Leone)のナイジェリア部隊が革命統一戦線(RUF:Revolutionary United Front)に襲撃され、2人の兵士が負傷。

コンゴ民主共和国政府が国連部隊の展開を受け入れる意向を示唆

 国連は、コンゴ民主共和国(DRC:the Democratic Republic of the Congo)政府はこの度、自らの支配地域において国連部隊の展開を受け入れる意向を示唆したと発表。

世界保健機構がリベリアでの黄熱病予防キャンペーン実施を発表

 世界保健機構(WHO:the World Health Organization)は、リベリアにおいて黄熱病(yellow fever)の予防接種を大々的に実施すると発表。同機構によれば、最近、29の症例が報告されている。

「今日の一言」 ― ワーキング・サミット ―

 "a working Summit" − 9月6日〜8日にNY国連本部で開催が予定されているミレニアム・サミットについて、アナン国連事務総長は、いわゆる祝賀行事にするのではなく、首脳間で公式・非公式の多くの話し合いを行う"a working Summit"にしたい、との意向を表明しています。
 実際、同サミットには、世界150ヶ国以上のリーダーの参加が予定されており、4つの円卓会議に加え、オープンな討議を行うための多くの機会が設定されています。例えば、ミレニアム・サミットに併せて、安保理サミット、ユニセフによる少女教育?(girls' education)に関するフォーラム、ユネスコ・ダイアローグ、NGO年次総会、世界の宗教指導者の会合等が平行して開催される予定です。
 後は、参加各国が、どれだけの政治的エネルギーをこのミレニアム・サミットに注ぎ、明確な政治意志を表明するかにかかっているのですが、各国の現状は、なかなか厳しいものがあります。
 米国は、11月の大統領選を控えてとても明確な意志表明をできる状況にありませんし、日本政府にとっても、ミレニアム・サミットは、シドニー・オリンピックと並んで、政局化している臨時国会の開催時期を左右するイベント以上のものではないようにさえ思われます。
 もちろん、こうした政治日程に係る不幸を嘆いていても何も始まりません。ミレニアムサミットに関わる多くの関係者の方々が所期の成果を挙げるとともに、世界中の少しでも多くの人々が国連について、国連の活動について考え、また行動する機会になれば素晴らしいと思います。

8月28日(月曜日) 文責:Yoshi

事務総長、国連シエラレオネミッションの強化・延長を提唱

 コフィ・アナン事務総長は、シエラレオネの和平プロセスには“重要な課題”が残っていると強調し、国連PKOの強化と活動の6カ月延長を提唱した。事務総長は安全保障理事会に書簡を宛て、活動の構造と全体的な実効力を強化し、シエラレオネ全体の主要地域に展開するため、国連シエラレオネミッション(UNAMSIL)の軍事要員を260名の軍事監視要員も含め2万500名程度まで増強することを提唱した。

国連シエラレオネミッション、PKO要員の救出に向け英国政府と協力

 国連シエラレオネミッション(UNAMSIL)は、West Side Boysという武装組織に拘留されたPKO要員(英国兵士11名、シエラレオネ兵士1名)を救出するため、英国政府と地元当局に全面的に協力している。UNAMSILによると、拘留兵に対する扱い悪くなく、拘留兵の解放に向けて交渉が進んでいるという。

事務総長、NGOの活躍を宣揚

 アナン事務総長は、国連広報局(DPI)主催の非政府機関(NGO)年次総会で1800名を超える参加者に対し、国連が市民団体に依存している世界規模の問題への取り組みに向けて、NGOがもっと国連にアクセスできる機会を提供すると約束した。今回のNGO総会には、53年の歴史で初めて国家元首(アルジェリアのAbdelaziz Bouteflika大統領)も列席し、その他、73歳になるハワイ先住民族の指導者Aunty Malia Craverの姿もあった。

初の「宗教・精神指導者の世界平和サミット開幕

 世界の宗教・精神的指導者が協力し、国連の平和イニシアチブの支援手段を模索するため、初の「宗教・精神指導者の世界平和サミット(World Peace Summit of Religious and Spiritual Leaders)」がニューヨークの国連本部で開幕した。また国連環境計画(UNEP)は、「地球と信仰:行動に向けた反響の書籍(Earth and Faith: A Book of Reflection for Action)」(UNEPとInterfaith Partnership for the Environmentの共同出版)のリリースを発表。この80ページの書籍は今日の世界が直面する大きな環境問題や国連による取り組みについて紹介し、多くの信仰の観点から自然保護に対する人間の責任もテーマにしている。

事務総長、ソマリア新大統領の就任を祝賀

 アナン事務総長は、ソマリアのAbdiqassin Salad Hassan新大統領の就任式典に宛てたメッセージで、この式典は国際社会のメンバーとして同国の再建にかける努力の重要な布石であると述べた。

8月29日(火曜日) 文責:Jo

安保理、東ティモールの経済・治安情勢についてブリーフィング

 安保理、東ティモール情勢に関する公開協議。同協議において、アナビ事務次長補はブリーフィングし、東ティモールの経済・社会状況は引き続き懸念されるところであるが、経済活動は力強く活性化している、と述べた。さらに治安状況については、東ティモール中西部において、民兵の動きが活発化していることを指摘した。

事務総長、ミレニアム世界平和サミットで演説

 アナン事務総長は「宗教・精神指導者のミレニアム世界平和サミット(Millenium World Peace Summit of Religious and Spiritual Leaders)」での演説において、21世紀には宗教的偏狭さや不寛容を許してはならないと強調し、世界の精神的指導者1,000人に対して、宗教間の対話と協力の模範を示すよう求めた。

事務総長、紛争当事者にブルンジ停戦和平合意に署名するよう勧告

 月曜日、アルーシャ(タンザニア)で成立したブルンジ和平合意について、アナン事務総長は歓迎の意を表明したが、同時に、すべての当事者が合意に署名していないことに遺憾の意を示し、可能な限り早急な署名を促した。

シエラレオネで英国人兵士の解放交渉つづく

 シエラレオネにおいて、8月25日、West Side Boysとして知られる反政府勢力に拘束された英国人兵士11人とシエラレオネ軍兵士1人の解放をめざして、現在交渉が続けられている。

事務総長、ミャンマーに対して、スーチー女史立ち止め問題の解決を勧告

 先週木曜日以降、ヤンゴン(ミャンマー)郊外の小さい町の近くで、アウン・サン・スー・チーさんおよびNLDの他の指導者たちが移動の自由を否定された状態が続いているが、アナン事務総長は火曜日、ミャンマー政府に対して、この膠着状態を早急に平和解決すべく、必要な措置を講じるよう求めた。
 国連人権委員会
 http://www.unhchr.ch/Huridocda/Huridoca.nsf/(Symbol)/E.CN.4.RES.2000.23.En?Opendocument

 総会決議
 http://www.un.org/documents/ga/res/54/a54r186.pdf

UNHCR、西ティモールでの活動を再開

 先週水曜日、西ティモールにおいて、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)職員3人が襲われ負傷したことを受け、UNHCRは東ティモール難民キャンプでの全援助活動を停止していたが、インドネシア政府が同事件に関し迅速な調査を行ったことから、火曜日、UNHCRはこれに満足の意を表明し、援助活動を再開した。

WMOの南極監視基地の新しい観測、オゾン層の極度の減少を表示

 世界気象機関(WMO)は南極オゾン報告(最新版)を発表し、南極大陸上空のオゾン層が恐ろしく減少しつつある、と指摘した。
 World Meteorological Organization (WMO) distributes Bulletins
 http://www.wmo.ch/web/arep/00/ozbull2.html
 UNEP地球環境保護条約
 http://www.unep.org/SEC/env3.htm

イラク、国連石油食糧交換計画で4億7900万ドルを得る

 国連イラク・プログラム部によれば、イラクは先週、石油1,720万バレルを輸出し、推計4億7,900万ドルの収入を得た。
 国連イラク石油食糧交換計画
 http://www.un.org/Depts/oip/

国連ボスニア・ヘルツェゴビナミッション、損壊したモスクの再開を報告

 1992年のボスニア紛争時、破壊されたセルビア人共和国のモスクがこのたび再建され、日曜日、再開式典が行われた(UNMIBH発表)。

8月30日(水曜日) 文責:山本

安保理、コンゴ民主共和国政府による国連ミッション展開承認を歓迎

 安全保障理事会は30日、コンゴ民主共和国政府による、同国への国連ミッションの展開を促進する旨の声明が発表されたことに関し、歓迎を意を表明した。

安保理、事務総長の勧告を受け、UNAMSILのミッション拡大を承認へ

 安全保障理事会は30日、シオラレオネ情勢に関する非公開協議を行い、アナン事務総長による国連シエラレオネ・ミッション(UNAMSIL:the UN Mission in Sierra Leone)の要員拡大の勧告を承認する方向。事務総長の勧告は28日に提出された報告書に基づくもので、現在の13000名から20500名にまで拡大することを要請している。

事務総長、世界国会議長会議で演説

 アナン事務総長は30日、ニューヨークの国連本部で開催された世界国会議長会議(Conference of Presiding Officers)に参加、基調演説を行い、今日の世界においては国連のような国際的な機関に有権者を近づけるための中心的な役割を国会議員が担っていると強調した。

東チモール住民投票から1年

 東チモールのインドネシアからの独立の可否を決定する住民投票実施から1年経ったことを受け、東チモールでは1周年を祝う集会が行われ、アナン事務総長はビデオを通じて東チモール住民の強さと独立を求める決意を賞賛した。

WFP、コロンビアへの食糧支援をアピール

 世界食糧計画(WFP;World Food Programme)は30日、コロンビア国内で発生している国内避難民のために援助を求めるアピールを行った。今年初めにもアピールを行ったが支援に応じたのは合衆国だけで、必要な援助を十分にできていない。

アフガニスタンで旱魃による避難民が流出

 国連アフガニスタン調整官からの報告によると、旱魃の被害の大きい地域から約400家族が Herat の東部に流出してきている。

前大統領汚職裁判でインドネシアへ法律の専門家を派遣

 スハルト前インドネシア大統領の汚職事件にまつわる裁判のために、インドネシア政府が専門家の派遣を要請し、人権委員会特別報告者 Dato' Param Cumaraswamy 氏が参加した。

タンザニアのオリンピック選手がマラリア撃退運動に協力

 世界保健機構(WHO;World Health Organization)は30日、マラリア撃退運動(Roll Back Malaria)にタンザニアのオリンピック選手2名が協力し、啓発活動等に参加することを発表した。

「今日の一言」 ― 政治家の資質 ―

 3つ目の記事にある世界国会議長会議の最初の演説者は日本の衆議院議長だったのですが、演説の時間が5分に限られていることをご存じなかったようで、長々と原稿を読み上げているところを途中で中断させられるというハプニングが起きました。 ニュースで伝えられていたのですが、ちょっと情けない映像でしたね。

 スハルト前大統領の汚職の問題であるとか、秘書の給与の不正流用問題など、今週は議員・政治家の資質が問われる話題が多くありました。
 M.ウェーバーは『職業としての政治家』の中で、政治家の備えるべき資質として情熱・責任感・見識の3つを挙げています。特に2つ目の責任感に関しては、政治家の面目は「自分の行為の責任をもっぱら自分1人で負うところにこそある」としています。
 さて、政治家に関連して何か不祥事があると「秘書が勝手に」やったことになる日本の「政治家」のうち、ウェーバーの目から見て耐えうる、また事務総長演説にあった賞賛に耐えうる政治家というのはどれくらいいるんでしょうか。

8月31日(木曜日) 文責:阿部

安保理がブルンジ情勢に関する非公開協議

 安保理は、ブルンジ情勢に関する非公開協議を行い、8月28日のブルンジ合意を国民和解に向けた重要な第1歩であるとして歓迎するとともに、同合意の署名国が武装勢力に対して敵対行為の停止等を求めた緊急アピールを支持。

国連エチオピア・エリトリア・ミッションに兵力提供を申し出た国は19ヶ国

 アナン事務総長は安保理に書簡を送付し、国連エチオピア・エリトリア・ミッション(UNMEE:the UN Mission in Ethiopia and Eritrea)に兵力の提供を申し出た国を明らかにした。アルジェリア、オーストリア、カナダ、中国、フィンランド、ガーナ、インド、イタリア、ケニア、ネパール、ペルー、ポーランド、ルーマニア、スペイン、スウェーデン、タンザニア、ウクライナ、ウルグアイ、ザンビアの19ヶ国。

革命統一戦線が装甲兵員輸送車6台を国連に返還

 シエラレオネ反政府勢力である革命統一戦線(RUF:Revolutionary United Front)は、装甲兵員輸送車6台を国連シエラレオネミッション(UNAMSIL:the UN Mission in Sierra Leone)に返還。一方、反政府勢力West Bad Boysの拘束下にあった英国人兵士11人のうち5人が解放され、現在、残りの英国人兵士6人とシエラレオネ軍兵士1人の解放に向けて交渉が続いている。

国連監視検証検査委員会が安保理宛ての報告書を発表

 国連監視検証検査委員会(UNMOVIC:the UN Monitoring, Verification and Inspection Commission)が安保理宛ての報告書を発表し、同委員会の初の訓練コースが終了し、イラクにおける兵器査察の準備に必要な多くの活動を開始することが可能となった指摘。但し、イラクは同委員会の入国を許可していないため、活動時期については明示されていない。

スワジランドとルワンダ国際刑事裁判所は受刑者の服役施設を提供に合意

 スワジランドは、ルワンダ国際刑事裁判所(the International Criminal Tribunal for Rwanda)で有罪判決を受けた受刑者の服役施設を提供することに合意。スワジランド以外に、マリとベナンの2ヶ国がすでに施設提供を申し出ている。

第4回アジア太平洋地域環境と開発に関する閣僚会議が北九州で開幕

 アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP:the UN Economic and Social Commission for Asia and the Pacific)主催の「第4回アジア太平洋地域環境と開発に関する閣僚会議」が北九州で開幕。会期は9月5日までで、行動計画及び宣言を採択し、アジア太平洋地域の国々の環境保護に対するコミットメントを再確認する予定。

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Updated : 2007/02/19